瓦版2012.9.11第124号

週刊スローライフ瓦版 (2012.9.11 第124号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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10月に開く「スローライフ逸品フォーラムin高岡」について、詳しく知りたい
方は来週18日の「さんか・さろん」へどうぞ。高岡スローライフ逸品研究会の
副会長・筏井秀樹さんから楽しい話を聞かせていただきましょう。
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=153
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
~~~ キュウリは伸びる
庭先にキュウリを3株植え、結構手をかけてきたらよく育って、6月下旬か
ら買わずに済んでいます。ごほうび代わりに手入れをやめ、野放しにしたら伸
びる伸びる。そばのブナの木にまでするすると登って、先端に迫っています。
目測ですが根元からもう10mほど。植物の力、恐るべしです。
本来そういうものなのでしょう。でも、収穫をよくし、管理がしやすいよう
に、たいていは途中で切ってしまう。その分、いい野菜がとれるのでしょうが、
植物としての「野生」は押さえ込まれています。
人も同じようなものか。気を使うあまり抑える。我慢する。他にもそれを求
める。10m育つものも、2mで切ってしまう。社会全体の「我慢」はどれほど
のものか。その総和がいまの萎縮した姿になっているのではないか。人として
の野生も解放していかなければ、などと飛躍しています。
学会コラム<緑と絆の木陰>
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坪井ゆづる(朝日新聞仙台総局長・東北復興取材センター長)
なんじゃらほい政治
来年になりそうな気もするけれど、いずれ総選挙がある。同じ政党の中でさ
え、消費増税への賛否や、原発の再稼働、TPP参加への対応が割れているの
だから、ややこしい選挙になるのは確実だ。
宮城県にも混乱する政治の象徴のような選挙区がある。
宮城2区(仙台市泉区、宮城野区、若林区)。自民、民主両党とも分裂選挙
に突入する。おまけに自民、民主、共産の公認候補のほかに、先日まで民主だ
った「絆」の現職、かつて自民だった「たちあがれ日本」の元職、元自民県議
の「みんなの党」に、自民参院議員の秘書だった「維新の会」が名乗りを上げ
そうだ。社民も擁立をめざす。「絆」は「生活」に鞍替えするかもしれない。
もはや、何が何やらわかりませんというしかない。錯綜する政策論争とは別
に、やっかいな問題がささやかれている。乱戦の果てに有効投票数の6分の1
である「法定得票」に達する候補者が生まれず、再選挙になりかねないのだ。
そうなると、小選挙区の惜敗率が確定しないので、比例代表の各党の獲得議席
は決まっても、具体的な当選者が確定しないという事態も起こり得る。
そんな前代未聞の展開を目の当たりにするのは、怖いような、貴重な経験の
ような。それにしても、こんな政治って、なんじゃらほい。
■街角から畦道から
「続投ですか」 中村友子(ライター 千葉市在住)
内閣支持率26.3%、離党議員71人。低迷中の野田佳彦首相が民主党の代表選に
出馬する。今、日本の舵取りから離れるわけにはいかないのか。まだ、この人
ならと思わせた細野豪志環境相が立候補を見送った。相変わらず、政治の世界
によどむグレーな色合いを感じる。不透明な政党の大将が、誰になろうと期待
度は低い。もっとしゃきっと明確な方針を立てて欲しい。低迷ゆえに時の人、
橋下徹大阪市長に注目が集まる。本当に頼れる人か、国民の一票は、期待や願
いよりも、一か八かの賭けに近い。
■まち・むらニュース
・鹿児島県 「かごしま暮らし・交流セミナー」を東京と大阪で
九州新幹線前線も開業、豊かな自然、南国浪漫の歴史と溢れる人情、おいしい
食材、にあふれる鹿児島で「あなたのスローライフを実現してみませんか」と
呼びかける。東京セミナーはふるさと回帰フェアに参加する方式で開く。
<かごしま暮らし・交流セミナーin東京>9月17日(月・祝)10時~17時
場所:早稲田大学早稲田キャンパス10号館408
<かごしま暮らし・交流セミナーin大阪>10月21日(日)12時半~16時半
場所:大阪産業創造館6階会議室E
お問い合わせ 鹿児島県企画部地域政策課地域振興係 久保L:099-286-2111
(内線2428