■設立の趣旨
21世紀、「スローライフ」というキーワードが、世界を動かす流れとなってきました。
がむしゃらに突き進むことを最優先にしてきた世界から、立ち止まって考えることの大切さを噛みしめる世の中へと変わりつつあります。
「ゆっくり、ゆったり」という、ともすれば評価の難しいイメージに、「ゆたかに」を継ぐことでプラス志向に切り替える。それは結果だけでなく過程を楽しむ、地域の自然・歴史・伝統・文化を大切にして暮らす、感性を磨き、みずみずしい人間関係を心豊かに取り戻す、という生き方にほかなりません。こうした「ゆっくり、ゆったり、ゆたかに」という価値観による新しい暮らし方を広めることをめざします。
そして「スローライフ」を日々の生活にとどめず、まちづくりの手法として活かしたい。地方分権や、その上に成り立つ新しい市町村のあり方改革へと進めたい。
緩急自在の意識を育て、地域の特性を生かす新しい道を見出したい――。
私たちは全国各地の多くの人々と一緒に「スローライフ」を考え、実践し、手間暇かけて魅力ある地域をつくりだす運動を進めます。
■組織の構成
・顧問
神野直彦(東京大学名誉教授)、川島正英(元NPOスローライフ・ジャパン理事長)
・共同代表
増田寛也(日本郵政社長)、中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長)、
坪井ゆづる(自治総研客員研究員)、野口智子(ゆとり研究所代表)
・会員
全国各地の自主的な参加者のみなさま
■主な活動内容(すべての実績の詳細はHPに掲載中)
・メールマガジン「スローライフ瓦版」(毎月第2、第4火曜日に発行)
・月例勉強会「さんか・さろん」(毎月第3火曜日に開催)
・スローライフのまちづくり
「スローライフ・フォーラム」の開催による自治体への提言(自治体と共催で、ほぼ毎年)
住民参加の仕掛けづくり/まちむらの特産品開発/地域の逸品紹介、展示会など
・研修講演への講師派遣
・オリジナルのワークショップ
・スローライフ関連のコンテスト、出版、映画上映会、コンサート開催