


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

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きょうの「さんか・さろん」はNPOスローライフ・ジャパンの「法人」と、
川島正英理事長のお疲れさまの集いです。この20年を振り返り、皆さまから
のスピーチもいただきます。会場とオンラインとで60人ほどが楽しく・・・
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡 一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
江戸の終わりの方言談義
先月ご紹介した石井正己東京学芸大名誉教授による「菅江真澄と二ツ井」の
講演会へ行ってきました。真澄が残した膨大な日記や資料、図絵の説明をする
中で、たとえば「塩の井戸」(井塩)について、海から遠い山中にあって塩が
貴重品だった時代、少しでも塩っ気のある湧き水をみつけて利用した先人の技
であり、全国各地にも、遠くは中国四川省にも事例があるとの説明に興味を引
かれました。
面白かったのは山里の老婆と交わした方言談義です。老婆がお茶を煎じて
「あつければうめましょうか」と語りかける。「あつい」を「熱い」の意味と
受け取った真澄が「冷まして飲むから結構です」と答えると、老婆がけげんな
顔をしている。この地ではお茶の濃淡を「濃い薄い」ではなく「うすい厚い」
というのだと、そう理解した真澄は「くにうど(国人)のことばを知らなけれ
ば、美しいことばもあざ笑うことになってしまう」と戒めたのだそうです。
いまから220年ほど前、江戸時代が間もなく終わろうとするころの、北辺の
山中で交わされた方言談義。いまとそう変わらないような気もしてなにやら愉
快でした。
学会コラム<緑と絆の木陰> 神野直彦(東京大学名誉教授)
異常な社会での絆
人間の犯した罪深さを物語るように、軽井沢の森は10月になったというのに
夏の森である。紅葉の気配すら感じられない。その軽井沢から私は、八ヶ岳の
斜面に広がる小海町を目指した。小海町がウェルビーイング大賞に輝いた記念
の講演を、小海町の商工会の品田宗久さんから依頼されたからである。人間が
創り出した異常気象は、自然とともに調和して暮してきた人々の生活をも破壊
してしまう。夏の猛暑によって松喰虫に襲われることのない高原の松林も、松
喰虫が発生し、秋の味覚である松茸が採れなくなってしまったという。今年の
松茸は異常な高値となるに違いない。
秋の季節になっているはずなのに夏が続く異常を実感しながら、小海町に着
くと八ヶ岳連峰は初冠雪という冬の季節となってしまう。松茸とともに秋も消
え去ってしまったのである。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども冬の雪にぞ驚かされる。冬の寒さを予感
して怯える私の心を温めてくれたのは、懐かしき知己との絆である。『大往生』
などで著名な佐久総合病院の医師、色平哲郎氏と、川上村の前村長で全国町村
会の会長を務めた藤原忠彦氏がわざわざ足を運んで出迎えてくれ、品田氏を交
えて、三人で時を忘れるような楽しき夕餉を共にできたからである。何事も異
常となり、正気を失ったような人間の社会で、人間として存在していることを
確信できるのは、人間の絆への信頼だけであることを私は改めて実感したので
ある。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
徳島県上板町「すだち酎」。徳島を代表する柑橘類の“すだち”。その果汁を
100%使った、焼酎タイプのリキュール。昭和生まれのロングセラー商品です。
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■街角から畦道から
※山下さんは8月の「さんか・さろん」で「紀州徳川のレガシーあれこれ」に
ついて話されました。
田母沢御用邸情報 山下茂(スローライフ学会会員)
添付の情報、先日の小生のプレゼンを聞いて下さった方々など、スローライ
フの皆さんに広く転送して頂けましょうか?日光の田母沢御用邸の説明パンフ
と、あそこでの音楽イベントの情報です。情報入手の経緯は以下のとおりです。
爺も歩けば情報にあたるです。
花盛りのコスモスなどを見ようと、東京・立川市の昭和記念公園に散歩に行っ
たあと、昭和天皇記念館に久しぶりに立ち寄ったら、なんと!入り口に日光田
母沢御用邸のパンフやビラが置いてありました。どうしてか尋ねたら、このほ
ど宇都宮にある栃木県立博物館での御用邸関係企画展の関係で連携協力したの
を機会に、昭和天皇陛下に所縁もある田母沢御用邸の管理をしている公益財団
法人と繋がり、協力し合うことになったそうです。パンフの建物説明には、き
ちんと「紀州藩中屋敷」と記述があり、小生、よしよしと喜んでいます。
秋から冬にかけて音楽イベントなどもあるようですから、皆さん、旧藩邸の
見学などされるにはよい機会になるのではないでしょうか?
