12月「さろん」は“よさこい”について探求しました。

12月21日、 第113回「さんか・さろん」をオンラインで開催しました。

今年最後のさろん、テーマは『“よさこい”は、全国にどう広がり、どんな役目を果たしたか』。高知大学にて教壇に立ち、著書『よさこいは、なぜ全国に広がったのか』(リーブル出版・写真)の著者、川竹大輔さんからお話をうかがいました。
 

戦後、高知商工会議所が経済活性化と市民の健康を願って始めた「よさこい祭り」。武政英策氏作曲の原曲「よさこい節」は民衆の心に受け入れられ、各地で踊りや衣装のアレンジがされて郷土芸能となっていきました。

大きな転機となったのは1992年、札幌の街で行われた「YOSAKOIソーラン祭り」。その時、大学生だった川竹さん達は”街はだれのものか?”の問いと共に、周囲を巻き込み大きなうねりを作りました。その後、更に全国に広がり今や230以上の地域で市民参加型の祭りとなり、海外でも「クール!」と広がっている様です。

当初の目的の経済効果はなんと96億円!そして、それ以上に地元愛を育み就職や移住に繋がってるのでは…という興味深いお話をデータを交えてうかがいました。参加者は33名でした。詳しいまとめはいずれご報告します。

(写真は鳴子を手に語る川竹大輔さん。当日資料から3点スライドを拝借いたしました。)