


瓦版2025.4.8第732号室崎千重さんほか、7人のコラム掲載。

瓦版2025.3.25第731号 川島英樹さんらのコラムほか、続「ふるさと納税」廃止論など

週刊スローライフ瓦版 (2011.5.10 第55号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★「瓦版」は、2年目に入ったばかり。東日本大震災から立ち上がるべきいま、スローライフこそ・・と考えます。新しい瓦版会員を求めてやみません。http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=117★★★★★コラム<火曜日の鐘> 早野透(桜美林大学教授)~~~ スローライフの村・飯舘をおもいながら 大震災から1カ月、レンタカーを借りて宮城、福島の被災地を走りました。女川、石巻の海岸は、がれきが積み重なって、凄愴な風景でした。相馬市、南相馬氏の市役所に立ち寄ると原発避難の人々でごったがえしていました。 そこから立ち寄った飯舘村は、春らんまん、牛が鳴いて、その牛舎の前の草むらに座って、仙台で買ってきた名物の牛タン弁当をぱくつきました。飯舘村は、「スローライフ」をめざして村づくりに努力してきた村です。アルプスのハイジが走り出てきそうな美しい風景でした。けれどもそんな村が放射能汚染で全村避難を迫られています。 5月7日、わたしも渋谷の「脱原発」デモに一市民として歩きました。若い人たちが多くて、とてもにぎやかでした。学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 中村 桂子(JT生命誌研究館館長) 生きて在ることそのことを 私にしては珍しく、ちょっと哲学に教えられたことを書きます。“在ることについて二つ。一つは、「存在と所有」。在ることと持つことです。本来、私たち人間は在ることを大切にしてきたのに、いつの頃からか持つことに重点が移ってしまったというわけです。たくさんの物を持ちたい、お金が欲しい。それを豊かさと称してきました。東日本大震災に見舞われた中で、「何もかもが流れて行ってしまいました。でも私たちには絆があります。田畑を支えてきた技術と経験は消えてません」と語る方たちを見て、この方たちは「存在」なのだと思いました。自然の中で生きてきた方たちの言葉です。 もう一つは、“今ここが大事なのにいつも“いつかどこかのことばかり考える社会になってしまったという指摘です。そしてそのためにいつも前のめりになって、より速く、より遠くへと急ぐことになってしまったのです。こちらは時間です。“今を今として生きるとゆったりとした気持になり、“生きて在ることそのことがとても大切に見えてくるのに、先ばかり見ているのはなぜなのだろう。言われてみれば、確かに今の社会の生きにくさはそこにありますね。 スローライフとは、“今在ることそのこと”を大切にする生き方なのだと思いました。具体的には、地に足をつけて地道に生きると、それはとても愉しく豊かだということですよね。■街角から畦道から ————————————————–「雛がたり」のHP完成 八百谷和子(雛がたり実行委員会代表 鳥取市) 『お雛さまエッセー&絵てがみコンクール表彰式』、『第10回雛がたり』を4月5日、鳥取市用瀬町流しびなの館で開催しました!! 皆様のお陰で、コンクールは北は釧路市、南は大分市から、エッセィ234通、絵てがみ1″023通、計1257通ご応募頂きました!!いずれも素敵な作品ばかり・・・。ありがとうございました!! 表彰式は、神戸・広島などからの受賞者45人をお迎えし、来場者約120人。小学生から80歳代までの老若男女の作品を発表しました。 毎年『雛がたり』にご来場くださる方は、「作家の作品とは違ったエッセイ。とても素敵だったわ。私は好きよ」と評価してくださいました。 絵てがみ入賞作品は、流し雛の館に展示しています。今月、雛がたり実行委員会のホームページができました。http://www.yaotani.biz/hinagatari/ トップページにはブログもあり、受賞者の方との交流が続いています。ゴールデンウィークあけから、絵てがみをアップしていく予定です。是非一度HPをご覧ください! 用瀬は一年中お雛さまを想っています・・。■東日本大震災におもう人との出会いを大切に 鈴木庄一(設計衆団LN代表 静岡県掛川市) 私が被災地に向かったのは4月23日。目的はパーテーションや座椅子を作り、またお茶を振る舞うというボランティア活動であった。 福島県に来たのは十数年ぶり。港付近で目に飛び込んでくる景色に、悔しい思いがこみ上げてきた。陸に押し上げられた漁船、自然の猛威を知らされ、人間の微力を痛感させられた。しかし、いま出来ることをひとつひとつ、やっていくことが自分たちのためであると考え、助け合っていくことが希望への道筋であると思いたい。私も微力ながら段ボールを使ってパーテーション、座椅子を被災地で作り、そして、それらを使ってもらえて心からうれしく思った。 被災された方々から「ありがとうね」の言葉を頂き、このような 状況の中でお礼の言葉をかけてくださる優しさに涙がこぼれた。3日間という短い時間に被災された方々と話をして感じたこと。それは人と出会えた数だけ人のことを知ることが出来、人と出会えた数だけ人の優しさを知った。なにげに過ごしているこの時間、人と出会っているこの時間を大切にしたいと思った。節電にも楽しい企画があれば・・ 中村友子(ライター 千葉市) 暑い夏に向かって節電を心がけましょう。私たちは電気づけの毎日を見直すことが大切です。便利な暮らしになじんだ体に、少し試練を与えて昭和40年代の生活を思い返して、電力消費を見直しましょう。個人も企業も。 たとえば一ヶ月の電気料が千円軽減できた家庭には、観光地でお得な料金で泊まれるとか、被災地の特産物がお得な価格で買えるとか。楽しいイベント感を目指して節電と景気アップに一役買う企画があればいいと思いました。 ■まち・むらニュース ————————————————・岩手県 遠野ふるさと観光ガイドと行く「まちなか満喫菓子めぐり」被災地の後方支援拠点としてがんばっている遠野市。民話で知られていますが、実はお菓子もさまざまに。この企画ではまちなかをガイドさんと巡りながら、銘菓を2箇所でいただきます。立ち寄る施設の入場料も込みで参加費1″