週刊スローライフ瓦版 (2014.5.13 第208号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★今月20日の「さんか・さろん」は、お休み、とさせてください。すみません。その後の毎月第3火曜日の「さろん」をどう運ぶか、GW中に開いた役員会で論議しましたが、みなさんの意見も聞かせください。(編集室便りをどうぞ)★★★★★コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長) ~~~ 「じゃわめぎ」の季節 「じゃわめぐ」。青森で耳にし、津軽弁として実感した方も多いことでしょうが、秋田でも使います。おそらく、北東北一円で。 気がせく。心がかき立てられる。胸騒ぎ。いてもたってもいられない。なにか行動を起こさなければ。そんなとき、「じゃわめいで来たでゃ」と、体が発することばです。「でゃ」は感嘆符のようなものですね。 青森では、例えば、ねぶた祭が近づいて、おはやしのメロディーが流れ始めたころの人々の心情。これ以外にぴたりとくるものはないのでしょう。 棟方志功も、そんな言い方をしていました。名詞だと「じゃわめぎ」。 5月に入って、さくら満開。鎮守のお祭り。山菜の誘い。庭先菜園の仕度。こちらも、じゃわめいでいます。とりわけ山菜は、行かなければ時機を逸する。行くしかない。気が焦る。これからタケノコが始まって、6月半ばまで。携帯もネットも騒がしいテレビも無縁の、新緑の世界にひたります。学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる (朝日新聞東北復興取材センター長・仙台総局長) 「熊そば」を食す 熊そばを食べた。おいしかった。4月末のことだ。宮城県北部の栗原市栗駒岩ケ崎に、その店はある。栗駒山のふもとで、廃線になった鉄道の旧駅舎跡近くに「狩人」という暖簾を掲げている。 親父さんがマタギで、自分が仕留めてきた熊肉を出している。「ときに仲間から融通してもらう」とも言うが、年じゅう、客に出せるほど捕獲できることに、まず驚く。出てきたそばを見て、また驚く。ネギそばかと思うほど、ネギが多い。汁を飲んで、またまた驚く。唐辛子がきつい。ネギとともに獣肉の臭みを消すためだろう。ネギをかき分けて、さらに驚く。3、4センチ四方に薄切りされた肉片がごろごろある。10片はあったろうか。 肉を噛んで、またまたまた驚く。柔らかい。牛肉ほどではないが、上質の豚肉よりも味も濃厚な感じだ。かつて信州・遠山郷で食した熊鍋の肉の硬さは何だったのか。 親父いわく、「肉の味は、熊が何を食べたかで決まる。昨年は木の実が豊作だったから、うまいはずだ」「なかでも、これは冬眠前のやつだから一番脂がのっている」。 己の獣の血が騒ぐわけでもあるまいが、また食べたくなる味だった。刺し身やレバーは次回、たっぷり酒を飲みながら試してみようと思う。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej愛媛県伊予市「唐川びわ葉茶」。びわ栽培200年の歴史ある地、果実を収穫しない葉専用樹の葉を使用しています。地域の活性化を目的に、研究会を作り活動。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から Jリーグからのいただきもの(4) 社頭文吾(佐賀市在住)毎回、スタジアムでの観戦を楽しみ、悲喜こもごもの表情でスタジアムを後にするまで、お世話になる方々があります。球団のスタッフはもちろんのことですが、もっと多くの、真にサガン鳥栖を愛するサポーターである高校生以上のボランティアスタッフの方々です。その名は「アシストクラブ」。駐車場の整理、入場の時のチケット確認、座席への案内、終了後のスタンドの清掃まで、試合を見ることもなく観戦に訪れたファンが楽しく過ごせるように、心を配っていただいています。サポーターの中には、手伝いもしたいけど試合も見たいという方も多いので、活動に参加しやすいように「フルタイム」「試合前」「試合後」「試合前後」の選択も可能。また、アシストクラブと別に登録不要の当日参加可能な試合後の清掃活動もあります。試合終了後の「ありがとうございました」の掛け声に、「お疲れさま」と心苦しく応えながら、サガンの試合を裏で支えてくれているスタッフに感謝。■まち・むらニュース・青森県七戸町 「しちのへつつじまつり」の観光バスツアー樹齢200年~300年といわれる天王神社のヤマツツジが見頃に。商工会女性部が企画するバスツアー。奥羽種畜牧場のつつじロード、天王神社、お城跡などを巡り、昼は「特製つつじまつり弁当」をいただく。開催日:5月18日(日)午前9時45分「道の駅しちのへ美術館前」集合参加費:2000円主催:七戸町商工会女性部 後援:七戸町、七戸町観光協会など申込み・問合せ:七戸町商工会 TEL0176-62-2521http://www.aomorishokoren.or.jp/shichinohe/content/2014tsutsujitour.pdf・鹿児島県さつま町 奥薩摩のホタル舟を運行町の中心を流れる川内川の中流域はホタルの名所。棹差舟で約40分、清らかな流れに身をまかせて、川岸に乱舞するホタルを鑑賞しながら下っていく。人気のスポット。今年13回目を迎える。期間:5月15日~31日(乗船手続きは19:00~20:00)集合場所:さつま町健康ふれあいセンター「あび~る館」駐車場(さつま町神子)乗船料:大人1500円、子ども1000円予約:奥薩摩ホタル舟運行予約センター TEL090-9602-4640主催:奥薩摩のホタルを守る会 共済:さつま町・さつま町教育委員会問合せ:さつま町役場鶴田支所 TEL0996-53-1111http://www.kagoshima-kankou.com/db_img/cl_img/20203/document.pdfコラム<象さんの散歩> (竹内)謙ちゃんのこと 先週は、百寿のお祝い会を書いたが、今週は一転、73歳で“夭折した朝日新聞の後輩を書く。