SLJ さんの日記

 
2014
2月 18
(火)
12:11
本文
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 週刊スローライフ瓦版 (2014.2.18 第196号)

発行:NPOスローライフ・ジャパン
                     スローライフ学会

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きょう・18日の「さんか・さろん」は、増田寛也・学会会長が語る「2040年、
地方消滅」。市町村の重要な課題のため、遠く青森、妙高、奈良などからの
参加も。各地の方々とともに語り合いましょう。(「編集室便り」に詳細)
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
 ̄ ̄ ̄    
      「自分らしい最期」のために

 入所中のミチエさんが自宅へ帰ったのは暮れの12月11日でした。91歳。すで
に医療的手段は尽くし、いよいよになったらどうするか。医師を交えて重ねた
相談の結果を家族が受け入れ、帰宅が実現しました。
 事情を知る親類や近所の人が次々に訪れ、励ましたり昔話をしたり。もはや
食べ物は受け付けず、水分をとるばかりのミチエさんは、それでも笑顔を浮か
べ、うんうんとうなずき、お互いに手を取り合って、最後の会話を楽しむかの
ようでした。家族に見守られ、おだやかな表情のまま永遠の眠りについたのは
10日後のことです。
 せわしない世をつくったわたしたちは、肉親の最期さえ人任せにしてはばか
らず、いまや八割が病院で亡くなるありさまです。それも、あちこちにチュー
ブをまとい、言葉を交わすこともできず、無機的な最期になることが少なくあ
りません。
 「自分らしい最期」をどう迎えるか。そのための手引き書を、わたしたちは
つくりました。名づけて「あんしんノート」。今週から地域に頒布します。



学会コラム<緑と絆の木陰> 

 神野直彦(東京大学名誉教授) 生きる勇気
 
 名前を明かせば傷つけてしまうかもしれないと危惧しながら、敢えて話せば、
大岩佐和子という日本経済新聞の記者がいる。彼女は私の畏敬する友人である。
友人とはその人と一緒にいると、自分が自分でいることができる人のことであ
る。
 彼女が私のところに弟子入りをさせて欲しいと訪れるようになってから、彼
此二〇年近くの月日が流れる。ジャーナリストは真理に忠実でなければ、その
使命を果せない。しかし、真理は自己の実感を批判しなければ見えてはこない。
彼女が私のもとで学びたいと願ったのは、自己の実感を相対化してみたいと思
ったからに違いない。取材と称して家族とともに、星のやに宿を取って、私の
軽井沢の山荘を訪れてくれたこともある。
 高貴な美しさを湛える彼女からは信じ難いけれども、彼女は短距離の記録を
保持するアスリートでもある。しかし、ファストに走る彼女も、真理を追求す
る時には知を構造化させ、飽くまでもスローに熟慮する。
 私に癌の疑いがあることをどこから聞きつけたのか、彼女は私を元気づける
ために、優美な笑顔とともに現れた。とはいえ、彼女は私を励ますようなこと
はいわずに、自分の身の上話を始めたのである。
 健康そのもののアスリートであったはずの彼女の話は、私にとって表現する
ことのできない衝撃だった。彼女は癌どころではない難病に蝕まれていたのだ。
もちろん、難病患者の認定も受けている。ところが、二人の子供を抱えながら、
死の影に怯える様子も見せずに、常に私の前では柔和な笑顔を絶やさずにいた
のである。
 彼女は私に「生きる勇気」を語りたかったに違いない。勇気とは自己を否定
する存在があったとしても、それでもなお自己を肯定することなのだ。彼女は
それを私に語りたかったのだと心を動かされた。この美しき友人に感謝しなが
ら、勇気を奮い立たせて、もう少し生きてみるかと思い至った次第である。



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  【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
埼玉県鴻巣市「川幅うどん」。鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川は、日本一の
川幅2,537メートル。これに因んで、できたうどんは、なんとその幅8センチ。
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■街角から畦道から

 ドイツ語と津軽弁 石川義憲(財団法人全国市町村振興協会参与)

