2月15日の「さろん」はイタリア、アグリツーリズモ。

1980年代後半、イタリアのブラという町で始まった「スローライフ運動」。教会の鐘の音が響く範囲を一つの地域単位として、町や村の文化を大切にしているとか。そう、スローライフの考え方は、イタリアが出発だったのですね。

アグリツーリズモとは「農業」と「観光」が合わさってできた言葉、田舎の自然や食、人との触れ合いを楽しむ旅。コロナ禍で、海外旅行も儘ならない今、オンラインでイタリアの『アグリツーリズモ』についてお話をうかがいましょう。現地と日本を結ぶ企画を実践されている講師ならではのアカデミックなお話です。

工藤さんは20年前の静岡県掛川市での「スローライフ月間」に参加、その後も当地と学生さんの研修を通して繋がり続けておいでです。

2月末に計画されている、オンライン企画イタリア・アグリツーリズモの紹介や申し込みについてもご紹介があるはずです。

ワイン片手にご参加ください。

※なお、上記の写真は、2018年2月25日~3月8日の工藤さん企画の「イタリア・アグリツーリズモ・ワークショップ」にご参加の斉藤睦さん(地域総合研究所、スローライフ・ジャパン理事)からの写真提供です。(斉藤様の事務所のお名前が2月11日まで間違って掲載しておりました。お詫び申し上げます。事務局)

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工藤裕子(くどうひろこ)さん

プロフィール

中央大学法学部教授。Ph.D.(公共政策学。ヴェネツィア大学より1998年受領)。公共政策学、公共経営論専攻。1992-1993年イタリア政府給付奨学生。愛知淑徳大学現代社会学部専任講師、早稲田大学教育学部専任講師、助教授を経て現職。内閣府経済社会総合研究所客員研究員、財務省財務総合政策研究所上席客員研究員等を歴任。イタリアでは、ローマ=ラ・サピエンツァ大学、ボッコーニ商科大学、カリアリ大学、カターニャ大学、ピサ大学、モデナ=レッジョ・エミリア大学、メッシーナ大学などで客員教授を務め、カ・フォスカリ=ヴェネツィア大学、ウディネ大学、フェッラーラ大学、ダヌンツィオ=ペスカーラ・キエティ大学、イタリア高等行政学院などにて博士課程等の講義を担当してきた。イタリア乗馬観光競技会会員。行政のデジタル化、地方行財政、中央=地方関係、地域の持続可能な発展政策などを研究。2001年からエミリア・ロマーニャ州にてフィールド調査を実施、その縁でペッレグリーノ・アルトゥージの歴史的な著作『イタリア料理大全-厨房の学とよい食の術』(平凡社、2020年)を監修。

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●日時:2月15日(火)19時 Zoomです。
●テーマ「イタリア・アグリツーリズモに学ぶものは」
●講師:工藤裕子さん (中央大学法学部教授)
●申込:2月12日(土)までにメールで slowlifej@nifty.com まで
●参加費:一般の方 2000円 スローライフ学会会員 1000円
スローライフ学会会員 参加し放題3000円/年 学生さんは無料です。