その追悼記を朝日旧友会の会報に書くよう頼まれている。彼は、竹内謙(けん)ちゃん。政治部記者。政治部で理工学部(早稲田大学)出身も珍しいが、初めての「地球環境」編集委員として知られた。 退社後も華麗な経歴がいくつか。早く退き、鎌倉市長を2期。環境自治体の創造を掲げ、先進的な条例を次々に。混雑期の鎌倉への自動車規制を主張して注目された。市役所の“新聞記者クラブ開放”でも有名になった。 江戸川大学、早稲田大学の客員教授も。さらにすごいのが「市民」に徹したインターネット新聞「JANJAN」の創刊。地方選挙の記録を網羅して提供する「ザ・選挙」も編集。日本インターネット報道協会を立ち上げ、その代表幹事をつとめてきた。(残念ながら新聞は7年間の寿命だったが・・)。 謙ちゃん。メルマガ「JーCAST」を創立した蜷川真夫さんと私の3人で“番町メルマガ会”をつくって、年に何回か番町の居酒屋で開店から看板まで語って飲んだ。(わが「瓦版」は週刊で、格違いではあったが・・)。 先週の一夜、わが学会の丸岡一直理事が上京、赤坂のスペイン料理店で数人と飲んだ。顛末は一切省くが、謙ちゃんへ献杯を。丸岡さんは元二ツ井町長で環境自治体仲間。その場に直木賞作家の西木正明氏が居合わせた。私は初対面だが、謙ちゃんの早稲田大学探検部仲間と聞いた。不思議な献杯劇となったが、そうか、彼は「探検っ児」そのままのスローライフを生きた。∨ 川島正英 ∧================= PR =====「奈良県十津川村」から・・・村内にある空き家を活用し、定住を希望される人へ空き家の情報を提供していくため、「十津川村空き家情報バンク」を設置しました。↓ご覧ください。http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/contents/1395102760020/index.html=======コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 二ツ井、二冊のさよなら~~~ 秋田県・二ツ井は合併して能代市となったまちです。先日ここの二冊の小冊子を知りました。一冊は8年前の合併時に発行の全国誌『月刊地図中心』のさよなら二ツ井特集。もう一冊は今年春、二ツ井ふくし会発行の『あんしんノート』。死に備えて、自分がさよならするときの希望を書き留めておくいわゆるエンディングノートです。いずれも秀逸で、読んで泣けて、書いて泣けて・・・。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=261■編集室便り□「さんか・さろん」について、ご意見をお聞かせください。 毎月第3火曜日の「さろん」をどう運ぶか、役員会で議題の一つでしたが、 少し長い眼で検討することにします。とりあえず、5月は「お休み」とさせて いただき、6、7月の講師には、わが会のとっておき理事の登場です。 そのあと、秋からの「さんか・さろん」をどうすればいいのか、次のような 点を考えながら、できるだけ多くの会員が参加でき、語り合えて楽しい 「さろん」の企画をメールでも、ハガキでもよろしく・・。 ・開催日は、ウイークデーがいいか、土曜・日曜日がいいか ・時間は、夜がいいか、昼間がいいか ・テーマには、どんな分野、内容のものがいいか ・講師はどんな人を希望するか(身近にお願いできる人がいます、とか) ・少し遠出のスローライフのまち・むらを旅する「お出かけ・さろん」や 東京、近郊の歴史・文化を探る「お散歩・さろん」の企画も・・。 ・これまでの会費は適当でしょうか ・ビールとかお菓子は出た方がいいか、なくていいか ・終わったあとの交流・懇談会はいかがでしょうか ・あとからインターネットで映像記録が見れるといいと思う などなど。どんな声でも結構です。よろしく。□新しい年度、平成26年度の会費をお願いします。 新しい会員も募集しています。お誘いあわせて どうぞよろしく。 スローライフ学会は、NPOスローライフ・ジャパンが運営している学会 (学長・神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子) です。スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、 全国でスローライフまちづくりをすすめる同士とのつながりです。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 ※このスローライフ瓦版は、会員以外の方にもお送りしています。 これからもお気軽にお付き合いください。□スローライフ版・IT塾 ——————————————–Q:「悪意のあるメールは決して開かないように・・」というCMを見ました。メールの本文を見ただけでウイルスに感染することってあるんですか。それとも添付ファイルを開かなければ大丈夫なんでしょうか。<編集部:篠原伊佐武> ▼A:メールの本文を見ただけで感染するウイルスもあります。メールの差出人、タイトル、添付の有無などから判断し、怪しいと思ったものは削除しましょう。もし開けてしまって心配な場合は、すぐにウイルスソフトでスキャンすれば、感染していないかチェックすることもできます。最近では、銀行やゲーム会社を名乗った偽装メールもありますので注意してください。