


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

週刊スローライフ瓦版 (2012.6.5 第110号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★6月の「さろん」は、昼間の“校外見学に、パナソニックセンター東京へ。そして7月の「さろん」は、辻元清美さんの「新しい公共」のお話。推薦人の菊池賢児さん、早野透さんに感謝です。詳細は編集室だよりでどうぞ・・★★★★★コラム<火曜日の鐘> 斉藤 睦(地域総合研究所長)~~~ “地方政府に乾杯 ニセコ町長片山健也さんのお話を聞いた。18年前、「もっと知りたい今年の仕事」という町予算書を作成して、衝撃を与えたあのニセコ町である。予算書の何がすごかったのか。たとえば、普通の町なら「町道整備P億Q千万円」と書くところが、「○▼家前から■△家前まで道路整備XYZ万円」と書いてあって、町予算がどこにどのように使われるかが、町民の誰もが1万円単位までわかるようになっていた。それを毎年続けている。 なぜ、そんなことができるのか、との問いに、「地方政府の役割は、どうやってお金を集め、それをどう使って公共課題を解決するかにある。しかも住民と情報を共有しながらね」「だからこれが当然なんです」と町長。情報共有が原則だから、“課長会も公開ですと聞いて、話を聞いていた他市町村職員のため息が漏れる。“地方政府といい切る志に乾杯したい。学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 増田 寬也(野村総合研究所顧問) 地域の宝探し 三重県で行われた県民の幸福感を考えるシンポジウムに参加してきた。同席したパネリストの一人に、今年4月から三重県大台町役場に就職した若い女性の方がいた。神奈川県出身だが、大学のフィールドワークで訪れた大台町の人々や自然と暮らしに惚れ込んで、遂に就職まで決意したとのこと。その行動力にいたく感心した。 大台町には、日本一の清流宮川が流れている。その源流域は、年間降雨量が4500㍉を超える日本一の多雨地域で、この水量が宮川の美しさの源となっている。10数年前にカヌーをしに訪れたことがあり、透明な水が織り成す絶景を満喫した想い出がある。 20世紀的価値観では経済的利益偏重で効率性のみを追求し、地域が持つ多様な側面を見逃してきた。モノサシを変えて時間、余裕と安らぎ、自然環境などを評価軸とすれば日本の各地に大いなる資産は残っているはずである。地域の人々が地域の資源に気づき、「宝探し」をすれば、どんな山間地でも、そこは「限りなき可能性を秘めた大地」に変身する。「がんばれ」と言って目指す先が東京である必要はない。 こうした考え方が、私が岩手県知事時代に唱えた「がんばらない宣言」の考え方である。彼女が今後大台町で何を探し出すか。その可能性に期待したい。■街角から畦道から神戸からのジャズ通信 池田寔彦バンド結成50年になるディキシーランド・ジャズバンドで大きなテューバを吹いてます。17年前の阪神淡路大震災では、9人のメンバーのうち5人が自宅を失いました。私は自宅全焼(泣)会社半壊の散々な目に遭いました。「被災者バンド」と揶揄され、その後平均年齢が60歳になると「還暦バンド」、最近は「年金バンド」「古稀バンド」です。10年程前からメンバーのひとりがオーナーである小さなライブ・ハウスで月数回のライブ演奏を始めたところ、ファンが増えてきました。演奏するのは1900年代初期のニューオリンズ・ジャズが主です。懐かしい演奏を聴いて涙ぐむ方が時々居ます。ネットの影響か? 最近若い方々も来てくれます。「こんな音楽初めてや…」の感想が多いです。4年前ですが、ジャズ発祥地のニューオリンズから、市の役人が数人来店されました。かなりヨイショ! と思われますが、絶賛されました。神戸は日本のジャズ発祥地です。「化石バンド」と言われるまで頑張りまっせ!■まち・むらニュース・佐賀市 「さが恵比須八十八ヶ所巡り」のおすすめ商売繁盛や家内安全などの幸せを招く恵比須像は、佐賀市内だけで800体以上もあり、「恵比須さんの数日本一」の認定を受けている。ユニークないわれやご利益があるとされる88体を厳選、スタンプラリー形式で回る。通い帳と呼ばれるものに世話人さんから、スタンプを押してもらう。10ヶ所巡れば「初級」の証として、恵比須さんのシール、44ヶ所(中級)で手ぬぐい、66ヶ所(上級)で箸、88ヶ所達成した名人には、金色の鯛を抱えた張り子の恵比須が贈られる。お参りは、恵比須さんの目の高さより自分の目の高さを下にして手を合わせるのが正しいそうだ。