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大雨被害が全国に広がっています。わがNPO・学会の会員のみなさまの地域
やフオーラムを開いたまち、長崎県雲仙市や長野県飯山市、島根県斐伊川沿
いの4自治体などのお名前も・・・。心よりお見舞い申し上げます。
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コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)
ラスト・チャンス!
豪雨が続き、案じられる。毎年繰り返される災害に、町場の肌感覚でも温暖
化の影響が感じられていたが、ついに、はっきり宣告がくだされた。IPCC(国
連気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書が、「人間の影響が大気、海
洋、陸域を温暖化させたことは疑う余地がない」と断じた。
このような世界的な大問題となると、自分ひとりが何かしたところで…とつ
いついお上任せになってしまう嫌いがある。確かに一人が何かやっても何も変
わらないだろう。でも二人になれば2倍だし、一億人になったら日本が変わる。
どんなにささやかでも、自分にできることに手をつけなくちゃと思う。
国連事務総長が「人類に対する厳戒警報だ」という報告書だが、わずかな希
望も伝えている。もし「2050年ごろ、炭素排出を実質ゼロ」という一番厳しい
シナリオが実現すれば、気温上昇1・5度以内の目標を一時的に超えても、今世
紀末には1・4度に抑えることができるという。イソップの寓話を思いだした。
神様が、いいものをみんな瓶に詰め、人間にあげた。人は我慢できず、中を
みようとして蓋を取ってしまった。入っていたいいものは飛んで行ってしまっ
たが、ひとつだけ残ったものがある。それが「希望」だった。
学会コラム<緑と絆の木陰>
今回は、作者のご都合でお休みです。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
岡山市「匠バーテンダー家飲みカクテル」。ウォッカベースにレモン果汁100%
のサワーとジントニック。原料すべてを岡山産にこだわったカクテルです。
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■街角から畦道から
棚田や田舎暮らしでスローライフを
永菅裕一(「NPO法人 棚田LOVER’s」・兵庫県市川町)
兵庫県神崎郡市川町の美しい棚田の素晴らしさを伝えて、15年目になります。
“棚田”とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に造られた水田の事です。現
在、その棚田が過疎化、少子高齢化による後継者・労働力不足、赤字経営、鳥
獣被害等々により放棄され年々失われています。
しかし、棚田は景観の美しさ、保水、洪水調整、地滑り防止、生態系保全等
の優れた機能や特徴があり、私たち人間もインクルージョンした自然環境全体
にとって、とても大切な存在であり、田舎でのスローライフにもふさわしいと
感じています。だからこそ、「棚田を未来の子どもたちにつなぐために」私た
ちは棚田での農作業の営みや普及啓発活動に力を注いでいます。そして、食の
安心安全、命の大切さ、地域の素晴らしさを伝え、思いを持った担い手として、
棚田ファンの拡大、棚田の保全・復興に鋭意取り組んでおります。
皆様方のお力添えを宜しくお願い申し上げます。是非、市川町にも、マコモ
ダケの出回る10月上旬~11月上旬頃でも足をお運びください。天然温泉で日頃
のお疲れも癒されます。
多様性を考える 栗田田鶴子(スローライフ学会会員 静岡県下田市)
中村桂子先生はご著書の中で、ヒトも含めた生き物に共通するパターンにつ
いて、「積み上げ方式」(鋳掛けや方式)「自己創出」「偶然が新しい存在に
つながり」「最大より最適が合っていて」「協力的な枠組みの中で競争する」
等々生物多様性の成り立ちを分析しておられます。
ヒトの血液型はABORHマイナス等と思っていたところ、その組み合わせはな
んと223垓(がい、数の桁)あり、宇宙の素粒子の数にも匹敵する多さとのこ
と。世界には同じ血液型のヒトがいないという所以です。ヒトはここまで環境
変化に対応し、生き残る可能性を追求してきたのです。多様性とはもはや「そ
うあらねば」という願望ではなく、厳粛な事実なのです。「多様性と調和」は
オリンピックのテーマでしたが、実現へ向けての困難な道のりを想いました。
スローな月参り③ 「今を生きる、今日を生きる」
新澤公康(僧侶 奈良県高取町)
檀家様のKさんは、突然、身体の不調を訴えられ、訪れたお医者様に大きな
病院での検査を勧められ、その結果、末期のガンであることが判明しました。
月参りに同席されている姿は、痩せこけて肩を落とされており、このような状
況下で掛ける言葉は大変難しいものです。明日に安易に望みを持つことを勧め
ることも凄く無責任です。
僕が選んだ言葉は「5年後、10年後ではなく、今日です、今を生きましょう」
でした。そして、毎月の訪問の中で、「ね、ほら、今月また逢えたじゃないで
すか!」と。毎月毎月、その意味をだんだん実感されたご主人は、再発や悪化
もすることなく、自宅での食事も長らく胃瘻(いろう)を通じて味気ない流動
食でがんばっておられました。
現状維持の期間が長く続いていることから、この度、その胃瘻の機器さえも
身体から取り除かれ、家族と同じ食卓に着かれるまでになり、私も我がことの
ように喜んだものです。そんなある日、帰りの車を見送ってくださるKさんが、
後方でそっと手を合わせてくださっていることが、車のルームミラー越しに見
て取れました。
僕は通じ合う心を感じながらも、とても勿体なさを感じたものでした。
■まち・むらニュース
・兵庫県丹波篠山市 チルドレンズミュージアム「竹の水てっぽう」づくり
竹を使って懐かしい水てっぽうをつくり、できたら皆で試し打ちの水遊び。旧
中学校の校舎を活用した施設の愛称は「ちるみゅー」。創造性豊かな人づくり
と、子どもたちの生きる力を育む様々な体験プログラムを企画、展開している。
開催日時:8月18日(水)、26日(木)13:30~
場所:篠山チルドレンズミュージアム 参加費:700円 (各定員12人)
