瓦版2013.6.11第161号

週刊スローライフ瓦版 (2013.6.11 第161号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★緑の季節。あらためて木の文化にスローライフの眼を、ということで、6月の「さんか・さろん」は、木づくりのまち、家屋について語り合う“伝統木構造の復権がテーマです。講師は梅沢典雄氏。詳細は「編集室便り」でどうぞ。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)~~~ 生活の知恵 最近の私は、市民活動の合間に、毎日三回の家庭料理にも、懸命に眼を向けています。私がいる店にはお客様やご近所さんから採れたての野菜が届き、「今夜のおかずは何にする?」とよく聞かれます。 例えば・・旬のニンニクを家族に食べさせたい、臭いが気にならずに美味しく食べられる方法を、と質問されたので、作り置きの『にんにく味噌』を小分けにして差し上げた。翌日、喜ばれて沢山のニンニクを頂いたので、また味噌に作り、今度は野菜を下さる別のお客様にもお裾分け。 すると、お礼にと昨年漬けた梅干しをどっさりと頂き「古漬けになった塩辛い物は笊に移して天日に干せば食べやすくなる。そこに蜂蜜を加えればもっと美味しくなるよ。」と、生活の知恵も一緒に頂く。 店の庭に出て山椒が目に留まれば芽や実の塩漬けが話題になり、ドクダミの花が満開になればお茶の作り方が話題になっています。中でも多くの知恵を持った〝達人は「何でもやってみる事。材料はあるんだからやってみて、成功すれば来年も。失敗したら考えて人からアドバイスを貰えばいいよ。」と。 確かに今や生活の知恵はネットで何でも検索できる。知った気にならずに体得することが暮らしを豊かにする、と実感しています。 学会コラム<緑と絆の木陰> 今週は休載させていただきます。 ▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej岩手県遠野市「かっぱん」。カッパ伝説が有名な遠野は、ジンギスカンも名物。そこでカッパの顔をした、少人数用ジンギスカン鍋が作られました。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から「あらえびすの会コンサート」 石川義憲 (スローライフ学会会員)私が関わっている「あらえびすの会」について紹介させて下さい。銭形平次の作者の野村胡堂は、1963年に資産1億を寄附して奨学金支給目的の財団法人を設立しました。 http://www.nomuragz.or.jp/index.html 胡堂は、大学卒業直前に親の他界に伴う経済状況の悪化で、中退を余儀なくされ、その後新聞社に就職。記者をしながら書いた銭形平次がベストセラーに。そして、妻の女子大同級生の男の子(お父さんを早くになくしていた)を可愛がり、その子が会社を創設し、資金繰りに行き詰まりそうになると銭形平次の印税をもとに支援を続けました。 その会社は奇しくも成功、胡堂は死去の直前に、その株式を元手に財団を設立した。男の子は井深 大で、会社の名前は東京通信工業(今のソニー)です。 胡堂は、音楽評論家の草分け(ペンネーム「あらえびす」)でもあり、SPレコードの蒐集家でもありました。 ということで、奨学生には、盛岡一高(胡堂の母校「盛岡中学」)、岩手大学、東北大学、日本女子大(妻の母校)の出身者などのほか、東京芸術大学の卒業生が数多くいます。 そこで、1982年に卒業生たちで恩返しをということで、手づくりのコンサートを企画、その後、ほぼ毎年開催され、一時中断していましたが、今回、再開するものです。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~araebisu/index.html 出演者は、芸大の名誉教授2名と現役の准教授1名(ピアニスト)の他、声楽、器楽(バイオリン、フルート、チェロ、コントラバス)、尺八、ピアノのプロ演奏者(NHK交響楽団をはじめとするグループで活躍)ですが、皆さん出演料はありません。スタッフも素人の手作りです。ぜひ皆様お運びください!●「第25回あらえびすの会コンサート」~アンサンブルの慶び~」 日時:6月16日(日)13時30分開場・14時開演 場所:学習院創立百周年記念会館正堂(東京・目白) 主催:野村学芸財団堂子会 料金:一般3000円(全席自由) 詳しくは: http://eplus.jp/sys/T1U14P002097062P0050001==== PR ====米粉のまち・胎内市から・・・「親子米粉クレープ作り」の報告です!PTAの学年行事に米粉を使って親子でクッキングをするなんて「米粉のまち」胎内ならではですね。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/28959495.html=======■まち・むらニュース・北海道 第19回新十津川陶芸まつり新十津川町に道内各地の陶芸家が集まり、陶芸作品を展示販売するほか、町内の商店や団体による模擬店や特産品の販売も行う。「見て・触れて・食べて」新十津川を丸ごと堪能するイベント。 ・日時:6月15日(土)10:00~17:00 16日(日)10:00~16:00 ・会場:北中央公園(新十津川町字中央306番地2 改善センター前広場) ・内容:陶芸創作体験、陶芸家による実演、窯元による陶芸作品の展示販売、 特産品販売、模擬店詳しくは新十津川町観光協会(町役場産業振興課内)(0125)76-2134http://www.town.shintotsukawa.lg.jp/hotnews/detail/00000329.htmlコラム<象さんの散歩> 「傘」二題~~~ 先週のこの欄で、私ごとの「傘寿」について書かせてもらったが、そのあと偶然にも、強烈な印象が残る二つの傘とお目にかかることとなった。 