SLJ さんの日記

 
2017
6月 6
(火)
16:12
本文

        
この瓦版の読者諸兄姉のエッセイの場・・「街角から畦道から」が、賑わって
います。いま、待機をお願いしている文章も三つほど。ご期待のほどを・・。

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コラム<火曜日の鐘>  長谷川八重(NPOスローライフ掛川)     
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   かけがわ茶エンナーレ進行中

 掛川市では、今秋に開く地域芸術祭『かけがわ茶エンナ―レ』の準備が進ん
でいます。“茶文化創造千日プロジェクト”ですから、準備の動きもプロジェ
クトとして大変に重要です。
 掛川を好きな人であれば誰でも、と募集した「エントリープログラム」には、
5月までに41もの作品が集まりました。例えば板橋区の建築系アーティストは、
「おかえりとただいま」の題で、廃棄される茶殻を使ってレンガを作り、小さ
な茶室に組み立てて、そこで掛川茶を一服という作品。市民から茶殻を集め、
夏にはレンガ作りのワークショップが展開されます。
 4月の茶畑は、新芽で萌黄色に輝く市民自慢の風景です。中でも選りすぐり
の風景2か所にはプレ企画としてそれぞれの地域文化に因んだ「星」と「昆虫」
のアートを展示し、景観とアートのマッチを試みました。
 山間の集落では、地域コミュニティーの拠点になった学校跡に若手作家が集
結、自主的に「茶×アート×地域」が動き始めようとしています。
 市内のあちこちで茶エンナーレが点火し、大人の文化祭になりつつあります。

 

学会コラム<緑と絆の木陰>  神野直彦(日本社会事業大学学長)

   恩返し

 私は、親孝行の真似をしている。認知症の激しい99歳の父と、歩行が困難な
93歳の母を妻と二人で介護をしているからである。
 孔子は「仁」の基本は、「孝」と「悌」にあると説いている。家族にあって
は「孝」、社会にあっては「悌」を尽くし、なお余力があれば、学問をすると
いうことが、孔子の教えのように思われる。しかし、私は「孝」を尽すことす
らままならないのに、学問をすると称して、仕事を続けている。
 それが可能なのは、妻が私の「孝」の代わりをしてくれているからである。
「孝」は父母からの慈愛に対する恩返しだと考えられる。そのため私にとって
「孝」は、歓喜だということができる。
 しかし、妻は私のように、私の父母から惜しみない慈愛を受けたわけではな
い。それにもかかわらず、愚痴一ついうわけでもなく、優しい微笑みを絶やす
ことなく、父母を養ってくれている。妻の実の両親は既に、この世にはいない。
妻は実の両親にも充分な「孝」を尽した。そのため実の両親に尽くせなかった
「孝」を、私の父母に返礼しているというわけではない。そうだとすれば、妻
は私への献身として、私の父母への「孝」を尽そうとしているに違いない。
 私は妻に地方財政審議会の会長職を辞したら、妻と二人の時を過すことを誓
っていた。それにもかかわらず、再び職に就いたのは、恩返しのためである。
妻に再び職に就くことを相談した時に妻は、「あなたの人生はあなたの好きな
ように生きて、私はついていくから」と応えた。
 私は最も恩返しをしなければならない人に恩返しをしていない。私には一刻
も早く恩返しを終え、妻と残された「生」を共にしなければならない義務があ
る。妻が父母の介護に向かう後姿を見つめながら、私は自分に、そういいきか
せた。

 

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 【逸村逸品】ひとこと紹介 〜 http://www.facebook.com/slowlifej
滋賀県近江八幡市「でっち羊羹」。竹皮で手包みして蒸しあげた近江の名物。
海のない近江では、寒天のかわりに小麦粉をつなぎに使っています。
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■街角から畦道から

 瀧山博子(カメラおばちゃん 東京都文京区)たたら遺跡保存でひとこと   

私も、先週、出雲市のたたら関係の遺跡を見に行ってきました。棚田と文化的
景観とともに発掘調査がだいぶ進んでいるようでした。映画『たたら侍』の事
は知らずに行ったのですが、地元では結構話題になっていました。
越堂のたたら遺跡、先週、地元の人に公開されたのです。当時のまま、かなり
良い状態で発掘されました。幸運にも私は見ることができましたが、なんと、
埋め戻されるということなのです。こんな残念なこと・・
どうにかならないかとやきもきしています。古墳も含めて文化財の保存難しい
ですね。「たたら」で町おこしを考えているのなら、ちょっと待った、考え直
すことはできないのでしょうか? 誰に言ったらいいのか・・。
 

