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新年度になりました。スローライフ学会の皆様、新年度の会費をお願いいたし
ます。まだ会員でない方は、ぜひご入会下さい。「スローライフ瓦版」に投稿
いただけるほか「さんか・さろん」の割引も。編集室便りをご覧ください。
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
戦争の記憶~100年の重荷
背後にいる敵対勢力を阻む防波堤にする。自ら仕掛けたのではない口実にす
るための事件を起こす。現地の住民保護を名目に軍事介入する。ウクライナに
侵攻したロシアの姿にみえますが、そうではありません。旧日本軍が中国への
本格進出をはかって「満州国」を建国した際、そんな経緯があったと学校で習
ったおぼえがあります。満州事変勃発からはもう90年を越えました。日本人の
記憶からは遠ざかるばかりですが、一方的に攻め込まれた側には決して忘れら
れない記憶として残り、いまだにあつれきが続きます。
惨状を目の当たりにして、プーチンとロシアを見る目はウクライナばかりで
はなく世界中で険しくなりました。その重荷はプーチンその人よりもロシアの
国民にのしかかり、日本の例に照らしても100年では済まないことでしょう。
それほどの重圧を国民に強いることはどこまで自覚されているものか。
ここで日本ができる貢献は、ひとたび戦争を起こせば末代まで国民を苦しめ
る。その現実をプーチンに伝え、さとすことではないでしょうか。プーチンと
親交を深め、盟友関係を結んだはずの政治家の方々、いまこそ出番です。
学会コラム<緑と絆の木陰> 神野直彦(東京大学名誉教授)
人類の絶滅
今年度から高校の教科が変わり、「現代社会」が廃止され、それにかわって
「公共」が必修科目として創設される。私は「かわさき市民アカデミー」で、
4月から12回にわたって、高校の「公共」のテキストを使用した講義をするこ
とになってしまった。この講義は私の友人で「公共」のテキストを責任編集し
た間宮陽介京都大学名誉教授が務めることになっていたけれども、病に倒れ、
既に受講生の募集も終っているので急遽、代講を頼まれたからである。
「公共」の教科書をめくると、あるはずのないウクライナ戦争で破壊された
都市の惨状の写真がある。不思議に思ってよく見ると、それは1999年にアメリ
カが支持したコソボがセルビアからの独立を求め、コソボ紛争で、NATO(北大
西洋条約機構)軍が78日間にわたって空爆した惨劇の写真であった。もっとも、
NATOの空爆は「人道的介入」と讃美されたのである。
第二次大戦後の冷戦体制の終焉は、明らかにゴルバチョフの功績である。ゴ
ルバチョフにはノーベル平和賞が授与されている。冷戦を終結させたゴルバチ
ョフ協定では、統一ドイツのNATO加盟は認めるけれども、NATOはこれ以上、東
方に拡大しないというものだった。しかし、ワルシャワ条約機構は解消される
けれども、NATOの東方拡大はとまらない。
NATOの東方拡大を阻止する最初の戦争は、2008年のロシア・グルジア(現ジ
ョージア)戦争だった。二度目は2014年のウクライナ危機である。イギリスの
政治学者サクワは、三度目が起これば、人類は生き延びられるかどうかはわか
らないと警告していた。その三度目の戦争が開戦したのである。
MITのチョムスキー名誉教授は、プーチンあるいはロシアの行動が気に入ら
なくとも、罵倒することよりも、行動の背後にある論理を理解することの大切
さを説いている。それは人類の絶滅がかかっているからである。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
福岡市「マルタイラーメン」。棒ラーメンの名で知られる、即席麺のパイオニ
ア的存在。煮込みは3分。根強いファンをもち、アウトドア食の定番にも。
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■街角から畦道から
田んぼを愛する青年 鈴木祐一(東京都武蔵野市 スローライフ学会会員)
伝統的な田んぼを守りたいと語る青年に、あるセミナーで知り合った。彼の
住む香川県小豆島大鐸(おおぬで)地区は、昔、用水で苦労していた。約300年
前、太田典徳伊左衛門(おおたてんとくいさえもん)という人が立ち上がり苦労
の末「ため池」を造った。今の「ため池百選」の一つ「蛙子(かえるこ)池」だ。
ここの水をありがたく使い、彼は父親の米作りを受け継ぎ「稲作一本植え」と
いう補植の伝統を守り続けてきた。
それがこの度、田んぼの一部が河川管理道になるという。コンクリートの擁
壁になる。東京のある料理屋でも絶賛されてきた米、その作り方は変えたくな
い。小さくなった田んぼを守るのに手間はかかるが、師匠・父親の味に追いつ
くぞ、と語る。その熱い言葉に、私は感動した。
『若造、古民家に住む(2)~その経緯は~』
堀口治香(長崎県雲仙市 雲仙市地域おこし協力隊)
その古民家は雲仙市の岩戸(いわど)というところにあります。2年程前か
ら、協力隊として集落の活動に参加していた私は、岩戸の人や環境はとても良
いなぁと思っていました。
ある日地元の人が「実は空き家のあるとですよ」とぽつり。私は思わず「そ
うなんですか!ぜひ住みたいです」と言ってしまいました。農作業に興味があ
る自分にとって、里山や田畑が近い家はとても魅力的です。まさか簡単にはい
かないだろうと思っていたら、持ち主さんも「人が住まないと家が傷むからぜ
ひ」とのこと。ええっ本当にいいのか?と思いながらやり取りが始まりました。
そこからゆっくり1年程かけて、いろんな人の助力を得ながらお家を借りる
ことが出来ました。
イラストは農家さん宅の土間で話しているときに、空き家が
あることを教えてもらったときの様子です。作・堀口
