


瓦版2025.4.8第732号室崎千重さんほか、7人のコラム掲載。

瓦版2025.3.25第731号 川島英樹さんらのコラムほか、続「ふるさと納税」廃止論など

週刊スローライフ瓦版 (2012.9.4 第123号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★学会が10月に開く「スローライフ逸品フォーラムin高岡」のパンフレットが刷り上がりました。全部で6ページ。この瓦版に表紙のデータを添付しておきますが、パネリストやプログラムなど詳しくはこちらでお確かめください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=153★★★★★コラム<火曜日の鐘> 山下 茂(明治大学公共政策大学院教授)~~~ 街路樹を大きく育てよう!-猛暑中の想い- 暑い!暑い!と愚痴っている中に、西洋暦では9月になった。猛暑どのには、「彼岸まで」などと凡庸なことを言わずに、さっさとお引き取り願いたい。 筆者はニッポン男児だが、筋金入りの合理主義者なので、以前から、夏のお出かけ時に、夕立対策の小さな折り畳み雨傘を日傘としても用いている。日傘を拡げて歩いていて、どうも気になるのは都会地の街路樹のありさまだ。 我国では街路樹を剪定するのが通例だ。樹木の生育上の必要もあるのかも知れないが、空中架線や沿道建物との関係で枝を伸ばせないのが実情だろう。マラソン中継で見せつけられたロンドンの悠々たる街路樹とは似ても似つかない。 街路樹は夏の日射しを遮ってくれる。庭木のようなこぢんまりした細身の街路樹では不十分だ。我国では歩道が狭いから、筆者などは、他人様に遠慮して日傘をたたみがちで、強い日射を浴び続け、身体に致命的な影響が及ぶ。 省エネの時代ならば一層、街路樹をノビノビ育てたい。根元に十分なスペースを与え、枝は剪定しない。空中架線は地下埋設するのが世界の常識。樹木が大きく育って都会に美しさと豊富な木陰をもたらすようにしたいものだ。学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 中村桂子(JT生命誌館館長)「風の盆」に思う日本の暮らし 先週末に富山へ行きました。富山にある情報企業の会に伺ったのですが、陰の目的は八尾の「おわら風の盆」です。本番は9月初めですが、その前の週末に前夜祭というそれぞれの町での“ゲネプロがあり、それを観てきました。 石畳の敷かれた坂の町で、ぼんぼりが並ぶ中をゆかたの女性、ハッピの男性が踊り歩く姿が日本の夏を肌で感じられるよい時間でした。子どもたちが真剣に踊る姿も可愛く、世代を越えてしきたりがつながっていくことも実感できました。町のきめたゆかたを着て本格的に踊れる女性は25歳以下の未婚に限られるとか。地元の方の話を聞くと、その土地の生活が見えてきます。八尾育ちの会社幹部の方が、子どもの頃をなつかしそうに語り始めると企業人の顔が消えて行きます。こういう故郷があるっていいなあと羨ましくなりました。 お祭は自然(神様)との関わりの中にあり、それが生活の流れを作っているのが日本の暮らしなのでしょう。日常、京都ではそれを感じます。東京はそのような街としてはあまりにも大き過ぎます。自然と関わり合いながら暮らすことを基本に国づくりをするならこんな大きな街ができるはずがないということではないでしょうか。 ■街角から畦道から路地裏の魅力 鈴木益民(スローライフ学会員) 先日亡くなった俳優・地井武男さんのテレビ番組「ちい散歩」は私も好きでよく見ていた。散歩を通して街や土地柄の紹介だが、とくに気に入っていたのは、路地裏に足を延ばし、その素顔や人々の暮らしを見せてくれる場面だった。ビルに囲まれた市街地でも、一歩路地に入ると昔から続く暮らしの匂いや息づかいが残っている。翻って、私の住んでいる東京・日野市東部の梅の名園で知られる百草園周辺は、ここ2、30年の間に山をけずり田んぼを埋め立てて住宅街に様変わりし都市化した。舗装道路や区画整理で一見整然としているものの、路地裏は見当たらない。スーパーやファミレスはあっても規格品が揃っている感じで落ち着かない。ここに街の根っこのような存在の路地裏が出来るのだろうか。■まち・むらニュース・佐賀県 「レモングラスの爽やかな香り」のおすすめ ハーブ好きにはおなじみのレモングラス。レモンのような香りを持つ植物で、お茶にすると清涼感あふれたまろやかな味がする。武雄市では特産品の一つとして栽培。標高約300mの棚田で、遊休農地や耕作放棄地を利用する対策として本格的に栽培を始めた。米より手間がかからず、高齢者にも栽培しやすく、米づくりと比べて高収入が期待できる。武雄市では農薬や化学肥料を一切使用していない。レモングラスの生産・加工・販売拠点である農事組合法人「武雄そだちレモングラス ハッピーファーマーズ」が、武雄市内で直営のティーハウスを開いた。レモングラスには、心身をリラックスさせたり消化機能を高めるなどの働きも期待できる。夏から秋に収穫シーズンを迎えるが、今まさに青々とした生葉のフレッシュさを味わえる時期。佐賀県からの「爽やかな香り」の便り。