瓦版 2023.8.15 第684号 坪井ゆづるさんのコラム掲載

 

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台風と猛暑に見舞われた、このお盆休みです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

8月は戦争について深く考える月、テレビや新聞にも特集が目立ちます。でも、

本来は、いつも私たちは考えていなくてはならないことなのでしょう。

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コラム<火曜日の鐘>  長谷川八重(スローライフ掛川)

 

天国の近くへ

 

前回の瓦版で、愛犬との別れを書きましたが、その直後からトレッキングを

始めました。これまでも誘いや興味はあったものの、犬の介護や仕事を理由に

行けず。でも、山の高いところへ行けば、天国と交信ができるかもしれない…

と淡い期待で登っています。

4座めの挑戦は、山岳信仰の山・日蓮宗の『七面山』1982メートルでした。

登る行為が供養とされる登詣(とけい)で、頂上付近の宿坊に一泊し、翌朝は

ご来光と共にお経を唱えて先祖代々の霊を供養してきました。目の前に広がる

景色は神々しいもので、雲海の上から富士山を眺めてきました。※写真

をご覧ください

幸い、静岡県には登りやすい低山が多く、南アルプスの山梨県へのアクセス

も良く、頑張れば2000メートル級の山へ日帰りもできます。一緒にトレッキン

グする同世代の友人は、「自分たちの体力を考えて、あと5年。新しい景色を

見に挑戦しようね」と言います。私はあと5年か10年かわかりませんが、腰や

ひざが痛くなる前に、三途の川を下見してこようと思います。

 

 

学会コラム<緑と絆の木陰>   坪井ゆづる(朝日新聞論説委員)

 

敗戦の日

 

どちらでもいいではないか、と言われれば、ムキになって反論するわけでは

ないが、個人的にはどちらでもいいことではない、と思っている。

だから記事にするときは必ず、8月15日を「敗戦の日」と書いてきた。「終

戦の日」と書いたことはない。何年も前に、天声人語の筆者が「終戦」と書い

たので、なぜ「敗戦」でなく「終戦」なのかを問うたことがある。彼の答えは、

多くの日本国民は戦争が終わって良かった、という気持ちを抱いたと思うから

だ、だった。確かにそうだろう。空襲や飢餓の恐怖から解放されることを素直

に喜んだに違いない。

だが、あえて「敗戦」と書き続けるのは、戦争は自然現象ではなく、人間の

営みだからだ。たとえ他国から抗いがたい状況に追い込まれたとしても、開戦

に踏み切った指導者は明らかに判断を誤った。その責任は免れない。だから政

治家が「英霊」などと言い募って、戦死者に敬意を表することも実は戦争責任

をあいまいにする一手に見えて、腹立たしい。ましてや「戦う覚悟」なんて口

にするのは許し難い。

きょうも政治家が靖国神社を参拝するだろう。その行為は、また戦争を始め

たら、その時、庶民はお国のために戦地に赴くんだよ、霊は弔ってあげるから

ね、と言っているように思えてならない。

 

 

 

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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej

三重県伊勢市「むぎわらのり」。伊勢、鳥羽、志摩地域独特の海藻。「毛のり」

とも呼ばれています。軽く炙ると香りが高く、素朴な味がします。

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■街角から畦道から

 

お盆前の夏休み

神徳政幸(和歌山県紀の川市「道の駅青洲の里」駅長)

 

先日、家族で和歌山県海南市の大崎へ遊びに行って来ました。孫たちには初

めての海で、「しょっぱい!」の連呼。そして、大人もシーカヤックや今はや

りのサップにも挑戦しました。サップではなかなかバランスを取ることが難し

く、少し慣れてきて漕ぎ過ぎてバランスを崩して海にザブーン。でも孫を前に

乗せて一緒に少し沖に出たりして楽しみました。

その後は、一棟貸しの民宿でBBQ。次の日の朝は「ブルーベリー狩り」を体

験しました。採れたての黒い宝石をヨーグルトに入れて蜂蜜かけ、最高のデザ

ートとなり、良い夏休みの思い出を作ることができました。近場でも充分遊べ

ると思いました。写真もご覧ください。

 

 

■まち・むらニュース

 

・奈良県川上村 企画展「吉野川・紀の川流域の生きもの」

 

上流は“吉野川”、下流は“紀の川”と呼ばれる川の水源地「川上村」。森を

守り、水の恵みを届け、豊かな暮らしを伝える村づくりを続けている。川の流

域の魚類、甲殻類、昆虫類の多様性を中心に、人々の暮らしと生きもののつな

がりをパネル、実物標本、写真を使って展示している。

開催日時:~10月1日(日)9時~17時

会場・問合せ:森と水の源流館 TEL0746-52-0888

参加費:無料(要入館料 一般400円、小中学生200円)

協力:和歌山県立自然博物館 https://genryuu.or.jp/pdf/230720.pdf

 

 

・埼玉県越谷市 こしがや田んぼアート2023

 

今年の田んぼアートは、NHK大河ドラマの主人公「徳川家康」と、市の特産品、

のし餅、イチゴやネギなどをキャラクター化したイラスト。隣にある展望台か

ら全体の鑑賞が楽しめる。

公開:~9月上旬 展望台入場は無料

展望台:東埼玉資源環境組合「リユース」第一工場ごみ処理施設展望台

問合せ:一社)越谷市観光協会 TEL048-971-9002

https://www.city.koshigaya.saitama.jp/citypromotion/gyoji/natu/tanboart/2023tanbo.html

