週刊スローライフ瓦版 (2010.5.11 第3号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会======= このメールは毎週火曜日に発行するスローライフ・マガジンで、 これまでにNPOスローライフジャパンとご縁のあった方々へ お送りしております。 初めて受信される方もいらっしゃると思いますが、お気軽にお 付き合いいただければ幸いです。コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)~~~ 春の心は…「人笑う」 「山笑う」とは、平たくいえば春の目覚めをさす季語なのでしょう。が、北の野に住む私たちからみれば、どことなくおこがましい。実は、思うだけで顔がほころぶ、「人笑う」季節なのです。 雪が消えてアザミ、ゼンマイ、ボンナ、シドケ、山ウド、タラの芽、コシアブラ、やがてタケノコと続く山菜の道を思うだけでほおが緩み、半面、ことしの育ちはどうかと気をもむ日々が続きます。 今年もシーズンまっただ中。きのうも、シドケが発する妙なる香りをたんのうしました。気ぜわしさだけが取り柄であるかのようなニッポンに、実は千古変わらない悠久の時間も流れている。そう感じていただけるでしょうか。(「北の野」とは…私の住む秋田県の旧二ツ井町、および周辺を、私が自分の 都合で勝手にこう呼んでいます。)■街角から畦道から ————————————————–コノハナサクヤヒメ 飯田幸仁(北海道松前観光協会理事) 北海道に桜前線がやってくるのは、5月上旬です。松前は日本さくらの名所 100選ですが、250種類1万本のさくらが5月になると時間差で開花します。 さくらの神様は女性のコノハナサクヤヒメ。松前にはこの姫が250人いるこ とになるでしょうか、いや1万人いることになるのかも・・・。 人の顔がそれぞれ違うように、さくらの顔(花)もそれぞれ違うのです。そん なことがわかる松前公園。いまから、さくらの姫が舞い踊ります。 さくらまつりは5月23日までです。 松前藩観光奉行 http://www.asobube.com/7・8・9のつく日に開く早岐(はいき)茶市 松本由利(TEAM GEAR理事長) 初夏の長崎のお奨めスポットは「早岐茶市」です。田植え前の農閑期、7・ 8・9のつく縁起の良い日に開催される茶市には、新茶だけでなく海産物な ども豊富に並びます。ことし、これからの茶市は17~19日、27~29日。最後 が6月7~9日の梅市です。早岐の瀬戸の激流に挑むカヤッカーたちも見も のです。ハウステンボスとセットでいかがですか? 詳細は下記HPで。 早岐商工振興会 http://www11.ocn.ne.jp/~cyaichi/ ハウステンボス http://www.huistenbosch.co.jp/———————————————————————-学会コラム<緑と絆の木陰>~~~~~ 中村桂子(JT生命誌研究館館長) 私のスローライフ ちょうど半世紀、生きもの研究の中で過してきましたので、物さしはすべて生きものになっています。生きものは、地球上に生れてから38億年、細胞で暮らすという方式を変えていませんので、ものさしは変りません。時間について考えるなら、最初の頃に暮らしていたバクテリアは1時間よりも短い時間で次の世代を生み出せたのに、人間は20年が一世代ですから、時間はゆっくり流れるようになってきているとさえ言えます。 一方、現代社会は、機械をものさしにします。機械は、自転車から自動車や鉄道、同じ鉄道でも新幹線やリニアモーターカーと速度はあがる一方です。用いる方式がどんどん変ります。実は今、自宅は東京、職場は大阪という生活をしており、毎週新幹線に乗っています。この生活を始める時に友人が忠告してくれました。移動は週一回にすること、それ以上動くと体を壊すというのです。自身の体験から出た実感のこもった忠告でした。それを忠実に守っています。新幹線で移動してスローライフでもないでしょうと言われそうですが、現代社会の中での自分なりの基準を持つこと。それを生きものの時間に置くことを私のスローライフと考えています。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「たかおか屋」から・・・ お客様のリクエストにお答えして、お店の商品をクローズアップでをお見せする。そんな贅沢なHPです↓http://www.takaokaya.jp/news/2010/04/18-182205.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■まち・むらニュース ————————————————・新潟県小千谷市 「第5回小千谷復興菜の花祭り」 中越地域で被災した耕 作放棄地の荒廃を防ぎ、地域自立の資源循環サイクルを築くことを目指して の菜の花祭り。5月15日~16日、小千谷市山本山高原を主会場に開催です。 主催NPO法人スローライフ小千谷 http://www.ojiyasky.jp/・岐阜県多治見市 2010年は多治見市制70周年 8月1日に『日本一アツい まち! 多治見』は、市制70周年を迎えます。記念として、年間を通じ、 さまざまな企画を予定しています。せひご参加ください。 加藤洋子(多治見市役所産業観光課職員) http://www.city.tajimi.gifu.jp/kikaku/70th/index.html———————————————————————-コラム<象さんの散歩> 五月晴れの房総・銚子―市立病院が再生~~~ 銚子市のGWは、さわやかに晴れわたった。「市立病院」が、20ヶ月ぶりに休眠から立ち上がった。5月1日にテープカット。