週刊スローライフ瓦版 (2010.10.5 第24号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会======= このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信 される方も含めて、お気軽にお付き合いください。★★★★★毎月第3火曜日、スローライフの勉強会「さんか・さろん」を開いています。10月19日のテーマは`農と`ネットを深く、現代感覚でとらえていきます。http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=99ぜひ、足をお運びください。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)~~~ 愛煙家のみなさん、お気の毒 値上げされてしまいましたね。ここ数週間の販売促進キャンペーンは凄かったから、買い置きにぬかりはないでしょう。小生、幸い喫煙の習慣を持ったことがない。それは偏に周辺の喫煙率が異常に高かったから。生意気盛りの中学生、あの環境で喫煙してはツッパリにならなかった。悪友たちに感謝である。 元来、煙草には憧れがあった。ひとつは刑事ドラマ。もうひとつは祖父との記憶。「一服しなさい」、いつもそういってから煙草を取り出した。無論、吸わせてくれるわけではない。実をいえば、小学生の当方には、休憩も必要ない。でも、ブキッチョにマッチを擦る仕草、一口吸った後の深い吐息、そんな大人な景色は不思議に見飽きなかった。禁煙のわが実家、珈琲も好きだった祖父の仏壇に、紫煙ならぬ線香の煙を立てる。マッチを調達できる喫茶店も減った。■街角から畦道から ————————————————–第一回ラトビア音楽の集い[中] 土屋道男(東京・光が丘) 音楽祭で期待の一曲は、やはり「百万本のバラ」だった。この曲がラトビア の民謡だとご存知だったろうか。加藤登紀子さんも、最初の頃は「この歌の 故郷はロシア」と紹介されていた。実は、あるライブで私が指摘、それから ラトビア民謡と話されるようになった。私の嬉しいエピソードなのです・・ この国は、1873年に「第一回ラトビア歌と踊りの祭典」を首都リガー市で開 いています。1991年の独立まで千年に及ぶ間に400万曲を超える民謡を歌い 続けてきました。だが、ソ連の占領が長かったことから、ロシアも自国の歌 のごとく広めていったのが「百万本のバラ」だったのです。———————————————————————-学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる(朝日新聞論説委員・編集委員)~~~~~ 伝書鳩、その後 前官房副長官の松井孝治さん(民主党参院議員・京都選挙区)から急な企画を持ちかけられた。一週間後に、京都で、鳩山由紀夫前首相と語る会をやりませんか、というのだ。 テーマは、前首相が熱心に唱えた「新しい公共」について。公共政策を学ぶ大学生を集めて議論したいので協力してほしい、という話だった。 さっそく知り合いの学生らに声をかけた。同時に、同志社大の新川達郎教授に大教室の確保と学生集めをお願いした。 代表選で無力な伝書鳩を演じた前首相の評判は散々だ。「新しい公共を言う前に、いまの公共ルールを守って税金を納めとけよ」と批判されてもいる。だから参加者の少なさを心配したが、さにあらず。単なる「有名人好き」もいたろうが、9月末の土曜の午後、定員150人の教室が満杯になった。 前首相は自らの短命内閣を苦い笑いの種にしながらも、上機嫌だった。学生から「政治家として最も楽しかったとき」を聞かれると、「自民党を離党したとき」と答えた。「首相就任」ではないことに、会場に「ほおっ」という驚きが広がったが、私にはなぜだか、まだ政治家をやめない意思表示に聞こえた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「KDDI」から・・・女性が日常生活で必要な情報を集めた女性専用の統合ポータルサイト「au one Woman Style」の提供を、2010年10月5日 (火) に開始します。http://www.kddi.com/corporate/news_release/2010/1001/index.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「たかおか屋」から・・・ 実は富山は日本有数の「ご当地ネクタイ」王国。富山の名物は何だって首に締めちゃいます。立山連峰、ホタルイカ、コロッケ…。詳しくはこちら↓http://www.takaokaya.jp/news/2010/09/10-163333.php━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■まち・むらニュース ————————————————・北海道:阿寒湖 「イオマンテの火まつり」始まる アイヌが神宿ると伝えられる伝統の里で、ユネスコ世界無形文化遺産に登録 されている「イオマンテの火まつり」が、ことしで12回。10月から始まった。 11月末まで。阿寒湖温泉屋外特設会場で。参加費は1000円。阿寒の自然と文 化の風土を継承する奉納舞踊にぜひどうぞ・・。お問い合わせはNPO法人 阿寒観光協会まちづくり推進機構(0154-67-3200)・東京:新宿 「四谷大好き祭り」があります。 新宿区四谷といえば大学と文化の香る街。この四谷大通りがステージとなり 楽しいイベントが行われます。10月10日(日)10時~20時。13時からのパレ ードには、サンバ、阿波踊り、チアリーディングなど。四谷広場では産直市 もあります。問い合わせは、四谷大好き祭り実行委員会 080-7011-0702・佐賀県 電気自動車に描くデザイン「未来の地球への願い」募集 県は、公用車で地球温暖化の防止に役立つ自動車を2台走らせている。電気 自動車にかわいい象を、プラグインハイブリッド自動車にトンボをイメージ したキャラクターや花などがペイントされています。デザインは一般公募、 最優秀作品が車体に描かれた。今回、新しく導入する電気自動車(ニッサン リーフ)にも車体のキャラクターデザインを募集。11月19日(金)まで。 また、この3台の自動車に愛称を付けてもらう企画も検討中。 問い合わせは佐賀県くらし環境本部地球温暖化対策課(0952-25-7474) http://www.pref.saga.lg.jp/web/kurashi/_1262/_33043/_48933.html———————————————————————-コラム<象さんの散歩> 早稲田大学新聞学科昭和27年期生~~~ 大学時代の同窓会が週末に。毎年秋に開く。卒業して半世紀余。ほとんどが喜寿年齢である。