週刊スローライフ瓦版 (2011.3.8 第46号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★ 今月の「さんか・さろん」は15日。テーマは“フットパス。 ありのままの風景を楽しむ、まさにスローな活動です。お楽しみに! http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=111★★★★★ このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信 される方も含めて、お気軽にお付き合いください。コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)~~~ 森は生き残れるか 森林を支える山村が崩壊の危機にあることを先にお伝えしました。長く発せられてきた警鐘がとうとう現実化してきたのです。にもかかわらず、元締めは相変わらず農水省の外局である林野庁であり続けました。国の根幹にかかわる森林政策の帰趨が一官僚組織に握られ、「政治」の存在感は希薄でした。 菅内閣で「食と農林漁業の再生推進本部」なるものが発足、森林・林業分野についてもタスクフォースが動き始めたとのニュースがありました。 ようやく総理大臣が本部長となって森林・林業政策の旗を振る時代が来た、そのことに感慨を覚えます。しかし、その内閣はふらふら状態のようで、気のもめることしきりです。政権がどう変わろうと、この政策だけは継続してほしい。そこに日本の未来がかかっているのだからと、切に祈ります。■街角から畦道から ————————————————–小正月に思うスロ?ライフ 神戸とみ子(ふるさと再生仕掛人 群馬県南牧村) あっという間に小正月も過ぎた。鬼の首も赦すと昔からの言い伝えもある。 自営の忙しさを縫い、群馬が誇る草津の雪景色へ。自然や温泉は、昔から変 わらぬもの。人の心とて同じく、筑紫哲也さんの「意」を継ぐスローライフ ・・・日本の心を感じる。群馬のだるまは世界に通じる。七転八倒。「上毛 倶楽部」の存在を知り、かかあ天下の意味を説く。これからも未来の子供達 のために地域発信し叫びます。絆や魂が受け継がれる如く、先祖を思う心、 それは子孫繁栄に繋がっている。手を合わせる日本の心は今の世に足りない ものかも知れない。今ある自分たちを感謝する思い。巷でのタイガーマスク 運動が嬉しい。世の中まだまだ捨てたもんじゃない。「生きる」楽しみを感 じるのがスローライフ。———————————————————————-学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 増田 寛也(野村総合研究所 顧問) 民意と議会 「地方自治は民主主義を学ぶ学校である」とは、英国の政治学者ブライスの言葉であるが、名古屋市長など何人かの喝采を浴びる“尖った首長達の政治スタイルをどう見るか。かつてルソーは「人民が自由なのは議員を選挙する間だけのことで、議員が選ばれるやいなや人民は奴隷となる」と議会制の矛盾を説き、最近も議会より直接住民に問いかける直接民主制を重視する傾向にある。 問題は、この民衆のエネルギーをどう評価するかである。チュニジアの「ジャスミン革命」など命懸けで民主化を求める政治行動と大衆エネルギーに圧倒されるが、一方でスペインの哲学者オルテガは「大衆の反逆」の中で、不合理な感情にゆれ動き、大勢に順応する大衆民主主義の危険性を指摘している。 現代は国民の意識が多様化し、直接国民の意思を問うとしても、一律でない意見の中から民意を把握することは容易ではない。 住民自治は身近な政府をどうコントロールするかの問題であり、住民自治の強化イコール直接民主制ではない。地方議会や地方議員を叩くばかりではなく、議会制民主主義をベースに、議会が多様な民意の政治的統合に向けてどうすればきちんとした役割を果たせるかを考えるのが重要であると思う。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「KDDI」から・・・シニア世代へおくる「大人のためのケータイ入門」カメラの章`さくらとモモこの短編小説を読むうちに、カメラを使いたくなってきます。http://www.au.kddi.com/pr/senior/story/camera/index.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「たかおか屋」から・・・ 少々気の早いお話しですが・・・今年の5月1日の市祭である「高岡御車山祭」がより身近になりそうです。http://www.takaokaya.jp/news/2011/03/01-172320.php━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■まち・むらニュース ————————————————・北海道遠別町 「地域おこし協力隊」を募集 留萌管内の遠別町(えんべつちょう)は、稚内市から日本海側沿いに約90km 南下した位置。日本最北の水稲の地で、農業を中心とする。近くに利尻礼文 サロベツ国立公園があり、日本海に沈む夕陽が美しい。人口約3千の小さな 町。意欲ある都市部の人材を積極的に受け入れるため、「協力隊」を募る。 ・募集人数 4人(女性も歓迎)・活動期間 4月から3年間 ・活動概要 町内会への支援活動、高齢者世帯の見守り、地域情報発信など ・応募条件 20歳以上40歳以下、など七つの条件をすべて満たすこと ・待遇 報酬は月額20万円 住居は用意(料金は個人負担) 活動車両は自家 用に月額15000円を支給 ・勤務日は月曜から金曜までの5日間 受付は3月14日まで。問合せ先遠別町役場 (FAX:01632-7-3695) 詳しい内容⇒ http://www.town.embetsu.hokkaido.jp/tiikiokoshi.html・神奈川県南足柄市 「金太郎」のナンバープレートが登場 自動車にご当地ナンバーを採用するところが目立ってきたが、南足柄市では 原付きバイクなどのナンバーに「金太郎」をあしらったデザインを採用する ことになった。4月1日から。対象は、125CC以下の二輪車、農耕向け小型 自動車など。金太郎は、市のシンボルマークで、今回のデザインには富士山 とクマ、シカが描かれた。問い合わせ・南足柄市税務課(0465-74-2111)———————————————————————-コラム<象さんの散歩> 「安産の里」の夢はやはり遠野で駆ける~~~ 朝日新聞が2月28日朝刊見開きぺージで、「健康・医療フォーラム」特集を載せた。