青森フォーラム「方言」分科会で、私の話に意外感があったようです。太宰治
のデカダンス趣味と、鼻濁音と言えばフランス語、ということで、津軽弁は、
フランス語のイメージで捉えられてきたようです。
しかし、津軽弁は、清音が濁音になったり(英seaシー⇒独Seeゼー、英thank
サンク⇒独Dank(ダンク)、“馬っこ”など、かわいさを語尾に付加して表現
したり(女Magd⇒女の子Madchen、住宅Haus⇒小さなお家 Hauschen)、ドイツ
語との共通点があるのです。(語尾にchenを付ける可愛い対象のaには、点々=
ウムラウト=を付記するところも津軽弁と同様で面白い)
そして、今なお、ドイツ人の6割が方言を話している。一方、フランスと言え
ば標準語政策を推進し、方言を徹底して弾圧してきた国で、いまだに方言に対
して敵対的だそうです。
ドイツの冬の祭りといえばカーニバル。ライン河畔の都市では、今年は2月27
日が始まり。おばちゃんの無礼講(Altweiberfasnacht)で、仮装したおばちゃ
んたちが鋏を持って、道で出くわした男性のネクタイをちょん切る習わしがあ
る。3月3日(薔薇の月曜日)の仮装行列でピークを迎えます。その時に話さ
れるのがHelauヘラウ(カーニバルの掛け声)といった低地ドイツ語(Nieder-
deutsch)で、元気な地域には祭りがあり、そこには豊かな美しい方言があるの
だと思います。ドイツの標準語は高地ドイツ語だが、もっとも近い言葉を話す
のがハノーファーだそうです。この辺りで列車(二等車両に限る)に乗り込ん
だおばちゃんたちの話すドイツ語を聴くと、その美しいこと。この辺りの言葉
を使ってルターが聖書をドイツ語に訳したわけで、これが標準ドイツ語の起源
です。一方、首都ベルリンの言葉は低地ドイツ語が混じったベルリン方言で、
高地ドイツ語のIch liebe dichイッヒ・リーベ・ディッヒ(私はあなたを愛し
ている)に対して、ベルリン方言ではIck liebe dirイック・リーベ・ディア
(俺、あんた好きだ)となります。



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米粉のまち・胎内市から・・・
米粉・小麦粉・片栗粉・上新粉、それぞれを指で触ってどれがどれやら・・。
あなたはわかりますか? そんな米粉クイズが行われました。
http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/36990420.html
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■まち・むらニュース

・東京都大島町 「椿まつり」

 昨年の台風26号の被害を乗り越えて、大島町の最大の観光行事が今年も開催
 された。メイン会場の大島公園をはじめ島内各地で、椿展、夜祭り、ジオパ
 ーク展など、さまざまなイベントがある。300万本の自生の椿が見事である。
 開催期間:?3月18日 会場:椿プラザ(大島公園内)ほか島内各所
 主催:(社)大島観光局 問合せ先:大島町役場観光商工課(04992-2-1446)
                  社団法人大島観光協会(04992-2-2177)
 http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2012/01/21m16100.htm


・高知県高知市 土佐の「おきゃく」2014 開く

 高知で「おきゃく」とは「宴会」のこと。今年9回目を迎えた。土佐に根付
 いた酒席のあり方を「おきゃく」という言葉に集約して、地元の食と文化の
 饗宴が繰り広げられる。土佐の街中での大宴会「日本一のおきゃく」では、
 もちろん「よさこい踊り」も。
 開催期間:3月1日?9日  会場:高知市中心街、はりまや橋一帯 
 問合せ先:土佐の「おきゃく」事務局 TEL088-823-0989
 http://www.tosa-okyaku.com/about_okyaku.html



コラム<象さんの散歩>  「東京にスローライフを」・・(4)
 ̄ ̄ ̄
 東京都知事選挙を、もう一度書かせてほしい。都民が真底から揺さぶられる
争点を、と。大同小異の政策でなく、都民にとって厳しい辛い問題を。第一に
原発ゼロか否か。これは政権と舛添候補の肩すかし作戦で燃え上がらず。
 第二。先週書いたように、人口問題で東京への一極集中をどうするのか、論
じてほしかった。折りしも、わが学会会長・増田寛也さんが、中央公論12月号
「壊死する地方都市」の特集で「2040年、地方消滅」を問題提起した。
 それを阻止するには、むらびとを地域にとどめ、東京への一極集中を避けね
ばならない。増田さんは明快。これは藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員や
小田切徳美・明治大学教授の論陣が知られ、雑誌「世界」3月号には伊藤光晴
・京都大学名誉教授が「人口減少下の経済」を書き、生産年齢人口がマイナス
に向かう状況を無視するアベノミクスの安倍政権を批判している。
 現在の東京への一極集中は、高度成長期の東京へと吸収された集中ではなく、
地方へ戻らない、いや「戻れない」、いわば“東京滞留”現象だと指摘される。
都民が「東京へ来ないで」政策を考える深刻過ぎる課題である。だが、実は、
増田さん自ら立候補して、争点にしてほしいと考えてもいたのだ。 
 ここまで書いたあと、日曜日のテレビでドナルドキーン×瀬戸内寂聴対談の
2時間番組「不易、流行」を観た。二人は東京オリンピックに明瞭に反対して
なかなか爽快だった。東京五輪を申請する段階で「東北・仙台五輪」をこそと
書いた私としては、これも争点にしたかったと考えたり・・ ∨ 川島正英 ∧


