明けましておめでとうございます。瓦版のことし最初の号です。瓦版編集室を
まもるチーム?川島正英、野口智子、丸山薫、篠原伊佐武(藤井頼暁は昨年秋
に熊本へ)から、あらためて「令和2年もよろしく」と申しあげつつ・・
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コラム<火曜日の鐘> 斉藤睦(地域総合研究所所長)
暮らし遺産を愛でる
お正月は、いつも自宅で過ごしています。海外旅行や国内の温泉でゆっくり
という過ごし方もあるとは思いますが、それよりも自宅や自宅周りでぼちぼち
と過ぎていくお正月が、ますます好きになってきています。
落語にも出てくる堀之内のお祖師様まで、この公園、あの門松のある(とて
も少なくなりましたが)お宅などと確かめながらそぞろ歩いて初詣します。お
寺では干支の模様のついた年始の盃でお屠蘇を頂き、昆布を頂いて帰り、唯一
のお正月料理のお雑煮に昆布を浮かべていただきます。
昨年、日本各地を襲った災害の様子を思い出すにつけ、毎年、生活の節目節
目に、いつもの場所でいつもの過ごし方があることの幸いを噛みしめています。
それらのひとつひとつは世界遺産とまでは位置づけられないにしても、個人の
暮らし遺産として心に刻みたい宝物だと考え始めました。
本年が皆様にとって、心安らかなよい年でありますように。
学会コラム<緑と絆の木陰> 神野直彦(日本社会事業大学学長)
冬の日に
私たち夫婦は、結婚記念日である12月3日には、二人だけで過すことを習慣
としている。この習慣は子供に手がかからなくなってから続いている。もっと
も、結婚記念日にわざわざ二人だけで過さなくても、日常生活がそもそも二人
だけの生活となっている。というよりも、私たち夫婦は二人で一人前であり、
二人で一緒に生活しなければ生存できないという関係にある。
しかし、毎年決まっているホテルに宿をとって過すと、不思議なことに心が
豊かになる。二人でホテルの庭園を散策したり、近くにある美術館を訪れるだ
けなのにである。毎年繰り返し眺める光景なのに、新しき出会いのような感動
を覚える。
日常性を否定して、二人だけになると、互いにただ生きているだけでよいと
いうことが実感できる。つまり、存在していることだけが必要なのだというこ
とが相互に確認し合える。それは二人が運命共同体を形成しているということ
を確認する儀式なのだということができる。
予報では冬の空から氷雨が降ることになっていたけれども、幸運にもそれが
外れた。しかも、冷たい冬の風すらも頬に心地よく感じられたのである。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
群馬県「上毛かるたのハガキ」。県民に親しまれ続け、郷土かるたの発行部数
で日本一を誇る「上毛かるた」。そのかるたがポストカードになりました。
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■街角から畦道から
藤井頼暁(熊本市) 未知なる子どもの育て方? ?引っ越して?
子供が産まれるのに合わせて、東京から九州に引っ越しました。今は歩いて行
ける距離に妻の実家があります。以前、夜のミルクは私が担当していると書き
ましたが、毎日夜にミルクやりをし、日中は自宅で仕事をしていると寝不足に
なってしまいます。
そこで妻は毎週1日は実家に子供と犬を連れて泊まりに行く。それで私はぐっ
すり寝ることができます。育児に伴う疲労やストレスを溜めないという面でも、
九州に引っ越したことは正解だったなと思いました。
■まち・むらニュース
・長野県飯山市 斑尾山の山頂を目指せ!スノーシューツアー
スキー場のリフトで山頂下まで。そこから野尻湖、信越五岳、遠く北アルプス
までの眺望が抜群の大明神岳へ。帰りはスキーコース脇や森の中をゆっくりと
下りていきます。スノーシューとストックセットのレンタルも。
開催日時:1月12日(日)9:30?15:30
場所:まだらお高原「山の家」集合 料金:参加費4000円、リフト代800円
予約・問合せ:斑尾高原観光協会 まだらお高原「山の家」 TEL0269-64-3222
http://madarao.tv/learn/program/2020/01/post-69.php
・京都府八幡市 令和2年新春展「梅を愛で、芝居を楽しむ」
令和最初の年明け。新春展では新年号の由来にちなんだ梅をテーマとする書画
とともに初春を寿ぐ作品が並ぶ。また上方浮世絵を中心にした歌舞伎の世界も
楽しめる。梅を愛で、芝居の賑わいを感じる新年の幕開けだ。
会期:1月11日(土)?2月16日(日) 9時?17時
会場・問合せ:八幡市立松花堂庭園・美術館 TEL075-981-0010
https://www.yawata-bunka.jp/syokado/event/#ev536
コラム<象さんの散歩>
年賀状
ともかく、新しい年明け。「賀春」。ことしの年賀状も、この挨拶で始めた。
