SLJ さんの日記

カテゴリー [週刊スローライフ瓦版] 
 
2012
11月 13
(火)
22:06
瓦版2012.11.13第133号
本文
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  週刊スローライフ瓦版 (2012.11.13 第133号)

発行:NPOスローライフ・ジャパン
                     スローライフ学会
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
11月20日の「さんか・さろん」をお休み、というのは、すでにお知らせいた
しましたが、12月の忘年会含みの「さんか・さろん」はどうすればいいのか。
楽しい、いいアイデアが浮かんだら、ぜひ一報、相談に乗ってください・・
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


コラム<火曜日の鐘>  早野透(桜美林大学教授)
 ̄ ̄ ̄    近くの商店街をぶらつく

 たまに時間ができて、近くの地蔵通り商店街をぶらつく。八百屋はオヤジ一
人の店で、トマトが美味しいと評判である。いつも昼頃売れ切れになるので、
明日行くから取っておいてと頼むとそうしてくれる。オヤジが自分で市場に仕
入れにいくから、どの野菜も美味しい。「このカナダ産の松茸、買っていきな
よ」「一山2800円か。手が出ないなあ」「でも国産だったら1万円するよ。
カナダは美味しいよ」「今年は1回も松茸食べてないなあ。清水から飛び降り
て買おうか」「うん、2500円にまけておくよ」。スーパーではこういう会
話がない。魚屋は刺身が新鮮、肉屋には馬刺しがある。パン屋は食パンがうま
い。水晶のアクセサリー店で、ヒマラヤ産の岩塩を売っている。「現地でつい
でに仕入れてきたんだよ」と店主。昔の東京の匂いのする商店街は、スローラ
イフそのものである。



学会コラム<緑と絆の木陰> 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      
 神野直彦 (東京大学名誉教授)
      ひとりでは無理なスローライフ

 暖房の温もりが恋しい頃に開けた軽井沢の山小屋を、暖房が欠かせなくなる
頃に閉める。山小屋を開けている間、私は暇さえあれば、そこにたったひとり
で潜り込み、スローライフを決め込む。
 孤独でも自然に抱かれると、恐怖感が消え、詩人になれる。静かに心を澄ま
すと、自然が呟く「詩」が聞えてくる。それは自己の内部の声となって、詩と
して口遊むことができるようになる。
 でもスローライフは忙しい。食事の準備に、後片付けと、人間が生きるため
の作業をすべてひとりで完遂しなければならないからだ。
 山小屋の下の道にタクシーが止まり、妻が降り立ちて歩き始める姿を見つけ
ると、私の心は時めく。まるで「谷間の百合(le lys dans la vallee)」の
若きフェリックスのようだ。妻が山小屋を訪れると、「エルミタージュ田村」
で二人だけの晩餐会を催す。
 「エルミタージュ田村」のシェフは、東京大学の近くにあった「ル・リス・
ダン・ラ・バレ(谷間の百合)」のシェフをされていた、有名な田村良雄さん
だ。訪れる度毎に、まるで違った魔法がかけられたような逸品の料理が並べら
れる。私がひとりで作る料理とは、偉い違いだ。
 しかも、マダム久美子と呼ばれる奥様が、雨降れば傘をもちて、車まで迎え
にきてくれ、優しくもてなしてくれる。エルミタージュ(隠者の庵)の名に相
応しい、森の中の水上勉の旧別荘で、マダム久美子とゆっくりと交す素敵な会
話は、いつも二人の心を癒してくれる。帰りの車が見えなくなるまで、零下に
も近くなる軽井沢の寒空のもとで、見送ってくれるマダム久美子を見ながら、
私はスローライフはひとりでは無理で、人間の絆が必要なのだと改めて悟った。



■街角から畦道から

ダンディーな横顔  村山恵美子(北海道名寄市 農業)
  
提出したエッセイが入選、表彰式に招いていただいたことがあった。懇親会に
は舞妓さんまでいて驚いた。しかし、私のような田舎者に立食パーティーは無
理、もう座りたい。華やかな会場をそっと抜け出した。禁煙志向の強まる中、
ロビーの片隅にソファーと灰皿があった。先客がいた。審査委員長だ。ちらっ
と目が合い目礼した。「このごろは、なかなか吸えるところがないですなぁ」
と煙を吐き出しながらおっしゃるので、「はい。まるで犯罪者です」と答える
と、「まったくだ」とくすくす笑うので私も笑った。
 その方は作家藤本義一氏である。4年前の初夏、新緑が雨に濡れる京都新島
会館。ベージュのスタンドカラーのスーツにあの美しい白髪。藤本氏の訃報を
知り、煙草がよく似合っていたダンディーな横顔を思い出した。
 遅ればせながら氏の著書を初めて読んでいる。


新百合ヶ丘生まれの映画  武重邦夫(映画プロデューサー)

