


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

週刊スローライフ瓦版 (2013.8.27 第172号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★「逸村逸品展」に展示を希望する“スローライフ逸品の募集を開始しました。私たちNPOと学会の新しい呼びかけです。早くも、全国各地からエントリーが届き始めています。編集室便りをご参考に、どんどん参加をよろしく・・。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)~~~ 落ち着かない8月を過ごして どことなく落ち着かないまま、8月が過ぎようとしています。 広島。長崎。終戦の日。戦後生まれの身ながら、8月は鎮魂と平和を希求する月と心得てこれまでの人生を送ってきましたが、ことしは様相が違いました。安倍首相があえて「反省」を口にしなかったのは、長年封印してきた「本音」をはき出したということでしょうか。平和国家の看板は見かけ倒しだったと、国民や世界に宣言したということでしょうか。危ない、危ない。 これだけでも浮き足立つのに、「経験したことのない雨」が秋田県各地を襲い、大きな犠牲が出ました。白神山地へ通じる道路もずたずたで、復旧の見込みは立たず。幸い私の周囲はおののいただけで済みましたが、お見舞いの電話やメールをありがたく拝見しました。 甲子園で東北の各チームが活躍し、5校までも初戦を突破。準決勝に2校も残った。が、秋田県代表は初戦敗退。これも、落ち着かない要因だったかなあ。学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる (朝日新聞東北復興取材センター長・仙台総局長) 震災遺構が消えていく やはり、ダメか。何とかならないのか。8月5日は朝から、ため息が出た。 東日本大震災で、宮城県気仙沼市に打ち上げられたまま座礁していた漁船の保存を断念すると、市長が表明したのだ。南三陸町の「防災庁舎」や岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」といった震災遺構のなかでも、最もインパクトの大きいのが、この「第18共徳丸」だった。 全長60m、330tの漁船が、岸壁から750mも離れた、しかも交差点の信号の横に屹立している姿は、津波の猛威をまざまざと見せつけていた。なかば、観光名所になりつつあり、近くのコンビニはいつも混んでいた。 だが、多くの住民は「震災を思い出すから見たくない」と思っていた。だから、保存の是非を問う市民アンケートで、「保存の必要はない」が約70%を占め、「保存が望ましい」の4倍を超えた。 街を再建していく住民が決めたことを、外野席からとやかく言っても始まらない。しかし、あえて「残すべきだった」と思う。広島の原爆ドームも住民の取り壊し要望を乗り越えて、市議会が保存を決めたのは戦後20年たってからだ。経費は全国からの寄付で賄われた。そんな対応が、できなかったものか。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej三重県伊賀市「かた焼き」。昔、忍者の携帯食だったとか。材料は小麦粉と砂糖、30分かけてゆっくり焼き締め、硬く硬く。専用の木槌で割って食べます。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から 農村で育まれる住民と学生たちとの絆 白倉徳一(新潟県妙高市)静かな田園風景が広がる農村地域で、学生を巻き込んだ地域づくりに取り組んでいる自治会があります。14集落に約800人の住民で構成するこの自治会は、人口減少で保育園、小学校がなくなり、10年が経過する中、住民が協力し合って、地域のお宝や名所などを紹介するマップづくりや、道路沿いに毎年2000本のマリーゴールドを植栽。今年は新たに着ぐるみ(ゆるキャラ)の製作と特産品の研究開発にも取り組んでいます。そんな中、地域内に9年前に開校した専門学校の学生たちに呼び掛けて、活気あふれる地域活動を展開しています。協力的な学生たちに感謝する自治会は、卒業式に合わせて妙高市の歌のCDを贈り、「ここはあなたたちの第二の故郷、また来てね」と送り出しています。