


瓦版2025.2.25第729号 増田寛也さんら、10人のコラム掲載。

瓦版2025.2.11第728号 室崎千重さんら、9人のコラム掲載。

週刊スローライフ瓦版 (2012.8.28 第122号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★酷暑は続きそうです、秋に想いを馳せましょう。10月は恒例の学会フォーラム、ことしは富山県高岡で“逸村逸品をテーマの楽しい論議。9月18日の「さんか・さろん」も高岡スローライフ逸品研究会副会長・筏井秀樹さんのお話です。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 斉藤睦(地域総合研究所所長)~~~ 算額とフェイスブック 昔の“からん ころん”は番町皿屋敷ですが、ちかごろ“からん ころんといえば、冲方丁著『天地明察』なのでしょう。江戸時代前期に800年使われてきた中国発の宣明暦の誤りを見抜き、日本独自の貞享暦を考え出した幕府のお抱え碁打ち・渋川春海の挑戦。暦作りには日月星の観察が欠かせず、今年は天文ゴールデンイヤーということで読みましたが、幕閣内の勢力争い、江戸期の数学家たちの振る舞い、武家と公家の相克、挫折を乗り越え、プロジェクト成就に至る道筋に恋模様もからみ、面白く読み上げました。 中でも、神社に数学問題を掲げて(算額)解きあう和算術競争が魅力的。 フェイスブックを始めて、これはひょっとして算額ではないか、と。日々の日常の感性に触れたことを投稿し、「いいね!」と受け止め、当意即妙のコメントが入る。投稿は「命題」で、的を射たコメントは、「ご明察!」。人間の所業は、あまり変わっていないのかもしれません。コメントが来るスピードは速くなりましたが…。(写真は物語にも出てくる渋谷の金王八幡宮の算額です)学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 増田寬也(野村総合研究所 顧問)選ぶ人と選ばれた人 「近いうち」に総選挙が行われるらしい。2005年は郵政民営化と刺客騒動。2009年は政権交代。今回は何が争点となるのか。原発?維新?世代交代?ところで、今、代表制(間接)民主主義の正統性を問い直す意見が多い。すなわち代表者(国会議員)が民意をすくいきれていないのではないか。 これはもちろん選ばれた側の問題も大きいだろうが、選ぶ側にも問題はないのか。選挙権は権利でもあるが、義務でもある。権利の上に眠っている人を保護する必要はない。最近はどの選挙も投票率が低い。先日の山口県知事選挙も注目された割には投票率はわずか45%であった。一部の人だけが参加する選挙で選ばれた人のふるまいを後であれこれあげつらう前に、まず真剣に投票に向かうべきだろう。 なにしろ国会議員には地方の首長や議員と異なりリコール制度がない。一度選び間違うと4年又は6年間悔いることになる。もちろん、これには大前提がある。一票に大きな格差があってはならない。都会の一票も地方の一票も同じ価値を持つのは当然のことだ。この点、最高裁判所から違憲を指摘されながら法律改正をせずにそのまま放置している国会の怠慢は目に余る。 選ぶ人と選ばれた人。民主主義の立て直しはどちらにも覚悟が求められる。
■街角から畦道から『天涯の花』を読んで 川島宏子(東京都中野区 アトリエ「花と生活」)日光のキレンゲショウマに魅了されて、宮尾登美子さんの小説『天涯の花』を読みました。月光のように澄み、気高く、凜と輝くキレンゲショウマ。深山の神秘と清浄のさまが暑さを忘れさせてくれました。両親を知らぬ少女の珠子は、施設で愛されて育ち、剣山の宮司の幼女となる。辺りを払って、誇り高く咲くキレンゲショウマに心をうばわれ、無垢な魂は清らかに澄みわたり、人として美しく生きるさまが描かれています。日光で、咲き始めたばかりのキレンゲショウマに、偶然出会えた私は何とも幸せでした。このキレンゲショウマの話を「瓦版」に書かせていただいたところ、神野直彦先生に最高のお言葉をいただき、ただただ感激いたしております。単に花好きの私、というだけですのに。(写真は携帯電話で写したキレンゲショウマです)■まち・むらニュース・新潟県胎内市で「米粉料理`べえべえアイディアを募集」米粉の発祥地・胎内市では、米粉を薄く焼いておかずを包んで食べる食べ方、「べえべえ」を推奨しています。