9月15日(火)の「さんか・さろん」は、これまでにないビッグ・イベント。
映画『水と風と生きものと?中村桂子・生命誌を紡ぐ』の全国公開に合わせて
企画しました。作品を鑑賞し、中村さんの夢を聞く。編集室便りに詳しく。
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡 一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
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ホームカミング?ふるさとへ帰ろう
増田寛也氏の日本創生会議がまたまた衝撃を広げました。東京など1都3県
では2025年に13万人分の介護施設が不足する。いまから地方移住を準備すべき
だとの提言です。昨年に続く、第2次増田ショックですね。
案の定、地方の迷惑顔が報道されました。私は賛成ですが、条件整備のひと
つとして「ふるさとへ帰る」ことをつけ加えてはどうでしょう。まず出身者を
候補にする。その気のある人は40歳、50歳、60歳代からでも、それぞれできる
ふるさと貢献に汗を流し、やがて、ふるさとで介護生活に入る。
大都市圏で施設を整備するとして想定される膨大な予算の一部を地方に回す。
介護保険や財政制度の手直しを行う。やればできそうな気がします。地方は間
もなく、介護施設に余剰が出てきます。その解決に加えて、ふるさとの存在感、
ありがたみが見直される。従来の発想から抜け出して、地方と大都市の問題を
一挙に解決する、まさに「創生」の手段として、「ホームカミング?ふるさと
へ帰ろう」と呼びかける自治体は出てこないでしょうか。
学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(野村総合研究所顧問)
北九州市のリノベーションまちづくり
お盆の週に北九州市を訪ねた。「環境モデル都市」として北橋健治市長をは
じめ市民の皆さんが、都市環境整備やクリーンエネルギーの利活用に積極的に
取り組んでいることで有名だが、最近は、さらにリノベーションによるまちの
再生にも成果をあげて注目されている。
私が見たUR都市機構の城野団地では、築55年の5階建集合住宅がきれいに
リノベーションされて生まれ変わっていた。もちろんエレベーターの無い構造
なので低階は高齢世帯、高階は若年層が中心となるが、昔の3Kの間取りを、
広く自由に使える1LDKに改修して、家賃が月4万円台というのは魅力的だ。
もう一つ、小倉駅に近い魚町商店街での「家守事業」もおもしろかった。空
室が増えて困っているビル所有者と市街地でのビジネスに挑戦したいが賃料が
高くて手が出せない起業家の卵をつなぎ、自ら投資して建物管理や入居者支援
による地域づくりを行うのが家守事業家と呼ばれる人達で、小倉でリノベーシ
ョンスクールを開催し、卒業生が各地で活躍し始めている。
北九州市は古くから栄えたので老朽化した施設が目立つ。政令市の中で高齢
化率も一番高い。しかし、知識や経験に富んだ高齢者が一人でも多く活躍でき
るまちづくりをめざしている。また、社会資本も、きちんと手を入れればまち
自体が生まれ変わることを実践しようとしている。
猛暑の日だったが、とても参考になった一日だった。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
奈良県奈良市「奈良団扇」。染和紙に奈良ゆかりの文様を透かし彫りして竹骨
に貼りあわせた団扇。春日大社の神官がつくりはじめた、といわれています。
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■街角から畦道から
坂本洋代(静岡市在住) デジタルアーカイブをご存知?
価値のある情報や資料、記録を整理して、デジタル化して保存、情報を発信
する「デジタルアーカイブ」。対象は博物館等の所蔵資料から、地域の文化や
固有価値、さらに地域の暮らし、生活へと広がりを見せてきましたが、2011年
の震災が、地域の記録から個人の記憶までをデジタルアーカイブとして次世代
に伝えていくことの重要性を再認識させてくれました。
地域の歴史と伝統に根ざした文化や産業、地域が歴史的に継承してきた方言、
祭り、習俗、文化財など地域資源を、情報として置き換え、記録管理していく
ことで、地域に暮らす人々の地域に対する意識を醸成させる効果が期待できま
す。人々の意識が変われば、地域も変わっていく、まちづくりにも活用が期待
できます。
アーカイブ・ラボは、こうしたデジタルアーカイブの制作と専門的な知識を
持つ人材養成のお手伝いをしています。各地域が持つさまざまな地域資源を、
地域の人々が主体となって未来に残すために必要なデジタルの基礎、情報記録
の基礎を学んでいただく講座を各地で開催しています。
一般社団法人デジタル情報記録管理協会 HP(http://j-dira.com/)
アーカイブ・ラボHP(http://archive-labo.jp)
■まち・むらニュース
・鹿児島県 かごしま移住・交流セミナー、東京での開催
鹿児島への移住に関心をもつ人を対象に鹿児島の魅力を伝えるセミナーが東京
で開かれる。行って良し、住んで良し、の鹿児島。鹿児島のよかとこを見つけ
に出かけませんか。セミナーは定期的に開催され、9月26日(土)にも開く。
日時:8月30日(日)午前の部11時? 午後の部13時?
