スローライフ・ジャパン|Slow Life Japan
こんにちは!スローライフ・ジャパンにようこそー。
私たちは、スローライフをキーワードに、生き方やまちづくりを考えています。スローといっても、何でも「ゆっくり」ではありません。
要は、「ゆっくり」と「急いで」と、「スロー」と「ファスト」を、上手に使いこなすことが大切。
“緩急自在”こそが本当のスローライフと考えます。さあ、私たちの活動をご紹介しましょう!

特定非営利法人 スローライフ・ジャパン
〒160-0002
新宿区坂町21 リカビル301

TEL 03-5312-4141
FAX 03-5312-4554

slowlifej@nifty.com



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5月のさろんは「めざそう、人間回復のものづくり」というテーマ。日本の建設業界の下請け構造をなくし、もっと豊かな仕事スタイルを構築する方法とは…という内容のお話です。

ゲストの赤峰民生さんは、長いこと建設業の専門紙の記者として建設現場を見聞きし、さまざまな問題提起をしてきました。

日本の下請け構造とは2次、3次どころではなく11次下請けまであるとのこと。この複雑怪奇な下請けシステムは、欧米やお隣の韓国にもない日本独特な仕組みで、長いこと問題視されてきましたが、解決に至っていません。

赤峰さんの主張は「この下請け構造は必ずなくせる。ファストではない質の高い仕事のシステムをつくりだし、もっと人間らしい働き方ができる日本をめざそう」というものです。

熱いお話をうかがい、ディスカッションしたいテーマです。
                
○日 時……5月15日(火)19時〜20時30分(18時40分受付開始)
○場 所……平河町Mercury Room (千代田区平河町1-4-5平和第一ビル6階 クオリティ 会議室)
○テーマ……「めざそう、人間回復のものづくり」





○ゲスト……赤峰民生さん(スローライフ学会員、全国仮設安全事業協同組合企画広報部長 写真)
※NPOスローライフ・ジャパン理事篠田伸夫さん推薦
※全国仮設安全事業協同組合ホームページ
http://www.kasetsuanzen.or.jp/

○主 催……スローライフ学会
○参加費……会員1,000円、一般2,000円。(学生500円、講師の紹介者1,000円)
※終了後、希望者で簡単な懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。


○地図…… ↓ 場所はこちらです。
会場地図


○申込み……5月14日(月)までに下記へ。
NPO スローライフ・ジャパン
電話 03−5312−4141 FAX 03−5312−4554
メールslowlifej@nifty.com (当日参加もOK。当日連絡は090-7433−1741野口まで)





ようやく春の訪れ。東京は桜はなやかですが、北海道も彩りゆたかにあふれる季節。今月の「さんか・さろん」は、その北海道から溌剌の論客、多田健一郎副知事をお招きしました。

陽光と花園と若者がまぶしい北海道、環境への取組など様々な最新をゆく話題の多い北海道。その最前線からのお話をうかがいます。








 
○日時……4月17日(火)19時〜20時30分 
○場所……平河町Mercury Room
     (千代田区平河町1-4-5平和第一ビル6階 クオリティ 会議室)
○主催……スローライフ学会
○参加費…一般2000円、スローライフ学会会員1000円(学生500円、講師の紹介者1,000円)
※終了後、希望者で懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。

○テーマ……「北海道はフロントランナー」
○ゲスト……北海道副知事 多田健一郎さん








プロフィール:
多田健一郎さんは、宮崎県出身、東京大学法学部卒業。自治省・総務省の俊才官僚であるが、地域へ出れば、現地の課題と積極的に取り組む。静岡県で市町村課長として伊豆半島の観光に新機軸を出し、香川県で環境部長・政策部長としてあの産業廃棄物の豊島問題解決の糸口をつけた。いままた、環境とか食、文化、観光など新しい試みを感じさせる道行政に懸命である。(川島記)

多田さんが静岡県観光課長のときにお仕事でご一緒しました。住民とともにワイワイ論議し、具体的に新しいことを実践するチャーミングな熱血漢でした。熟成した今、北海道から何を提言されるのか?楽しみです。(野口記)

      
 







奈良県南部の川上村と下北山村で、「スローライフによるむらづくり事業」の意見交換会が行われました。当NPOからは、川島正英理事長、野口智子事務局長、事務局の篠原伊佐武が参加、奈良県南部振興課の方々と村の方々と
話し合いました。











川上村は吉野川源流の村、かけがえのない水と森を守り育てていこうと1996年「川上宣言」し、下流をいつも意識して暮らす、川上の暮らしを目指しています。

「森と水の源流館」で自然教育の様々なメニューが実践され、芸術家の活動も盛ん、公が運営するわが国唯一の政府登録国際観光旅館、村の迎賓館のような「ホテル杉の湯」の存在には驚きました。

木工アーチスト、書・篆刻家、伝統菓子を作る女性グループ、かまどのある文化財のような宿を守る女将さんなどと出会いました。

外から見ると個性的で闊達なむらの印象でしたが、それなりに林業の不振や、村人の交流の不足、過疎、など悩みは尽きず・・です。

「久しぶりにたくさんの人と話した」「季節ごとの行事のしつらえや食べ物を楽しんでいます」「今日、皆さんと話して元気をもらいました」こんな意見が印象的でした。








下北山村は「きなりの郷」のキャッチフレーズを掲げる村。生成りの布、などと使われる“きなり”のことばどおり、
飾り気のない本物を目指そうという土地です。

吉野山地の東南部、近いところでは20分で海が眺められるところだけあって、暖かく明るい印象。多目的グランドを中心にキャンプ場・コテージもある19万屬痢峅舎婿灰好檗璽銚園」はなかなかの迫力です。

