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紅葉の季節、観光地の連休の混雑は大変なもの。でも、おそるおそるの観光で
すね。いつになったら安心して楽しめる日常が戻るのでしょうか。それにつけ
ても緊張がずっと続いている、医療従事者の方々に感謝しましょう。
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡 一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
秋田米、新エースは「サキホコレ」
先週、秋田県内のビッグニュースは県産米のオリジナル新品種が「サキホコ
レ」と命名されたことでした。秋田米といえば「あきたこまち」が代表選手で
したが、1984年の採用から30年余を経過し、全国各地に次々と誕生する新しい
銘柄の追撃を受けて、新しいエースの登場が待望されていたのです。
生産者から見れば「売れる米」、消費者視点では「おいしい米」の追求は、
2018年までほぼ半世紀にわたった減反政策の落とし子でもあったでしょうか。
経緯はさておき、減反で低下した農家の生産意欲をかき立てるのに一定の役割
を果たしたのは事実です。「あきたこまち」の登場以降、ネーミング合戦の様
相も呈し「きらら397」「青天の霹靂」「つや姫」「はえぬき」「ひとめぼれ」
などと、数え切れないぐらいの新銘柄が誕生し続けています。
「サキホコレ」の命名は「稲に小さな花が咲き誇る情景を思い浮かべた」と
のこと。特徴は「白さとつやが際立ち、ふっくらとした食感、深い甘み」だそ
うです。名前の通り咲き誇ることができるか。デビューは2022年秋です。
学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長)
「無言館」に行きました
長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」に行きました。成人式
に呼ばれたのですが、新型コロナウイルス騒ぎでこの時期になりました。一度
行きたいと思っていた美術館でしたが、核兵器禁止条約の発効が決まった10月
24日の直後に伺うことになったのはよかったと思います。
打ちっ放しのコンクリートの壁に、画学生たちの絵が簡単な紹介と共に置か
れている空間は、美術館と言うよりも絵との語り合いの場でした。とくに妻、
恋人、妹、母、祖母など身近な女性がていねいに描かれている絵が多く、日常
そのものです。ただ、「表で出征兵士を送ろうと待っている人たちの気配を感
じながら、もう少し描きたいと絵筆をもっていた」という文がついているなど、
これが描かれた時の状況を思うと心穏やかではいられません。享年は20代後半
から30代前半です。描きたいことがたくさんあったでしょうし、そこに描かれ
た日常の中で、愛する人々と生きる日々があったはずなのに、なぜここで命を
落とさなければならなかったのか。
戦争は決して総体や抽象で語れるものではなく、一人一人の生に眼を向けた
時、こんな理不尽なことは許されないと誰もが思うのではないでしょうか。戦
いは、非人間的、非生きもの的なものであり、生命誌とは相容れないと改めて
思いました。そして核兵器などというばかばかしいものを手放せない人たちに、
日常への眼を持って欲しいと言いたくなりました。
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■街角から畦道から
小夏日和 遠北剛(広島市)
「小春日和」大陸から張り出した高気圧により、初冬のいかにも小春らしい穏
やかな暖かい日和で、日向は暖かく日陰はひんやりとし、夜になると冷え込む
季節が進むと暖かい好天な「冬日和」となるのが自然の習わしだ。
ところが、季節が二か月近く逆戻りする陽気の「夏日」となった。それでも季
節は、情熱的に最もまとまって訪れてくれなければ冬への準備ができない。冬
の味覚、柑橘類が色づき始めた。木枯らしの中で咲き始める山茶花が、冬日を
浴びている。時季外れのシャクヤクが咲き、季節を終わった秋のバラが満開に
咲いている。「小夏日和」の一日は、老人には快適な日和でもある。
丹波篠山のスローライフ(4) 新しい観光イベントの形
竹見聖司(丹波篠山市創造都市課)
秋の観光シーズン、黒枝豆や丹波栗、山の芋など、秋の味覚を求めて毎年多く
の観光客が訪れる。特に、10月2週目の丹波篠山味まつり、3週目の春日神社
祭礼がピークで、高速道路のICは本線に至ること数キロの渋滞となる。
そんな期待の秋もコロナ禍でどうなることかと思いきや、自粛疲れにGoToキャ
ンペーンもあってか大盛況。観光バスも多かったが、それ以上に自家用車利用
の個人客は例年の比でなく、平日もまちなかは歩行者で溢れかえった。
では、長年展開してきた観光イベントのアフターコロナは?黒枝豆を新しい特
