東京にも雪が降り積もって、この冬初めて、と騒がしいのですが、きょう19日
の「さんか・さろん」に変更はありません。スローライフ学会の増田寛也会長
からの第一声「ことしこそ」を聞いていただきます(詳細は編集室便りで)
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コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化団)
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新春の京都に行ってきた
久しぶりの古都で気づくのは、やはり近隣諸国からの訪問客の多さ。団体が
多い場所など、一瞬ここがどこかと思う。そして、わが同胞も含めて、着物を
着た観光客の多さ。お世辞にも決まっていると思える人はいない。興醒め感が
フツフツ。だが、待てよ。ニューヨークの野球場では、ファンでもないのに、
ぼくもヤンキースの帽子を被って嬉々としていたっけ…。
気を取り直し、京都に行くたび、歩きたくなる「哲学の道」に向かう。東山
の銀閣寺から南禅寺の手前まで、寄り道しなければ、ゆっくり歩いて30分くら
い。西田幾多郎に因む川沿いの並木道。見慣れた景色を辿っていくと、お気に
入りのカフェが閉まっていたり、風景に変化がある。でも、それ以上に自分の
心持ちの変化に気づく。何年かごとに歩くと、その時どきの自らを知ることが
できる気がする。ぼくにとっても「哲学の道」だ。
変わっていくもの、変わらないもの、改めていくこと、守らなきゃいけない
こと。それは、京都のまちが、現代社会に語りかけてくることにも通じる。
文化庁の京都移転、おおいに結構。いや、文科省ごと行くといいよ。
学会コラム<緑と絆の木陰>
増田寛也(野村総合研究所顧問) 年の始めに思う事
今年も元日はニューイヤーコンサート、2日は街なかウォッチング、3日は
箱根駅伝の応援といつもながらのお正月を過ごした。春のようなポカポカ陽気
にはいささか驚いたが、ゆっくりと休ませてもらった。
今年の誕生日を迎えると満65歳。いよいよ高齢者の部類に足を踏み入れる。
今までの生活を大きく変えるつもりはないが、少しずつペースをスローダウン
していきたい。何でも人並みにしようと「頑張る」のではなく、年齢に合った
生活をすることだと思う。「右肩上がり」の時代にどっぷり漬かっていた世代
なので、ともすれば成長幻想に捕らわれがちだ。こうした考えを次世代に押し
付けないようにすることも大切だろう。
「分相応」ということばがあるが、何事においても「分相応」さらに言えば
「歳相応」の対応をしていきたい。
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■街角から畦道から
小松崎いずみ(中島プレス工業有限会社 埼玉県越谷市在住)
生まれも育ちも埼玉県越谷市。私は父の会社を承継して現在14年目。電子部品
のパッキン材加工をしています。両親の背中と機械の音。まわりは田んぼや畑、
地域の方の毎日の挨拶も家族のような、そんな環境下で育ちました。
ちょうど、私が35歳の時でした。「会社は、いずみがやれ!」の一言でした。
確かに業務の一部、工場の稼働も管理し始めてはいましたが、女で社長?旦那
だってどう思うかな?心配なところもありましたが、そんなことは言っている
場合ではなく、売上げの落ち込み・・。「うん、やるしかないよね」。
両親が家族のために体をはって経営してきた会社を守り抜くために頑張った。
ついに、埼玉県の「渋沢栄一ビジネス大賞 テクノロジー部門特別賞」を受賞
することが出来ました!! 両親への恩返しはまだまだ続きます。
http://news.goo.ne.jp/article/rbbtoday/trend/rbbtoday-137153.html
竹内 義昭 カズコさん(45)
昨年末から妻くに子は介護に追いまくられている。カズコさんではなく、愛犬
のボンドが寝たきり状態になってしまったのだ。
ボンドは福島第一原発近くで保護されたオス犬で、私たちが里親となって4年
になる。保護当時に10歳過ぎと言われていたから、今や高齢犬である。暮れも
押し詰まったころ、突然歩けなくなり、室内で糞尿をまき散らすようになった。
動物病院に入院させたが、集中治療ボックスに入れられ、荒い呼吸から死期が
近いと感じた。獣医師は、安楽死という選択もある、と言った。
家に連れ帰ったものの、水も食事も自力では口にできない。ただ老衰死を待つ
だけ。人間の末期とだぶって見える。
■まち・むらニュース
・和歌山県紀の川市 桃源郷ハーフマラソン参加申込み受付中
「ひと目十万本」といわれる桃源郷は、美しい観光スポット。桃の開花時期に
合わせてマラソン大会を開く。美しい自然や文化との触れ合いの中で走ること
を通じて紀の川市PR、市内外の人々との交流の場をつくりだす。
開催日:4月3日(日)9時スタート 申込締切日:2月18日(木)
会場:紀の川市桃源郷運動公園陸上競技場(紀の川市桃山町最上1147-11)
主催:紀の川市桃源郷ハーフマラソン実行委員会TEL0736-77-2511
http://www.city.kinokawa.lg.jp/shougai-s/h28tougenkyouha-fumarason.html
・北海道千歳市 千歳・支笏湖氷濤まつり
凍った湖上に様々な氷のオブジェが立ち並ぶ。昼は支笏湖ブルーといわれる美
しいブルーに輝き、夜はライトアップされ幻想的な世界がひろがる。会場周辺
の温泉もおすすめ。冬期間中は札幌駅からのバスが便利。
日時:1月29日(金)?2月21日(日)9時?22時(ライトアップは16:30?)