「春まな」という名の、地域野菜がありこの野菜を核に村おこしをしようとしている方。謎の動物?ツチノコを追うNPOの方。創作飾り割り箸を製造する方など様々な方から意見をいただきました。

一見、昔からのスローライフが残る村に見えても、「以前に比べて人情は薄く、伝統の味も薄れてきた」「とにかく林業が壊滅的」などのお話もいただきました。

今回は国道169号線より。これからは168号線沿いの昨年の台風被害のひどかったところも含め、「スローライフのむらづくり」のお手伝いにおうかがいする予定です。奈良県南部で「スローライフのむら」を育てていきましょう。

※写真一番上は川上村「森と水の源流館」からの眺め。下は下北山村の「春まな」アイスクリームと漬物のお寿司。









「スローライフ・フォーラムin日光」の内容報告。全体会のご報告です。

前日から参加の方々は日光市栗山地域の湯西川温泉へ。雪の中、開催中の「かまくら祭り」を見学しました。

一方、全体会会場の鬼怒川温泉駅前は晴天。同じ日光市でもこんなに天気が違うとは!日本で3番目という広い面積を実感しました。


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・2月12日(日)13:30〜16:00 藤原公民館
・テーマ 『「交流」−いまあるもの あたりまえが輝く』
・参加者   120人
・パネリスト
神野直彦さん (東京大学名誉教授)
山田 功さん (特定非営利法人足尾まるごと井戸端会議代表)
平 英一さん (川俣自治会長)
野口智子さん (ゆとり研究所所長)
坪井ゆづるさん(朝日新聞論説副主幹)
斎藤文夫さん (日光市長)
・コーディネーター
増田寛也さん      (野村総合研究所顧問)
・司会
長谷川八重さん     (NPO法人スローライフ掛川)

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シンポジウムでは市長からご挨拶をいただき、神野直彦さんからキイノートスピーチを。続いて2日間の分科会の報告を、野口智子さん(足尾分科会)、坪井ゆづるさん (栗山分科会)から。その後、いよいよ話し合いとなりました。以下、皆さんの意見を要約しご紹介します。











神野直彦さんの基調スピーチ(略)

粗野なアメリカのライフスタイルに対するアンチテーゼとして起きた運動が、スローライフ運動。グローバリゼーションに対抗するもの。日本はファストなライフスタイルに席巻された。大規模な店舗が展開、コンビニエンスストアが瞬くうちに津々浦々に広がった。これに対してスローライフ運動は。スローライフは他の文化と交流することを拒否し、それぞれの地域の文化を守れ、ということではない。交流・国際という言葉は、インターナショナル、つまりナショナルなものが存在してそれぞれを磨きながら、お互いインターさせる。これがインターナショナル。グローバリゼーション、アメリカの粗野な文化を押し付ける、そういう画一的なライフスタイルを拒否していく。それがインターという考えであり、交流という考え方だ、とスローライフでは考えている。
 これを日本人の素敵な知恵で表現すると、どういう日本語になるのか。それは「ちゃんぽん」。ちゃんぽん、こそ交流の本質。長崎ちゃんぽん。あれはオランダの文化と中国の文化と日本の文化を「ちゃんぽん」させるが、それぞれの文化を否定しない。それぞれの文化の良いところをそのまま、存在させて混ぜる、交流させる。(略)
 
 少し踏み込んで、観光とは何か。お釈迦様の教えでは、観光の「観」というのは悟りを開くという意味。「光」は明るいもの、明るいものから連想される希望を見る。希望を見て新たな悟りを開くこと。これが観光である。(略)

私たちが今、観光を考えるとすると、スローライフの考え方に立てば、グローバリゼーションが押し付けてくるような観光ではなく、それがもたらしてきた観光化への不安を克服するような、新しい観光がつくられるはずで、そのことは、私たちがその地域社会で培ってきた伝統的なライフスタイルを切り売りする悲しみではなく、今のように交流させるということがポイントになる、ということを最初の問題提起だ。

◆スピーチ全文→ http://www.slowlife-japan.jp/modules/bulletin1/index.php?page=article&storyid=30




山田 功さん
足尾町は、公害の原点とも言われる土地。なかなか足尾出身と言えなかった。今は地元愛に駆られてガイドを担当。お客さまに、足尾の、光と影を伝えている。日本の近代化の産業を支え、近代化の先駆者として足尾が果たした役割はどなたも否定をできるものではない。一方、その影として大きな社会問題も抱えている。ただ田中正造元代議士はヒーローであって、片や古河市兵衛は悪党と言われる。いや違う見方があるんじゃないかと、自分なりに、資料を見たり、勉強させてもらっている。今、小学生高学年対象の小冊子ガイドブックを編纂をしている。また昔の足尾の良い所も悪い所も両方知ってる年配の方がまだまだ健在なので、聞き取りをさせてもらっている。足尾はここで暮らせる産業おこしが一番大事と考える。



平 英一さん  
栗山地域では、昔のままの郷土の「食」、石焼、ばんだい餅などが。「まつり」では、獅子舞、国の重要無形民俗文化財である元服式など、昔のままの形でまだ数多く残っている。これらの地域文化遺産を、ずっとこのまま続けていきたい。観光交流については、いかに本物を皆さんに提供して、見て、聞いて、味わって、触れて、そうした体験をしてもらって、ということが大事。地元と、交流される方と、まさに互いに五感を通して満足感を互いに共有する、ということが大切と昨日の分科会を通して気づいた。そういうものを含めて、これからも活動をしていきたい。石焼まつりを何とかつくりあげて、盛り上げていきたい。