産にと目論んだ黎明期、黒豆から農産物全体のブランド化を進めた草創期、城
下町の景観や伝統文化と融合した丹波篠山イメージを定着させた成長期。
今後は、暮らし方を含めたまち全体を創造し、魅力とした成熟期を迎えたいと
ころ。着地型観光が言われて久しいが、気づいていなかった新しい観光の形を
考えるきっかけをコロナ禍がつくってくれたチャンスと思いたい。
※添付写真は平日でも賑わうまちなかです。
■まち・むらニュース
・奈良県天川村 小さな村のキャンドルナイト
キャンドルコンテストの応募作品が村内に灯る。初日には、地元のあたたかい
食べ物の屋台やコンサートもおこなわれ、新しい冬の風物詩の発信を目指す。
最終日は夜空に花火も打ち上げられる。
会期:12月5日(土)~2021年2月28日(日)
会場:洞川エコ・ミュージアムセンター、その他
応募要項・問合せ:TEL 0747-63-0321 天川村地域政策課
http://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/news/4345/http://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/
・秋田県横手市 健康づくりウォークラリーin秋田ふるさと村
県民1日当たりの平均歩数が全国比較で1000歩少ない、とのデータをふまえて
の企画。人生100年時代、健康で豊かな生活のための第一歩。全天候型の施設で
のウォーキングだ。スタンプラリーも実施される。
開催期間・時間:2021年3月31日(水)まで。9:30~16:30
会場・問合せ:秋田ふるさと村 TEL0182-33-8800
(受付は正面入口ふるさと広場)
http://www.akitafurusatomura.co.jp/pages/event/1222
コラム<象さんの散歩>
「緊急事態」と見たい
政府は「GO TO キャンペーン」の一時停止を発表した。当然だろう。むしろ
緊急事態宣言を検討すべき事態でないか、とさえ考えたい。
菅首相は、安倍さんに比べると、世論の動向に敏感、というより過敏といえ
るほどだ。が、コロナ事態への対策では、迷いが見えた。
先週末。感染者が三日連続で最高記録を更新した日。患者数、死亡者数の増
加カーブは、明らかに「第三波」と考えるべきものとなった。この状況にどう
備えるか、菅首相は「静かなマスク会食を」と。幼稚園の先生のような呼びか
け。小池東京都知事も、小声、小皿など「五つの小で」と。ともに「三密」防
止にからめた談話でお茶を濁しただけである。
さすがに、政府の感染症対策分科会は、見かねて「GO TO トラベル」の見直
しを提言した。この「GO TO トラベル」「GO TO イート」政策は、趣旨も対象
も、進め方さえあいまいなまま。二階自民党幹事長のおすすめ、また菅首相自
身の肝いりの事業といわれ、大変に優遇されてきた。大きなつまずきを見せた
が、果たしてどう落ち着くのか。
そして「第三波」対策。緊急事態宣言を出せるかどうか・・<川島正英>
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 銀杏狂乱
連休、歩いて行けるところへと、神宮外苑銀杏並木を訪ねました。驚きの混雑、
約300mの並木道が“超密”です。カフェは長蛇の行列、車は渋滞。言葉から遠
方からの観光客も多いことが分かります。外国人グループも。それでも子供は、
人が踏み荒らした黄色い葉を集めては撒いてはしゃぎます。親は写真を撮りま
くる。わが夫婦も含め、みんな一生懸命自分を癒しているのでした。
https://noguchi-tomoko.com/post-7415/
■編集室便り
▽会員になって「さんか・さろん」にzoom参加を!
スローライフ学会は、NPOスローライフ・ジャパンが運営している学会で、
会員はNPOの賛助会員となります。
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また、会員になると、毎月第3火曜日開催の「さんか・さろん」に、zoom参加
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雲仙市
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飯山市
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出雲市
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丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
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