会場:支笏湖温泉
問合せ:支笏湖まつり実行委員会TEL0123-23-8288
http://www.1000sai-chitose.or.jp/icefes.html
コラム<象さんの散歩> 安倍独走の政局?・・北朝鮮の「水爆」
2016年。予算国会が動いて政治の季節がやってきたが、政局は、安倍首相の
独走体制にある。安倍政権は、昨年、狙い通りに集団的自衛権の行使へと踏み
出す安全保障法制を強引に押し通した。さらに野党の臨時国会の要求を退け、
思うがままの政局運営である。とにかく安倍独走を印象づける。
まったく関係なし、脈絡なしだが、北朝鮮の「水爆」実験成功のニュースは、
安倍政権独走体制に願ってもない援護射撃となった。憲法の根幹を危うくする
安保法制に、野党、それより国民の反発の気持ちを何となくトーンダウンさせ
たことは確かだろう。また、解決の見通しが完全に途絶えていた北朝鮮との拉
致問題の交渉を棚上げのままとする口実をわざわざつくってくれたのだ。
さらに日韓和解への慰安婦問題手打ちも、安倍首相にとって思いがけない形
の贈り物となったが、これも北朝鮮「水爆」が日韓接近に役立つ感あり。
安倍独走の政局で、与野党、マスコミの対応なども観測するが、憲法改正へ
進む状況とあっては、海外の情勢にも注視すべきだろう・・ ∨ 川島正英 ∧
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 湯浅の時間
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和歌山県湯浅は、醤油の産地です。こういう昔からの産業や歴史のある街には、
その傍らに想像力を駆り立てる、いろいろなシーンや物が静かにあるものです。
塀の上に置かれた古い漬物石、ずっとぶら下がっているようなフグ提灯、何年
も経っているようなマネキンの白い手。観光の主人公にはならない、もう一つ
の時間が流れている。そんな脇役の多い街の方が、面白いのかもしれません。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=346
■編集室便り
◇新年最初の「さんか・さろん」は 増田寛也さん。
「2016年 地方創生、いよいよ真髄へ」
本日の「さろん」は、
スローライフ学会会長・増田寛也さん(野村総合研究所顧問)の
毎年恒例の年始のお話です。
人口減少問題、地方創生、高齢者移住、世の中に次々とメッセージを送る
増田さんが新年始めに、どのような方向付けや提案をされるのか?
まだご参加いただけます。関心のある方はぜひお申し込みください。
●日 時: 2016年1月19日(火)19時?21時
●会 場: クオリティKK・会議室マーキュリールーム
(千代田区麹町3―3KDX麹町ビル6F・地下鉄麹町駅からすぐ)
http://www.quality.co.jp/company/map/map_tokyo.html
●講 師:増田寛也さん(野村総合研究所顧問)
東京都生まれ、東京大学法学部卒業。
岩手県知事(3期)元総務大臣、東京大学公共政策大学院客員教授
スローライフ学会会長、NPOスローライフ・ジャパン理事
●テーマ:「2016年 地方創生、いよいよ真髄へ」
●参加費:会員1000円、一般2000円(学生500円)どなたでも参加できます。
●お申込みは下記へ。
メールTEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
◇スローライフ・ジャパンへのメールを送るときのお願い。
このスローライフ瓦版は、メールマガジン専用のアドレスからお送りしてい
ますので、このメールに返信していただいても事務局には届きません。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会、この瓦版への投稿などは
こちらまでお願いします。↓
□スローライフ版・IT塾 ——————————————–
Q:Wordで作業するとき、文字数が決まっている文書を作ることがあります。
1行○字と決めて、その都度行数を数えながら文字数を把握していますが、作
りながら簡単に文字数を調べることはできませんか。<編集室:篠原伊佐武>
▼
A:できます。まず、文字数を調べたい範囲をマウスで選択して反転させます。
次に、ウインドウの上にあるメニューバー「校閲」の「文字カウント」をクリ
ックすると文字数が表示されます。ページ数や行数も確認できますので便利で
すよ。ぜひ使ってみてください。
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クオリティライフから・・・
今年のバレンタインは、手づくり和菓子でいかが?生チョコを使った粋な和菓
子です。ぜひ、この機会にマスターを。1月24日(日)と26日(火)に教室が。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
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岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
和歌山県紀の川市
http://www.city.kinokawa.lg.jp/
奈良県吉野郡十津川村
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日本テレネット 株式会社
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クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとの
ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
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