このだび広く一般から、アイディアに富んだ独自の「べえべえ」を募集、グランプリには賞金10万円を。お米でできている米粉は、ご飯のおかずになるものなら何でも合います。たとえばキンピラゴボウ、焼肉、キーマカレーなども。また、あんこやクリームを巻いてスイーツ風にしても。あなたのオリジナル「べえべえ」をお寄せください。詳しくは胎内市商工観光課 電話0254-43-6112まで。・北海道遠軽町で「太陽の丘コスモスフェスタ」10ヘクタールの広大な敷地に1000万本のコスモスが咲く日本最大級のコスモス園「太陽の丘えんがる公園虹のひろば」ではコスモスの開花に合わせて「太陽の丘コスモスフェスタ」を開く。期間中はコスモスコンサート、子どもに人気のキャラクターショー、カプラ(細長い白木の積み木)の高積み大会、応募者から選ばれたカップルを祝福する「コスモスウエディング」など、いろいろ。・期間:~9月23日(日) ・場所:太陽の丘えんがる公園(遠軽町丸大)遠軽町商工観光課(0158)42-4819 詳しくはこちらのホームページをhttp://engaru.jp/kankou_info/event2012/120902.16kosumosu-festa/12festa.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━米粉のまち・胎内市から・・・米粉焼きドーナツ誕生!イチゴ、チョコ、りんごシナモン、きなこ、抹茶あずき、の5種類。揚げていないのであっさり、そして米粉ならではもっちり食感。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/14677258.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・日光の産物を使ったレシピや、食にこだわったイベントのご紹介、『食』の研究所の活動など、情報がいっぱいのブログです。ご覧になってください。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・ノンアルコールのお米の発酵飲料「寺田本家のマイグルト」。甘酒のような、お米本来のほのかな甘みとコクは、お米からできた飲むヨーグルトのようです。「たべもの商店」でお求めください。 http://nfst.jp━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━スローライフ逸品フォーラムin高岡から高岡市と各地の「スローライフ逸品」を紹介するフェイスブックページです。↓ ご覧になって、「いいね」ボタンを押してくださいね。http://www.facebook.com/slowlifej━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム<象さんの散歩> 滋賀・長浜と信州・松本と~~~ 先週、滋賀県長浜市へ、また長野県松本市へ。二日間ずつ炎暑の旅だった。 長浜では市町村振興協会とふるさと財団が後押ししている「まちなか再生」事業を見せてもらった。シンボルは「黒壁スクエア」を核としたまちづくり。20数年前に訪ね、先進的取り組みと市民の熱意に感嘆したものだが、いままた新感覚の観光へすばやい対応ぶりである。歴史の味わいをうまく活かしたり、高齢者チームの四商店で「プラチナ・プラザ」と呼ぶ一角を設けたり・・。 課題は、一過性の観光客対策。どんな交流の絆をつくっていくか。 松本では、わが家の夏恒例のサイトウ記念音楽祭に。この祭も20年の歴史を数え、まちのシンボルとなった。市民の思い入れの深さ。音楽会のチケットは長野県民向けと全国ファン向けが半分ずつ。伝統工芸、食、宿・・。催しとか交流とかへの市民の熱情に各地からリピーターも多い。 私たちもいつもの老舗巡り、食べ歩きのほか「木の匠たち展」、目抜き通りのテント青空市、市内各校小中学生の吹奏楽パレードにも出合った。すてきな憩い。療養中の小沢征爾さん抜きは淋しかったが、オーケストラコンサートの「アルプス交響曲」は拍手鳴り止まず。小沢さん来年はきっと戻ってきて、と。が、課題の“小沢タクト抜き音楽祭”への励まし、と感じた。