週刊スローライフ瓦版 (2010.5.18 第4号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会======= このメールは毎週火曜日に発行するスローライフ・マガジンで、 これまでにNPOスローライフジャパンとご縁のあった方々へ お送りしております。 初めて受信される方もいらっしゃると思いますが、お気軽にお 付き合いいただければ幸いです。コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPO法人スローライフ掛川理事)~~~ 「若葉マーク」 自宅で商店を営む母親が、腰椎を骨折し入院しました。待ちかねた温かな日差しへと、重い植木鉢を移動させたのが原因です。 新緑の季節、狭い庭はあっと言う間にジャングルです。これまでは`管轄外と決めて全く手を出してこなかった私は、何が生えているのか、どれが雑草かも分らず、来るお客さんを庭に誘い教えてもらいました。蕗は摘み取り調理し、抜いてしまうのが惜しいユキノシタやドクダミの群生は、新たにゾーンが出来て生き残り。張り切りすぎてかぶれた腕には、近所のおばあちゃんが「外科用医者要らず」で湿布をしてくれました。馴染みの種苗屋さんが指導役で鉢植えも小さなプランターで軽量になりました。 間もなく母は退院し、私は`天狗になりそうです。■街角から畦道から ————————————————–北海道フットパスの動き 益子亮介(札幌・根曲がり工房) 全国に確実に広まってきたフットパス、道内では約30の地域で取り組んでい る。もともと道民は歩くことをあまり好まない。近くのコンビニにも車で出 かける。フットパスウォーカーは、もっぱら本州からの訪問者か都市部の住 人である。影響されて地元の人も徐々に歩き始めた。歩く速度で眺めると家 並みや風景にも新たな発見がある。なんと地元のネマガリダケの曲がりを活 かしたストックづくりも始まった。フットパスグッズとしてお見知りおきを。 http://n-stock-walk.netホタルさん、お早いお着き 岡田充弘(現代版湯治場「海癒」あるじ) 四万十川と足摺岬の中間にある大岐の浜で、「豊かさとは?」って問いかけ ながら、自然と共生できる場所づくりをしている「海癒」です。4月の末か らゲンジボタルが飛び始めます。昨年も、NHKが取材に訪れた日本一早い ゲンジボタル。ことしも、GWに早くもこんにちは・・。かすかな月明かり ときれいな星、カエルの声と澄んだ空気にほんのりと漂うみかんの花の香り と緑の香り。それだけで心は解き放たれますが、蛍の光は神秘的で、優しい 気持ちにしてくれます。子供達はとった蛍を帰る前にみんなで空に、せいの って放すと流れ星のよう。平和なひと時です。 http://kaiyu.in → HP『海癒』で検索可。 連絡先…0880-82-8500———————————————————————-学会コラム<緑と絆の木陰>~~~~~ 坪井ゆづる(朝日新聞社編集委員) 物語がつくる「味」 福岡県の知人が芋焼酎を持ってきた。うまい。氷を浮かべる。ほんのり果実のような甘い香りがする。酔いが回ったころ、銘柄は「自立」と教えられた。福岡県内の障害者施設でつくった芋が原料で、彼らの自立をめざして名づけたという。ラベルに子どもたち笑顔の輪が描かれているわけだ。 知人によると、県庁の音頭取りで宗像市と嘉麻市の施設が芋をつくり、宇美町の小林酒造本店が醸造した。昨年1800本が売れた。4合瓶が1260円。障害者の月収が1500円ほど上がった。それでも月平均1万4千円に届かない低さだが、下請け部品づくりの工賃が下がる不況下では朗報だ。ことしは北九州市などの4施設も加えて、8000本をこしらえた。 無農薬栽培で植え付けから、草刈り、害虫駆除、収穫まで、障害者が自分たちのペースで作業する。「お父さんがおいしいと喜んでくれた」という障害児の声もあったという。そんな話を聞いたら、いっそう味がさえた。物語が味をつくるというのは本当なのだ、と実感した。 焼酎による自立といえば、鹿児島の柳谷集落の焼酎「やねだん」が有名だ。行政に頼らない町おこしの先進例で、約120世帯すべてに1万円のボーナスを支給した。福岡の「自立」にもボーナスが出る日はくるだろうか。もっと飲まなくっちゃいけないぞ、と左党としては思ったりしている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「たかおか屋」から・・・ 昆布の消費金額NO1の富山県。どんな食材でも昆布で調理してしまう恐るべし富山県民の実態に迫る。5月限定の昆布〆とは、、、http://www.takaokaya.jp/news/2010/05/10-163104.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■まち・むらニュース ————————————————・静岡市 地域の見どころを写真で 静岡市葵区の自治会連合会では、地域 の見どころを会員が撮影した写真で紹介する「コミュニティブック」を作成。 季節ごとの花の名所、新旧さまざまなお祭りや古くから伝わる神楽等のほか、 棚田での田植えもあれば、樹齢140年を超える大イチョウもあり。 田畑晴美 (静岡市葵区自治会連合会) http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_shizuokacity/25207959.html http://www.city.shizuoka.jp/deps/aoi/walk_top.html・愛知県春日井市 ささえ愛センターのおまつり 4月25日に、ささえ愛 センター(市民活動支援センター)の登録団体が、それぞれ連携と交流を深 めるとともに、多くの市民に日頃の市民活動をPRする活動パネルの展示や 各種イベントを開催。2000人もの来場者があり、大いに活動の輪を広げるこ とが出来ました。 長谷川孝夫(市民活動センター所長) ※市制だより http://www.city.kasugai.lg.jp/douga_kasugai/1ch.html———————————————————————-コラム<象さんの散歩> 五月晴れの男―わが親友、逝く~~~ 先週、関西へ2往復した。