週刊スローライフ瓦版 (2010.10.26 第27号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会======= このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信 される方も含めて、お気軽にお付き合いください。★★★★★さあ、秋のおまつり。スローライフ学会が、年に一度、魅力あふれるまちで学び遊ぶ。「住まう」を考える“となみ野フォーラムが目前に・・http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=101ぜひ、足をお運びください。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 山下茂(明治大学公共政策大学院教授)~~~ ビール水のすゝめ-3:ホンモノの「ビール」を!- 前回(9月14日)、ホンモノの「ビール」の定義をお示しした。それを御覧になって、お気づきになられただろうか? 壜や缶の表示を凝視してほしい。今時の酒精度ゼロの飲料だけでなく、実は、我国で「ビール」と呼ばれている飲料でも、その多くに麦芽以外のデンプン原料が使われています。ドイツの純粋令を尺度にすると、「マガイモノ」の「ビール風味」飲料でしかないのです。 我国では、呑み会の最初に「とりあえずビール!」と注文されるのが通例。銘柄の選択も何もなしに・・、飲み手として、あまりに無頓着。今時、日本酒でも、やれ産地、やれ醸造会社、やれ銘柄は・・・と入念に選考します。ただ、「酒!」なんて頼まない。「とりあえずビール!」では、真面目にホンモノをつくる労は報われません。そんな文化度の低い暮し方から脱却しましょう。■街角から畦道から ————————————————–わがまちー夏の思い出① 納涼祭 菊池賢児(地域風景研究所) 今年も各町内会主催の納涼祭が行われた。7/24~8/21の間に、9町内会の 納涼祭に参加した。(ハシゴし過ぎと皆に言われた・・) 暑い日の多かった今年だが、他の地域の人々とビール片手に話すのは楽しく、 また、そこで出会う学校や地域施設からの参加者との語らいは、いつもと違 う人間発見の場でもある。皆、職業経験は多種であろうから発想も多様で、 噂話あり、苦言ありで、気の置けない貴重なひと時を過ごさせていただいた。 来年も行くぞおお・・。自然の懐 舟越隆裕(日光まるかじり塾・日光市) 奥日光・戦場ヶ原で18日朝、初霜・初氷が観測されました。平成に入って最 も遅い初霜だそうです。暑かった今年の夏、人間様はその厳しい闘いに弱音 の連続でしたが、自然は静かにそれを受入れ、季節の歩みを進めます。当た り前過ぎて気にとめることもありませんが、そんなことを思うのも秋ゆえか もしれません。こんな恵まれた環境に暮らす身にとっては、少しは自然を見 習って、懐深い人間になりたいものです。———————————————————————-学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館館長)~~~~~ 思い通りにならない時間 富山での会合が近づいてきて、皆さま準備にお忙しいことと思います。今回私も参加させていただくつもりでしたのに、どうしても時間が合わなくなってしまい心からお詫び申し上げます。実は今回の会場の一つ「利賀瞑想の館」は、以前から伺いたいと思いながらその機会を持てていない所なのです。 研究館の私の部屋のドアの一つに「瞑想の館」の胎蔵曼陀羅が貼ってあり、毎日それを眺めています。いつだったか、お土産にいただいた(元々記憶力の弱い人なのですが、近年ますますあやしく、まさにいつだったかです)。その時是非いらっしゃいとお誘われし、今回はよい機会をいただいたのに残念です。 これまでも、スローライフとは何だろうと考え、その時に思うままを書いてきましたが、極めつけは「自分の思い通りに時間を使えること」だなと思っています。今のところ落第ですね。 △事務局から…「富山での会合」とあるのは、“スローライフとなみ野フォーラムのことで、中村桂子さんは講師として利賀分科会にお招きしていました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「KDDI」から・・・お孫さんから「電話はなぜ聞こえるの?」と聞かれたら、何と応える?通信の仕組み・電話の仕組みについて簡単に学べます。http://www.kddi.com/junior/contents/system/index.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「たかおか屋」から・・・ ようこそ富山県へ。11月12~14日「スローライフ・フォーラムinとなみ野」が行われる富山は、秋も深まり紅葉がきれいになる頃です。http://www.takaokaya.jp/news/2010/10/22-114336.php━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■まち・むらニュース ————————————————・北海道 10月は「廃棄物適正処理推進月間」 毎年と同じく10月に、不法投棄など不適正処理を防止する総合的な対策に取 り組む。すぐれた自然環境や身近な生活環境を保全するために、廃棄物の不 法投棄に対してヘリコプターで上空からの監視を行うほか、休日や夜間にも パトロールを実施。さらに月間中は、産業廃棄物収集運搬車両の路上検問や、 産業廃棄物処理業者への監視を強化する。不法投棄は、「しない」「させな い」「ゆるさない」が合言葉。不法投棄など不適正処理を見つけたらフリー ダイヤル「産廃110番」へ。電話は0120-538124(ごみハイ通報) 問い合わせは、環境生活部循環型社会推進課(011)204-5201 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/jss/sanpai_1/huhou_annai.htm・青森県二戸市 うるしの里づくり推進事業を展開 優良なウルシ原木の確保、後継者の就業支援、浄法寺漆・浄法寺塗の認知度 向上と販路開拓などの課題に向かって「うるしの里づくり」行事をいくつか。 