 竹内義昭   カズコさん・・115

夫婦そろってカズコさんの面会に行った。これまでは私と妻が交代で行くこと
が多く、二人で行くのは久しぶりだった。夕方5時過ぎ、いつもの様に入口で
手を消毒、マスクをかけて食堂に入る。

20人近い女性入所者がそれぞれのテーブルについて食事が運ばれて来るのを待
っている。お互いに会話を交わすことはなく、その静かさが不気味ではある。

面会者用の丸椅子を借りて二人でカズコさんの両側に座った。妻がスプーンで
食事を口に運んであげると、素直に口を開いてモグモグ、ゴクンと飲み込む。
この人誰?と妻が私を指さすと「せがれだよ」。私が妻を指さして聞いてみる
と「さあ、わからない」。悲しくなる。

 

■まち・むらニュース

・長野県飯山市 飯山雪国大学公開講座

なくなりつつある「里」の自然、歴史、風土の中に「ひと」の確かな幸福を感
じる「真実」が隠されている。自然と人のかかわりから、地域と人の未来を考
える公開講座。飯山だからこそ発信できるメッセージが語られる。
日時:23日(金)18:30〜20:30 会場:飯山市文化交流館なちゅら小ホール
問合せ:飯山市公民館 TEL0269-62-3342  (入場無料)
http://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/shimingakusyuusien/kouminkan/kouza/yukiguni


・栃木県足利市 第29回名草ホタルまつり

名草地区「ゲンジボタルの里」は「ふるさと生きものの里100選」に認定され、
約1000匹のホタルが幻想的に舞う。自治会館では、鑑賞場所(自然発生)の
案内があり、農産物の販売もおこなわれる。
開催日時:6月10日(土)〜30日(金)19:30頃〜21:30頃
場所:名草川沿いの名草町全般(足利駅から車で約20分)
問合せ:名草公民館 TEL0284-41-9977 https://www.tochigiji.or.jp/event/6101/

 

コラム<象さんの散歩>  「ふるさと創生・1億円」を訪ねて・・

 先週のこの欄で、秋のスローライフ・フォーラム打ち合わせに出雲・斐伊川
へ旅して「たたら文化」を訪ねた話を書いた。もう一つ、付け加えておきたい。
この旅で、昭和時代最後の首相・竹下登氏の故郷へ。雲南市の合併前の掛合町。
ここの造り酒屋の生まれだ。どの首相も避けたがる「消費税」を実現させたが、
もう一つ「ふるさと創生・1億円」政策の実施を特筆しておきたい。
 これは、地方交付税を受ける市町村は、ほかに何の条件もなく、一律1億円
をもらう、使い道も自由に、というもの。「自ら考え自ら行うまちづくり事業」。
掛合町長が竹下首相のおひざもとだから、と懸命に努力、地域の知恵を絞って
特産物を集めて販売する仕組みを1億円の中でつくり上げた。それが、やがて
「道の駅」のモデルに。この「掛合の里」や竹下さんの生家も訪ねた。
 これが登場した頃、私は朝日新聞政治部の編集委員だった。政策に、世間、
また新聞の評判もよろしくなかったが、私は朝日の1面に設けられた「座標」
という評論欄で、「ふるさと1億円・・地方政治に“協働”の芽」と書いた。
基準なしの一律性、国から自由の地方先導性、住民参加・協働と分権、を高く
評価した。だが、この「ふるさと創生」も忘れ去られつつある。淋しい。
 もっとも、雲南市は「地域自主組織」と呼ぶ小学校区単位の自治の仕組みを
つくり、出雲市は“市長と若者の夢トーク”を試み、飯南町は県の中山間地域
研究センターを中心にしての実験など、各方面から高い評価を得ている。
 それに、たたらの雲南市、奥出雲町。この秋のスローライフ・フォーラムは
「たたら文化」ともども「ふるさと創生」を、と思いつつ・・ <川島正英>

 

