週刊スローライフ瓦版 (2012.11.27 第135号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★「逸村逸品フェイスブック」の「顔」が変わりました。タイトルバナーに大きく「逸村逸品」と一新! 全国アピールに向けて内容を充実させます。皆さまのまわりの逸品情報もお寄せください。http://www.facebook.com/slowlifej★★★★★コラム<火曜日の鐘> 山下茂(明治大学公共政策大学院教授)~~~ 駅メンとスローライフ? 先般、「高岡」の後に、小矢部の駅ソバ(正確には「駅メン」)を食べたのが嬉しくて、写真と文章を送った(10月23日「街角から・・・」欄)。小矢部は期待通りだが、残念なのは、高岡の駅メンから「小盛り」が無くなったこと。学生の頃から各地で駅メンを食べたが、「小盛り」は高岡駅だけだった。 あれは我が人生で空前かつ未だに絶後。その内容物と容器の上品さには、いたく感動した。駅メンはファストフードで「スローライフ逸品」の資格要件を満たすのは難しいが、あの「小盛り」のように、最終消費者が見て、細やかに品よく付加価値が付いていれば、「その他の逸品」と認めてもよいのでは? 知らない町を訪れて最初か最後に巡り会う駅メンは、その町の第一あるいはシメの印象を決める。皆さんも、地元駅の駅メンその他が、その提供場所や容器まで含めて、どんな特徴を持っているか、ぜひ一度、ご自分の五感を総動員して確認して頂きたい。きっと、何か、新しい発見をなさって、生活の質の向上策を思いつかれることだろうから。 学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 中村桂子(JT生命誌研究館館長)スローライフにも政治は大事ですよね 最も苦手とするのが政治と経済。毎日暮らしている以上、共に重要で無関係とは言えないことは重々わかっています。しかし、さあ解散だと言って、むさ苦しいおじさま方が自分のことしか考えていないのが見え見えの意見をもっともらしくおっしゃるのを聞いても、少しも興味がわきません。誰一人、この人に将来を託したいと思う人が見つからないのも情けないことです。思い込みで、勝手なことを強引にやるのをリーダーシップと間違えている人たちばかりで悲しくなります。東京・大阪・名古屋と中心的な都市の長が選挙で選ばれたことなどすっかり忘れたように勝手なことを言い、勝手な行動をしているのを面白がって追いかけているのもふしぎです。本当は今大事なのは地域の行政のはずなのに。私の年齢になれば、誰がリーダーであろうとスローライフで毎日を地道に暮らして行くことはできます。でも、若い人たちのこれからを考えると、こんなことをしていてはいけないとお腹の底から怒りがわいてくるのです。 ところが社会の中心で動いている方たちの集まりに出ると皆さんこれがあたりまえでしょという顔です。そこでああ面倒だと思うものですから、最初に戻って「最も苦手とするのが政治と経済」となるわけです。スローライフを将来の日常にしていくには、この政局とやらをどうにかしていただかないと・・・どうしたらよいのでしょうか。■街角から畦道から忘れない!! 渡辺均(長野県小海町、地域づくりボランティア八峰村)海外旅行で2~3日すると、なぜか元気が損なわれる。それが、味噌汁一杯で回復する。馴染んだ味が元気を生み出す。そんな思いを飯舘村に凍み餅を届けて実感しました。避難生活で食(技術)の継承し難くなりました。村に代わって気候風土が似た小海町で、凍み餅を作りました。避難先から教えに来て頂き、義捐のお米で作った凍み餅700個です。凍み餅交流。でも八峰村から配れたのは一人数個に過ぎなくて申し訳なく思いつつ、でも大喜びの皆さんの笑顔に、やってよかった、と実感しました。今年はもっと沢山、と頑張っております。あれから1年8か月、風化が危惧されます。忘れない、忘れてなるものか、震災もふるさとの味も!! そんな経験をお持ちの方、いらっしゃいませんか。■まち・むらニュース・新潟県胎内市 「米粉のまちづくり」がテレビで紹介新潟県胎内市で行われている米粉のまちづくり、その市民参加の様子がテレビ番組になりました。今週の日曜早朝に放送です。「もっちり・おいしい・まちづくり」米粉に燃える市民の様子をご覧ください! 放送日 12月2日(日) 午前6:00-6:30 番組名「学びeye」・タイトル「新潟発!おいしい米粉の物語」 東京地区はテレビ朝日で詳しくはこちらで → http://www.minkyo.or.jp/01/2012/10/0076.html お問い合わせ・胎内市商工観光課℡0254-43-6111・佐賀県唐津市 「唐津うまか博2012」を12月9日(日)開催 盛大な鍋まつりとして知られる唐津の冬場最大の食の祭典。メーンイベントの「からつ鍋まつり」は今年で8回目。「とらふぐつみれ鍋」や「あら(クエ)鍋」、山形県尾花沢市の「山形牛すじ煮」、韓国麗水市の「トッポギ」など、内外約50団体が出店、50種類3万食の鍋料理が用意される。