そこには、涙の別れがあり、CDを聞きながらまた涙するという感動の一幕があるといいます。================= PR =====米粉のまち・胎内市から・・・胎内市本町にある黒田屋菓子舗さんが新装開店。和菓子はもちろん米粉のクッキーシューもおすすめ。注文してから米粉入りのクリームを絞ってくれます。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/31938979.html=======■まち・むらニュース・長崎県 グラバー園の夜間開園「グラバーナイト2013“ビアガーデン”」1859年来日、造船、採炭などの貿易を通し日本の近代化に貢献したトーマス・ブレーク・グラバーは国産ビールの育ての親でもある。毎年恒例となった夜間開園では、ロマンチックなビアガーデンがにぎわうほか、洋館のライトアップや週末のライブが行われる。開催日時:10月9日まで 17:00~21:00 (ビアガーデンは9月30日まで)場所:長崎市グラバー園三浦環像前広場予約・問合せ:095-822-8223(長崎市グラバー園管理事務所)http://www.glover-garden.jp/globergarden.html・愛知県犬山市 「木曽川うかい」で初の女性鵜匠誕生1300年の歴史をもつ木曽川の鵜飼いで、全国では6人目となる女性鵜匠が誕生した。夜空に浮かぶ国宝犬山城を背景に、鵜舟のかがり火の中、鵜匠の巧みな手縄さばきと鵜の妙技は、夏の夜の風情いっぱい。開催:10月15日まで 乗船場所:木曽川うかい乗船場(名鉄犬山遊園駅から徒歩5分)予約・問合せ:0568-61-2727(木曽川観光株式会社)http://www.kisogawa-kankou.com/kiso.html
コラム<象さんの散歩> 猛暑の中の夏~~~今月の象さんの散歩は、この夏の異常さばかりをあげつらって、嘆き節が続いたようだ。でも、もちろん、楽しいことも。きょうは夏休みについて。 休みは、この「瓦版」編集があるので、3~4日ずつ3回に分けてとった。 先週は、家族3人で、伊豆・河津町の“山の家”へ。あくまでものんびりと過ごし、スローフード店を楽しむことにした。河津浜に面したイタリヤ料理店「ダルビラータ」、伊豆急下田駅近くのそば屋さん「石塚」、松崎町の街中の喫茶店「フランボワーズ」・・。それぞれ、わが家のお気に入りの店である。全国区レベルの味はもちろんだが、もてなしのこころに魅かれる。 それに、思いがけない歓迎も受けた。鉄砲百合と百日紅と。ユリは“山の家の庭に。花が横向きに咲く形から、私はテッポウユリと呼ぶが、タカサゴユリだとの説も。時季がぴたり的中、わが家の100本近くが一斉に咲き、多いのは十ほどの花をつけて壮観だった。そして河津の野辺いたるところにサルスベリ。もともと伊豆では鮮やかな花だが、灼熱の炎天に燃えて、くれない輝くの形容そのままだった。猛暑だからこその花のもてなし・・ ∨ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 3℃低い~~~テレビのニュースで「街なかより気温が3℃は低い」と紹介されていたため、港区白金の「国立科学博物館自然教育園」へ出かけました。この夏「涼しい」は何よりも魅力です。人工的な公園ではない、都会の中のただの森の姿。天然記念物及び史跡に指定されています。深い森は、気温だけでなく心にもそよ風を届けてくれました。ゆっくり涼んで入園300円、1℃100円ということですね。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=223==== PR ====「日光『食』の研究所」から・・・日光の知られざる涼のスポット「足尾銅山観光」。トロッコ電車に乗って入る全長700メートルの坑道は、年間気温が変わりません。夏涼むには最適です。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-249.html=======■編集室便り □来月の「さんか・さろん」は 奈良シリーズ<奈良の魅力・「むら」の魅力>の第三回 9月17日(火) 19時~(2時間程度)「世界遺産-紀伊山地の霊場、参詣道の神秘と深美と」 講師 五條良知 金峯山修験本宗別格本山、大峯山護持院東南院 住職 金峯山修験本宗総務部長、総本山金峯山寺 執行長 (公財)吉野山保勝会 理事 昭和39年1月、京都府綾部市生まれ。