片面は「ITが医を結ぶ」で、遠野市の「ねっと・ゆりかご」の紹介だった。“民話の地を安産の里へと大きな見出しつき。本田敏秋・遠野市長が「安産の里 をつくろうという夢をもっている」と熱の入った論である。 たまたま一週間前に、私も瓦版44号のこの欄で、「安産の里」の話を書いたばかり。本田市長が、その「ねっと・ゆりかご」を採り上げた1月のテレビの番組を見たが、「安産の里」ということばを使わずじまいだった、と。 安産の里構想は、2006年に遠野市で開いたスローライフ・フォーラムからのスタート。基調講演した筑紫哲也が「ぜひ」と語り、本田市長と当時の岩手県知事・増田寛也氏が応じ、進行役の私も大いに盛り上げた。それを思い出して愚痴っぽく、の次第だったが、きょうは拍手喝采・・・ ∧ 川島正英 ∧━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・今市宿「新酒と食の見本市」が開催されました。地元の食材を使った逸品は、皆さんからの関心は大!これから、ますます、日光の食をPRせねば。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-94.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・3月11日(金)の料理教室は「ベジタリアンの春色お花見ランチボックス」ソバ粉のトルティーヤやソイミートのから揚げなど。詳しくはお問合せを。http://earth-art-cafe.com/?page_id=20━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと> その43~~~ 身も心も凍えた官暦版「桃の節句」 先日の官暦3月3日は「ひな祭り」。官暦での行事らしく、寒さの厳しい日になりました。旧暦だと、まだ1月29日。だから言わないこっちゃない…。 拙宅近所のスーパーでは「旧暦の桃の節句で・・・」とか解説し、僅かな蕾が付いた桃の枝を切ったものを売っていて、幼児が「お花をあげましょ」とか歌いながら蕾に触っていました。なんと言えばよいのか…、生産者は切った枝を暖かくした室内に入れて蕾を膨らませるらしいですから、持参すると値引きする「エコ・バッグ」を推進している店には似合わない品物ですよねー。 今回は、官暦4月5日が旧暦「桃の節句」です。24節気なら「清明」にあたり、天地万物に気が満ちるのですから、自然の桃の花でも蕾にはなるし、暖かさも段違いでしょう。皆さん、またまた旧暦に切り替えるチャンスです!コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> トイレの神様~~~去年ヒットした曲の名前ですが、山梨県富士吉田でそれを見つけました。ここでは新築・増築の際、櫛・かんざし・リボン・白粉・紅などを土に埋めトイレの女神様にお供えします。お供え物はセットになっていて、セットそのものもいつしかトイレの神様と呼ぶようになったとか。「そう売れる物じゃないけど、どこかで売っていなくちゃね」と、小さな雑貨屋さんが今も作っています。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=95=======■事務局からのお知らせ▽3月の「さんか・さろん」は東京・町田市で“まちづくり型フットパス観光 の運動をすすめている神谷由紀子さんをお迎えします。フットパスとは「快 適な歩く道」のこと。「資源がない、 資金がない、人材がない? そういう 地域こそ“スロー観光の可能性大よ」と語る神谷さんのスピーチをどうぞ。 ○日 時……3月15日(火)19時?20時30分(18時40分受付開始) ○場 所……平河町Mercury Room (千代田区平河町1?4?5 平和第一ビル6階 クオリティ(株)会議室) ○主 催……スローライフ学会 ○参加費……スローライフ学会会員1000円、一般2000円。 (学生500円、講師の紹介者1000円) ※終了後、希望者で簡単な懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。 ○テーマ=「フットパスで観光(まち)づくり」 ○ゲスト……神谷 由紀子(かみや ゆきこ)さん NPO法人「みどりのゆび」事務局長 http://www.midorinoyubi-footpath.jp/index.html 【申込み】3月14日(月)までに下記へ。 NPO スローライフ・ジャパン 電話 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 △筑紫哲也賞「作文コンクール/神話・民話を読み継ぐ」の入賞作品集をネット 上(e-book)で公開中!◆「上巻」→ http://www.slowlife-japan.jp/web_vol1/flipviewerxpress.html◆「下巻」→ http://www.slowlife-japan.jp/web_vol2/flipviewerxpress.html△スローライフ学会へのお誘い スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・神野直彦、会長・増田寛也)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国でスローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」などで交流したりできます。「学会便り」や、各種ご案内もお届けします。 また、学会申し込みはこちらから↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/liaise/index.php?form_id=5=======■いつも応援していただき、ありがとうございます。日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/KDDI株式会社 http://www.kddi.com/株式会社ダイイチ http://www.co-daiichi.co.jp/boring.htmlアース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへまた、今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/”