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「奈良県十津川村」から・・
鮎釣りが解禁となりました。村の清流に鮎が踊ります。遊漁証は竿(日券)で
3000円。十津川村観光協会事務所でも販売します。鮎釣り問合せは、十津川村
漁業協同組合 電話0746−66−0305
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  「和」という墓

父親の23回忌でした。久しぶりの墓参り、姉夫婦とその子ども・孫、わが夫婦、
94歳でまだまだ元気な母親が集いました。なぜ父はお墓に「和」と一文字刻ん
だのか?母から説明がありました。「結婚してもしなくても、どんな姓を名乗
っても皆が仲良く入れるように」とのことでした。「私の後に皆さんどうぞ」
と笑う母。はいはい、喜んで使わせていただきます。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=417

 

■編集室便り

▽6月の「さんか・さろん」のスピーカーは  
 斉藤睦さん(地域総合研究所所長)

   「私の仕事」・・キーワードは内発的地域振興

斉藤睦さんは、地域のまちおこし・むらおこしの仕事に携わること、40年。
人口数百人のむらから巨大都市まで、さまざまな地域振興のお手伝いをして
きて知られ、多くの自治体から信頼されています。
斉藤さんの仕事に取り組むスタンスは“内発的地域振興”。「その地域が、
自分たちの地域づくりの方向性を自分たちの言葉や願望から、どう表現し
て、プロジェクト化していくか。そのお手伝いです」と語っています。

<さろん>では、地域プランナー・地域アドバイザーの仕事について、
まちおこし・むらづくりの具体例をひきながら話していただきます。

<プロフィール>
 北海道生まれ。地域プランナー・アドバイザー。たくさんの都市、村
 で幅広く地域計画づくりに参加、協力してきた。
 (主な地域は、埼玉県草加市、神奈川県川崎市、愛媛県内子町、東京
 都新宿区・墨田区などなど)
 得意分野に「住民わいわい懇談会」「フォラソン(長時間住民討論会)」
 などの手法を上げておきたい。

日時:6月20日(火)19時〜21時
会場:クオリティKK・会議室マーキュリールーム
 (千代田区麹町3−3KDX麹町ビル6F・地下鉄「麹町駅」すぐ)
http://www.quality.co.jp/company/map/map_tokyo.html
会費:会員1,000円、一般2,000円(学生500円)どなたも参加できます。
   申込みは6月20日までにメールかお電話で
   メール slowlifej@nifty.com 
   TEL 03-5312-4141 まで

詳しくはこちら↓
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katsudou/index.php?page=detail&bid=326&req_uid=4

 

▽「ふるさと創生ニッポンおかみさん会全国フォーラムin高知」に
 わがNPOの野口事務局長が出演します。

・日 時:6月7日(水)14時〜
・場 所:ザ クランパレス新阪急高知
・テーマ:「ふるさと創生のみちしるべ」
      〜商業・観光・移住の観点から地方のありかたを考える〜
・パネルディスカッション
 パネリスト 
   尾崎正直さん(高知県知事)
   清水国明さん(タレント・NPO法人河口湖自然楽校校長)
   岩崎比奈子さん(公益財団法人 日本交通公社 主任研究員)
 コーディネーター 
   野口智子(NPOスローライフ・ジャパン事務局長)

 高知の方、ぜひご参加ください!

 

▽平成29年度の会費をお願いします。 新会員も募集中。

 スローライフ学会は、NPOスローライフ・ジャパンが運営している学会
  です。(学長・神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)
  スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、
  全国でスローライフまちづくりをすすめる同士とのつながりです。

  年会費5,000円(自治体会員は50,000円)、
  この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」などで交流したり。
  会費は下記の口座へお振り込みください。

 【振込先】
  ゆうちょ銀行 振替口座 00190−4−595293 スローライフ学会
  三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 

 詳しくはこちらをご覧ください。
  http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=3

 

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クオリティライフから・・・
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

岩手県遠野市
 http://www.city.tono.iwate.jp/
和歌山県紀の川市
 http://www.city.kinokawa.lg.jp/
奈良県吉野郡十津川村
 http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
奈良県 
 http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
 https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市 
 http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
 http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
日本テレネット株式会社
 http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
 http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
 http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
 http://www.thanks2.jp/


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