野口智子さん
緩急自在、ファストとスローとそれを選択できる豊かさがあることが素晴らしい。日光で、今までどおりのドンちゃん騒ぎタイプのファストライフ観光は、それはそれであっていい。捨てろと言ってるわけじゃないが、それだけの時代じゃない。1週間くらい、ゆっくり歩いて地元と丁寧に付き合いたいとう人が増えてきている。そういうときには足尾や栗山の出番なのだ思う。足尾から、栗山から、鬼怒川や旧日光と繋ぐ観光メニューも考えられる。交流時代の観光の一番大事なのは人。まちづくりはイコール人づくり、自分自身を磨くことが結果、まちを良くしていくんだということになる。







坪井ゆづるさん
こういう話をするときに必ず一つ言おうと決めていることがある。それは、行政に頼るな、ということ。まちおこしとか産業不振の自治体で何が起きてるか、市民が行政になんとかしろといっている姿が全国各地にある。行政に頼ってうまくいっているところは、産業振興に関してはない。自分たちでなんとかしなきゃいけない。それを考えると、栗山地域は、「元服式」をやって、「親分子分」の関係を今も続けてる。これはそもそも行政的なものから縁遠い地域だったから続いているのだと思う。行政に頼らないで自分たちでなんとかしよう、と。そういうマインドを持ち続けていれば、恐らくうまくいく。行政は利用してもいいけど、頼ってはいけない。そこだけは肝に銘じていただければと思う。

神野直彦さん 

全国さまざまいろいろな違いはあるけれども、ともすると日本人は「差異」ということと、「格差」ということを混同する。私たちは、格差は無くさなくちゃいけないが、差異、違いはお互いに大事にしあわなくちゃいけない。今、交付税という制度でもって、日本はどうにかまとめようとしているが、そうしたことも含めて格差は是正するけれども、差異はそのままそれぞれらしくしなくちゃいけない。格差と差異というのは違うんだ、それを乗り越えて、私たちは共通なものを、やってくんだということが重要だ。そのことは何かというと、私たちは日本国民は仲間なんだという共通感。そして仲間である誰もが、誰ものために貢献したいと願ってること。日本の国民に内村鑑三先生が残した言葉。それは「成功本位の米国主義になろうべからず。誠実本位の日本主義にのっとるべし」。私たちは日本全国いろいろな差異はあるけれども、お互いに友達なんだ、自然も同じ、ということを基本的に考えて、行動しなければならない。



斎藤文夫市長 
合併後、それぞれの違いを認め、尊重しながら、そういう中から同じ日光市民になったんだということを、早く皆で感じるようになったらいいなぁと。どうしたら一体感の醸成ができるか、ということに取り組んできた。グローバリゼーション、市場主義経済では解決できないものは福祉だ。高齢者を大切にするように人の心を変えねばならない。高齢者支援、そういう中で観光が生まれ、外来者も高齢者の暮らしを認めながら交流を求めていきたい。地元だと自分のまちが見えなくなる。そう、今回わかった。外部から来た人は気づくことが、ただ住んでいる人がなかなか気づかない。やはりそこに日光流観光の課題があると思う。日光は日本一と皆から言われる。日本一の資源、自然があるのであれば、やはり日本一の観光地、日本一の交流を市民の皆さんと一緒に作っていかなければいけないなと思う。



増田寛也さん

例えば、そこへ行ってみたいなというときに、何で栗山を選ぶのか、何で足尾なのかというところが大事だ。いろいろな地域資源があるところは全国にある。何でか?っていうそこに、またひとつ違いがあると思う。そこを乗り越えると、その地域は光り輝いていくだろう。
岩手で知事のときに「がんばらない宣言」を出した。もっとゆっくり手間ひまかけてというのは、それぞれの地域でそれぞれの伝え方があっていいと思う。多様な価値観があって、大事なことはそれを持ちつつ、皆が同じ和の中に入っていって、そして新しい価値、新しい考え方をお互いつくりだして共有するというところに重要な意味がある。神野先生から「ちゃんぽん」という話が出た。世の中は「ちゃんぽん」だけども、そのことから何か大きな化学変化があって、新しい価値が出てくると思う。
 年に1度、各地域でこうしたフォーラムを開催しているが。今年は諸事情でこの2月の厳冬期、雪の時期ということになった。ただ、私はこういう冬の時期に、まわりが素晴らしい紅葉や、若葉に目を奪われることなく、そこにお住まいになってそこの地域を守ってきた皆さん方のお話をも聞くことができて、大変良かったなと思う。大変実りの多い時間を過ごさせていただいた。雪が溶けたら水になるが、春にもなる。また、季節をかえてうかがいたく思う。


「スローライフ・フォーラムin日光」はこうして幕を閉じました。「交流」でお互いを磨きあったことが、それぞれのお土産です。日光市民の皆様これからも繋がりましょう、日光市職員の皆様もありがとうございました。

3日間シンポジウムと夜なべ談義全ての司会をして、盛り上げてくださった長谷川八重さん、スタッフとして走り回ってくださった篠原伊佐武さん、梅田陽子さんにも感謝です。








「スローライフ・フォーラムin日光」2月12日(日)最終日の全体会では、「交流」がテーマ。パネルディスッカションの前に、キイノートスピーチを神野直彦さん(東京大学名誉教授、スローライフ学会学長)が行いました。