二戸市内で11月14日まで「めっせうるしさま2010」と題し、漆に触れる機会 を設ける。10月31日まで漆をテーマにした作品が並ぶ『漆なんでも作品展』 を開く。10月27日、岩手県が漆掻き職人と一緒に漆林をめぐる『漆植栽地見 学会』(要予約)を企画している。問い合わせは、浄法寺総合支所うるし振 興室:電話0195-38-2211(内線213)E-Mail:urushi@city.ninohe.iwate.jp———————————————————————-コラム<象さんの散歩> 井波彫刻にあらためて乾杯~~~ 「伝統文化ポーラ賞」の表彰式が21日、東京・赤坂で。ポーラ伝統文化振興財団の催し。苦難の伝統文化の道を敢然と往く個人団体を顕彰する。ことしは30回記念となった。私も評議員で、ほぼ皆勤参加してきた。感慨は深い。 今回の優秀賞には萩焼の大和保男さんと琉球舞踊の宮城幸子さん、地域賞に4団体、2人が表彰された。注目は、千葉県横芝光町の「鬼来迎(きらいごう)保存会」。虫生部落の25戸が死守してきた民俗仮面劇が胸を打つ。 受賞の作・技・芸の披露、懇親と交流が楽しい。今回、私の喜びのもう一つは、井波彫刻協働組合の受賞。組合の岩倉雅美理事長を、来月にわが学会が開く「スローライフ・フォーラムINとなみ野―『住まう』を考える」の分科会パネラーに招いているからだ。真っ先に乾杯できた。 ∧ 川島正英 ∧━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・秋晴れの中、大勢の親子連れが、顔よりも大きなサツマイモや、お母さんの足よりも太い大根を収穫し、満面の笑みを浮かべていました。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-61.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと> その24 ~~~ あー、万聖節よ、万霊節よ・・・ この週は、我国の旧暦での話題が見当たらない。国外に逃避しよう。旧暦で「霜降」(ソウコウ)とされる頃から、仏国革命暦では、新年の第2月となり、月名は「霧月」(ブリューメール)。夏時間も10月末で終わるので、日の入りが急に早くなったように感じるし、霜は珍しくとも、霧は出る、雨は降る。暗い雰囲気だから、室内に籠っていたくなり、何とも気分が滅入る時節なのだ。 この時期の仏国で一番大事なのは、11月1日の「万聖節」で、聖人全てに捧げられた祝日。翌2日は「万霊節」で、我が国のお盆に相当し、ご先祖様のお墓参りをしたりする。真面目な古来の習俗なのだが、近時は、仏国にすら米国式の「ハロウィン」が入り込んできて、若いモンが影響を受けている。 ご先祖様の御霊が幽霊みたいに扱われるのか?仏国でも世も末だ・・・。コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 散居の地「砺波」~~~あなたは、散居(さんきょ)について説明できて、砺波(となみ)の字をサッと書けますか?私はついこの間まで×でした。ところが11月12~14日、富山県`となみ野で開催するフォーラムの準備で通っているうちに、散居はすごい砺波はすごいとつくづく思ったのです。都会のコンクリートの小さな箱ではなく、自然とともに広々と暮らす散居村。ここに本物の「住まい」を見ました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=76■事務局からのお知らせ△“となみ野フォーラムが11月「さんか・さろん」の超大型版です 大和田順子さん・蜷川真夫さんに登場を願った10月の「さんか・さろん」 は質問も多く、二次会も大変に楽しく盛りあがりました。 11月さろんは、お休み。いや、学会フォーラムと三つの分科会が豪華版の 「さろん」なのです。121314日に散策つき談義をどうぞ・・・ http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=101△筑紫哲也賞「作文コンクール/神話・民話を読み継ぐ」の入賞作品集をネット上(e-book)で公開中!◆「上巻」→ http://www.slowlife-japan.jp/web_vol1/flipviewerxpress.html◆「下巻」→ http://www.slowlife-japan.jp/web_vol2/flipviewerxpress.html△スローライフ学会へのお誘い スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・神野直彦、会長・増田寛也)です。 楽しくスローライフについて多くの分野から学び語り合います。また、全国でスローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は自動的にNPOのサポート会員となります。会員になっていただけれんば、この「瓦版」に記事を出したり、「さんか・さろん」などで交流したりできます。「学会便り」や、各種ご案内もお届けします。 また、学会申し込みはこちらから↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/liaise/index.php?form_id=5=======■いつも応援していただき、ありがとうございます。日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/KDDI株式会社 http://www.kddi.com/株式会社ダイイチ http://www.co-daiichi.co.jp/boring.htmlアース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへまた、今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会◆事務所を移転しました。↓↓↓↓↓ 新連絡先です ↓↓↓↓↓〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/”