SLJ さんの日記

 
2017
11月 7
(火)
14:32
本文

「出雲」の余韻は覚めませんが、今月の「さんか・さろん」のお知らせ・・・
斉藤睦さんに、わが学会代表として韓国・全州市で開かれた世界チッタスロー
(slow city)フォーラムに参加していただいたので、その帰国談をうかがう。
“出雲・談義”は12月「さろん」に延期させてください。(詳細は編集室便り)
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コラム<火曜日の鐘>  山下 茂(明治大学公共政策大学院教授)

   麦酒(+水)についての長話・その11
   −「酒」と「水」のマッチング・その2−

 もう「立冬」だ。気候不順で異常な寒暖差があるよりも、いっそ季節がはっ
きりした方がいいと受け止めよう。昨今は室内ならエアコンが効いているから、
麦酒党は泡立つ香りを寒い時期でも楽しめる。冬が来たとなれば、コタツに入
り浸りでも自分を許すことができる。いい季節になった!よし、カンパイだ!
 そこで筆者にとっての問題は、先般来の麦酒と追い水との相性探求作業だ。
前回(9月26日)お話ししたとおり、水道水+地元産麦酒のペアを原水が同じ
だから即OKとするのは思慮不足で単純過ぎる。では、どうすればよいのか?
 考えてみれば、フランスだと、葡萄酒は「テロワール」=地元の「風土」を
背負う地酒として育つ。AOC=統制原産地呼称=が各銘柄の付加価値を高め
ている。葡萄酒と乾酪(仏語「フロマージユ」=英語「チーズ」)は、同じ産
地のもの同士がお勧めという認識枠組みもある。各地を旅して、そうした組み
合わせを楽しめる。
 我らが地元の麦酒&水は、原水が違っている場合でも、育った「風土」は同
じだ。できたて飲・食料の「地産地消」で、大いに地麦酒と地元食をセットで
楽しめばよい。そうだ!それで相性探求の悩みから脱却できる。(つづく)

 

学会コラム<緑と絆の木陰>  中村桂子(JT生命誌研究館館長)

   出雲に平和を思いながら

 出雲の会に拠無い事情があったとはいえ、参加できませんでしたことお詫び
いたします。皆さまの感想を拝読し、いつものように楽しく、美味しい会だっ
たのだなと雰囲気を想像しています。
 東京で生れ、そこで育ちましたので、日本海側の冬の暮らしは難かしかろう
と思っています。けれども、というよりそれ故に、北陸・山陰の文化や人々に
は惹かれるものがあります。
 実は、家人が製鉄会社の研究所勤めで、今年たまたま製鉄の歴史を調べてお
り、「たたら」の話を聞かされていました。それによりますと、ヒッタイトに
始まる製鉄技術は世界に広まりますが、どこでも大量生産を求めて高炉をつく
り、その主要な用途は武器です。日本は砂鉄があったという事情もあってのこ
とですが、いわゆる「たたら方式」を続け、武器づくりよりは美術工芸品とし
ての鉄器に心を注いだという特徴があるようです。確かに日本刀には美術品の
趣きがあります。茶釜・風鈴などと一緒にその美しさを楽しんでいたのです。
 黒船襲来後、ヨーロッパと同じ大量生産の必要性を感じ、釜石に木炭高炉を
作ったのが近代化の始まりだそうです。鉄という素材で武器を大量生産する道
を選ばずに、美術品として楽しんだというところが気に入っています。
 その後の流れは欧米化一辺倒でしたが、これも行き詰まっている今、「たた
ら」に21世紀の日本を考えるメッセージを感じます。

 

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青森市「リンゴタイム」。県産のりんご「ふじ」を丸ごとしぼり、同じく県産
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■街角から畦道から

   遠北 剛(広島市)  鋳物産業の町・可部から「たたら」へ旅して

たたら製鉄御三家、田部家、桜井家、絲原家、中でも秀でる田部家のたたら、
車は吉田の町から、山間谷間を縫うように走りやがて菅谷につく。田部家のた
たら(製鉄場)は、大阪夏の陣1615年から江戸期いっぱい稼働し大正後期まで
続くその間300年、歴史としては日本でも最も古い。
屋内に入ると中央にどっしりと炉がうずくまり、それをはさんで二基の天秤ふ
いご、番子が交代で風を送る、「かわりばんこ」はここから生まれたと言われ
る。送風からケラ(院砲取り出せるまで4昼夜、この一期間を一代と呼び、
やまをとじるまでが八千六百代大正12年まで続く。
一代に鉄4,5トンとれる、要する砂鉄は15トン、さらにそれに必要な木炭が
15トンだから、一年で一山二山丸裸になる、豊かな森を循環利用してきた「た
たら」は神話の時代からの産業、ケラからとれる玉鋼は一割、残るズクは鋳物
産業に、気になるのが玉鋼のお値段、日立金属安来工場で生産されるヤスキハ
ガネ、アメリカのジレットに買われてカミソリの刃になる。一トンで百万枚生
産されることから推測したい。


   竹内 義昭   カズコさん(135)

施設からの連絡帳に、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ予防接種をするかど
うか、との問い合わせがあった。風邪や肺炎は命にかかわるだけに、一番気を
つけなければならない。即座に「体調のいい時に早めにお願いします」と返事
を出した。

認知症ではあっても、他の病気はかからぬことに越したことはない。かくいう
私だって、慢性腎不全や膀胱がんを抱える身ではあるが、これ以上病を得るの
は真っ平ごめんだ。

