瓦版2010.4.20創刊号

週刊スローライフ瓦版 (2010.4.20 創刊号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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コラム<火曜日の鐘> 早野 透(桜美林大学教授)
~~~ さよなら、ニュースに追われる生活?
新聞記者42年、そのうち政治記者36年、退く潮時ですね。権力の攻防のまっ
ただなかにいた害毒を洗い流すように、4月1日、賛美歌に迎えられ、東京都下、
桜美林大学教授に赴任した。
授業が始まって1週間、男女学生のつぶらなひとみに見つめられて教壇にた
つと、あだやおろそかにできない、教育の現場の厳粛さを感じる。メディアと
は。新聞とは。権力の監視…。ヒトラー、ルーズベルトから鳩山政権まで語っ
たら、さすがにくたびれた。
ゼミは「筑紫哲也研究」をテーマにしてみた。「筑紫さんは、スローライフ
を唱えて忙しがっていた人」と話すと、ゼミ生はへーっと目を丸くした。
これからの私、「さよならニュースに追われる生活、こんにちはスローライ
フ」となるといいのですが。
■街角から畦道から ————————————————–
能登半島先端の魅力人 高峰博保(能登ツーリズム協会) 能登半島の先端
珠洲市飯田町にある「だんだん」という店で沖縄料理を提供している北川さ
ん。昨年の夏、ご家族4人で大阪から越してこられました。地元食材や能登
半島に伝わる魚醤・いしりなどを駆使して料理されています。週替わりで作
られる定食と、彼女が発見した地域の魅力話しは、とっても美味です。珠洲
に行った時のささやかな楽しみですが、おすすめです。
「だんだん」の紹介ページはこちらです。
http://www.groovy-net.co.jp/suzu/dandan.html
古い「大須」を新しく 喜多千秋(劇団「クセック」) 名古屋市中区の
「大須」という町は、織田信長ゆかりの万松寺や大須観音と、大須演芸場や
大須商店街があります。古いものと新しいものが混在し、老若男女が集う賑
やかな町です。この大須3丁目に名古屋で唯一残っていた木造3階建てが取
り壊しの危機に。でも、あの元気な河村たかし市長のツルの一声と地元の人
たちの努力で新たな再生を遂げつつあります。
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学会コラム<緑と絆の木陰>
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神野直彦(東京大学名誉教授) 観客文化から参加文化へ

スローライフとは地域が創り出してきた生活様式としての文化を、愛するが
故に大切に守り育てていくことだといってよい。スローフードも地域の食の文
化を、守り育てる運動にほかならない。
生活様式としての文化は、地域に固有の自然が長い年月をかけ、地域の人々
の内面に浸透して形成された賜物である。つまり、生活様式としての文化は、
地域の人々の一人ひとりの内面で創造したものを、地域のひとびとが共同作業
として創造したものである。
ところが、文化はお金で買い、消費するものだという「代理人文化」が、現
在では支配している。音楽を楽しむといえば、音楽家を代理人として、自らは
観客として楽しむだけである。
人間は誰もが、文化を創造する労働者であることを忘れ、文化を観客として
消費することに熱中する「観客文化」に浸っている。挙げ句の果てに、政治も
「見せ物スポーツとしての政治」に堕している。つまり、スポーツの観客のよ
うに、政治も観客として勝敗を楽しむだけとなっている。
スローライフとは、こうした「代理人文化」への異議申し立てである。つま
り、人間の生活様式の形成を観客として楽しむ「観客文化」ではなく、地域に
根差した生活様式を一人ひとりが創造していく「参加文化」を創造することが、
スローライフだといってよい。
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┃「たかおか屋」から・・・ ┃
┃ 桜前線も日本列島を北上中ですが、メルマガ創刊にあわせて、富山県は ┃
┃ 高岡のお濠に浮かぶ桜の余韻をお楽しみください。 ┃
┃ http://www.takaokaya.jp/news/2010/04/11-164045.php ┃
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■まち・むらニュース ————————————————
・秋田市 「ぐるっと文化財マップ」 市教委文化振興室の労作で「見て楽し
い歩いて楽しい」「あきたのまち再発見」の副題そのままに、発想が柔らか。
マップ片手の散策会も企画中。 秋田市・齋藤一洋(まちパシャcrew)
http://www.burat.jp/members/writerblog/entry_disp.200709102229-5000069.200709102229-5000070.201004152331-3000028
・和歌山県串本町 日本トルコ友好120周年のイベントを開催! トルコ軍艦の