レモングラス ティーハウス(Facebookページ)http://www.facebook.com/pages/Lemongrass-Tea-House/350003685025919<お問い合わせ先>佐賀県危機管理・広報課 0952(25)7219━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━米粉のまち・胎内市から・・・第4回「米粉すく~る・稲刈り体験」開催が決定。これまで「米粉すく~る」で播種・田植えをした稲は、今や立派な稲穂になりつつあります。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/15645110.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・9月22日・23日は「日光観光物産市・グルメ市」です。日光市の名物・名産品を一同に集めた観光物産市です。はずれ無しのお楽しみ抽選会もあります。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-194.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・テンペとは、麹の一種であるテンペ菌で大豆を発酵させた、インドネシアの伝統的な発酵食。素揚げしてサラダに、お肉の代わりにカレーやシチューに。「たべもの商店」でお求めください。 http://nfst.jp━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━スローライフ逸品フォーラムin高岡から10月13日(土)・14日(日)の「スローライフ逸品フォーラムin高岡」に向けて、スローライフ・ジャパンのフェイスブックページに、毎日、全国の“スローライフ逸品”と高岡市の情報をアップしています。ご覧ください。http://www.facebook.com/slowlifej━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム<象さんの散歩> 「一村一品」から「逸村逸品」へ~~~ 先週は滋賀・長浜と信州・松本への旅を書いた。そのすばらしさを印象づけてくれるシンボル「黒壁スクエア」「サイトウキネン音楽祭」についても。 10月に富山県高岡で開くスローライフ学会フォーラムは、地域のこういったシンボルとか宝物、逸品を育くむまちづくりとものづくりがテーマである。 このフォーラムをうたうキャッチフレーズに「逸村逸品」ということばを使ってみた。かつて高度成長時代には「一村一品」が流行語であった。大分県の平松守彦知事が提唱、大山町の「梅栗植えてハワイへ行こう」や“姫島エビなどが有名になった。地域おこしの運動が全国を席捲した。 が、いまや量を競うのでない。スローライフ度を確かめる。逸品とは、むらに根づき、歴史をもち、技にすぐれる。さらに、暮らしに役立つ、健康を損ねない、地球と自然に優しい、手の届く値段、などなどがあげられる。何よりも「むら」に愛され、ふさわしい物語をもつことだろう。 ∧ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 麻布のお祭り~~~先日、うちの近くで「麻布十番納涼祭り」がありました。“すごい人”というのはこういうことをいうのでしょう。少々、怖さを感じるほどの人ごみ、いつものことながら面食らいます。適正人数を明らかに超えてしまった人ごみは、弱者を追い出し、楽しいどころか迷惑千万。人は多いほどいい、という“ものさし”をそろそろやめないと、と考えました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=175■編集室だより □9月18日(火)の「さんか・さろん」は高岡フォーラムの予習です。 10月のフォーラムに向けて、高岡から「スローライフ逸品研究会」副会長の 筏井秀樹さんが駆けつけてくださいます。「高岡のまちづくり・ものづくり」 について、直にお話を聞くチャンス。あわせて、いよいよ具体的になってき たフォーラムについてご説明もします。今からご予定ください。 詳しくはこちらを↓ http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=152 □「スローライフ逸品」の自薦・他薦をよろしく この10月13日(土)・14日(日)開催の「スローライフ逸品フォーラムin高岡」 では、会場に全国から集めた「スローライフ逸品」を展示します。あわせて、 開催日までの間、NPOスローライフ・ジャパンのフェイスブックページの中で 紹介していきます。「一村一品」から「逸村逸品」の時代へ――。 わがまち・むらのスローライフ時代の逸品を、事務局まで教えてください。 担当・野口 □今年度の会費をお願いします。新会員も募集中。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。 新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。 【入会フォーム】 http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/——————————————————————————–“