瓦版2013.4.9第153号

週刊スローライフ瓦版 (2013.4.9 第153号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★ 春の深まりとともに新年度の体制を整えるのに忙しい。みなさんへのお願い の一つは、わがNPOの支援アルバイターを紹介していただきたいこと。 もう一つは、今年度の会費をよろしく。「編集室便り」をごらんください。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 山下 茂(明治大学公共政策大学院教授)~~~ 「ぬるーい温泉」のスローライフ性には実証的根拠! 片付けが苦手な小生が、先日、珍しく身辺整理したところ、5年ほど以前に某大学院教授(医学)が一般向けに書いた「温泉気候療法の科学」というペーパーを雑誌から剥ぎ取ったものが飛び出してきた。おー!と感動。断捨離の失敗も、たまに好結果を生むから、単純な片付けはできないのだと居直る。 その「科学」によれば、入浴は、水温によって冷水浴から高温浴まで6段階に分類されうるが、そのうち小生の好む37~39℃は「微温浴」で温度が低い方から4番目の区分であり、真ん中より高い温度区分なのだから驚きだ。 微温浴だと副交感神経系が刺激され、精神的にリラックスする。ストレスから解放されたいとか、就寝前とかに好適だ。また、高温浴(42℃以上)だと血液の粘度が上昇して血管が詰まりやすくなるが、微温浴だと逆で粘度が低下するそうだ。これも長生きに繋がる。どちらの面から見ても、ぬるーい温泉こそスローライフ向きで健康長寿の源だ。でも、なぜ、世間の人は・・・?学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 神野直彦(東京大学名誉教授) 自然の子供 日本人は秋には月の光を、春には桜の花を愛でる。いずれもほのかに透けるような淡い光の美しさを愛でている。柔和な自然に育まれた日本人の美意識である。 桜の花は不思議だ。春の光とともに、徐徐に花を咲かせるわけではない。春の光が二日、三日と続くと突然、開花する。しかし、今年の春を告げる桜の開花は、「春は来ぬ」との期待を、すぐに吹き荒ぶ冬の風に裏切られてしまった。 待ち望んだ期待が裏切られると、若き日の恋心と同じように、春を待つ慕情は燃え盛る。私の恩師である佐藤進先生は、「桜の花の舞う頃に、妻美智子の腕に抱かれて死なせて欲しい」と、私に口癖のように告げ、三月一日の雪の朝に息を引き取った。 人間は自然の子供である。舞う桜の花に抱かれると、まるで母親の胸に抱かれているような安らぎを覚える。人間は「テラ・マドレ(母なる大地)」に甘えながら、癒されて生きている。大地に帰る日まで、自然の子供として、自然に甘えながら生きることこそ、スローライフだと思えてならない。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej「うんぺい」(雲平)は米粉、砂糖、水を練り合わせて作るお菓子。津軽地域で、昔、結婚式の引き出物などに使われたとか。独特の食感、青森県鶴田町で。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から伝説の報道写真家・福島菊次郎 宮本太郎 (柳井市 経済部商工観光課) 写真家であり、ジャーナリスト、文筆家である福島菊次郎さんの生きざまを描いた映画「ニッポンの嘘」~報道写真家 福島菊次郎90歳~の上映会が、4月20日、山口県柳井市の「アクティブやない」で開催されます。映画は、2012年度のキネマ旬報文化映画ベストテン1位、毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞、日本映画ペンクラブ文化映画ベスト1の三冠を獲得した作品です。 福島さんは、現在柳井市に居を構え、90歳となってなお精力的に執筆活動をおこなっておられます。私も時折、近所のスーパーで愛犬を連れたご本人をお見かけします。そのお姿は、恬淡として穏やかな雰囲気を感じさせてくれますが、内には今も熱い情熱を宿しておられるのだと思いました。==== PR ====米粉のまち・胎内市から・・・「米粉すく~る 春の教室」を開催しました。日本初の米粉工場や米粉パンの工場を見学、米粉の薄焼でおかずを巻いて食べる「べえべえ」の作り方教室も。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/26397734.html =======■まち・むらニュース・三重県 伊勢神宮で「外宮奉納市」を 開く 御遷宮を奉祝する全国各地の特産品奉納市が、4月20(土)21日(日)に外宮北御門広場で開催される。外宮は「食と産業の神様」で、全国の商工会議所・商工会の推薦する生産者が、神様の前で「正直なものづくり」「今後の目標」などを宣誓し、自慢の逸品を奉納する。引き続き、奉納されたものと同等の品をはじめ、全国各地の特産品が並ぶ外宮奉納市となる。入場無料。 