遭難・救助事件が、日本トルコ友好を深めるきっかけとなった。以来120年、
親密な友好が続く。軍艦沈没の地、串本町では6月3日から両国の友好を記
念したさまざまなイベントを開催。 濱田智司(紀の州コンサルティング)
・佐賀県小城市 羊羹と鯉のペアキャラ 小城の名物「小城羊羹」と、名水
でおいしぃ「鯉料理」からペアキャラクターが生まれました。生みの親は小
城市在住のイラストレーターあきんこさん。SOHOの第一人者!さて、どんな
にかわいぃかはこちらから。↓ 佐賀市・坂田啓子(小城市役所職員)
http://akinko.net/works/index.html
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コラム<象さんの散歩> 官僚の新入生諸君に贈る
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先週の日曜日、国立能楽堂で「安宅」を見せてもらった。取りで武蔵坊弁慶
を演じたのが畏友・尾田栄章さん。NPO渋谷川ルネッサンスの代表だが、私
には信州の「蛍の宿をまもる会」で年三回の農作業を楽しむ仲間でもある。
そもそも水の専門家。各地で講演、海外の会議に参加する。2003年に京都
で開いた第3回世界水フォーラムの事務局長。それもボランティアで。
実は“高級官僚の出身。でも、旧建設省河川局長を最後に悠々の自適ぶり。
国会は、「天下り」とか「脱官僚」とかの審議入り。嫌な話も多いだろうが、
この「スローライフびと」に象さんの鼻は高々・・・ ∧ 川島正英 ∧
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┃「日光『食』の研究所」から・・・
┃ 栃木県日光市では、日光の「食」で観光客のおも
┃ てなしを行おうと、なんと!研究所をつくってしまいました。
┃http://www.burat.jp/members/writerblog/entry_disp.200702230114-5000035.200704061247-5000060.201003122333-3000030
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> ただ、ぼ~っとすること?
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スローライフとは「ぼ~っと暮らすことですか」、と聞かれることが多い。
いえいえ、と、そんなときに登場するのが“スローライフ曼陀羅。
衣食住などジャンルに分けて、ファストとスローで見比べるものさしです。
団体早回り旅行はファストツーリズム、地元商店街はスロー、受験勉強はファ
ストという具合。ワークショップで皆にアイテムを出してもらうと。↓
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=47
■スローライフ便り・事務局からのお知らせ —————————–
△きょうは「さんか・さろん」の日です。ぜひどうぞ―
日時 4月20日(火) 18:40~21:00
会場 千代田区平河町「マーキュリー・ルーム」
(平河町1-4-5平和第一ビル6F クオリティ株式会社)
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=89
今回のスピーチは、映画プロデューサーの武重邦夫さんが、映画づくり新時代
における「青春100物語」を提唱します。また市民活動家・坪井真里さんが、
おカネへの「NPOバンクの挑戦」を語ります。
△この「さんか・さろん」は、毎月第三火曜日に開く参加と交流のサロン。
ビールとかソフトドリンクを片手にスローライフにちなんだ二つのスピーチ
から学びます。
△5月の「さんか・さろん」は―
朝日新聞コラムニストを退き、この4月から桜美林大学教授になられたスロー
ライフ・ジャパン理事の早野透さんを迎えます。
「励ます会」を兼ねて、東京日比谷・日本記者クラブ会議室で。
詳しくはまた来週のメールマガジンでお知らせします。
参加ご希望の方は「」へ
△上映会を開催しませんか?「1000年の山古志」
中越大震災で全村崩壊した山古志村、人々は如何にして、故郷を取り戻したの
か、日本人の心の根源に迫る、話題のドキュメンタリー映画です。
「1000年の山古志」オフィシャルサイトはこちら
http://1000yamakoshi.main.jp/index.html
上映会のお問い合わせは「」へ
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■いつも応援していただき、ありがとうございます。
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
KDDI株式会社
http://www.kddi.com/
株式会社ダイイチ
http://www.co-daiichi.co.jp/boring.html
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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