https://www.park-tochigi.com/tamozawa/event
■まち・むらニュース
・島根県奥出雲町 木次線スイッチバック体験
全国でも珍しいJR木次線の3段スイッチバック運行が体験できる。二駅間、標
高差170m、約6500mの急こう配を折り返しての運転で登っていく。車窓の眺め
を楽しみ、スイッチバック運行を体験後、JR西日本最高所の標高726mにある三
井野原駅で下車して、用意のタクシーで出発駅へ。
受付:奥出雲町観光協会(この時三井野原駅からの帰路用タクシー代支払)
出発:出雲三成駅から木次線備後落合方面(下り)に乗車
料金:JR券(大人590円、子ども290円)、帰路タクシー代(1台8000円~)
申込・問合せ:奥出雲町観光協会 TEL0854-54-2260
https://okuizumo.org/jp/plantour/detail/2514/
・栃木県日光市 日光東照宮秋季大祭
東照宮の秋季伝統行事の大祭。16日は「神事流鏑馬」が表参道で。17日の「百
物揃千人武者行列」は、徳川家康公の神霊を駿府久能山から日光に改葬した当
時の行列の再現。槍持ちや鎧武者などに扮した人々により繰り広げられる。
開催日時:10月16日(月)13時30分から、17日(火)11時から
場所・問合せ:日光東照宮 TEL0288-54-0560
http://nikko.4-seasons.jp/info/news_detail.shtml?0:10278
コラム<象さんの散歩>
静かに幕
わがNPO法人が、いよいよ幕を閉じる。といっても、どれほどの話題性をも
つか。世間で、関心をもってくれるところはあるかな。
「スローライフ」について、“ウィキペディア”には、「生活様式に関する
思想の一つ」「日本では川島正英(地域活性化研究所)や筑紫哲也(ジャーナ
リスト)が使いはじめた」「掛川市の榛村純一市長がスローライフシティーを
公約に掲げて再選」「スローライフ月間が開かれ」などと採り上げている。
相当にくわしく紹介されている。その内容は20年間、変わることなし。この
閉幕によって、そういった内容は果たして・・・<川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
「キイジョウロホトトギス」という、環境省絶滅危惧Ⅱ類の山野草が見頃です。
釣り鐘状の鮮やかな黄色い花々がうつむいて咲き、優雅でしっとりとした花姿。
大変貴重なものです。http://totsukawa.jugem.jp/?eid=1239
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> NPO20年 その2
研修・ワークショップでは、「スローライフとは」の伝道師のような役から、
プロジェクト作りなども。現場は楽しいのですがいつも悩んできました。掛川
市に「道徳門」と「経済門」があり、人はその間を行けという二宮尊徳の教え。
自分の稼ぎにはならないのに、自分の経済は横において、つい、道徳というか、
ミッションばかり選んできたことを今、失笑しながら反省している私です。
https://noguchi-tomoko.com/post-10065/
■編集室便り
▽「さんか・さろん」の予定です。
11月21日(火)は、高橋征吾さん(スローライフ学会会員)の登場です。
高橋さんは筑紫哲也さんのファン。筑紫さんの亡くなった11月には、何か筑紫
さん関係のの「さろん」をと、こんな企画を考えてくださいました。
以下は、高橋さんからのご案内です。お楽しみに。
* * *
〇タイトル:「みんなで多事争論 論も愉し」
まず高橋が「多事争論」について解説。過去の筑紫さんの多事争論からいくつ
か紹介。その後、参加者みんなで自分の「多事争論」を喋る。発表時はお手製
のフリップ(チラシの裏などでも可)を使う。多事争論のタイトル、内容は自
由。筑紫さん曰く「神羅万象、花鳥風月、何でもあり」。みんな一通り喋った
後にガヤガヤ感想・討論会。おそらく初の試みで不安な面もありますが、どう
ぞよろしくお願いします。
* * *
12月の「さんか・さろん」は中村桂子さん、来年1月は増田寛也さんです。
皆様、第3火曜日の夜を、ご予定ください。
▽この瓦版のメールは送信専用です。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ
ずに、下記にお願いします。法人が完全に閉じるのは、今年の12月です。
↓↓↓
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
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奈良県
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
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