速報・綾部でのフォーラム成功!

『スローライフ・フォーラム㏌綾部 ~あらためてスローライフを!』が、2023年5月21日(日)無事開催されました。

スローライフ学会でのスケジュールは、5月20日(土)からの始まりです。

20日(土)
正午過ぎ、京都府JR綾部駅南口集合に集合。
2台のバスに分乗し、視察スタート。先ずは、「あやべグンゼスクエア」にてグンゼ博物苑・綾部バラ園・あやべ特産館を1時間ほど見学し、福井県との境の集落・老富(おいとみ)へ。片道45分ほどの道中では、綾部市が取り組んでいる「水源の里」の解説を、山崎善也市長と、水源の里連絡協議会会長・西田晶一さんと、副会長・佐々木幸雄さんがして下さり、現地への予習が出来ました。

老富の”神秘の森”は湿潤な森にシャガが群生しています。今年は鹿の影響で花は少なかったものの、たっぷりと森林浴を楽しみました。休憩所「杉の里」では、昔から伝わる手法で加工した「とち餅」のぜんざいをいただき、手作りの優しい味と、それを作るお母さんたちの”ベッピン”に触れて、とても印象に残るシーンでした。

夜は恒例の「夜なべ談義」。会場の「亀甲家」は、蚕糸産業で栄えた綾部の歴史を知る創業220年余りの料理旅館。松花堂弁当と全国から持ち込まれた酒や食で盛り上がりました。

お泊りは、3つビジネスホテルに分かれて宿泊。朝食も全員が揃って摂ることが難しく、各々で。

21日(日)

朝、8時半にホテルを出発し、午前中は綾部市中央公民にて「分科会」です。
1・「食と農を大切に」、2・「小さい力を活かす」、3・「多様に生きる」

予め申し込みの分科会に分かれて、地元の参加者と一緒に、2名のアドバイザーの進行で約2時間の意見交換がされました。

お昼は会場内でお弁当を食べ、隣接の京都府中丹文化会館ホールへと移動です。
大きな舞台には、水源の里をモチーフにした「ヒビノクラシ」という幅15メートルの作品が屏風のように飾られています。また、その手前には「綾部バラ会」のご協力で集めていただいた大量のバラを、会員の川島宏子さんと小松崎いずみさんが2日がかりで飾り付けたバラが美しく、芳醇な香りがホール全体に漂っています。

午後13時。いよいよメインイベントの開始です。
オープニングは「あやべ太鼓保存会」の勇壮な演奏で始まり、市長の歓迎の挨拶に続き、西脇隆俊知事より来賓のごあいさつ。

続いて、スローライフ学会学長・神野直彦さんの基調講演「人間賛歌」で深いお話をいただきました。

休憩をはさんで後半は、午前中の分科会で出た意見の報告が5名のアドバイザーからあり、それらを受けてパネルディスカッションが始まりました。

コーディネーターは、スローライフ学会会長・増田寛也さん。
パネリストは、京都府知事・西脇隆俊さん、綾部市長・山崎善也さん、JT生命誌研究館名誉館長・中村桂子さん、明治大学教授・小田切徳美さん、そして基調講演をされた神野直彦さん。実に豪華なメンバーでした。
”半農半X”・”にぎやかな過疎”・”当事者意識”・”ごちゃまぜ”…と、様々なキーワードにお話が広がりました。

  
※詳しくは、のちほどYouTubeでご覧いただけます。
16時までの全スケジュールを終えて、最後に川島正英理事長より、フォーラム成功のお礼の挨拶で幕を閉じました。