瓦版2018.11.13 第439号

筑紫哲也の10周年の命日―7日。瓦版編集室は、予定どおり事務所で、遺影に
献杯を。朝日新聞記者時代の同僚・森治郎さん、中学時代から番組を追いかけ
ていた高橋征吾さん、今こそファンに、の小松崎いずみさん・・ありがとう。

 

・・・

 

コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)

秋の催しを気軽く

 

秋祭りに続いて地区の運動会。今年は催事ごとに「長」がつく役職のわが家
は、休日を地区のために費やしています。前向きに協力してくれる住民が多く、
運動会では7地区対抗で優勝しました。祭りの賽銭箱からは2年前に無くした
私の指輪が出てくるなど、働き以上のご褒美も頂きました。
さて、わが地区で今年新しく始まったのが、子供達のハロウィン行列。2歳
?小学生のママたちが『キャンデーひとつでも協力を!』と回覧で呼びかけ、
20軒が応じて実現しました。子供のはしゃぐ声、またそのパパたちの子供時代
を懐かしみつつ、大人も悪ふざけの仮装で行列に加わりました。
途中、何も知らない老女が「来年は太鼓を打ち鳴らしながら加わりたい」と
ずっと行列から離れない姿を見て、ハロウィンも祭りも運動会も、地域住民が
楽しく気軽に参加できる場面が大切だなぁと感じました。

 

学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館館長)

 

思いっきり生きる

 

私の本を読んで下さった女性から手紙をいただきました。そこに時々本の中
に出てくる「思いっきり」という言葉がいいです、とても好きですとありまし
た。そう言われれば、どんな社会にしたいかと考える時、「一人一人がその人
らしく思いっきり生きられる社会がいいなあ」と思います。子どもたちには思
いっきり遊んで欲しいですし。面倒なことは嫌いで、どんな事があってもなん
とかなるでしょうと思いながら暮らしてきましたが、最近なんだかこれで本当
になんとかなるのかしら、危ういのではないかしらという気がし始めています。
みんながまわりを見回して行動を決めており、自らの内側から出てきたエネル
ギーを思いっきり出しているようには思えないからです。とび抜けて優れた才
能を発揮するスポーツ選手など特別の人は評価され、本人も挑戦していますけ
れど、ふつうの人はちょっと。みんなが思いっきり気分よく暮らせるといいな
あと思うのです。読者に指摘していただき、改めて考えました。

 

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■街角から畦道から

 

室伏義郎(長野県白馬村・「食彩の宿 山の森」主)

 

北アルプスの里便り

 

草間からの虫の音も聞こえなくなって久しく、小さな生き物たちも段々と姿を
見かけなくなってきた時節となりました。10月初旬にアルプス中腹より始まっ
た紅葉は一ヶ月をかけ私共の里に降りてきました。
暁方、庭に出ると朝露に濡れた紅葉がハラハラと散り、落ち葉を踏みしめると
カサカサと奏でるような音とどれも晩秋を伝えてきております。
畑では白菜、キャベツ、大根が雪国の大切な越冬野菜として収穫を待っていま
す。各家々では自慢の野沢菜の漬け込みが始まるのもこの時節の風物詩となっ
ております。この頃になると北アルプスは雪に覆われ初冬の風景を漂わせてき
ます。

 

竹内 義昭 カズコさん(187)

 

ゼリー食にするという連絡があった直後、様子を見がてらの面会兼介助に出か
けた。食卓に運ばれてきたトレーの上にはゼリー食の入ったチューブが小さな
皿の上に置かれていて、これをチュルチュルと皿に出す。それをスプーンで口
に入れるのだ。

 

これまでのソフト食は、口を開けさせるのに苦労した。だがゼリーにフルーツ
味がついているせいか、意外にも簡単に口の中に入れることはできた。

 

ところがそれからが従来と違った。口を開いたままで飲み込まないので、いっ
たん入ったゼリー食がこぼれ出て、口の周りはベタベタに。嚥下力が落ちてい
るのが原因だ。ということは、水分の摂取も難しいことになる。

 

■まち・むらニュース

 

・岩手県遠野市 第9回遠野市郷土芸能共演会

 

郷土芸能の保存と伝承、後継者育成を目指して開く。細越獅子踊り、土淵しし
踊り、石上神楽、外山神楽、森ノ下さんさ踊り、和太鼓集団演奏など、遠野の
郷土芸能を存分に堪能できる。入場料は無料。
開催日時:11月25日(日)11時?15時 会場:みやもりホール(宮守町)
主催:遠野市郷土芸能協議会 問合せ:市民センター文化課
TEL0198-62-2340 http://www.city.tono.iwate.jp/events/index.cfm/detail.1.45345.html

 

・大阪市 ドイツ・クリスマスマーケット大阪2018

 

高さ27mの大きなツリーをシンボルに、約35万球のイルミネーションライト
が会場を埋めつくす。ドイツからアンティークのメリーゴーランドをはじめ、
ホットワインや焼ソーセージの販売、クリスマスオーナメントの出店もある。
開催期間:11月16日(金)?12月25日(火)
時間:12時?21時(金12時?22時、土日祝11時?22時)
イルミネーションは17時?22時30分
会場:新梅田シティ・ワンダースクェア
https://sp.jorudan.co.jp/illumi/spot_0085.html

 

コラム<象さんの散歩>

 

新幹線“テロップ”二題

 

新幹線のニュース・テロップも、だんだんにありがたみが少なくなっている。
情報量や速報性には、当然ながら限りがあるし、広告が多い。スマホ族からは、
相手にされないのだろうが、象さんは、ときに眺めさせていただく。
9日夕、丹波篠山の帰路、新大阪から新幹線に乗った。産経新聞ニュースに
一つ、目をひくものがあった。この日、天皇、皇后両陛下が各界の功労者を招
いて赤坂御苑で園遊会を開かれたという。付け加えて「雅子妃が15年ぶりに、
最後まで参加された」と。付け加えたひとことが意味深長だ。重い。
話題は一転。東京到着、乗客が一斉に地下構内を歩き始めたところで、私が
転んだ話である。曲がろうとした若い女性が引くキャリーバッグにつまずいた。
気遣ってくれる人もいる中で、その女性は人込みの中へ。「大丈夫」と強がっ
て見せつつ、新幹線テロップの「キャリーバッグは注意して動かすように」の
呼びかけを思い出していた。キャリーバッグ急増と荒っぽい利用は見逃せない。
何気ないテロップだが、それぞれに関心をそそられて・・ <川島正英>

 

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 山っ子クラブ

 

奈良県十津川村で、新しい動きが始まりました。子どもたちを、もっと自然の
なかで育てようという取り組みです。周りは全部緑の村ですが、急峻な山は杉、
わずかな平地には住宅、子どもがよりつける斜面や森が無いのです。おまけに
移動は車。豊かな自然を身近な自然にするには、知恵や技術が必要なわけです。
まずは村内で子連れで行ける場を洗い出そう、そんな集まりができました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=491

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
和歌山県紀の川市
http://www.city.kinokawa.lg.jp/
奈良県吉野郡十津川村
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
奈良県
http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/

 

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