


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

週刊スローライフ瓦版 (2011.8.16 第69号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会=======★★★★★ 猛暑、酷暑。すごい。きょうの「さんか・さろん」はそもそも夏休み。 お盆でもあります、ゆっくり、英気をやしなうことにしましょう・・★★★★★コラム<火曜日の鐘> 山下茂(明治大学公共政策大学院教授)~~~ ビール水のすゝめ:ホンモノ「ビール」酒を選ぼう! いやー、暑い。となれば、話題は「ビール」!前回のビール論は、昨年10月26日。論旨を繰り返すと、スローライフに適した「ビール」は、米やスターチを使わず、ひたすら麦芽+ホップ+酵母+水だけで醸造したホンモノです。 近隣のコンビニでも入手できるホンモノの麦酒は、サッポロの「えびす」、サントリーの「モルツ」と「プレミアム」、キリンの「一番搾り」です。「プレミアム」と銘打っていても、ただ香りの違うホップを使い、酒精度を高くし、外見を高級風にしたマゼモノ麦酒で、値段を高くしただけのものもあります。 上記のホンモノの中にも酒精度が5.5%と高く酔いやすい品目もありますが、「モルツ」と「一番搾り」は従来同様の5%を維持しています。 酒類に弱い小生には、酒精度が1割も違うと楽しめる総量に影響しますから大問題なのです。皆さんも、とくに猛暑の炎天下では、酒精度の差異には気をつけましょう!学会コラム<緑と絆の木陰> ~~~~~ 神野直彦(東京大学名誉教授) 昨年のスローライフを巡りて このところ夏になると、立山連峰の山麓で開校される「とやま夏期大学」の講師を務めている。自然の懐に抱かれ、木々の囁きで眠りから覚めると、心が洗い清められる。とはいえ、いつもは慌しく一泊するだけの旅路である。 今年は一泊の旅路を、3泊に伸ばして、スローライフを決め込んだ。というのも、昨年のスローライフ学会のフォーラムで散居村を巡った想い出の旅路を、妻とともに二人だけの足音を聞きながら、歩み直してみたかったからである。 時が止まったような合掌造りの五箇山で営まれているスローライフに触れながら、妻と二人で「こきりこ節」のスローなリズムに合わせるように、ゆっくりとした旅を始めた。五箇山にしろ、散居村にしろ、打って変った立山にしろ、山の雄大さを征服することもなく、優しく抱かれていく生活に、日本人のスローライフの原点を見た気がする。 私の講義には昨年のスローライフ学会のフォーラムを支えてくれた自治体の職員の皆様が、旧交を温めるように足を運んでくれた。旅の終りには富山県庁に勤務している教え子が、妻と私を名物の鮨店へと案内してくれた。黒酢を使用し、白米ならぬ黒米の上に、ねたが乗る鮨の美味に、妻は喜んだ。 帰路の飛行機で妻がぽつりと、誰に聞かせるでもなく、「私の夏休みもこれで終りね」と呟いた。それでも妻の表情は、憑き物が落ちたように優しくなって、私の心を癒してくれた。■街角から畦道から ————————————————–隠れキリシタンの里を訪ねる旅 宮田隆(長崎:雲仙) 先日、友人の“隠れキリシタンの里を2年ぶりに訪ね、主人と再会しました。五島はキリシタンの島、50近くの教会群が朝夕鐘を鳴らし、祈りの生活を楽しんでいます。その友人は18世紀後半の江戸の寛政年間以来、先祖代々隠れキリシタンの家系、今や過疎となり、無人となった先祖さまの土地に教会風の隠れ里を建て、裏の畑にブドウ、かぼちゃ、なす、さつまいも、ハーブを植えて、海に面した庭先には魚干場を竹で作り、釣った魚を干物にして自給自足の生活を楽しんでいます。 250年間の宗教迫害と弾圧にもめげず、隠れキリシタンの祖先の信仰と精神風土を次世代に伝授しようと意欲的です。 2年後には“隠れキリシタンサミットも企画中です。 人さまざま、これも異文化混合・長崎版スローライフの典型ではないでしょうか。みなさんも一度足を延ばして彼と語りあっては如何でしょう。 ■まち・むらニュース ————————————————・北海道釧路市 阿寒湖温泉「千本タイマツ・カムイに通ずる祈りの火」阿寒湖の豊かな自然の象徴・マリモを守り継ぐために、火の神「アペカムイ」を通じ、天へとその決意を届ける阿寒湖独自のセレモニー。湖畔を歩き、街を抜け、アイヌコタンへと祈りのタイマツをかざして行進する。31日(水)まで。・場所:阿寒湖岸駐車場奥 ・集合20:20 ・問い合わせNPO法人阿寒観光協会 まちづくり推進機構(0154)67-3200 http://www.lake-akan.com/event/index.html・三重県『東紀州の「旬」 01号-夏の磯』を発行東紀州観光まちづくり公社では、あまり知られていない地域色ある美味食材の旬の情報を地域内外へ発信するため、パンフレットを新しく発行した。01号は「夏の磯」がテーマ。知る人ぞ知る東紀州の地ウニ、岩カキ、地元民が愛してやまない磯ものやアワビ、サザエなどの情報を掲載した。パンフレットは来年3月まで5号発行の予定。 東紀州観光まちづくり公社のホームページに掲載。 http://higashikishu.org/info/index.php?itemid=717問い合わせ三重県東京事務所(03-5212-9065) e-mail: tokyo@pref.mie.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「たかおか屋」から・・・ 高岡スローライフ逸品研究会の発行するフリーパーパー「たかおかスローライフかわら版」の第三号が発刊されました。