週刊スローライフ瓦版 (2012.10.9 第128号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★ いよいよ「スローライフ・フォーラム週間」です。旅に参加の会員、役員の みなさん、万葉と銅器のまち・高岡でお目にかかりましょう。もしも、いま からでも・・、と腰を浮かした方、12日(金)までにお申し込みください。 http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=156★★★★★コラム<火曜日の鐘> 斉藤 睦(地域総合研究所長)~~~ 名月セレナーデ 十五夜は台風で見逃したけれど、十六夜、十七夜、木星と並ぶ月と、名月と親しんだ九月でした。もっとも月の美しさは昔と変わりはないけれど、十月に入っても気温は夏で、こんなに毎年夏が長びけば、「中秋の名月」は「晩夏の名月」と名前を変える日が来てしまうのでしょうか。美しい月の夜には、幾晩か、飲食持ち寄り月見の会などをしました。料理は不得意なので…と、Iパッドにグレンミラーの「ムーンライトセレナーデ」を入れて、持ち寄ってくださった人がいて、あの“た~~ぁん たたたぁん たたたぁん たたたぁん たた たぁ~たぁ~とスローなイントロが流れてきたときには、あまりのなつかしさに、物心ついたときから今までが、一瞬で、かたまりになって押し寄せてきた。スローな月の夜には、スローな音楽とスローなひとときを過ごす。それは、変えたくないですね、晩夏の名月になったとしても。 学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 坪井ゆづる(朝日新聞仙台総局長・東北復興取材センター長) 続「なんじゃらほい政治」 9月下旬、入社30周年の休暇で日本を離れた。会社からの電話やメールを気にせずに過ごす。わずか9日間だったが、久しぶりの開放感にひたれた。スローライフらしいじゃないかと、毎日にんまりしていた。 そんな幸せな気分の帰路での英字新聞で、安部晋三さんの顔写真を見て現実に引き戻された。自民党総裁選に勝ったとある。驚いた。休暇の前、安部さんは負けると聞いていた。国民の信頼を失っているだけではない。衆参ねじれを生んだ07年参院選の自民党大敗の責任者なのに、退陣後に各地の落選者を回ろうとせず、地方党員の評判がきわめて悪いというのが理由だった。 仙台に戻ると、自民党の前代議士が仙台での街頭演説のようすを教えてくれた。石破茂さんの話には黙って頷く人が多かった。それが安部さんになると、婦人(「おばちゃん」と言っていたが)たちが嬌声をあげた。身を乗り出して携帯電話で写真も撮る人も多かった、と。 ほんまかいなと思ったが、世の中には不思議なことも多いものだ。こういうときは、週刊朝日の人気連載マンガの題名をつぶやくしかない。 「パパはなんだかわからない」■街角から畦道から曼珠紗花マンジュシャゲ 遠北剛(広島市・可部夢街道まちづくりの会) たとえ、その年の夏が暑かろうと寒かろうと、秋の気配を感じると「間もなくお彼岸だよ」と云わんばかりに、彼岸花はちゃんと彼岸の日には花を咲かす、季節に対して正直者だ。この花の名はヒガンバナなのに、曼珠紗華とか地獄花もっと悪くは死人花、と呼ばれるのも、仏教とのかかわりで可哀そうな花でもある。また反面「天上の花」とも呼ばれ、仏教の経典によるもの。慶事の前触れに赤い花が咲くと喜ばれる。子どもの頃、この花を手折って帰ると「毒の花」だとか「火事になる」と捨てられた。床の間で飾られることもなく、花屋さんの店頭で見かけることもない悲しい花だ。ヒガンバナの鱗茎の毒性はカブレルと「カブレンソウ」とも呼ばれながら、根に含む毒性を抜いて食用にしたことから、「まんじゅ(饅頭)ばな」とも呼ばれる地方もある、不思議な花でもある。実際は、野にあって路傍のあぜ道で、真紅の花が群生して、絨毯を敷きつめたような、とても情熱的なで風景を醸し出す日本の田園風景だ。もう一つ不思議なことは、彼岸花が咲いている時は、一本の茎だけで、葉がない。秋を過ぎると実も種子もなく枯れていく。そして晩秋に葉が出てくる。木の葉や草が、枯れたり散ったりする頃、雪の下で葉を伸ばし、春になると枯れていく、季節の常識に従わないヒネクレ者だと思う。まったくもって不思議な花だ。■まち・むらニュース・三重県 東京で秋の物産展二つフードコレクション「三重特集」を伊勢丹新宿本店で10月10日~16日に開催。みかん、干物、海藻、和菓子、かまぼこ、さんま寿司、松阪牛弁当など11社が出展。→http://www.pref.mie.lg.jp/TOKYO/HP/event.htmまた、第56回「旬味まるごと三重展」と大パール展を日本橋三越本店で開く。10月17日~22日。食料品約30社、工芸品約15社のほか大パール展11社が出展。 