1月18日 、第114回「さんか・さろん」新春スペシャルがオンラインで開催されました。
第一部は、11月に開催した「スローライフ・フォーラムin十津川」を振り返りました。あらためて十津川村の紹介と、分科会・フォーラムの様子を画像で報告しました。十津川村村長:小山手修造さんと産業課課長の馬場健一さんからフォーラム後の十津川村の様子をお話いただき、フォーラム参加者からは十津川村で感じたこと教えてもらったことを語っていただきました。
第二部は、スローライフ学会会長・増田寛也さんのスピーチで『コロナ後を見据えたまちづくり』をうかがいました。コロナを経験することにより、デジタル・オンラインの活用が活発化している昨今。時間と場所に囚われない働き方が可能になった。一方でそうではないエッセンシャルワーカーについて、従来の働き方は十分注意をしなければならない。今後にむけて、コロナが終息し活動制御が必要なくなる状態をイメージして、今からまちの将来について検討すべき…など。
十津川村で基調講演をされた生命誌研究者の中村桂子さんの"人間は生き物の中にいる、自然の一部である"というお話と、第二部の先端科学技術研究センター(資料)から"ヒトも自然の一部であり、関係性のなかでいかされている"との紹介から、今日のさろんはピッタリの内容だった、とうなづく方が多かったのでは。
増田さんからは十津川村は必然的にできたまち、刺激をあたえたまちづくり。要素をどうやって取り入れていくのか、哲学をまちづくりにとのお話でした。また、参加者からは、「地方からSNSで"まち"を発信しているが5Gがまだ整備されていない」とか、「自己実現は自分の価値観の自己実現に変わってきている」など、多方面にわたる質疑がつづき、とても"熱い”さろんとなりました。75名の方にご参加いただきました。まとめは、後日ホームページに掲載いたします。