それでも今年に入って間もなく、カズコさんの“住む”杉並区から乳がん検診
の案内が届いたときは戸惑った。90代半ばの人にがんを見つけてどうするのか。
乳がんも死に至る病ではあるが、何かおかしい。

 

■まち・むらニュース

・奈良県吉野町 紅葉ライトアップ

桜の名所として名高い吉野山だが、秋のシーズンも数多くのスポットで見事な
紅葉の風景が楽しめる。11月からはモミジが見ごろとなり、周辺にある神社や
仏閣を巡りながらの散策がおすすめだ。
会期:〜26日(日)17時〜21時 場所:下千本周辺、金峯山寺、中千本公園
問合せ:吉野山観光協会 TEL0746-32-1007
http://www.yoshinoyama-sakura.jp/koyo2017.php


・福井県越前町 越前かにまつり

越前がに最大の水揚げを誇る町で開くカニの祭典。中でも一番の目玉は「セイ
コガニ」(ズワイガニのメス)が丸ごと一杯入ったセイコガニ汁。獲れたての
カニが購入できるほか、屋台で旬のグルメも楽しめる。
開催期間:18日(土)・19日(日)9時〜16時
会場:越前町くりや 道の駅「越前」駐車場(JR武生駅からバス)
主催・問合せ:越前かにまつり実行委員会 TEL0778-37-1234
http://www.town-echizen.jp/event/detail.php?128

 

コラム<象さんの散歩>  

   司会役の泣き笑い

 「出雲の國フォーラム」で、私は総合司会を引き受けた。コーディネーター
とかパネラーなど、わが考えを会場のみなさんに語る役割は、高齢族には無理
だから、せめて、開会の言葉、閉会の感謝の言葉でひとこと、というわけだ。
 補佐役に大野和子さん(出雲市役所・政策企画課課長補佐)も。だが、私は
台本嫌い。筋を変えたりアドリブを入れたり、大野さんを泣かせたかな・・。
 私が泣いたのは、「閉会の言葉」の時間。パネル討論が長引くのは毎度のこ
と、終了予定時間は過ぎ、結局「パネラーのみなさん、実のある論議でした。
市長さん、町長さん、がんばってください。会場のみなさん、ありがとう」と
大急ぎで。それでも、スローライフの意義について、何とか、ひとこと。
 神野直彦先生が、基調講演で、たたら文化、ふるさと創生の現代的意義を語
って、筑紫哲也の著書を引用、「スローライフまたスローフードは、古の文化
の中から甦る」と。私は、そこをさらに強調、「スローライフは、ヨーロッパ
ではルネッサンスにたとえられる」。出雲の國への期待を込めた。
 筑紫君とは、朝日新聞政治部時代、二人で仕事を、いや、お酒を楽しんだ。
この世紀をにらんで、語らって、日本でもスローライフの動きをつくりだそう、
と自治体と懇談したり、フォーラムを開いたり。年齢は、私より二つ下だ。
 その筑紫君が逝って9年。命日は、きょう11月7日・・ <川島正英> 

 

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  1時間の森歩き

北海道阿寒湖温泉の森を散策しました。冬枯れの森は見通しがよく、積雪がま
だなので熊笹の緑も鑑賞できます。湧水の流れには水芭蕉の株、硫黄の匂いの
先には熱い温泉ガスの湧く“ボッケ”という名の泥沼があり、王様みたいにそ
びえる大木や絨毯のような枯葉も見られました。仕事に追われる日々、こんな
世界があるのを忘れていました。森の力で、1時間で、元気を取り戻しました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=439

 

■編集室便り

▽今月の「さんか・さろん」(11月21日)は
 韓国で今月初めに開かれた「世界スローライフ会議」について
 学会代表として登壇してもらった斉藤睦さんの帰国談です。

 各国から集まった代表と交わしたスローライフ談義もさることながら、
 ソウルから離れた地方都市・全州市などの地方都市へ旅をしての見聞など、
 「むつみ節」をたっぷりと‥。

・日 時:11月21日(火) 19時〜21時
・講 師:斉藤睦さん(地域総合研究所 所長)
・会 場:クオリティKK・会議室マーキュリールーム
     (千代田区麹町3−3KDX麹町ビル6F・地下鉄「麹町駅」すぐ)
 http://www.quality.co.jp/company/map/map_tokyo.html
・会 費:会員1,000円、一般2,000円(学生500円)
       どなたも参加できます。
・申込みはメールかお電話で   
   メール slowlifej@nifty.com 
   TEL   03-5312-4141 まで。

 

▽出雲の國フォーラムご参加の方からの感想が届きました。

  小林詳子さん(宇和島移住コンシュルジュ、雲南市出身)

この度は、素晴らしいツアーに参加させて頂きまして、誠に有難うございまし
た。至れりつくせりの内容で、お世話役の皆様は、大変だったと思いますが、
美味しいご馳走を、腹一杯頂いたような、贅沢な気分にさせていただきました。
最初は迷いもありましたが、地元の新たな発見のある貴重な旅となりました。
身近過ぎて、宝を空気のように感じていたところがあったと思います。おとな
がそうだから、子どもに伝わっていなかったかもしれません。地元の友人も来
てくれて、日頃あまり参加しないようなフォーラムに、刺激を貰ったようでし
た。これからも、自分にできる役割を見定め、進化していきたいと思っており
ます。

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

岩手県遠野市
 http://www.city.tono.iwate.jp/
和歌山県紀の川市
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奈良県吉野郡十津川村
 http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
奈良県 
 http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
 https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市 
 http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
 http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
日本テレネット株式会社
 http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
 http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
 http://www.thanks2.jp/


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