 

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

南方熊楠翁

 

朝日新聞の12日朝刊の「読書欄」を見て驚いた。真ん中の大きな五つの書評

の一つが、上下まっさかさまに組まれている。「講談社現代新書 志村真幸著

未完の天才 南方熊楠」「評 横尾忠則」の記事だけがさかさまなのだ。

紙面の中程に大きく上下さかさまに組み込まれた記事・・。

天才と評され、また奇人ともいわれた南方熊楠。この評者、また朝日新聞の

意図は、いわくありそうだが、それでも、象さん、この組み込み方異常だとは

考えない。むしろ気持ちがよくわかる。

象さん、南方熊楠の研究を追った、著作を読んだ、というわけでない。知識

は「世界に誇るべき民俗学、植物学の先駆者」ぐらいしか持ち合わせない。

が・・。何より郷里・紀州の人。わが父が尊敬していた人・・・川島正英

 

 

 

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「奈良県十津川村」から・・

十津川の名は、歴史上重要な場面によく登場します。幕末の坂本竜馬暗殺では

刺客が「十津川郷士」を名のり、京都御所の護衛をしていた十津川の名で、竜

馬を安心させたとか。そんな学びを歴史民俗資料館でどうぞ。

http://totsukawa.info/joho/kanko/3Historical_Museum.html

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>   似島に行って

 

広島港の沖3キロ「似島(にのしま)」に行ってきました。安芸小富士の名の

なだらかな山が印象的です。ここは日清・日露戦争時から、兵士や馬の検疫に

使われてきました。そして、原爆投下後は、臨時野戦病院になったそうです。

周囲16キロの小さな島に、運ばれた被災者は約10,000人。その多くが亡くなっ

たそうです。断末魔、人々は見納めの富士山として眺めたのでしょうか。

https://noguchi-tomoko.com/post-9925/

 

 

 

■編集室便り

 

▽8月は22日が「さんか・さろん」です。

 

定例の第3火曜日・本日15日は、お盆の最中、8月は第4火曜日に変更です。

お間違えの無いように。今回は歴史の話です。

 

日 時:8月22日(火)19時からzoomで

スピーカー:山下 茂さん(スローライフ学会会員・元和歌山県副知事・明治大学名誉教授)

テーマ:「紀州徳川のレガシーあれこれ」

申 込:8月19日(土)までにこちらへ。 slowlifej@nifty.com

概 要:

歴史好きの方も、そうでない方も、たまには昔の話を、という事務局の意図

です。徳川家康のドラマをご覧の方もあるでしょう。「22日は旧暦の七夕でも

あります。途中で空を見上げたり、くつろいでビールやワインなど、飲みなが

らご参加を」と、講師の山下さんからのメッセージです。

===山下さんからのレジュメを拾い読みすると==

「地方巧者(ジカタコウシャ):井沢弥惣兵衛+大畑才蔵 」井沢は埼玉市の

見沼田んぼ+見沼代用水+通船堀(江戸との米&物資交換)など多くのプロジ

ェクトを担当、「紀州流」で大きな実績。大畑は井沢と協働して和歌山県紀の

川市「小田井堰」&用水路延長 28 キロ。通水橋「龍之渡井」など整備。

「紀州藩の教育文化と長寿&現役の皆さん 」活動的で創造的な人材が「長寿

&現役」「全国へ、紀州から知識&技術移転 世界化へ」

 

こんな言葉が並びます。つまりかつては、地方から全国へ、世界へと、知識や

技術が伝わり活用されてきた、ということでしょう。このお話から様々なこと

が学べそうです。ご期待ください。

 

詳細はこちらから https://www.slowlife-japan.jp/2023/08/11/%ef%bd%93-250/

参加費:一般の方は2000円、スローライフ学会会員の方は1000円。詳しくは事務局へ。

 

 

▽会費をお願いいたします。

 

◆スローライフ学会会員の方は、4月からの会費をお願いします。

・年会費は、5000円。(2023年4月~2024年3月)

・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。(一般は2000円)

ただし、3000円お支払いいただければ、何度でも参加でき、年会費のみの場合

は、その都度お支払いいただくことになります。

なるべく5000円+3000円=8000円を下記口座へお振込みください。

 

◆まだ会員でない方は、ぜひこの機会にご入会ください。「スローライフ瓦版」

に投稿できるほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会

員になれます。

 

 

【振込先】

ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会

 

※他金融機関からのお振込みの場合は

店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、

口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。

 

 

▽この瓦版のメールは送信専用です。

 

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ

ずに、下記にお願いします。

↓↓↓

slowlifej@nifty.com

 

 

 

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【たまな商店】野生のコウノトリを育む兵庫県豊岡で化学合成農薬・除草剤を

使わず育てた中島さんの種無しぶどうの受付を開始。完熟手前まで待って収穫

しますので極甘ぶどうを楽しめます。 https://tamana-shop.jp/shinemuscat/

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

https://www.vill.totsukawa.lg.jp/

奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

http://www.thanks2.jp/

中島プレス工業有限会社

https://www.nakajimapress.jp/

 

 

 

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