15分という短い時間の中で、“「交流」とは「ちゃんぽん」である”という、ユニークな発言が。

大変おもしろく有意義なお話のため、全文をこのホームページにアップしました。全体会報告の前に、先ずは、腰を落ち着けてゆっくりとお読みください。

『「ちゃんぽん」こそ「交流」の本質だ。長崎ちゃんぽん、あれはですね。オランダの文化と中国の文化と日本の文化を「ちゃんぽん」させるんですけれども、それぞれの文化を否定しない。つまり、それぞれの文化の良いところをそのまま、存在させて混ぜる、「交流」させるということが「ちゃんぽん」ですね。』

◆全文はこちら◆ ⇒ http://www.slowlife-japan.jp/modules/bulletin1/index.php?page=article&storyid=30










「スローライフ・フォーラムin日光」の内容報告。栗山分科会のご報告です。







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・2月11日(土)14:00〜16:00 栗山総合支所
・テーマ 「山里のおもてなし〜「食」と「まつり」〜」
・参加者   70人
・パネリスト
平 英一さん(川俣自治会長)
伴 隆文さん(日光市文化財保護審議会副会長)
柏村祐司さん(栃木県立博物館名誉学芸員)
多田憲市さん(NPO法人農と地域のネットワーク理事長)
※予定していた山下 茂 明治大学公共政策大学院教授が欠席となったため変更した。
斉藤 睦さん(地域総合研究所所長)
・コーディネーター
坪井ゆづるさん(朝日新聞論説副主幹)
・司会
長谷川八重さん(NPO法人スローライフ掛川)
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前日の足尾分科会からの参加者に、この日からの参加者が加わりマイクロバス2台で移動。栗山地域に入ってからは、パネリストの平さん、柏村さんが詳しく解説をしてくださいました。平家の落人伝説のある「平家塚」や子どもが少なくなって閉校になった雪の「川俣小中学校」など。









翌日の全体会に登壇の神野直彦さん、増田寛也さんも聴衆として参加です。





会場の栗山総合支所では、川俣地区に伝わる国の重要無形文化財「元服式」の様子などが映像で流れていました。河原で楽しむ「石焼」についての説明パネルや道具、地域野菜「川俣菜」「サンショウウオ」のウケなどの展示もありました。





栗山地域を代表する「ばんだい餅」甘いジュウネン(エゴマ)味噌がかかっています。「栃餅」も。参加者みんなが試食しました。





お餅を用意してくださった、川俣の女性たち。作り方を詳しく話してくれます。参加者からは「今度は一緒につくりたい!」の声が。









栗山の「食」と「まつり」をどのように活かして、交流を起こしていけばよいのか。問題点は何か。パネリストから会場から、たくさんの意見がありました。




●パネリスト 平英一さん
栗山地域のまつりを担う若衆が少なくなっている。若衆組は他地域にない個性であり貴重なものだ。しかし、それを維持する若衆が少なくなっている。郷土芸能の継承に、大変危惧している。外に出て行った人たちにも行事の時にはもどってきてもらう呼びかけをしている。「元服式」は若い人も誇りを持ってやっているので何とか続けて行きたい。地域づくりも若い人が、いるのといないのでは取組みが違ってくる。若い人がいつでも帰れる、そういうふるさとにしておくことが大切かなと、次の世代に繋いでいこうとやっている。川俣には全戸に温泉をひいている。そういい温泉があるならと宇都宮から半分移り住んだ人もいる。家を貸したい人もいるので今後、まちおこしに参加するような人が増えるといい。





●パネリスト 伴 隆文さん 
湯西川では湯殿山神社の祭礼で上、下の地区が一緒にやっている。お互いに競い披露する。若者は少ないが、何とか継承している。うちの方は温泉場で、「かまくらまつり」が成功している、夜ライトアップしている。ここに食というものを付け加えるには、新しい物となるとなかなか見つからない。料理で「一升べら」などもあるが、湯西川独特の「芋の餅」でもいいんじゃないか。子どもの時食べたがとても美味しかった。もう一度そういうものから、考え直してみようかとも思う。




●パネリスト 多田憲市さん
私たちがエコグリーン・ツーリズムをやる時に、一番考えることは「ここにしかできないもの、ここでしか体験できないもの」それが第一になる。二番目には「本物であるということ」、これが大事だ。「栃餅」も「ばんだい餅」もすごく美味しかった。昔の方法と今のと比較するとか、そういうことをしてもいい。福井では、地域によってのイノシシの肉の味比べなどもしている。海辺のイノシシと山のイノシシでは肉の味が違う。そこまでこだわるといい。川俣小中学校跡を多いに利用すべき、拠点になる。栗山地域は何日もかけてゆっくり尾根を歩くようなトレッキングもできる、プラス温泉もある。学校の先生方のトレーニングの場所にもなる。



●パネリスト 斉藤 睦さん 
いろいろな町に専門家として入り込み、アドバイスさせて頂いている。そういう時に、私たちの使い方を、地元の人が心得てうまくやって下さるといい。だから今日みたいな会合も、是非利用してほしい。ずっと繋ぎとめることが大事だ。
地域の人の中で、女性がやる気になると地域が起こってくる。女性の出番がたくさんあるまちは、活性化している。ちょっと心配なのは、そういう地元の宝物の性質を知っている人たちが、実は60歳以上になってしまっていること。その後を引き継ぐ、次の担い手がもしかして育っていないのでは。全国的なことだが、ここも心配だ。