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「日光『食』の研究所」から・・・
「湯西川温泉かまくら祭り」開催中、3月9日まで。小さな沢山のかまくらに
ローソクが灯されます。問合せ 0288-97-1126 日光市観光協会湯西川支部
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-275.html
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 
 ̄ ̄ ̄    青森で食べたもの

「ところで、青森はどうだった?」と問われると、つい「おいしかった」と答
えてしまいます。それほど今回の青森フォーラムでは、いろいろなものを食べ
ました。白子を使った創作料理、リンゴ入りのつみれ鍋、幻のアップルパイ、
具だくさんの郷土料理“けの汁”、甘いゴマだれのかかったお餅、などなど。
食いしん坊の私としては、青森はもはや“食べに行くところ”という認識です。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=247



■編集室便り

 □きょう・18日の「さんか・さろん」は
     増田寛也会長に、人口問題から見る地域の未来像を・・

  学会のことしの課題は、この人口問題を、いろいろな角度から掘り下げて
  みたい。だから、新年の本格活動開始のきょうの「さんか・さろん」から、
  これをテーマに採り上げた。

  いま、日本のほとんどの地域が直面していながら、展望が開けていない、
  政府も地方自治体自身も、それに向き合おうとしていない人口問題・・

  この課題は、中央公論が昨年12月号に「壊死する地方都市」の題で特集
  した。増田さんが問題提起している。「2040年、地方消滅。『極点社会』
  が到来する」と。藻谷浩介氏との対談も。このテーマは、朝日新聞の論壇
  時評も注目、週刊東洋経済(2月22日号)でも取り上げている。
  
  この問題については、昨年の奈良フォーラム、また先の青森フォーラム
  でも、増田さんから問題提起、パネル論議されたという経緯もあった。

 ○テーマ・・増田寛也会長が語る 「2040年、地方消滅」
○とき・・・2月18日(火)19時?21時
 ○会場・・・クオリティKK・会議室マーキュリールーム
       (千代田区麹町3丁目3 KDX麹町ビル6階)
       http://www.quality.co.jp/company/map/map_tokyo.html       
 ○主催・・・スローライフ学会
 ○参加費・・会員1,000円、一般2,000円(学生500円、講師紹介1,000円)
 ○参加ご希望の方はこちらへご一報ください。
    ↓
  090-7433-1741(事務局長:野口携帯)

 ○詳しくは・・・
 http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=202



□スローライフ版・IT塾 --------------------------------------------

Q:パソコンや家電製品を使わないとき、コンセントは抜かない方がいい、と
いう話を聞きました。ホントはどうなんでしょう? <編集室:篠原伊佐武>
    ▼
A:パソコンやテレビ・ビデオなどには、時間やチャンネルなどの設定を保存
するために充電できる電池が入っていることがあり、コンセントを抜いて長期
間放置すると買った時と同じ初期設定をやらなければならないものもあります。
「コンセントを抜かずに使いましょう」と言われる理由はそれです。しかし、
コンセントを抜いた状態で数年間放置することがなければ、電池はなくなりま
せんので、気にすることはありません。 <EDI:藤井頼暁>


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クオリティライフから・・・
すこやかでおいしいごちそうを提供する、南青山の玄米菜食レストラン
「たまな食堂」。ここの365日が綴られたブログ、見ごたえあります。
レシピも公開、ご覧下さい。http://nfs.tamana-shokudo.jp/365/
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

鹿児島県
 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
 http://www.city.tono.iwate.jp/
日本テレネット株式会社
 http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
 http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
 http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
 http://www.thanks2.jp/


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