この語は手書き、本文は活字を並べ、例年どうり印刷して・・という年賀状で
ある。初めて横書き文にしてみたが、代わり映えした感じもない。
まず、一年を振り返る。「平成から令和への一年は、あわただしく、とくに
政治が落ち着きを失ったままに過ぎた」と。ことしは、令和2年、西暦2020年、
の「2」の字づくし。「ニコニコ」と楽しい年であってほしい。と書いた。
今年をどう過ごすつもりか。「スローライフ賛歌をうたい続けたい。奈良県
などの旅に出かけてのフォーラムとか、お出かけサロンとか、楽しく夢見て」
と望んだり、さらに「正英・宏子の合わせて“170歳行進曲”を頑張って歩く。
ゆっくり、ゆったり、と心がけつつ」また「身の回りの整理も、と考えはじめ
たところ」と。結びは「ことしも、よろしく、お願いいたします」。
正月は、ことしも伊豆・河津で過ごした。だから、みなさんからの年賀状を
拝見するのは、これから、ということになる・・ <川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
4月12日(日)村を「東京2020オリンピック聖火リレー」が走ります。出発は
昴の郷、到着は十津川第二小学校を予定。お楽しみに!
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1576566613
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 実家というもの
私は高校を出てすぐに千葉の実家から離れ、ずっと自活してきました。その間、
実家との距離は様々変化しています。昔、実家は私を拘束するところ。だから
近づかない、自分の居場所も教えないひどい娘でした。東京を離れた30歳代、
少し落ち着くと、急接近。貧乏暮らしに援助物資をいただける場になりました。
そして今や、96歳の母が元気というだけで、心が温まる場になっています。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=550
■編集室便り
▽「さんか・さろん」のお知らせ
「さんか・さろん」1月21日(火)は、
毎年恒例の増田寛也さん(スローライフ学会会長)によるスピーチです。
増田会長は年初から「日本郵政社長」に就かれました。大変な難局。超多忙。
それでも恒例の学会「年頭所感」は、予定どうりに開かせていただきます。
●日 時:2020年1月21日(火) 19時?21時
※開始時刻が19時です、ご注意ください。
●タイトル:「年頭所感」
●会 場:クオリティソフト株式会社東京本部・会議室マーキュリールーム
東京都千代田区麹町3-3-4 「KDX麹町ビル」6階
※麹町4丁目の交差点から見える「成城石井」の並びにあるビル。
有楽町線 麹町駅 1番出口より徒歩1分/半蔵門線
半蔵門駅2番出口より徒歩8分
http://www.qualitysoft.com/corporate/office#tokyo_office
●会 費:会員1000円、一般2000円(学生500円)
※どなたでも参加できます。
●申込み:メール TEL 03-5312-4141
詳しくは >>
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katsudou/index.php?page=detail&bid=400&req_uid=4
〇2月の「さろん」は2月12日(水)です。
第3火曜日ではありませんが、お許しください。
午後から、東京・三鷹市を訪ねる「お出かけさろん」となります。
有名な「三鷹の森ジブリ美術館」などの見学後、河村 孝市長を囲んで懇談の
時間もあります。詳しくは後ほど。
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クオリティソフトから・・・
【たまな商店】新年から食べ物・暮らしを少しずつ変えてみませんか。身体や
環境にやさしい、お米、野菜、果物、調味料などオーガニックにこだわった品
揃え。一度全商品をご覧ください。>>> https://tamana-shop.jp/category/item/
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
奈良県吉野郡十津川村
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
奈良県
http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
シン・エナジー株式会社
https://www.symenergy.co.jp/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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