大正大学卒業。 在学中は東京浅草寺塔頭待乳山本龍院、上野寛永寺不忍池弁天堂に奉職。 東南院副住職拝命。総本山金峯山寺主事として奉仕。 平成13年、金峯山修験本宗並びに金峯山寺の執行、教学部長。 平成14年、東南院住職(現職)。平成25年、金峯山寺執行長拝命 ◇昭和59年、四度加行、を比叡山延暦寺行院にて満行。 ◇平成8年、吉野山と山上ヶ岳(大峯山)間の24kmを前半50日は1日に 片道、後半50日は1日に往復修行する大峯山(金峯山)回峰100日行満行。 ◇吉野から熊野まで世界遺産に登録された大峯奥駈道を修行する東南院 大峯奥駈修行をこれまでに20回修行し、大先達を現在も毎年勤める。 その他 (社)吉野青年会議所理事長、全日本仏教青年会理事長・会場 東京・日本橋(三越デパート前)の「奈良まほろば館」で。・参加者 スローライフ学会会員に一般参加も加え 60人・主催 奈良県・NPOスローライフ・ジャパン・資料代など 1000円 □「スローライフ・フォーラムin奈良」お知らせ ‥ point(13) 「古代和製パナマ運河」と「プルニエ協定」と === 11月23・24日。フォーラム会場:奈良県川上村 主催: 南部地域産業復興推進大会開催協議会 === 8月20日の「さんか・さろん」(於:奈良まほろば館)で、尾田栄章さんが「地球の水・日本の水・奈良の水」というテーマでお話されました。地球上の水の量から始まり、日本の川は世界的に見れば“滝・激流”であり、スイスのアルプスに匹敵するなど、楽しいお話の連続でした。 そして奈良に話が及ぶと・・。「万葉集には琵琶湖近くから木材を切り出し、藤原京まで川を使って運搬した。また、藤原京の木材を再利用するために平城京まで運んだ話も出てくる。古代の木の輸送がそのまま歌われている」と。 「しかし、川だけではどうしても運べないところがあり、そこには“古代和製パナマ運河”のようなものを造り、流したのでは?そのくらいの技術力は、十分にあった」と仮説を立ててのお話でした。想像するだけで、ワクワクする雄大な古代の土木工事の様子が目に浮かびました。 一方、耳慣れない「プルニエ協定」のお話も。「吉野川の水を奈良に、大和盆地に持ってくるということは300年来の悲願だった。京都祇園演舞場の食堂“プルニエ”で協定の会議があったからこの名をとってプルニエ協定という」。要は、奈良県・和歌山県がお互いのために水を分け合い、ダムを造り、足りなかった水を確保する「十津川・紀の川総合開発事業」が昭和24年に基本合意されその協定に会場の名前が使われたとのこと。「しゃれた名前をつけましたね。この大事業があって、川の水が安定した。ここに想いをいたさないと大滝ダムのことなども本当のことが見えてこない」と熱意をこめて・・。 はるか昔から、今につながる、水・川のお話から、いろいろ考えさせられるひとときとなりました。(事務局・野口記) □「逸村逸品展(スローライフ逸品展)」への出品を募集中。 11月23(土祝)・24(日)日に開催する「スローライフ・フォーラム」の 会場で、昨年と同様に「スローライフ逸品」を展示します。 皆さまご存知の「これこそスローライフ逸品!」と思われるものをご推薦 ください。詳しくはこちらから。 http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=183 □平成25年度の会費のお振り込みがまだの方へ‥。 お手数ですが、お振り込みをお願いいたします。新会員も募集中です。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 ==== PR ====クオリティライフから・・・「たまな食堂」では料理長自らワインを仕入れます。「初心者にもおいしさがわかりやすい」「安心・安全にこだわった製法」の、胸を張っておすすめできるものばかりです。http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=TLYGsWlNo3YZ=======■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/——————————————————————————–——————————————————————————–“