●パネリスト 柏村祐司さん
栗山は、食文化が豊か。独特の「石焼料理」がある。鹿やクマなどの猟の後、みんなで食べる縄文的な肉食文化もある。宇都宮あたりの食文化は単純。こちらは実に複雑で、餅をとっても一番最上にランクされる。研究者として栗山を見ていると、宝物が一杯だ。ところが、灯台下暗しで、地元では宝物だと思わない。湯西川には伝統的な湯西川祭礼があるが、ひところの面影はない。なんであれを皆さん方にお見せしないんだろう。新しい祭りを作らなくても、昔からのでやってける。それを十分認識して、後世に伝え、観光に活かしていったらいい。とかく、そういう問題をその地域の人だけにやらせるが、できっこない。というのは問題に気がついていないからだ。計画の段階で、外部の識者を入れるべきだ。山の中でも東京から3時間で江戸時代からの文化に触れられる、地の利がいいコトを活かそう。そして、民宿は、外来者が土地の人々と接する、生活の一部を共有できる場になってほしい。ここに残るたくさんの民話を、語るなどしてもいい。


◆会場からの意見◆ 


・ここに住みついてくれる人、面白がる若い人はいると思う。例えばアーティスト。たくさんの観光客を求めるより、一人でも住みつく人をつくるほうがある意味近道だ。(せたがや文化財団・川島さん)
 



・フェイスブックとツィッターでこの日光フォーラムについて“つぶやき”続けて来たが、ここに入ったら、突然通じない。まず電波環境を良くした方がいい。インターネットで外に発信できるよう。(群馬県南牧村・神戸さん)


・ここにしかないものというのが、ひとつのキーワード。地元の人たちが、地元にあるものに誇りをもって、それを外に発信する、楽しくやってる。それが外からは魅力になる。(新潟市・食生活ジャーナリスト 村井さん )
 
・富山県でも、県西部地域では獅子舞が非常に盛んだが、、若い方が少なくなって、だんだん途絶えつつある。それを応援する意味で、高岡市の方で毎年5月3日に獅子舞大競演会というものをやっている。(高岡市・スローライフ逸品研究会 上田さん)






他にも「鹿を丸々一匹食べるツアーなどやったらいい、ヨーロッパと肩を並べる肉食文化、ここのジビエ料理をもっと発信しよう」「研究機関、大学などと連携を」「自分たちの周りにある資源、宝物をもう少し目配りをして見なければいけない」など意見が出ました。




●コディネーター・坪井ゆづるさん

栗山には宝物である「まつり」は豊富だし、美味しいものはあるし、面白い肉の食べ方もあるし、民話まである。温泉まである。さぁ、どう使いましょうか、いくらでもアイデアが出てくるだろうと思う。それほど素材に恵まれている。しかし素材に恵まれていれば恵まれているほど、実は人が減っていく要素も、逆に多いのかも知れないと感じた。






栗山・野門地区の旅館「大野屋」での「夜なべ談義」。囲炉裏で焼かれた様々な肉・ばんだい餅、手打ち蕎麦など栗山の食が並びます。中でも「サンショウウオ」が大人気。“山里のもてなし”を実感しながら、「全国の平家の落人伝説のある土地が集まり、ここで『落人サミット』をやろう」などの提案やら、わが町の交流の仕掛けの披露など、話題はつきない夜でした。




3月の「さんか・さろん」は、柔らかに経済を学びます。さろん初の映画会で、タイトルは『幸せの経済学』。しかもスローライフ学会学長の神野直彦先生が、この映画を題材にして“特別講演”を、というメニュー。映画はヘレナ・ノーバーグ=ホッジ監督のドキュメンタリーで、ヒマラヤ辺境の小さな村ラダックが、押し寄せるグローバリズムの波に、伝統的な生活スタイル、文化や誇りまで奪われる。対して、人と人の絆を取り戻すローカリゼーションが提案されていく。3.11後の日本の行方に、大きなヒントを与えてくれるはずです。(写真はポスターの一部) 

○映画『幸せの経済学』と講演の夕べ        
○日時…3月21日(水)19時〜20時30分(18時40分受付開始)
 ※通常のさろんは第3火曜日ですが、今月は20日が祝日のため21日の開催です。
○場所…都道府県会館(千代田区平河町2-6-3)3階会議室
 ※いつもと会場が違います。 ↓ 下記地図参照のうえご注意ください!
              都道府県会館地図

○主催…スローライフ学会
○参加費……会員1,000円、一般2,000円。(学生500円、講師の紹介者1,000円)
 ※終了後、希望者で懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。

○プログラム…神野直彦さん(スローライフ学会学長・東京大学名誉教授、写真)の講演と映画(68分)。

【申込み】3月19日(月)までに NPOスローライフ・ジャパンへ。
電話 03−5312−4141 FAX 03−5312−4554
メールslowlifej@nifty.com
(当日参加もOK。当日連絡は090-7433−1741野口まで)


・・・・・・「幸せの経済学」を観よう!・・・・・・

「豊かさ」をはかるものさしとは? お金ですか。便利で、快適な暮らしを送ることでしょうか。国の豊かさを測る指標にはGNPやGDPが使われ、どれだけ経済成長したかで「豊かな国」を決めてきました。この考えはグローバリゼーションの波に乗って世界中に広がり、さまざまな地域に「開発」という名の消費社会が流れ込ませました。その結果、便利に生活できる反面、負の側面としてコミュニティの伝統的な暮らしが崩壊し、「新たな貧困」が生まれるようになったことも事実です。
ほんものの豊かさとはなにか?今こそ考える時ではないでしょうか。