http://www.pref.mie.lg.jp/TOKYO/HP/event.htm#N問い合わせは、いずれも 三重県物産振興会 電話 059-213-0700 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━米粉のまち・胎内市から・・・米粉のまち胎内市で「米粉スタンプラリー」実施中。市内22店舗で米粉商品をご購入または米粉料理を召し上がった方にはスタンプを。5つ集めると抽選で賞金商品が!http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/18319572.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・13日は「日光けっこうフェスティバル」日光下駄飛ばし選手権大会や、石ころアートコンテストなど。「関東一芋煮会」は毎年大好評です。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-199.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・大豆ミート、おからこんにゃくなど「代用肉」と呼ばれる植物性食材が、最近ベジタリアン以外の方にも注目されています。そこで“めざせ満腹。お肉の代わり研究会の開催です。→ http://tabegoto.jp/archives/1444━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「スローライフ逸品フォーラムin高岡」から事務局に届いた全国各地の逸品を整理してフォーラム会場へ送るべく、事務局は大忙し。果たしてどういう逸品なのか‥。詳しくはこちらのフェイスブックでご確認ください。 → http://www.facebook.com/slowlifej━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム<象さんの散歩> 「スローライフ逸品」の 美しさ~~~ 工芸の秋。展覧会やイベントがはなやか。その王座の「日本伝統工芸展」へ。終幕ぎりぎりで込み合っていた。妻は「卓越した技と美の競演に感激して・・」毎年欠かさずの鑑賞。私も3年に一度は訪れる。が、疑問符も。 問題は、展示作品数が増え過ぎていないか。美の結晶、美の競演、そこへの思いの深さ、それがさまざまな試みを生み、技を高めていくことは理解できる。でも、7部門622作品が一堂に。すべてじっくり鑑賞するのは尋常でない。59回を数えるが、展示部屋や時期の分割とか、何らか工夫が必要な時でないか。 ふと、わが学会の高岡フォーラム「スローライフ逸品大集合」展を思いだす。直前に迫って、続々と事務所へ運びこまれる品はそれぞれに美しい。が、この「美しさ」は逸品の要件に必須となっていない。高岡スローライフ逸品研究会などでのこれまでの要件論議は、地域資源を活かす、心と身体とをすこやかに、暮らしに役立つ、価格が納得できる、技にすぐれる、物語をもつ、人をつなぐ、などが並ぶ。逸品要件で、あえて「美」にこだわっていないようでもある。 「まち・技・こころ」をテーマとして掲げたフォーラム。逸品の「美しさ」をどう論じ合ってくれるのだろうか。私の関心の一つ・・。 ∨ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 親戚のような街~~~高岡市と私は長い付き合いです。静岡で「一店逸品運動」をやっていた頃、ある日電話が。「遠いですけど、うちのまちを世話して下さい。なんとしても来てほしい」と。高岡の商店街にある店主からの熱いメッセージでした。10数年も前のこと。その後、高岡の人たちとは良いも悪いもお互いさらけ出してきたように思えます。まさに親戚のような関係。そして今回はこちらがお世話に‥。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=180■編集室だより □高岡フォーラム、いよいよ今週末! 10月13日(土)と14日(日)は富山県高岡市での「スローライフ逸品フォー ラム」です。交通費と宿泊費はかかりますが、分科会・全体会は参加費無料。 市外の方には丁寧な市内見学もご用意しました。秋のさわやかな旅としても おすすめです。13日の13時にJR高岡駅にいらっしゃれば、あとはおまかせ ください。高岡の「まち」と「人」を存分にお楽しみいただけます。参加申 し込みはギリギリ12日(金)まで受け付けます。スローライフ・ジャパンまで。 http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/ □今年度の会費をお願いします。新会員も募集中。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。 新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。 【入会フォーム】 http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/