中には、胸や烏帽子に栗のような「宝珠(ほうじゅ)」が彫られたものがあり、これを触ると幸せになるといわれている。通い帳は、JR佐賀駅構内の佐賀市観光案内所、エスプラッツ2階の佐賀市観光交流プラザ、肥前通仙亭に置かれている。参考・佐賀のまちかど恵比須さん(恵比須DEまちづくりネットワークHP)http://www.saga-ebisu.com/・北海道網走市・北見市 「第25回でっかいどうオホーツクマーチ」開く4日間のウォーキング大会。網走市の『オホーツクあばしりツーデーマーチ』と北見市の『ハッカの大地北見ツーデーマーチ』のいずれの道も歩くことができる。初心者向け 5kmから健脚自慢向け35kmまで4種類のコースを設定。【オホーツクあばしりツーデーマーチ】開催日:6月8日(金)オホーツクの爽やかな風を受けながら歩こう 9日(土)自然林と水豊かな網走川の流れを楽しみながら歩こう集合場所:オホーツク・文化交流センター(エコセンター2000)受付時間:6:00~【ハッカの大地北見ツーデーマーチ】開催日:6月10日(日)玉ねぎ・小麦畑や水田を見ながらハッカの大地を満喫 11日(月)北見市内を一巡し、ハッカの歴史にも触れてみよう集合場所:駅南多目的広場(北見芸術文化ホール前)受付時間:6:00~くわしくは、http://www.city.kitami.lg.jp/docs/2011031800369/☆網走ツーデーマーチ事務局(網走市観光課)(0152)44-6111☆北見ツーデーマーチ事務局(北見市観光振興課)(0157)25-1244━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━米粉のまち・胎内市から・・・米粉は小麦アレルギーの赤ちゃんにも安心して使えます。米粉で具材もまとまり、口に運ぶ時もこぼれずに食べやすくなります。離乳食に米粉を→ http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/7848707.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・日光は山椒の産地、春にはあちこちで山椒の葉が摘まれます。その香りを活かした「サワラの山椒味噌焼き」レシピをご紹介です。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-175.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・リピーターさんが非常に多い「たべごと教室」。6月からはお豆腐、麹料理、美容のための玄米菜食といった、新しい講座も開催です。講座一覧はこちらから→ http://tabegoto.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム<象さんの散歩> イギリスの「むら」-いま ~~~ この欄で「緑の分権改革」「森の長城」を続けて採りあげてきたが、今週もこころの緑を書く。イギリスの「むらづくりとその政策」について。 これは、先週、明治大学教授・小田切徳美氏が、中山間地域フォーラムで行った講演「英国農村の今」の主題であった。小田切さんとは、総務省過疎問題懇談会の委員仲間であるが、早くから農村問題・農業政策の若きエースだった。この日は英国留学からの帰国報告だったが、さすが聞きごたえがあった。 イギリスはもっとも好きな国であり、一番よく訪ねた国でもある。が、ここ20年近くごぶさた。農村の動きにも眼を向けることはなかった。すごい変化が起きていた。わが国の深刻な過疎と比較すると驚天動地の現象・・。一部地域で大規模店舗進出による商店街没落など同じく過疎に悩む状況も見られるが、一方で、日本の中山間地と正反対の“逆都市化”現象が目立つという。 イギリスでは、若くして都市に出て、やがてこころのふるさとへ、田園地帯へと戻ろう、近づこう、の気持ちが働くという話だった。ここが彼我の決定的違い。私の奈良「むら」づくりへの思いがまたむらむら・・。∧ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 慰労お魚パーティー~~~NPOスローライフ・ジャパンはみんなのボランティアでなりたっています。毎週のメールマガジン、毎月の勉強会、年に一度のフォーラム、日常作業などなど。縁の下の力持ちを、ねぎらおうと事務所でパーティーを開きました。とはいえ、買い出しから料理もみんなで、なのですが‥。圧巻は、システムスタッフの見事な包丁さばきによる刺し盛り。