お待たせしました!「スローライフ逸品フォーラムin高岡」の報告です。(写真は後ほど)10月13日(土)JR高岡駅13時の受付風景。「どちらからですか」「奈良県です」です。赤いジャンパーが受付係り。高岡市役所、高岡商工会議所の方々、そして、喫茶店店主、呉服屋さん、昆布屋さん、デザイン会社さん、いろいろな市民の方々が出迎えてくださいました。二つの分科会に分かれてバスに乗り、市内見学です。市民ボランティアガイド「あいの風」の方々が、車中ご案内くださいました。先ずは高岡鋳物発祥の地へ。「金屋緑地公園」には様々な銅像が。高岡鋳物の出発となった、400年前の天才鋳物職人・七人衆から、現代へ。それがわかる作品にに見入ります。「高岡市鋳物資料館」農耕具の鉄鋳物から、釣鐘・灯篭などの銅鋳物へ。そして江戸末期からは仏具や花瓶などの装飾・鑑賞性の高い製品へ。地場産業となっていった歴史が伝わってきました。「金屋町(かなやまち)」には、住まいと鋳物作業場が一体となった建物が並びます。今では工場のほとんどは移転していますが、「さまのこ」と呼ばれる千本格子の残る町並みは、鋳物発祥の地の風格があります。金屋町の地元のガイドさんにのご案内で見学。石畳には銅版がはめ込まれていました。毎年、ここではまちの空間を活かして工芸品を展示する「金屋町楽市inさまのこ」が開かれ、23000人の人で賑わいます。続いてうかがったのが、鋳造メーカーの「㈱能作」。もともと仏具を造っていた企業ですがその様々なチャレンジによって第1回「日本で一番大切にしたい会社大賞」を受賞しています。現在、高岡鋳物業界のトップランナーといえるところ。独特の臭いのする工場で、リアルな鋳物現場を感じることができました。鋳物の型は数え切れないほど。年に1回しか使わないものから、日常品まで。普段見たことのない型の様々に、ずっと見学していたくなります。「㈱能作(のうさく)」では、こうした工場見学を積極的に受け入れ、鋳物への理解を深めています。最近力を入れているのが錫(すず)100パーセントの製品。平面だったものが、「このように簡単に伸びて形を変えられます」と社長の能作克治さん。錫は飲みものの味を良くするとかで、見学の後は、お買い物ツアーのようになりました。400年前から一気に今の最先端までのものづくりを見学後、2台のバスは分かれ、「まちづくり分科会」は土蔵造りの町並みが並ぶ「山町筋(やまちょうすじ)」へ。「ものづくり分科会」は瑞龍寺へと移動しました。いよいよ分科会です。 .