 ・・・・・・・・・・あらすじ・・・・・・・・・・

急速度で世界に広がった近代化の波は、30年前まで外国人立入禁止地域だったヒマラヤの辺境ラダックにも押し寄せた。西欧の消費文化は、彼らの生活を一変させ、自然との関わりを切り離した。人との繋がりは希薄となり、彼らのアイデンティティーや伝統文化の誇りまでも奪った。
 昔は目を輝かせて暮らしていたラダックの人々が「私たちは何も持っていない、貧しいんだ。支援が必要だ」と訴える。映画は、グローバリゼーションの負の側面を指摘、豊かさとは何か、を説く。
−答えはローカリゼーションにある−監督のヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんはその解決の糸口としてグローバリゼーションと対極のローカリゼーションを提案していく。地域の力を取り戻すローカリゼーションの促進が、人と人、人と自然とのつながりを取り戻し、地域社会の絆を強めていく、と。
「ほんものの豊かさ」を求め、持続可能で自立した暮らしを目指すコミュニティの構築が広がりつつある。映画は、日本の小川町での取り組みや、キューバで起きたオイル・ピークについてのサステナブルソリューションも取り上げている。
行き過ぎたグローバル経済から脱却し、持続可能で幸せな暮らしをどう作っていくべきなのか。そのヒントは、日本の伝統文化の中にもあるのでないか。彼女は、それを私たちに気づせてくれる。

 ・・・・・・・・ご参加お待ちします・・・・・・・・









「スローライフ・フォーラムin日光」の内容報告が遅くなりました。足尾分科会からご報告です。




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・2月10日(金)14:00〜16:00 足尾公民館
・テーマ 「産業遺産と環境学習のまちづくり」
・参加者   50人
・パネリスト
神山勝次さん(足尾銅山の世界遺産登録を推進する会理事長)
山田 功さん(特定非営利法人足尾まるごと井戸端会議代表)
早野 透さん(桜美林大学教授)
川島正英さん(地域活性化研究所代表)
・コーディネーター
野口智子(ゆとり研究所)
・司会
長谷川八重さん(NPO法人スローライフ掛川)
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「わたらせ渓谷鐵道」に乗って通洞駅下車、この鉄道そのものが足尾銅山の貨物線だったもの、駅名からして産業遺産です。



足尾銅山跡をパネリストの山田さんのガイドで見学。バスから古い施設や、今進んでいる植樹の様子などが見えます。









山田さんの「私は小さいころ木や草がない環境で育ちました。山で遊んでも禿山ですから、親はいつも子供の姿が見えたようです」こんなリアルなお話が印象的です。






会場の足尾公民館では、昭和8年の足尾の様子が映像で流れていました。たいそうにぎわっていたのが分ります。まちにはこの頃の様子をうかがう、レトロな雰囲気がいまだ残ります。

パネりストからはそれぞれに、今後の足尾について提案がありました。会場からもたくさんの意見がありました。以下、そのご紹介です。




●パネリスト 神山勝次さん
足尾銅山は日本の近代化に大きく貢献した。そして公害を引き起こしたということで、光と影の二つを持つ。旧足尾町時代にエコミュージアム構想、全町博物館構想をつくった。こうしたことをもとに環境のまちづくりを進めていたときに、足尾銅山の産業遺産は世界遺産に匹敵するのではないか、登録した方がよいのではないか、という機運が高まった。そこで、2006年に足尾銅山の世界遺産登録を推進する会を設立した。鉱業の発展とそれに伴う環境破壊、それに対しての対策という視点から、世界的に極めて稀な事例。この産業遺産を活用して勉強をする、教材としてしっかりと発信をしていくということが私たちに与えられた仕事だ。今の若い人は鉱山のあるまちの暮らしなど分らない、それを知らせたい。各地で世界遺産の登録に向けて取組んでいるが、地域の活性化を起こすことは二の次で、足尾銅山の場合は、その歴史、そして産業遺産の整備・保存が、一番大事。それを見に来る人が大変多くなった、ということが地域の活性化につながっていく、それが世界遺産登録の基本だ。情報発信をし、一人でも多くのリピーターを増やしいきたい。





●山田 功さん
高校生になって足尾の外に出たとき、足尾出身といえなかった。公害という大きな十字架、タブーといっていいくらい、そのことについては誰も触れない。足尾銅山の歴史や過程で起きたことは、教科書で見るだけ。それくらい周りの人は語ろうとしなかった。そういう環境で育った。足尾のことを知らないという、非常に侘しい、悲しい思いをずっと持ち続け、心に刺のように刺さっていたため、まちでガイド養成講座ができたとき、真っ先に応募した。足尾の歴史、過去の経過にたくさん触れる機会を得た。知ること全てが真新しいことだった。公害のこともあるが、足尾銅山が世界で初めてとか、日本で初めてという、日本の産業の近代化の礎になった技術を生み出した、まさにこの足尾が日本の走りの場所だったということにも気づいた。それからの活動、今は足尾まるごと井戸端会議という名でいろいろやっている。足尾でさまざまな活動をしているグループが連携する組織もできた、地元での横の繋がりは大切。ここで根をはる、地元の人間の生活の糧が非常に限られているのが切実な問題だ。足尾ならではの産業というのが必ずあるはずで、そういうものを育て、若い人が定着できるようにしていきたい。