KAWASAKIアートセンター劇場ロビーで不思議な光景に出合いました。
11月からの「39窃盗団」と、正月12日から始まる「父をめぐる旅」のポスター
が肩を並べて掲示されていたのです。公開時期が離れている2作品が一緒に並
べられているのは異例ですが、多分、地元の新百合ヶ丘生まれの映画だからで
しょうね。アートセンタースタッフの意欲に感激しました。
2作品に共通するのは、スタッフすべて日本映画学校OB、そして、しんゆり
映画祭の市民スタッフであること。また、2年前に急逝した野々川千恵子さん
(前・劇場デレクター、前・映画祭委員長)が双方の企画プロデユーサーに名
を連ねていること。生前に観て欲しかった・・仲間の気持ちが伝わってきます。
「39窃盗団」の監督・押田興将氏は映画学校ゼミでの教え子、「父をめぐる旅」
の近藤正典監督も私の横浜5期の教え子です。ぜひ、皆さんに観て戴きたい。



■まち・むらニュース

・佐賀県鹿島市 「たび旅かしま2012秋」の参加者を受け付け中

深まる秋を感じるドライブや旅行へのお誘い。秋の有明海の意外な楽しみや、
秋の高原の恵み、この時期限定の収穫グルメなどの体験プラン。
星廼公園(ほしのこうえん)での「高原で遊ぶ半日!朝摘みの秋野菜のピザ作
りとアウトドア体験」
鹿島のスイーツ巡りと、秋の限定酒『ひやおろし』のラベルづくりを体験でき
る「『とっておきの味』を巡るプチ散策」
そのほか、囲炉裏や土間がある古民家でジャムづくり、かまど炊きなどを体験
する「秋の味覚の収穫体験と農家体験」、日本一の干満差を持つ有明海で楽し
く実験の「女性気象予報士と学ぶ有明海の秘密とお天気教室」、プロのカメラ
マンに教わる「鹿島の秋を撮る撮影術講座第2弾」など。
開催期日や所要時間、参加料金などは「たび旅かしま2012秋」で・・
http://kashima-kankou.com/2012_Autumntabitabi/tabitabikashimatop.html



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米粉のまち・胎内市から・・・
市内の米粉グルメが掲載されている「米粉ぐるめ食べ歩きMAP」、この度、
新規メニューや新たに参加した店舗を載せリニューアルしました。
http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/19680697.html
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「日光『食』の研究所」から・・・
野菜の甘味が増す季節。ホウレン草を使った、ルーを使わないカレーの丼です。
「野菜たっぷりカレー丼」を、レシピ集からご紹介。
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-205.html
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クオリティライフから・・・
「たまな食堂」のシェフが自ら仕込んで実際にお料理で使っている塩麹のおす
そ分けを開始。工場の大量生産品との違いを、舌で確かめてみてください。
詳しくは https://qweb.quality.co.jp/mm.cfm?mm=1053&url=5421
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コラム<象さんの散歩>  Rukkoの結婚式
 ̄ ̄ ̄ 
 Rukko。四年ほど前まで、わが会で事務をとっていた。会員でご記憶の方も
多いのでないか。いや、本当の名は、れっきとして春山「薫子」さん。勝手に
Rukkoと呼ばせてもらっていたが・・。先週、こんどは姓が変わった。
 結婚式に招かれて、祝辞を、という次第に。お二人の門出に一つだけ注文を
出すことにした。「スローライフ・ホームづくり」である。
 まずスローライフとは、を説明。その活動手伝いの彼女の仕事ぶりについて、
手際よく順序よく積み上げていく事務能力は苦手らしい。掃除・洗濯・炊事と
いった家事能力も得意でなさそう。が、その場の雰囲気をうまくつくりあげて
いく気配りはすばらしい。勉強会、食事会などの会合をふわっとした空気で包
み、客人に評判がいい。お父さん、お母さんともに音楽家という家庭に育った
感性のゆえだろう。この上ない「スローライフ・ガールズ」だ、と。
 妻と一緒に招かれたので、昨年、金婚に達したことを紹介して、あくせくも
あったが、こころを「ゆっくり、ゆったり、ゆたかに」つとめたおかげだ、と
話した。「お二人もスローライフ・ホームづくりに50年頑張って、ゴールド・
メダルをとって。じいさん、ばあさん応援団の期待です」と。∨ 川島正英 ∧



コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 臭水
 ̄ ̄ ̄
「くそうず」と呼びます。石油の層が地表近くにあるため、油が自然に染み出
して、池や川は黒くなり、臭いました。その原油を「臭水」と呼んだそうです。
新潟県胎内市黒川の地名はそこからとか。昭和30年代まで石油を産出していた
地には、現在、記念館が建っていますが、驚くことに今も臭水が湧いています。
思いがけずハイレベルな自然観察をしてきました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=185



■編集室だより

□今年度の会費をお願いします。新会員も募集中。

スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・
神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。
スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で
スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。
 
年会費5,000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」
などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。

【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190?4?595293 スローライフ学会
三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会

※4月?3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに
 お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。
※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。

新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
【入会フォーム】
http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6



■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

鹿児島県
 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
 http://www.city.tono.iwate.jp/
日本テレネット株式会社
 http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
 http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
 http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
 http://www.thanks2.jp/


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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
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アドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。
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