https://www.chirumyu.jp/workshop/1549/
・東京都台東区 特別展「植物~地球を支える仲間たち」
常に私たちの身近にあり、人間と同じ生命体から、多種多様な環境のもとで驚
きの進化をしてきた植物たちが大集合。実寸大の模型や標本、映像などでその
実像、魅力に迫っていて、大規模な植物ワールドを体感できる。
会期:9月20日(月・祝)まで 9時~17時
会場:国立科学博物館(上野公園) 主催:国立科学博物館、他
入場料:一般・大学生1900円、小・中・高校生600円
問合せ:TEL050-5541-8600 ※日時指定予約必要
コラム<象さんの散歩>
祭りの後 のような
先週のこの欄で「政権の危機 国の危機」を書いた。東京五輪の閉幕のあと、
日本の政治、政権は、何を考えるのか、何を目指すか、大事だと考えたからだ。
でも、危機感が募った。そして、この一週間も、その気分は晴れず。
お盆。旅はダメでも空模様は機嫌よくあれかし、なのに、大雨、また被害が
連日各地に。友人知人に電話やらハガキやら。危機と呼ぶべきだろう。
コロナ感染。首都圏、東京は、もはや爆発状況に。菅首相はじめ関係閣僚も
厚労省も東京都も右往左往、これぞ、の新しい政策は何も出てこない。
そして、この時期、もっとも活気にあふれ、テレビが楽しいはずの甲子園が
淋しいのだ。早々に3日も4日も雨天順延で、選手たちが可哀想だ。
もやもやの中で、政治、政権の危機も続く。水害、コロナへの憤慨、慰問、
激励、何の発言も聞こえず。そして終戦記念日。菅首相の式辞に広島・長崎で
のミスを挽回する気持はおろか、何もなし。ぬかるみは続く。
お盆の気配が全くないままに、祭の後の気だるさ・・<川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
「コロナも雨もなかったら、今頃たくさんの観光客の人が来られているでしょ
うね。今朝1番のお客さんは…バッタさん?崖の上では百合の花が咲こうとし
ています」こんなのどかなFacebook、谷瀬の吊り橋【official】ご覧ください。
https://www.facebook.com/totsukawa.tanize
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 戦争のかけら
知人が「戦争の直接体験がなくとも、後に生まれた者でも、何かしらを語り継
ぐべきだ」とSNSに書いていました。そこで私が思い出したのが「傷痍軍人」
の姿です。デパートの入り口で白装束で物乞いをしていました。一方、私の父
のギターケースに「大雨の中、学徒出陣を見送った。次は自分だ」と当時の父
のメモを発見したことも。戦争の名残の一片でも、皆が伝えねばと思います。
https://noguchi-tomoko.com/post-8068/
■編集室便り
「スローライフ手ぬぐい」をタペストリーに
5月の「さんか・さろん」で、オーガニック肥料「ムー&プランツ」のことを
話された村井康人さん(新潟市、REBIRTH 食育研究所)から、「スローライフ
手ぬぐい」の話題です。
~筑紫哲也さんの「スローライフ」の文字が入った「スローライフ手ぬぐい」
が届きました。早速、タペストリーにして玄関に。筑紫さんは、日本で初めて
「スローライフ」という言葉を使い、ニュース23で「スローライフのススメ」
というコーナーで様々な問題を取り上げました。私の大好きなコーナーでした。
当時、筑紫さんたちが立ち上げたNPOスローライフ・ジャパンはスローライフ
が実現できるまちづくり活動を続けています。その活動から生まれたこの手拭
いは、埼玉県越谷にのこる本藍染で染めたものだそう。本藍の爽やかな藍色が
爽やかな風を感じさせてくれます。~
「スローライフ旬の店」では以下のものを販売中です。ご覧ください。
お申し込みは slowlifej@nifty.com まで。
■奈良県野迫川村「のせ川のまき」
https://www.slowlife-japan.jp/2021/07/30/%ef%bd%93-9/
■埼玉県越谷市「越谷本藍染 スローライフ手ぬぐい」
https://www.slowlife-japan.jp/2021/07/30/%ef%bd%93-33/
▽スローライフ学会会員にどうぞ
スローライフ学会の会員になると、「スローライフ瓦版」に投稿できるほか、
「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会員になれますので、
この機会にぜひお申し込みください。初めての方はこちらからどうぞ。
https://www.slowlife-japan.jp/s/
年会費は、5000円。(2021年4月~22年3月)
会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。
ただし、3000円お支払いいただければ、何度でも参加できます。
何度もご参加予定の方は、5000円+3000円=8000円を、下記の口座へお振込み
ください。
それ以外は、一回ごとのお支払いに。途中入会でも、同様の金額となります。
なお、スローライフ学会員外の方の「さろん」参加は一回2000円、学生は無料
です。
※「さんか・さろん」9月までの予定はこちらから
https://www.slowlife-japan.jp/2021/04/05/%ef%bd%93-3/
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
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クオリティソフトから・・・
【たまな商店】コウノトリの里・兵庫県豊岡で中嶋敏博さんが作る自然栽培の
シャインマスカット。地元の名産・出石皿そばのそば殻を再活用した土作りで
自然な美味しさを引き出しています。https://tamana-shop.jp/shinemuscat/
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/
奈良県
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
中島プレス工業有限会社
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