●早野 透さん
足尾は恐ろしいところ、と思っていたが実際来てみると、明るいところだった。ここの壮大な歴史ドラマを、発信できないかと思う。足尾銅山を作った古河市兵衛と、もう一方で、田中正造と。おそらく日本の歴史の中で田中正造の方が有名になっているが、二大人物がこの渡良瀬川の上流と下流にいたわけだ。この織りなすドラマというのはすごい。二人とも天保の生まれ。江戸の。その二人が明治という時代の中で、どのように大きく活動をしたのか、とてもすごい歴史だな、とつくづく思う。大規模な公害も出てしまった、木もなくなった。従って、緑の復元、それが世界遺産につながっていく大きなポイントだと思う。そういうふうに歴史と銅山と緑と世界遺産を一体化して大きく捉えなおすというのが、なんかわくわくすること、と思う。そこをこなし切った上に新しい足尾の物語をつくっていく。例えば佐渡の金山、石見の銀山、足尾の銅山、金銀銅で何かやれないか。新しい発想も、古い発想もかまわずいろんな事で知恵を絞っていくことだ。“国策民営”というやり方では原発も銅山も同じ。3.11以降の世の中で、福島と同じ問題を抱える足尾には今日的なものを感じた。




●川島正英さん 
外との繋がりで考えていくと、課題として世界遺産の問題が一番大きい。二つのことを考えるべきじゃないか。ひとつは、光と影が強調されたが、運動として、何を狙いとするか、負の遺産といった言葉もあるが、何を訴えるか、外にいる人に見えてこないのが弱いのではないか。足尾は渡良瀬の紅葉と、カラミ(鉱山の産業廃棄物)と、それから植樹と三つの風景が印象に残る。そのどこに焦点を置くか、意味をもつ。二つめはどういう手法で実現していくか、大きな課題。世界遺産に認めてもらう活動で参考になるのはイギリス・スコットランドのニュー・ラナークの世界遺産がある。私は30年くらい前に行ったが、産業革命時代の紡績工場を残している。空想的社会主義というのか、ロバート・オウエンという理想的な経営者の足跡を世界遺産として登録した。これはイギリスではよく知られるシビック・トラストというまちづくりの手法をとった。市民が発想、専門家の意見を聞き絵まで描いてもらう、お金を集める、そしてその後に初めて、行政が出てきて法的やら問題があるところをやる。いま日光を見ていると、やっぱりなんとなく行政に頼ってると見えないでもない。物語が必要であるとすれば、まず市民の人たちが考え、そして市民が本気になって進めることだ。



◆地元の方からの発言◆



・17年前から荒廃した足尾銅山の禿山の緑を再生しようと、緑化に励んでいる。東京・神奈川・千葉・埼玉から日光への小学生・修学旅行生にちょっと1時間半くらいの時間をとって頂き植樹をする、ということで、現在13万本の木を植えることができた。(足尾に緑を育てる会・秋野さん)

・足尾の昔話を知っている方がまだ存命なうちに、後世に残していく事業を行っている。多分この足尾町でしか考えられないような笑い話、難しい話がある。それはよその方が聞いても、結構興味深いと思う。(足尾まるごと井戸端会議 神山さん)

・小山に住んでいるが、足尾に帰ってきた時は足尾歴史館でお客様と話をしている。最近の方々は、小学生でもかなり詳しく予習をし、高度な質問をする。勉強になる。(小山在住・高田さん)

・足尾は普通の一般的な田舎ではなく、森とか山とかの中に、急に大きな町が開けた感じですごく不思議な雰囲気がある。足尾にもともとあった文化的なもの例えば足尾紙などを活かして面白いことができれば。(地域おこし協力隊・天沼さん)


・足尾は産業がなくなって、物を売り出す力が無くなってしまった。土地も含めて。物を作るというのは、1があれば10を作るのはすごく簡単。足尾はそれが0に近くなっている。0から1を生み出すのは難しい。0から1を生み出すというところにおいては、美術や芸術は優れていると思う。(地域おこし協力隊・皆川さん)

◆外からの参加者も、それぞれ自分と結びつけたところからの発言が。

・天ぷら廃油を集め、燃料にする活動をしている。「東京油田」という言葉を見つけて発信しているが、このキャッチがすごいね、って皆にいわれる。例えば、こちらの町で「足尾油田」とかも考えられる。そういうキャッチフレーズはすごく大事。未来へ向けてのビジョンをしっかり出せると、人は
集まってくるものだ。今の若者は環境問題などに興味がある、そういう層に足尾からの発信を。(螢罅璽座緝宗\谷さん)


・若い世代が魅力を感じるのには、抜本的に発想を変えないと駄目。保全は大変意味がある活動だと思うが、それと平行して、「何もなくても良い」というこれまでとは違う価値感を持っている若者たちが、ここで暮らしたいと思うって何だろう、その辺を考えるといい。(東京工科大学教授 吉田さん)




・現地に来て、これだけ広大な公害の残存していた部分を見られた意味は大きい。私も、今福島、除染活動のモデル事業をやってるが、ここで仕掛けはたくさんできるのでないかと思う。ストーリーを作れば、すごく人の心に入るんじゃないか。フリーペーパーなども出すといい。レトロなまちも魅力的。(EDI代表取締役 塚本さん)

・20年くらい前に「山海塾」が大谷石の採石場の中で講演会というか演技をやって世界中から人を集めた。足尾の禿山、あそこへ映像を打ってみたらどうだろうか。例えば龍が昇っていくとか。建物に映像を映すことはあるが、山には、禿山以外にできない。急峻な山だから、きれいにできるのでは。(シンカンドゥ・岩崎さん)



●コーディネーター 野口智子さん
ここに来たかったけど来れないという、八王子にお住まいの女性からのメールが。彼女の息子さんが映画を製作する学校に通っているが、小学校の頃に足尾銅山に来た。その時に学んだことが彼の根っこになっている。このように足尾のポジションというのは、忙しい、忙しいと暮らしている私たちに、「何が人間にとって大事なのかをしっかり伝える」ことなのでは。この町全体が素晴しい教材だと思う。通えば通うほど身につけられる、つまり、スローライフが身につくようなそういう世界遺産観光地になる可能性があると思う。