これでまた心一つにがんばろうと思いました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=160■編集室だより □6月の「さんか・さろん」は パナソニックセンター東京見学 6月の“さろん”は、有明で。〔テーマ〕はスローライフな暮らし方には 技術の支えも重要~あなたの自由時間を増やす最新技術を体感!~ NPOスローライフジャパン理事の菊池賢児さん(地域風景研究所代表) から推薦していただき、 パナソニックセンター東京を見学します。 エコナビをはじめ省エネとか創エネの技術体験展示などなどパナソニック の最先端技術を詳細な説明で楽しく学び、技術に支えられたスローライフ な暮らしを体感します。 今回は午後の開催となります。集合時間にお気をつけください。 ○日 時……6月19日(火)15時45分~17時45分(15時30分に下記受付へ)○集 合……パナソニックセンター東京・受付(りんかい線国際展示場駅 寄りの入口側)http://panasonic.co.jp/center/tokyo/○主 催……スローライフ学会○参加費……会員1000円、一般2000円。(学生500円、講師の紹介者1000円)※終了後、希望者で簡単な懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。【申込み】6月18日(月)までに下記へ。NPOスローライフ・ジャパン電話 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554【詳しくはこちらから】http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=146 □7月「さんか・さろん」は、辻元清美さんの「新しい公共について」 ~筑紫哲也さんを偲びつつ~ 辻元清美さんは、筑紫さんの勧めもあって、衆院選挙に立候補して政治家に。それから16年にもなります。スローライフの提唱者である筑紫さんの人となりについても話をうかがえるでしょう。辻元さんは、早稲田の学生のころから国際交流団体ピースボートの活動を始め、議員になってNPO法の成立に寄与しました。いまも超党派のNPO議員連盟を中心で支えています。東日本大震災では、ボランティア担当の総理補佐官として被災地支援に活躍しました。さらに「新しい公共」という活動を進めています。最近、「政治の質を変える」という本も出しました。スローライフ運動と根っこでつながっている「新しい公共」の話を聞く会です。推薦者はNPOスローライフジャパン理事の早野透さん(桜美林大学教授)。 ○日 時……7月17日(火)19時~20時30分(18時40分受付開始)○場 所……平河町Mercury Room (千代田区平河町1-4-5平和第一ビル6階 クオリティ㈱ 会議室) ○ゲスト……辻元清美さん(衆議院議員)○主 催……スローライフ学会○参加費……会員1000円、一般2000円。(学生500円、講師の紹介者1000円)※終了後、希望者で簡単な懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。【申込み】7月16日(月)までに下記へ。NPO スローライフ・ジャパン電話 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554(当日連絡は090-7433-1741野口まで) □新年度の会費をお願いします。新会員も募集中です。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国でスローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」などで交流したりできます。既会員の方は下記の口座へお振り込みください。【振込先】ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。【入会フォーム】 http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6 □ボランティア募集 NPOスローライフ・ジャパンの事務作業をお手伝いしていただける方を探しています。アルバイト料をお支払いできない、とても虫のいいお願いではあるのですが‥。データ入力や資料の発送など簡単な仕事ですが、お手伝いしていただければとても助かります。ぜひご一報ください。【問い合わせ先】 ■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/”