会場:NPOふるさと回帰支援センター
(東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館6階)
問合せ:鹿児島県企画部地域政策課特定企画係TEL099-286-2424
http://www.pref.kagoshima.jp/ac01/pr/koryu/event/2707-09_tokyo.html
・富山県八尾町 越中八尾「おわら風の盆」
町中がぼんぼり、提灯、幔幕で飾られる。三味線と胡弓の哀愁を帯びた「越中
おわら節」に合わせて踊るおわら踊り。この時期は台風が多い「二百十日」も
あり、収穫前の稲への風除けを念じ、豊作を祈る「風の盆」の祭りである。
開催日:9月1日(火)?3日(木)
会場:八尾町内(JR高山本線「越中八尾駅」)
問合せ:おわら風の盆行事運営委員会TEL076-454-3117
http://www.yatsuo.net/kazenobon/guide/guide03.html
コラム<象さんの散歩> 「たまがわ花火」を見る
先週の土曜日夜、大混雑の世田谷の「たまがわ花火」を見物に出かけたが、
この日を境に、熾烈きわまりなき暑さが下方に向かったように思える。
真夏の花火見物。新聞記者時代は隅田川はじめ各地へ「風物詩を・・」など
と唱えつつ回り歩いたものだが、いまやテレビ観賞で満足することに。多摩川
の花火も、ずっと前から見たいと思っていたのがやっと実現した。
長野県飯山の「蛍の宿をまもる会」で知り合った世田谷の若人二人の誘いを
受けた。世田谷区三軒茶屋の青年グループ「葡萄の会」で花火客に野菜などを
販売してきたが、ことしから産地直送で、という。飯山へ出かけて無農薬野菜
を仕入れた。来年から「飯山へ通って作りこむ仕事から」と意気高い。
この花火大会、多摩川お向かいの川崎市との連携を強調したり、都の暴力団
排除条例で河原の売店は実行委員会が認めた約70の区民団体、協賛企業しか認
めなかったり、地域の苦労のほどもうかがえた。さらに東日本大震災復興への
思いをこめ、特別注文した福島花火、秋田花火をたくさん打ち上げていた。
花火の輪。やはり、テレビと違った。その迫力。妻・宏子ともども、すごい、
きれいだ、わー、と短い言葉が飛び交うばかり。だが、「きょうは半分だけ見
て帰る」と覚悟していた。この河原いっぱいの人の群れ。最後まで留まっては、
じじ・ばばでは駅までも辿りつけないと考えてのことである。この日の人手は
ネットの上では39万人とあった。人出の猛暑もしのげた・・∨ 川島正英 ∧
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「奈良県十津川村」から・・
10月17・18日、トレイルランニング大会を開きます。世界遺産熊野古道小辺路
を周遊し1000m級の峠を3回越える、全長53kmのコース。参加者募集中です。
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/contents/1439430193740/index.html
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 移住促進
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鹿児島県主催の「かごしま移住・交流促進対策会議」で、市町村担当者の方々
へむけてワークショップをしてきました。皆さん、わがまちにぜひ来てほしい、
と思って、それぞれに悩んでおいでです。移住促進活動の上で大事なことは何
か? みんなで考えると、なるほどというキイワードが出てきました。要は、
人口だけ増やせばいい、というわけではないのですね。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=326
■編集室便り
◇9月の「さんか・さろん」は
映画『水と風と生きものと?中村桂子・生命誌を紡ぐ』
http://tsumugu.brh.co.jp/
この映画を鑑賞し、中村桂子さんの講話を
うかがい、楽しく語り合います。
わが学会副会長・中村桂子(JT生命誌研究館館長)さんの渾身
の映画作品が、いよいよ一般公開されます。9月12日の東京から、
名古屋、大阪、神戸、仙台、札幌など8都市での上映です。
東京での公開に合わせて、わが「さんか・さろん」のテーマと
して採りあげ、語り合うよう企画しています。
中村桂子さんにお願いして、映画鑑賞のあと、別室の「さろん」
で話をうかがいます。
今回の会場が映画館「ポレポレ東中野」であり、「さろん」も
映画館のビルの別室ということで、いつもと違う雰囲気となり
ます。ご理解、ご協力のほどよろしく。
9月「さんか・さろん」は15日(火)。
映画:18時から さろん:20時から
いまからでも結構です。「参加申し込み」をどうぞ・・。
(参加費・映画鑑賞費など詳細はあらためて)
参加ご希望の方はこちらまで。
メール
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
◇10月31日・11月1日、雲仙フォーラムへ
先日の「さんか・さろん」では、雲仙市政策企画課の松下 隆さんが
この秋のフォーラムへ向けて、雲仙を紹介し、地方創生についての
考えを語られました。
参加者からは質問が相次ぎ、さながら現地での“夜なべ談義”のようでした。
詳細は近々お知らせしますが、とにかくご予定ください。
「この秋は雲仙で」を合言葉に。
◇住所表示が変わりました、お間違えなきよう。
私たちの事務所の住所表示が、この夏、変わりました。
(旧)〒160?0002 東京都新宿区坂町21 リカビル301
↓
(新)〒160?0002 東京都新宿区四谷坂町9?4 リカビル301
“四谷坂町9?4”のところだけが新しい表示です。よろしくお願いします。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
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岩手県遠野市
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和歌山県紀の川市
http://www.city.kinokawa.lg.jp/
奈良県吉野郡十津川村
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
日本テレネット 株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
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http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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〒160-0002
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