過疎のむらは、イタリア「スローシティ」に学べ。

5月21日(火)の「さんか・さろん」はノンフィクション作家・島村菜津さんでした。
『「スローシティ」世界の均質化と闘うイタリアの小さな町』(光文社新書)という本を出されたばかり。その豊富な実例の写真を見せていただきながらのお話でした。

日本にスローフードを紹介した島村さんは、今「スローシティ」を語ります。自ら訪ねたイタリアの小さなまちの取組を通じて、日本でもこのようなまちづくりが可能なのでは、と。
1999年、グレーヴェ・イン・キアンティというまちの前町長の呼びかけにより、ブラ(スローフード協会・国際本部がある)、ポジターノ、オルヴィエート、グレーヴェ・イン・キアンティの各町長が集まり、スローシティ宣言をしました。
その後加盟するまちは増え、それぞれに様々な工夫で、ないない尽くしの過疎の田舎から、世界も羨む豊かな農村になりつつあります。外国人や都市からの移住者、地元の若者の帰還も顕著になっています。
かつて発展といえば、道路や大型店舗を増やし、宅地化を進め、住民を増やすことばかり考えてきた。しかし、そんなことが住民を幸せにしただろうか?、と「スローシティ」の動きは問いかけます。

島村さんからの、過疎の小さなまち・村が奮闘してきた生々しい事例は、私達にとても参考になるものばかり。スピーチの後、感想や質問が盛んに続きました。詳細な報告はまた後ほどーー。