開催場所:外宮北御門広場(伊勢市一志町5) 開催時間:10:00~16:00 伊勢市観光ページ http://www.ise-kanko.jp/ 伊勢市観光協会(TEL:0596-23-9655)コラム<象さんの散歩> 再開歌舞伎座の柿落としを観て~~~ わが家の“観劇週間の締めは、2日、歌舞伎座の柿落とし公演初日の舞台であった。新装の館は、伝統的な「小屋」と近代的なホールの要素がうまく活かされあっていい雰囲気だ。柿落としのモニュメントとしては、新しい誂えの緞帳が4面、幕間につぎつぎ披露されたのも見ものの一つであろう。幕間では、工夫を凝らした設備やお土産屋さんなどを見歩くのに大忙しであった。 歌舞伎について、妻の宏子は「人生のスパイス。それも高級の・・」と語ってみたりする。私はといえば、妻と息子のガイドつきで味わうのが常である。 昨年4月も、わが家3人そろって歌舞伎を観た。平成中村座の「隅田川続俤法界坊」。中村勘三郎が大暴れ破戒僧役。大喜利で舞台の天井も開き、隅田川堤の桜とスカイツリーも見せた大団円が強く印象に残っている。 この日は、夜の部で、時代物の名作「盛綱陣屋」と歌舞伎十八番「勧進帳」を観た。新開場した歴史的舞台で、武士の世界の、知と情、義と情、を演じてさすがと感じさせたが、昨年のあの昂揚と期待が湧き上がってこない。むしろ、まさに正念場、と思わせた。もちろん好みの問題だろうが・・∨ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 飯田のおいしいもの~~~地元の人に「ここのおいしいもの何?」と聞くと、たいてい名物料理や特産物の自慢話になります。長野県飯田では「う~ん、名物料理は特にないです。しいていえば、果物とか漬物かな」の答え。ズバリこれというのがないようで少々残念、と思ったのは最初だけ。ありましたありました、おいしいものプラスおいしいこと。要は、わかるまでその土地と付き合うべし、ということですね。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=204==== PR ====「日光『食』の研究所」から・・・観光で知られる日光は、実は野菜の産地でもあります。今が旬なのはキャベツ。そこで今回は「春キャベツのお手軽手巻き」をご紹介。たっぷりキャベツが食べられます。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-225.html=======■編集室便り □4月の「さんか・さろん」は・・坪井ゆづるさんに 今週も「さろん」再開について書きます。 語り手は、わがNPOの理事、おなじみの坪井ゆづるさん。 今回初めて参加、という人のためにつけ加えると、朝日新聞の論説副主幹時代 から、政治、地域、文化について高く、広く論じて注目されるジャーナリスト でした。いま、朝日新聞東北復興取材センター長・仙台総局長として活躍中。 語っていただくテーマは、「3・11」から2年を経て。いま、その回顧はじめ、 批判、記録、展望、激励・・、多様な論にあふれていますが、坪井ゆづるさん こそ傾聴すべき論客。最前線の最新の見聞をうかがうことに。 会場は、以前の近く、しかもずっとわかりやすいところです。 ○とき・・・4月16日(火)19時~21時 ○ゲスト・・坪井ゆづるさん ○テーマ・・「3・11」から2年。 ○会場・・・クオリティKK(千代田区麹町3丁目3 KDX麹町ビル6階) 新宿通りに面して、麹町4丁目交差点から半蔵門寄り徒歩1分。 「成城石井」のビル左隣り建物6階。(居酒屋「しん坊」真向い) ○主催・・・スローライフ学会 ○参加費・・会員1000円、一般2000円。(学生500円、講師の紹介者1000円) ○申込み・・4月15日(月)までにNPOスローライフ・ジャパンへ。 03-5312-4141 ○詳しくはこちらを↓ http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=173 □アルバイト、緊急募集! スローライフ・ジャパン、スローライフ学会の活動は、新年度になって、忙し くなってきました。あれこれの仕事をく手伝ってくれる方を募集しています。 朝10時から夕方18時まで、週3日くらい。日給7000円(交通費別)。4月から 12月まで。ワード、エクセルのできる方、大歓迎です。 まちづくりやスローライフの活動に興味のある方、ぜひご一報ください。 ↓ □平成25年度の会費をお願いします。新会員も募集中。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 ==== PR ====クオリティライフから・・・心置きなく飲んでも翌日に響かない、オーガニックのお酒飲み放題です。コースメニューに2500円で、2時間飲み放題。歓迎会にご利用を。「たまな食堂」 http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=DZ_1f3RKJD0Z=======■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/——————————————————————————–“