■まち・むらニュース
・兵庫県丹波篠山市 「ぼたん鍋」100年フード認定
令和3年度文化庁食文化機運醸成事業「100年フード」の、有識者特別賞に「ぼ
たん鍋」と、継承する団体「丹波篠山観光協会」が選ばれた。風土や歴史に根
差し、世代を超えて受け継がれていく食文化を推進していく事業の「100年フー
ド」。市内の約40店舗では、各店こだわりのぼたん鍋が提供されている。
https://tourism.sasayama.jp/news/100years-food/
市内ぼたん鍋の情報 https://tourism.sasayama.jp/botannabe/
・東京都渋谷区×福島県 福島定食
毎回、各都道府県を取り上げ、地域の文化を残していこう、という旅行文化誌
『d design travel』の福島号発刊に合わせて、福島定食が提供されている。メ
ニューは、凍みもちのじゅうねん味噌、いかにんじん、身欠きニシンの山椒漬
け、三五八漬け、こづゆ、おたね人参茶。福島の地酒とともに楽しみたい。
提供期間:6月上旬頃まで
場所・問合せ:d47食堂(渋谷ヒカリエ8F)TEL03-6427-2303
https://www.d-department.com/category/TEXT/DD_TEXT_REPORT_35940.html
コラム<象さんの散歩>
桜が去っていく
春、爛漫。桜にも恵まれた。緊急事態宣言、また6回のまん延防止重点措置
でお花見も封じこめられたコロナ禍からの解放に、桜も応えてくれた。
象さん。桜のお花見には、毎年、よくおつきあい。今年も、わが家近くを流
れる神田川沿いの桜並木には、ほぼ毎日お目にかかった。さらに光が丘、中野
駅から哲学堂への並木道へも。
だが、毎年出かけていた千鳥ケ淵、新宿御苑、東大付属植物公園は敬遠した。
昨年秋の病院での転倒事件から、ようやく回復した象さん、このくらいに。
緊迫したウクライナ情勢の中で、お花見の話はどうかと思いつつも・・・・
<川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
本格的な森林アスレチック「空中の村」が、このほど第5回「はなやかKANSAI
魅力アップアワード」を受賞しました。外国人視点で関西の強みを活かす活動、
山奥で過ごす大人の遊び場として注目を浴びています。春にぜひお運びを。
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 「湯せんぺい」食べ方研究
雲仙市で、「湯せんぺい」の食べ方を研究する催しがありました。小麦粉・卵・
砂糖で作る、薄くて軽く丸いお菓子。お土産物として知られますが、これの違
う食べ方を考えようというわけです。サラダのトッピングに、チーズとカナッ
ペ風に、ビーフシチューにも。アイデアが湧いてきます。なかにはコースター
に、クリスマスツリー飾りに、なんて発案も。オンラインで参加しました。
https://noguchi-tomoko.com/post-8553/
■編集室便り
▽新年度の会費をお願いします。
スローライフ学会会員の方は4月からの会費をお願いします。
まだ会員でない方は、ぜひご参加ください。「スローライフ瓦版」に投稿でき
るほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会員になれます。
・年会費は、5000円。(2022年4月~23年3月)
・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。ただし、3000円お支払い
いただければ、何度でも参加できます。
なるべく5000円+3000円=8000円を、下記の口座へお振込みください。
それ以外は「さろん」その都度のお支払いとなります。
・スローライフ学会員以外の方の「さろん」参加は一回2000円、学生は無料です。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
▽4月からの「さんか・さろん」プログラムです。
皆様からのご希望を入れながら、6か月分の予定が出来ました。
詳細はこちらから↓
https://www.slowlife-japan.jp/2022/04/04/%ef%bd%93-103/
4月19日(火):「アフターコロナ~それぞれの立場から考えてみる」
・数人の方にご意見を発表いただき、みんなでワイワイ語り合いましょう。
5月17日(火):「ワインでまちおこし。自治体ワインの先駆け、池田町のいま」
・北海道池田町町長 安井美裕さん
6月21日(火):「再生可能エネルギーで持続可能なコミュニティを」
・シン・エナジー株式会社代表取締役社長 乾 正博さん
7月19日(火):「選挙に見る、いまの日本、これからの日本」
・朝日新聞論説委員 坪井ゆづるさん
8月16日(火):「おでかけ・さろん」
・皆さんから希望の多い場所・人を訪ねます。
9月20日(火):「全く新しい森林アスレチック、“空中の村”の挑戦」
・奈良県十津川村「空中の村」 ジョラン・フェレリさん
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【たまな商店】白浜さんぽ365第8回目は白浜にできた今話題のスポット。海を
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
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奈良県
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
中島プレス工業有限会社
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