“病気と孫の話は厳禁といっていた時期はどこへ。いまや、からだの状況抜きでは通じない事柄も。入学時には50人だった仲間から15人が消えた。一人暮らしで、亡くなって5日間気づかれずという友の報告も。 そもそも、今回は、夜ではなく、昼の会に。岡山からの友は「日帰りできてありがたい」、久しぶり参加の友は「女房の介護で夜はダメだったが・・」と。 寄る年波を実感させられもしたが、もちろん、新聞、放送、雑誌記者が多く個性派・活動派ぞろい。「三国志」の本格研究家として知られる友が「13冊目にとりかかった」とか、一家言居士の友が目新しい「世界遺産マイスター」の称号を得たとか。わいわい、一年の憂さが吹き飛んだ。 ∧ 川島正英 ∧━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・日光・中禅寺湖で、ヒメマスの地曳き網体験がありました。少し前のお話ですが、全国的に珍しいのでご案内です。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-50.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと> その21 ~~~ なぜ「秋分」が仏国革命暦「新年」の歳首なのか? その理由は耶蘇教を排除したかったから。ローマ教皇グレゴリウスが定めた暦は、宗教行事の都合に合わせたもので、生産的活動とは自然な関連はない。 「秋分」の頃は葡萄の収穫期で、葡萄酒の生産も始まる。農業者も、都市の呑ン兵衛連中も心が弾む。その近辺でお天道様のお考えが明確なのは「秋分」だ。寒さに向かうからこそ、葡萄酒造りへの期待が益々膨らむ。自然と人性に忠実で合理的な歳首設定であり、革命暦は常民の暮らしにふさわしい。 実は、耶蘇教世界を含めて、古い暦では、「春分」を歳首にした例も、「冬至」を太陽の生まれ変わる日だとして歳首とした事例もある。「夏至」の頃は暑くて気分が乗らない。結局、革命家たちに残されていた合理的な選択肢が少なかったというのが、本当のところではなかろうか?コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> にっぽん商店街シンポジウム~~~`商店街の活性化に私がかかわって、何年になるでしょうか。最初は1994年、静岡市・呉服町名店街。当時は静岡在住で、自分の街を何とかしようと夢中でいろいろ試みたものです。「一店逸品運動」はそこから生まれました。それから10数年が経ち、果たして日本の商店街は良くなったのでしょうか?検証の意味も込めて、シンポジウムhttp://www.shotengai-sympo.jp/が開かれます。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=73■スローライフ便り 「MISSIONをBUSINESSに」という一文を、吉田恭子さんからいただいた。吉田さんは、NPOエンツリー理事長で、東京の多摩、八王子の女性の自立を支援している活動家。これからもよろしく。 自分たちの望む住みよいまちや社会が実現するように活動しているNPOや、市民団体が、それぞれの目的を達成するためには、継続かつ安定した資金が必要です。いつまでもメンバーの持ち出しや無償ボランティアだけに頼っているだけでなく、自分たちの夢を「仕事として考える」ということも大事なのでは? そんな思いのセミナーが、10月16日(土)13時から立川市で開かれます。手探りで初めの一歩を踏み出した人たちの事例発表やコミュニテイビジネスのアドバイスに定評のある永沢映氏の講演。そのあと、たっぷり2時間の交流会など。詳しくはNPO法人エンツリーHPで。http://npo-en-tree.org■事務局からのお知らせ△10月の「さんか・さろん」が来週に迫りました。今回は、かねてお知らせしたように、大和田順子、蜷川真夫アワー。ご期待を。大和田順子さんのテーマは、<「農」が変わるまち、「農」で変えるまち>。環境カウンセラー、消費生活アドバイザーとして著作も多いが、近く「アグリ・コミュニティビジネス・・しあわせな地域社会のつくり方」(仮称)を出版の予定とか。その中味を先取りして聞く「さろん」です。蜷川真夫さんのテーマは、<「ネット」に、世論はあるのだろうか>。朝日新聞で社会部記者、AERA編集長。いまは(株)ジエイ・キャスト会長だが、インターネット・キャスターとして「ネットの炎上力」を著作、それが評判となっている。その現象の核心を聞く「さろん」です。“エキサイティング・サロンの詳しくは、こちらへ・・http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=99△筑紫哲也賞「作文コンクール/神話・民話を読み継ぐ」の入賞作品集をネット上(e-book)で公開中!◆「上巻」→ http://www.slowlife-japan.jp/web_vol1/flipviewerxpress.html◆「下巻」→ http://www.slowlife-japan.jp/web_vol2/flipviewerxpress.html△スローライフ学会へのお誘い スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・神野直彦、会長・増田寛也)です。 楽しくスローライフについて多くの分野から学び語り合います。また、全国でスローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は自動的にNPOのサポート会員となります。会員になっていただけれんば、この「瓦版」に記事を出したり、「さんか・さろん」などで交流したりできます。「学会便り」や、各種ご案内もお届けします。 また、学会申し込みはこちらから↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/liaise/index.php?form_id=5=======■いつも応援していただき、ありがとうございます。日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/KDDI株式会社 http://www.kddi.com/株式会社ダイイチ http://www.co-daiichi.co.jp/boring.htmlアース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへまた、今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会◆事務所を移転しました。↓↓↓↓↓ 新連絡先です ↓↓↓↓↓〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/