∧ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 金時草と太キュウリ~~~先日、金沢に行ったとき、この2つを初めていただきました。今や何でも口に入れているような時代なので、「え?知らない‥」というものに出会うとわくわくします。しかも土地に根ざしたものならば、地元の人の話がさらに味わいを深めてくれます。美味しい味、独特の香りと歯ざわり、そしてエピソード。地域野菜は、わがまち自慢と思い出づくりに重要な役目を担っています。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=174■編集室だより □9月18日(火)の「さんか・さろん」は高岡フォーラムの予習です。 10月のフォーラムに向けて、高岡から「スローライフ逸品研究会」副会長の 筏井秀樹さんが駆けつけてくださいます。「高岡のまちづくり・ものづくり」 について、直にお話を聞くチャンス。あわせて、いよいよ具体的になってき たフォーラムについてご説明もします。今からご予定ください。 詳しくはこちらを↓ http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=152 □Facebookをご覧ください。 NPOスローライフ・ジャパンのフェイスブックページでは、10月の富山県高 岡市「スローライフ逸品フォーラム」へ向けて、いま懸命に全国と高岡の 「スローライフ逸品」を紹介し、参加を呼びかけていきます。 フェイスブックをご利用の方、ぜひここから開き、「いいね」のボタンを 押してください。今後、記事をお送りいたします。 ↓ http://www.facebook.com/slowlifej また、まだフェイスブックをされていない方、ぜひ、この機会にご参加を。 □「スローライフ逸品」の自薦・他薦をよろしく この10月13日(土)・14日(日)開催の「スローライフ逸品フォーラムin高岡」 では、会場に全国から集めた「スローライフ逸品」を展示します。あわせて、 開催日までの間、NPOスローライフ・ジャパンのフェイスブックページの中で 紹介していきます。「一村一品」から「逸村逸品」の時代へ――。 わがまち・むらのスローライフ時代の逸品を、事務局まで教えてください。 担当・野口 □10月の高岡での学会フォーラム スローライフ逸品の時代へ ・・まちを見る、こころを知る・・ 毎年開くスローライフのイベント・・学会フォーラムは、ことしも10月に。 高岡で。ことしは、逸品をテーマに、スローライフの考え方を「まちづくり」 や「ものづくり」に活かす新しい道を探る。歴史と文化のまち・高岡、また 逸品をつくりだし大切に育ててきた高岡でこそ、の期待をかけて。 <開催> 10月13日(土)~14日(日) <内容>1)市内見学1【13日 13:15~16:00】 2)分科会 【13日 16:30~18:30】 ①まちづくり分科会 ◆会 場 土蔵造りの町並み資料館 ◆テーマ「歴史と暮らしを活かしたまちづくり」 ②ものづくり分科会 ◆会 場 瑞龍寺大茶堂 ◆テーマ「こころと技を伝えるものづくり」 3)夜なべ談義&交流会【13日19:00~21:00】 4)市内見学2 【14日 10:00~12:00】 5)全体会 【14日 13:30~16:00】 ◆会 場:ウイングウイング高岡 4階大ホール ◆テーマ:逸品を育てるーまち・技・こころ ◆キイノートスピーチとシンポジウム ◆全国のスローライフ逸品展示(全体会場) ◆宣言 「スローライフ逸品宣言」 <主 催>スローライフ逸品フォーラムin高岡 実行委員会 ※高岡市についてはこちら http://www.city.takaoka.toyama.jp/. □今年度の会費をお願いします。新会員も募集中。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。 新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。 【入会フォーム】 http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/——————————————————————————–——————————————————————————–“