60年来の友を、大阪の病院へ見舞った翌日に急逝、西宮の葬儀に。川本晴男君。ゴルフのときなど「晴れ男だ」と“好天気請負人気取りだったが、通夜は小雨、葬儀も五月晴れとはいかなかった。 大阪府立北野高校、慶応義塾大学を卒業、家業の衛生材料の製造販売会社を継ぐ。製品開発、全国展開、株式上場、そして業界1、2位を争う企業へ発展させた。業界や各団体の役員も多く、海外への旅も百回を越す。 だが、決してファストでない。あせらない、笑顔を絶やさない、思いやり。ユーモアとウィットの感覚にすぐれ、どんな場をも五月晴れに・・。 弔辞役を振られた私は、その人となりを「最高のスローライフびと」と讃え、「天上でも教わる友人に。しばしのさようなら」と結んだ。 ∧ 川島正英 ∧━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・爽やかな風の吹く5月の夕暮れ・・・甘い香りを放っている白い花を咲かせる木を目にしたことはないでしょうか。この木の名前は「ニセアカシア」です。見たところ藤の花に良く似ています。 http://nikkokekko.blog121.fc2.com/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと> その2~~~ 暦にもいろいろありまして・・・ 先週14日に衣替えして下さった皆さん、本当に有難うございます。今年は気象変化が著しいので、風邪など引かないようにくれぐれもご自愛下さい。 さて、スローな暮らしをするには「暦」のことを考えなければならないと、筆者は言いたい訳ですが、「暦」にもいろいろあります。我らがスローライフは「旧暦」に馴染む場合が多いので、自ずからそれが話題の中心にはなりましょう。「旧暦」と言うと、大安や仏滅あるいは三隣亡などを思い浮かべる方もあるでしょうが、筆者は案外に合理主義者なので、古い暦法のうちで、今の私たちの暮らしに都合がよさそうなルールだけを参考にします。 ルールの採択基準は、スローな暮らし方に適するか否かだけ。完全にご都合主義の旧暦尊重ですから、皆さんはご自分なりの暦を組み立てる参考としてのみ、この欄をご笑覧下さい。コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 香るチューリップ~~~ チューリップの季節もそろそろ終わりですが、私は、香る種類に出会い、衝撃でした。かわいいけどあまり匂わない、というのが私の中でのチューリップ定説。それが本場・富山県砥波市「チューリップ四季彩館」には、香るチューリップのコーナーが。澄んだ甘い香りが強く満ちていました。11月、おそらくここのホールを会場に、スローライフ・フォーラムが行われます。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=50 ■スローライフ便り・事務局からのお知らせ —————————– △いよいよ、きょう。「さんか・さろん」は“早野透DAY— 特別メニューで朝日新聞のコラムニストから桜美林大学教授へと転進した早野さんへ「ぜひ、がんばれの会」。小講演は、早野教授の桜美林での講座「筑紫哲也研究」をテーマに。遠来の客が群馬・南牧村、新潟市、掛川市からも。懇親会も楽しくはずみそう。まだ席に余裕があります。ご連絡を待ちます。(090-8042-0589へどうぞ)5月18日 日本記者クラブ大会議室 (東京・日比谷 プレスセンター9階) 18:30~19:30 講演:会費 1000円(ドリンクつき) 19:30~21:00 パーティ:アラスカ・メニュー 5000円詳しくはこちら↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=90△来月6月18日の「さんか・さろん」も特別メニューを企画中です。スローライフの先進地、静岡県掛川で「旅を往く~さんか・さろん」をやってみたい。瓦版の次号をお楽しみに。※この「さんか・さろん」は、毎月第三火曜日に開く参加と交流のサロン。ビールとかソフトドリンクを片手に、スローライフにちなんだ二つのスピーチから学びます。△上映会を開催しませんか?「1000年の山古志」中越大震災で全村崩壊した山古志村、人々は如何にして、故郷を取り戻したのか、日本人の心の根源に迫る、話題のドキュメンタリー映画です。 「1000年の山古志」オフィシャルサイトはこちら。http://1000yamakoshi.main.jp/index.html上映会のお問い合わせは「」へ△スローライフ学会へのお誘いスローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが抱える学会です。(学長・神野直彦、会長・増田寛也)学会といっても、楽しくわいわいとスローライフについて多分野から学び語り合う学会。また、全国でスローライフなまちづくりを進める皆さんのつながりでもあります。年会費5000円。会員になってこの「瓦版」にぜひ記事を出してください。「さんか・さろん」などの割引きもあります。「学会便り」や、各種ご案内もお届けします。また、学会会員は自動的にNPOのサポート会員となります。申し込みはこちらから↓http://www.slowlife-japan.jp/modules/liaise/index.php?form_id=5=======■いつも応援していただき、ありがとうございます。日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/KDDI株式会社 http://www.kddi.com/株式会社ダイイチ http://www.co-daiichi.co.jp/boring.html=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへまた、今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒102-0085 東京都千代田区六番町6-1 パレロワイヤル六番町310TEL 03-3221-5113 FAX 03-3221-5114 http://www.slowlife-japan.jp/