週刊スローライフ瓦版 (2014.9.23 第227号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★スローライフ・フォーラム・・南牧村を「ちびっ子の遊ぶ里」へ・・の余韻は、楽しい。この催しを採りあげた新聞記事の切り抜きを読んだり写真を集めたり。お出かけいただいた会員のみなさんの感想・提案など投稿を期待、歓迎です。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川) ~~~ 栗焼酎プロジェクトが動いています 稲刈りが終わって、祭りの準備を始めた若者たちが行きかう里。秋がやってきました。今年も「栗焼酎プロジェクト」が動いています。「逸村逸品」にもがんばるこの市民活動は、掛川市の特産食材の栗を新たな付加価値で商品化し、同時に後継者不足や猪被害に悩む里山を考えるよりどころになれば、と始めて6年目になります。 一般参加を呼びかけながら9月は6日に半日掛けて人の背丈ほど伸びた栗園の雑草を刈り、16日から3回に分けて早朝の一時間に栗の収穫をしています。今年は“生り年のようですが、収穫した栗を軽トラックの荷台に載せて山を下りる姿には大漁旗が似合いそうです。 そして今、地元の女性たちが、廃校になった小学校の調理室で一粒づつ鬼皮を剥いてくれています。ほぼ200kgの剥き栗にして酒造所に納め、11月下旬には500本の栗焼酎に仕上がります。 この作業、意外にもはまる人が多く、厚手のゴム手袋で落ちたばかりの毬をブニュと割る感触や、虫に食われず栗三兄弟が現われた時の嬉しさ。手に豆を作りながらも夢中で鬼皮を次から次へと剥いていくのを「こんなに楽しいとは思いませんでした」という感想も。下草刈りは東京から毎年参加する方もいるほど。9月28日(日)の一日栗剥きイベントに、ぜひどうぞ・・。学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館館長) 本物の女性の応援を 内閣府発行の冊子「共同参画」が送られてきました。特集1が『輝く女性応援会議-官邸から全国へ。ムーブメントの創出-』。特集2が『輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会による「行動宣言」』といつになく派手です。 女性が生き生きと活躍するのはすばらしいことですけれど、こういう動きになると・・・と思うのはヘソ曲りでしょうか。今求められるのは、権力に阿ることなく、生活にとって本当に大事なことを考え、実行するという女性の能力です。 五人の女性入閣と華々しく報じられましたが、入閣した方々にそれが感じられるかと言えばNo。政治家に権力でなくと言っても無理なのかもしれませんけれど。 森まさこ女性活力・子育て支援担当兼内閣府特命担当大臣が男性リーダーとにこやかに写真に納まっていますが、官邸発の宣伝会議を派手にやることで、本来の力が歪んでいかないようにと願っています。 こういうのを老婆心と言うのでしょうか。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej佐賀県多久市「論語日めくりこよみ」。孔子を祀る国の重要文化財「多久聖廟」で人気のお土産。市内小中学生には「論語カルタ」が盛んな土地です。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から 丸山 薫 (東京都新宿区、スローライフ・ジャパン事務局) 南牧村フォーラムを終えてあわただしい準備時間のなかで行なわれた南牧村のフォーラム。無事に終えることができて、皆さまに感謝です。初めて訪れた南牧村。まずびっくりしたのは“東京からこんなに近い”そして“水がきれい”ということでした。会場準備で朝早く村に入って、一ヶ所だけ“観光”した「蝉の渓谷」。ゴツゴツした岩の間を勢いよく流れる水の力強さと透明度に胸打たれました。ガイドマップのあちこちに「水遊び」印が記されているのも納得です。会場に入ると、さくら保育園の園児がつくった俳句を壁に貼っているところでした。かわいらしい句の中におとな顔負けの句もあって、ここでもびっくり。フォーラムオープニングでの太鼓のばちさばきとともに、ちびっ子たちに感謝です。南牧村の大気の中で思う存分に秋に接し、持ち帰ったススキが、今なお事務所に南牧の秋をもたらしてくれています。 人形寺祥弘 (兵庫県淡路島) 文楽つながりで熊本への旅今年2月に淡路島で、第二回の町内・集落福祉全国サミットIN淡路島が 開催され、全国から多くの方々の参加をいただきました。その参加者の中の熊本県上益城郡山都町の社会福祉協議会の会長から「近くに清和文楽館があり、その文楽は、150年余り前、淡路島から巡業に来た人形一座から村人たちが人形の操作を教わり、春と秋に奉納芝居として上演したのが始まり。今に引き継がれている」との話をお聞きした。