一つは、「六月大歌舞伎」の初日、夜の部「助六由縁江戸桜」での傘。助六役の海老蔵が手にした、花道の振りでの蛇の目傘である。黒く輝いて舞う。 海老蔵事件がふと頭をよぎったが、助六の役柄と重なり合う運命の不思議さを、妻も息子も同じく感じたそうだ。後日の朝日新聞の文化欄に載った演劇評には、この場面のせりふが甲高いと書かれ、それは「若さの特権、思慮の浅さの印で、それが助六の性格であり、海老蔵のニンに合うのかも知れない」と。またイヤホーン・ガイドは、9代目市川団十郎がこの場面について「舞踊でも芝居でもない。語りである」と弁じたと解説していたのも味わい深い。 もう一つ、銀座中央通りのポーラ銀座ビルのショーウインドウに新進気鋭の美術家ミヤマケイ氏がデザインした和傘模様を観た。氏の展覧会「白粉花」が同館のポーラ ミュジアム アネックスで6月中開催され、その宣伝のため、ショーウインドウに和傘を飾り、和傘をうまく使ったテーブルも並ぶ。鳥取県米子市の和傘工房「初音」の作という番傘が群舞して美しい。∨ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> JT生命誌研究館~~~暑い日、大阪・高槻の商店街を抜け、建物に入ると急に汗が引きました。ゆったりとした室内に、静かな時間が流れています。展示を見ているうちに気づくのは、「ああ・・私もヒト。生きものの一つだった」ということ。しかも地球では、ヒトは、ついこの前現れたばかりの「新参者」なのです。もっと謙虚にしなくては! 地球に代わって、喝を入れられたように感じました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=212==== PR ====「日光『食』の研究所」から・・・「日光食談・足尾ツアー」開催。6月27日(木)28日(金)、足尾のあのおいしい“食”を囲みながら、地域や文化についてわいわい語る初の試みです。ご参加を!http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-237.html=======■編集室便り □6月<さんか・さろん>は梅沢典雄氏「伝統木構造を見直そう」・・・ 高度成長の波が、建築の分野でも大切な宝物を消失させてきた。京都の 町屋など、ごく部分的に再評価されてもいるが、いま、あらためて伝統 の木の構造、木の文化にスローライフの眼を注ぎたい。 梅沢典雄氏は、東京芸術大学建築科を卒業、「最高裁判所」を設計した 岡田新一氏の事務所へ。現在は、自らの設計事務所、木構造のアトリエ を鎌倉に持つ。また鎌倉の街並みづくりの活動にも参加されている。 講演は、木の文化とか伝統木構造のすばらしさを見直す流れ、鎌倉での まちづくりの新しい動きなどについて語っていただく。 ○とき・・・6月18日(火)19時~21時 ○会場・・・クオリティKK(千代田区麹町3丁目3 KDX麹町ビル6階) 地下鉄麹町駅の近く。 新宿通りに面して麹町4丁目交差点から半蔵門寄り徒歩1分。 「成城石井」のビル左隣り建物の6階。 ○主催・・・スローライフ学会 ○参加費・・会員1000円、一般2000円。(学生500円、講師の紹介者1000円) ○申込み・・NPOスローライフ・ジャパンへ。03-5312-4141 □「スローライフ・フォーラムin奈良」お知らせ : point② 奈良県とともに 11月23・24日。奈良県川上村で。 主催: 南部地域産業復興推進大会開催協議会 このフォーラムは、「奈良県にスローライフのまちづくりを」という県の 考えを背景に、NPOスローライフ・ジャパンと奈良県南部東部振興課が 語り合いつつ進めてきたものです。主催は、県が中心となって「南部地域 産業復興推進大会開催協議会」というチームをつくって担当します。 だからスローライフ・フォーラムも「南部地域産業復興推進大会in水源地の むら~紀伊半島大水害からの復興に向けて~」という長い名前のイベントの 一翼を担う形です。愛称がほしい、という声ももっともかもしれません。 大会は、「むらに暮らす」をテーマにおくスローライフ・フォーラムのほか 「南部特産品の展示・販売」「そま人大会」も同時開催です。 目的も「紀伊半島大水害からの復興のため、南部市域特産品の生産・販売の 振興を図り、地域の風土・歴史・文化に根ざした魅力を発掘・創造し、全国 に発信する」ということになります。 □平成25年度の会費をお願いします。新会員も募集中。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 ==== PR ====クオリティライフから・・・「パティシエのとっておきナチュラルスイーツ講座」豆乳ホイップ添えのスコーンと、フランボワーズのムースです。6月16日(日)14:00-16:00参加費4500円http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=GTcu1FYTfH4Z=======■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/——————————————————————————–“