6日は内科外来だけの変則診療再開とはいえ、患者さん20数人が診察を受けたのだ。 「市立総合病院」の閉鎖は、前市長が強行、市民運動がわき、市長リコール、6候補混戦の選挙に。全国ニュースとなり、公立病院の医師不足、経営悪化の代表例とされてきた。現市長・野平匡邦氏の五月晴れの表情はさもありなん。旧知だからでなく、就任1年での再生は、快挙というべきだろう。 その上で市長選挙マニフェストの第一「いのちの市政」を掲げた野平市長に「救急」と「安産」、最大級の重荷のさばきを期待したい。 ∧ 川島正英 ∧ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・平年より1週間以上も遅れて登場した日光の『旬の味♪』やっぱり天ぷらが最高?! http://nikkokekko.blog121.fc2.com/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと>~~~ 初夏(はつなつ)-まず、すぐ衣替えを!- はじめまして!やまさかのぼるです。スローな暮らし方を考えるために、「暦」に関係するお話をするつもりです。専門家でなく唯の好事家として。 初回は「衣替え」のすすめです。「えっ、もう!?」。 6月1日だと習慣付けられている方々にはピンと来ないでしょうが、実は、今週末には夏服に移行するのが我国古来の風習です。伊勢神宮でお祀りしているアマテラスさんがお召し替えになる神更衣祭(カンミソノマツリ)が毎年5月14日なのですから。 今年は旧暦うづきの月初つまり暦の上での夏の始まりともピッタリ一致します。昔は宮中の衣替えがうづき1日。この機会に皆で夏服に切り替え、我国での自然の移り行きに沿った暮らしを始めようではないですか!コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 幸福のおすそわけ~~~ 賑わう東京・巣鴨地蔵通り商店街。健康・元気のもとと、おばあちゃんたちに人気の真っ赤な下着。その店に、さらに「幸福のおすそわけ」の名で、例の`赤パンツのハギレが積まれていました。私ももちろん、皆、無料には弱い。「眼鏡ふきにいいね」「パッチワークに使おう」と、3つ、4つといただいていきます。捨てればゴミ、おすそわけすれば幸福。知恵を見ました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=49■スローライフ便り・事務局からのお知らせ —————————– △来週に迫りました。5月18日の「さんか・さろん」は“早野透DAY— といえば、早野さんは照れるのですが、朝日新聞のコラムニスト時代のファンやスローライフ友だちから桜美林大学教授へと転進したこの機に「ぜひ、がんばれの会を・・」の声が届き、「さんか・さろん」と重ねあわせました。小講演は、早野教授の桜美林での講座「筑紫哲也研究」をテーマに。全国の大学で初めての試みでしょう。5月18日 日本記者クラブ大会議室 (東京・日比谷 プレスセンター9階) 18:30~19:30 講演:会費 1000円(ドリンクつき) 19:30~21:00 パーティ:アラスカ・メニュー 5000円詳しくはこちら↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=90この瓦版のお知らせを読み、参加したい、と思った方は「」へご一報ください。※この「さんか・さろん」は、毎月第三火曜日に開く参加と交流のサロン。ビールとかソフトドリンクを片手に、スローライフにちなんだ二つのスピーチから学びます。△上映会を開催しませんか?「1000年の山古志」中越大震災で全村崩壊した山古志村、人々は如何にして、故郷を取り戻したのか、日本人の心の根源に迫る、話題のドキュメンタリー映画です。 「1000年の山古志」オフィシャルサイトはこちら。http://1000yamakoshi.main.jp/index.html上映会のお問い合わせは「」へ△スローライフ学会へのお誘いスローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが抱える学会です。(学長・神野直彦、会長・増田寛也)学会といっても、楽しくわいわいとスローライフについて多分野から学び語り合う学会。また、全国でスローライフなまちづくりを進める皆さんのつながりでもあります。年会費5000円。会員になってこの「瓦版」にぜひ記事を出してください。「さんか・さろん」などの割引きもあります。「学会便り」や、各種ご案内もお届けします。また、学会会員は自動的にNPOのサポート会員となります。申し込みはこちらから↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/liaise/index.php?form_id=5=======■いつも応援していただき、ありがとうございます。日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/KDDI株式会社 http://www.kddi.com/株式会社ダイイチ http://www.co-daiichi.co.jp/boring.html=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへまた、今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒102-0085 東京都千代田区六番町6-1 パレロワイヤル六番町310TEL 03-3221-5113 FAX 03-3221-5114 http://www.slowlife-japan.jp/