本家の淡路人形座にご案内をしたのがご縁で、9月第一日曜日に熊本の八朔祭りに招待されました、通潤橋の放水や各町内会が作る大造り物の引き回しを初めて見せていただき お祭りを楽しんでまいりました。人の縁とは本当に不思議なものだと思います。出会いを大切にしていきたいとつくづく思います。■まち・むらニュース・新潟県胎内市 「第4回米粉フェスタ in たいない」開く米粉の発祥の地・胎内市で、米粉を知って、味わって、楽しむフェスタ。米粉レストランでは30種類以上の米粉グルメが味わえて、料理実習も充実。ご当地グルメ「べえべえ」作り体験のほか、米粉グルメNo.1を決めるグランプリも行なわれる。米粉のまちならではの工場見学もあり、参加者募集中。開催日:9月27日(土)・28日(日)10:00~15:00会場:胎内市産業文化会館(JR羽越本線中条駅から徒歩20分、胎内市役所隣)主催・問合せ:米級(べいきゅう)グルメの祭典実行委員会(市商工観光課) TEL0254-43-6112 http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/40654240.html・香川県 「秋の備讃瀬戸ウォーク」の参加者を募集瀬戸内海国立公園指定80周年「せと80」の記念行事の一つとして行われる。開催日:11月9日(日) A:五色台コース(7キロメートル)※健脚向け B:王子が岳コース(5キロメートル) 11月23日(日) C:紫雲出山コース(9.6キロメートル)※健脚向け募集締切 :10月20日(月)必着 (応募者多数の場合は、抽選となります)参加費 :無料 ※無料送迎バスあり申し込み・お問い合わせ:香川県みどり保全課 電話:087-832-3462 midorihozen@pref.kagawa.lg.jpコラム<象さんの散歩> 社友のわれも平身低頭あるのみ 私の古巣の朝日新聞が、大変な虚報を二つ、訂正記事があやふや、お詫びも遅れ、それへの批判記事を拒否・・で、他新聞、週刊誌、テレビで大叩きが続いた。「南牧」を終えて、ようやくこころ落ち着いて事件と向きあった。 とにかく、言い訳はいっさい無用。社友われわれも平身低頭あるのみ。 それでなくても、最近の朝日への注文はつきない。特ダネ、個性に欠ける。テレビの影響を受けてか、大騒ぎ、にぎやかで、浅い。書く力、文章力も落ちた。人手が足りず、でもデジタル化など仕事量が増えているのは気の毒だが。 記者の育ち方。入社して3~4年は地方の支局で修行を積む形は変わらないとして、徹底的に一から積み上げるとか、ニュースの重要性、表現方法、心の持ち方にまで社の空気をゆきわたらせる手法はかつてと同じだろうか。 信じられない事態。弁解の余地はなし、として、平身低頭しつつ、それでも、暗黙の中での“燭光”を書きたい。池上彰さんの文章二つについて。 朝日新聞の池上彰さんのコラム「新聞ななめ読み」は、朝日の失態に対してあくまで冷静に理をつくして論じている。他の紙誌、テレビはここぞ、と雄たけびをあげた。そのテレビ朝日断罪の嵐の中で、週刊文春(9月25日号)のコラム「池上彰の そこからですか」が登場。あの聖書の引用。他の新聞、週刊誌、テレビに向かって「罪なき者、石を投げよ」と・・ ∨ 川島正英 ∧================= PR =====「奈良県十津川村」から・・ゆるキャラの反対の悪いキャラが集合。「全国悪キャラサミットin十津川」という、日本初の少々変わった催し。10月11日(土)13時~。昴の郷で。http://totsukawa.jugem.jp/?eid=864 十津川村役場 観光振興課 TEL:0746-62-0004=======コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> ファーマーズマーケット~~~ いつの間にやら、都内各地で。田舎の産直朝市とは少々趣の違う市です。売っているものは、ナスやキュウリ、トマトにブドウと田舎のそれと変わらないのですが、とにかくファッショナブル。売り方も、売る人も、そして買う人も。野菜までおすまししている感じです。都市生活者が“農的暮らし”に興味を持つのは良いですが、かっこ良すぎ?と思うのはひねくれているでしょうか?http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=280□スローライフ版・IT塾 ——————————————–Q:CDやDVDに写真を記録させようとしたら「書き込みに失敗しました」と出ました。このディスクは再利用できませんか? <編集部:篠原伊佐武> ▼A:ディスクの種類によります。CD-RやDVD-Rというディスクは、書き込みに失敗してしまうと捨てるしかありません。CD-RWやDVD-RWというディスクであれば、何度でも書き込みができるので、もう一度初期化して書き込みを行うことができます。少し割高になりますが、後から修正するときなどは便利ですよ。