http://www.takaokaya.jp/pdf/kawaraban03.pdf━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━「日光『食』の研究所」から・・・海のない日光ですが「日光市水産フェア2011」の開催です。大谷川でヤマメやイワナのつかみどり。家族連れが、とことん楽しんでいました。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-121.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━クオリティライフから・・・農薬について正しい知識を身につけましょう。私たちのお料理教室“たべごと教室の催し。8月24日(水)18:30~21:00参加費3500円(軽食、三年番茶付き)http://tabegoto.jp/archives/416━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━コラム<象さんの散歩> 「真夏の甲子園」はやはり青春・・ ~~~ まさに容赦なき猛暑である。年々高まっていく地球温暖化に3・11の節電策もかぶさるのだろう。事務所にはそれなりに出かけるし、友人との暑気払いもあったり。適当に歩き汗を流しているが、「宅調」時間も多くなっている。 在宅時の絶好の納涼薬は、甲子園のテレビ観戦。熱戦もさることながら、間の手の郷土紹介などが楽しく懐かしい。校歌に面白いものがあったり・・。 この観戦は、われながらなかなか真剣である。それだけに試合運びの評価や応援作法などの見方は厳しいらしい。そして、好意をもつチームへの応援でも狂喜乱舞なんてことはない。妻からは「いつも醒めていて・・」と。 一番はじめに見た夏の甲子園がわが姿勢を決めたのかな。それは55年も昔、岐阜商業が準優勝した年。私は、朝日新聞に入って岐阜支局に。岐阜商に同行、甲子園で2週間近く密着取材したが、新米記者は選手以上に緊張していたはず。どうも試合の展開や選手の動向には必死に食い入っていく次第なのだ。 その時、慶応義塾入りした清沢忠彦投手が活躍、岐商が決勝戦で平安に破れ、県版に「泣くな清沢」の記事を送ったことなどを思い出す。 ∧ 川島正英 ∧コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと>その64~~~ ついに「大魔王」襲来! 猛残暑お見舞い申し上げます。旧「文月」になり、「立秋」も過ぎ、スローな暮らしをじっくり・・と思ったら、いやー、今夏いや今秋は酷いですなー。 さて、謎解き。ローマ皇帝ユリウス暦ベースながら「イエス降誕」紀元での1999年7月の末近く、フランスで底無しの恐怖に人々が襲われた。妊産婦の中には月末前後の出産を回避する動きもあったほどなのだ。世界の滅亡・・? そして、運命の日。ユ暦同月29日、現行耶蘇教グ暦での8月11日、ノストラダムスの大予言が遂に成就する。彼の故郷アングレーム地方も含め、仏国各地で、真ッ昼間に、真ッ暗闇が襲った!ついに、この世の終わりか・・。 大予言から400年以上も恐れられてきた「大魔王」の正体は皆既日食。それは古来、「暗黒」を率い、人々を不安に震えさせてきた。なるほど、なーんだ(笑)。 コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 奈良、なら。~~~奈良の語源は、平にするという意味の「ならす」からとか、いや違うとか。ともかくも、奈良という言葉は不思議な力を持っています。それだけで1300年の歴史の重さを感じたり、すごいもの、本物であると期待したり。だからでしょうか「奈良町」を歩くと、朝顔も昼寝のイヌもセミの声も風も、ただならぬ特別なものに思えます。奈良朝顔、奈良犬、奈良蝉、奈良風、ほら、ね!http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=118△講演会、研修会を承ります! 「スローライフとは何か?話をしてほしい」 「価値観やライフスタイルを変えるワークショップをお願いできますか」 大震災後、こんな問い合せが増えています。新しい暮らし方、また仲間を 見つけたい、ということかもしれません。私たちも考えたい、学びたい。 どんな内容の会合にするか、も含めて予算に合わせて対応します。 お気軽にご一報ください。 (03-5312-4141)△ボランティアスタッフ募集! NPOスローライフ・ジャパンの事務作業をお手伝いしていただける方を探 しています。アルバイト料をお支払いできない、とても虫のいいお願いでは あるのですが‥。データ入力や資料の発送など簡単な仕事ですが、お手伝い していただければとても助かります。ぜひご一報ください。 =======■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/鳥取市 http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1196922905996/index.html佐賀県小城市 http://www.city.ogi.lg.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/