バラエティに富むご当地鍋を、鍋券1000円で3杯分を食べられる。前売り券なら900円(3杯分)。唐津市中心市街地が会場となる「唐津うまか博」では、鍋まつりだけでなく、街一帯で多彩なイベントが催される。商店街の通りには約70台の焼き場が並び冬の味覚「カキ焼き」が、「からつ商工物産展」では唐津を代表する「うまかもん」が販売される。夜には「イサギナバル唐津」で「はしご酒」が楽しめる。唐津うまか博2012http://www.karatsu.or.jp/information/ibento/umaka2012/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━米粉のまち・胎内市から・・・新潟県胎内市・中条グランドホテルでは、米粉の新しい食べ方「べえべえ」のコンクールで、最終選考にノミネートされた「べえべえ」が月替りで食べられます。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/20337129.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・日光市七里にある生岡神社では毎年、「子供強飯式」が行われています。今年は11月25日に催されました。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-207.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・「たまな友の会」を発足しました。割引サービスなどさまざまな特典をご提供することで、間接的に日本各地の生産者さん支援に繋げる会です。 https://qweb.quality.co.jp/mm.cfm?mm=1055&url=5427━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム<象さんの散歩> 師走選挙–政見のたたき売り~~~ 12月を待たずして“先生たち、そして“先生の卵たちが駆け回っている。師走の総選挙となるが、それほど珍しくない。戦後も、5回あった。驚くべき現象は、まず多党化。14政党が並ぶ。夏祭りや七夕、花火など、まち・むらのまつりに、出店が並び立って勇ましくはやしたてる図である。 そして思いつきめいた政策の売り出し。政党の合流、連携がくるくる動くにつれ政策がいとも簡単に塗り替わる。経済、原発、社会保障など論議の焦点に新しい国の未来像を描き、民主党、自民党に代わって政権を担おうという信義は感じとれない。原発、TPP政策の違いも「小異」と切って捨てて、合流の「大同」に就くわけだ。ものごとをただすには、自らも襟をただすべきだろう。 新聞・テレビも、新しい政党の実像を正確に伝えきれていない。党首のパフォーマンスばかりが目立つ。看板が面白いとかおやじのせりふが威勢いい、の乗りでは困る。だが、志をもち、民意を大切に考える動きも出てきた。政見の中身について真偽を見分けるリトマス紙がほしいのだが・・。∨ 川島正英 ∧■編集室だより□先週の「瓦版」で、12月の「さんか・さろん」について、総選挙投票日の翌 々日・18日であり、早野透・桜美林大学教授に「坩堝の政局」を語っていた だくとお知らせしました。早野さんは、かつて朝日新聞コラムニストであり、 いまも朝日新聞デジタルに「ポリティカにっぽん」を連載しています。 また、中公新書から出した「田中角栄–戦後日本の悲しき自画像」が好評、 「さんか・さろん」も味わいある論議がうかがえそうです。 今回の「さろん」について、会員の田中茂さん(田中角栄とも吉田茂とも関 係ありません。世田谷区砧総合支所長)が、設営プランを提案してくれてい ます。 会場:小山台教育財団会議室(品川区小山4丁目) ここは都立小山台高校の交友会館的な施設ですが、 筑紫哲也の母校、というところがみそです。 日時:12月18日(火) 時間はいつもと同じ19時~20時半。そのあと有志で交流会。 商店街散歩:武蔵小山商店街と戸越銀座に接したところであり、講演の前に 昼間の適当な時間帯に歩きます。田中茂さんのガイドで。 忘年会:有志交流会は忘年会を兼ねることに。これも田中茂さん企画で。 いずれも、会員諸兄姉のご希望に応じてセットをすすめる手はず。 (出費は最小限にしてほしい、という希望だけは連絡ずみ) みなさんの積極的な意見、提案を待っています。提案のほか「参加」の声を 今からどんどん、よろしく。□コラム「スローライフ曼荼羅」は今回お休み 編集室の野口智子が風邪でお休み、従って「曼荼羅」も。次回をお楽しみに!□今年度の会費をお願いします。新会員も募集中。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。□新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。【入会フォーム】http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/