分科会後、古民家を利用したカフェ「さんしょう家」で休憩。足尾の名物山椒入りのケーキなど味わいました。









国民宿舎かじか荘での「夜なべ談義」では、皆が次々とスピーチ。飲みながら、食べながら「レトロなまちの食べ歩きからはじめよう」とか「中高年向けのエコ学習ツアーをやろう」など話題が膨らみました。

「スローライフ・フォーラムin日光」が2月10・11・12日と開催されました。日光へ、日光へと、新潟から、福井から、高岡から、奈良から、交流を求めて熱い仲間が集まりました。

詳しい報告は今後あげるとして、先ずは雰囲気を写真でお伝えします。

インフルエンザや豪雪のため、参加予定だったのにあきらめた方々、ご都合で今回は欠席だった方々、ご覧ください。日光の方々との交流で、お互いさらに元気になった想いです。

◆足尾分科会

















































































































































◆栗山分科会






















































































































































◆全体会












































皆様へ 今年もよろしくお願いいたします。

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会は、2012年2月10・11・12日に栃木県日光市で『交流』をテーマに、恒例のフォーラムを開催します。

“真冬の日光”“東照宮以外の日光”は、未体験の方が多いのでは?合併で日本で3番目の面積となった日光市には、多様な魅力があります。こういう機会でないとなかなか訪れない地での分科会、そして分科会の議論を活かしての全体会。さあ、熱く交流しに出かけましょう。

地元の方とゆっくり語り合いながら、土地の魅力を確認し、相互に磨きあいたいと思います。どうぞご予定ください。現地に着けば市がバスを用意してくださいます。

10日(金)から2泊3日のご参加がおすすめです。下記の予定への申し込みは、スローライフ・ジャパンまで。1月中に。

申し込みは ↓ こちらから1月中に。
申込み用紙


詳しい行程はこちら。↓
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=135

◆◆「スローライフ・フォーラムin日光」2012年2月10日〜12日◆◆
主催:日光市
企画・協力:NPOスローライフ・ジャパン、スローライフ学会

■2月10日(金) 足尾(あしお)分科会
・テーマ 『産業遺産と環境学習のまちづくり』
・時間 14時〜16時 
・場所 足尾公民館
・登壇者 
 パネリスト:山田 功さん(足尾まるごと井戸端会議代表)、神山勝次さん(足尾銅山の世界遺産登録を推進する会理事長)、早野 透さん(桜美林大学教授)、 川島正英さん(地域活性化研究所代表)
 コーディネーター:野口智子さん(ゆとり研究所所長)
・夜なべ談義 17時〜19時、国民宿舎かじか荘で。

※世界遺産を目指す足尾銅山、植林も少しずつ進み、負の遺産が環境学習の場に変りつつあります。その動きを起こしている市民の方々と話し合います。個人ではなかなか行く機会のない足尾銅山、目で確かめる良いチャンスです。宿には良い温泉があります。

写真は足尾銅山跡

















  
■2月11日(土) 栗山(くりやま)分科会
・テーマ 『山里のおもてなし〜「食」と「まつり」』
・時間 14時〜16時 
・場所 栗山総合支所
・登壇者 
 パネリスト:平 英一さん(川俣自治会長)、伴 隆文さん(日光市文化財保護審議会副会長)、柏村祐司さん(栃木県立博物館名誉学芸員)、山下 茂さん(明治大学公共政策大学院教授)、斉藤 睦さん(地域総合研究所長)
コーディネーター:坪井ゆづるさん(朝日新聞論説副主幹)
・夜なべ談義 17時〜19時、旅館「大野屋」で。

※平家の落人伝説のある栗山地区。川俣には国の重要無形文化財「元服式」が伝わり、「石焼」や「ばんだい餅」など独特の食文化が。地域ごとの獅子舞も。地域の「食」と「伝統・祭り」の重要性を語り合います。夜なべ談義では、囲炉裏を囲みながら山里の味を。

写真は大野屋の山里料理


















■2月12日(日) 全体会
・テーマ 『「交流」−いまあるもの あたりまえが輝く』
・時間 13時30分〜16時
・場所 藤原公民館(鬼怒川温泉駅前)
・登壇者
パネリスト
山田 功さん(足尾まるごと井戸端会議代表)、平 英一さん(川俣自治会長)、斎藤文夫さん(日光市長)
神野直彦さん(東京大学名誉教授・スローライフ学会学長)、野口智子さん(ゆとり研究所長、分科会報告兼)、坪井ゆづるさん(朝日新聞論説副主幹、分科会報告兼)
コーディネーター:増田寛也さん(野村総合研究所顧問・スローライフ学会会長)
・司会
長谷川八重さん(NPO法人スローライフ掛川・2分科会司会も) 

※2つの分科会報告の後、さらに議論を深める場。身近にあるもの、あたりまえと思っていることが宝であると気づき、それを原動力に交流が始まっていく・・・。これからの時代の「交流」の意味を探ります。全体会だけの参加もOK。駅前の会場のため便利。駅前に足湯もあります。

写真は鬼怒川温泉駅前、鬼像の向こうの建物が藤原公民館




















◆申込み・問合せ
NPOスローライフ・ジャパン
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
メール slowlifej@nifty.com

申し込みは↓こちらから1月中に。
申込み用紙

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