先週、事務所に思いがけない客人を迎えた。島根県雲南市から石田歩実さんと
福間廉人君。県立三刀屋高校の二年生。修学旅行で上京、「スローライフ」を
勉強して帰るという。とにかく大歓迎で、にわか教室を開いた一幕・・。
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コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)
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蕎麦は右、パスタは左。
数年前イタリアを旅したときのこと、小さな料理店で、ふと周りを見回すと、
みんな麺類を左手のフォーク1本で食べている。そうか、この人たちにとって
フォークは左手で持つものなんだ…。妙に納得した。それ以来、生粋の右利き
を返上、本場風を気取って左手パスタの練習を積んでいる。
その成果が最近出た。右手中指を怪我した。自覚ないまま切って、黴菌が入
ったらしく、2週間ほど痛い思いをした。指一本のことで、不自由この上ない。
特にお箸。何をつかんでも滑り落ちていく。好物の蕎麦はお預けにして、おに
ぎり、サンドウィッチ、カレーと並び、パスタを堪能する日々となったのだ。
手洗い、歯磨き、ボタン、靴ひも、ぞうきん…、そのたびに、中指のありが
たさを噛みしめた。一方で、字を書く機会は意外なほど少ない。クレジット・
カードのサインで、ヒヤヒヤしたくらい。パソコンの世の中とつくづく。
不自由になってみて、初めて気がつくありがたさ。車いすやアイマスクで、
まち歩きの体験をした時のことなどを改めて思いだした。
みなさんも一度、中指を使わない生活の体験いかがでしょう? 3日も経っ
たら、駅前の立ち食い蕎麦がたいそう愛しいものに思えてくるはずです。
学会コラム<緑と絆の木陰>
増田寛也(野村総合研究所顧問) 雲仙でのフォーラムに向けて
雲仙でのスローライフ・フォーラムが近づいてきた。私は長崎市や佐世保市
に行くことはあっても(先週も佐世保での集まりに顔を出した)、雲仙まで足
を伸ばす機会はなかなかなかった。
今から20年以上も前、建設省勤務時代に、当時の大蔵省主計局公共事業担当
主査と一緒に、雲仙普賢岳噴火後の復旧事業を見るために訪れたことがあった。
今回はそれ以来となる。この四半世紀に雲仙はどのように変わったのだろうか。
当時同行した大蔵省の主査は、今年8月、財務省事務次官退任後、惜しくも
亡くなった香川俊介氏である。彼と公共事業の在り方について地元の宿屋で夜
遅くまで語り合ったことを、昨日のように思い出す。ダムの採択箇所数を減ら
すために2人で苦労したのが、ちょうどその時期だった。
長崎には半島や離島が多い。フォーラムでは、雲仙に代表されるこういった
地域の「いま」と「これから」について、議論を深めたいと思う。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
石川県金沢市「あまエビホッコメ」。日本海産の甘えびと能登塩を、100%の
石川県産もち米に練りこみ、ぽっかりと穴の開いた丸いかわいいあられです。
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■街角から畦道から
竹内 義昭 カズコさん(33)
「私、誰だかわかる?」。妻の問いかけに、まじまじ見つめて「会ったこと
はあるけど・・」と口ごもる。毎日世話をしてもらっている嫁の名前が出てこ
ないことが多くなった。妻は「とうとう、ね」と私を見る。
結婚してから36年、海外にいた10年余を除いてそのほとんどを同居して来た。
認知症の発症直後に、妻は「鬼嫁になる」と宣言、カズコさんは「くに子さん
だけが頼り」と応じていたのに。
幸い私の名前はまだ覚えているが、姫路市に居を構えている弟は記憶から消
えているようだ。彼の電話には必ず「皆様お変わりない?」と聞く。実は相手
が誰かわかっていないからだ。処世術だけは忘れていない。
中村友子(千葉市在住 ライター) 安倍政権に女性の再生の矢?
瓦版コラム「象さんの散歩」の安倍改造内閣の記事を読み、確かにTVも新聞
も取り上げ方が地味だったな、と振り返りました。国民の怒りは、新しい内閣
の人事にスポットを当てるほど期待も興味も薄れているのかもしれません。
さらに象さんご指摘のように、一億総活躍相が「女性活躍」の担当大臣を兼務
には、え、えと感じました。安倍政権の本音を感じて、素直に「頑張って」と
期待できない気持ちがありました。しかし、女性の力は、安全と無難を図った
安倍政権のアキレス腱をブチッと切り、みごとに不備な点を正し、国民の声を
聴く政治に再生の矢を放つかもしれません。
■まち・むらニュース
・埼玉県さいたま市 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
世界最高峰といわれるサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を
冠した自転車競技イベント。3回目となった。この夏にフランスで激闘を展開
した選手たちも来日、さいたま新都心の高層ビル群の中のコースで走行する。
日時:10月24日(土)10:00?17:00 会場:さいたま新都心駅周辺
主催:さいたま市
問合せ:2015さいたまクリテリウム実行委員会事務局TEL048-829-1736
http://saitama-criterium.jp/
・長野県飯山市 ふるさと案内人
歩くことで魅力をより一層体感できる飯山は、雪国の小京都と称され原風景が
美しい里。地域の人たちの案内で歩けば旅の思い出はさらに深まる。ふるさと
案内人は地域を愛する人たちばかり。郷土の魅力を伝えたい、楽しい時間を過
ごしてほしい…との思いで、飯山の旅のコーディネートをしてくれる。
問合せ・申込み:信越自然郷飯山駅観光案内所TEL0269-62-7000
http://www.iiyama-ouendan.net/supporter/furusato/
コラム<象さんの散歩> わが大学クラス会にも秋風が・・
先週、大学時代のクラスの同窓会があった。私は、早稲田大学政治経済学部
の新聞学科に学んだ。この学科は一クラス50人。戦後つくられて30年経たずに
幕を閉じた。私たちは56年の卒業生。毎年一度は集まって談論風発、痛飲団欒
を楽しんできたが、この会も、来年で60歳の還暦を迎える。
メンバーは、みな傘寿を越えた。ユニークな考え方、生き方の集いであって、
すばらしいグループだった。新聞学科の卒業生だから、当然に、新聞、放送、
雑誌記者が多い。この会を60年間、取り仕切ってきた幹事役の高森二夫くんも、
雑誌『主婦の友』(平成になって姿を消す)の料理記者の草分けである。
ほかの分野にも多士済々。坂口和澄くんは『三国志』の研究と著作で知られ、
『三国志』群雄録、もう一つの『三国志』、真説『三国志』などにファンがつ
く。小林謙一くんは、タンゴ曲の収集、アルゼンチン通いは並みでなく、日本
タンゴ・アカデミー顧問、横浜プーロタンゴ同好会会長だ。椎名勝巳くんは、
東京ダイバーズ代表、最古参のダイビングインストラクターで有名だ。
そして、大橋巨泉くん。会でも、あのタレントぶりそのまま。今回は珍しく
欠席だったが、寿々子夫人が代理で。入院中という。が、彼だから、これまで
四回のがんとの闘いと同じ、またテレビで病気を材料に大演説、大演技だろう。
この同窓会。今回で「解散」を決めた。いま、名簿に名を留めるのは20人で、
物故者が半分の19人に達した。また、来年が還暦で、ちょうど干支が一巡した。
ともかくも、さらりと潔く、らしい別れかたを、と・・ ∨ 川島正英 ∧
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「奈良県十津川村」から・・
十津川村に住んでみたい、仕事があれば移住してみたい、とお考えの方へ。
情報がこちらから探せます。↓ 地域創生推進課 電話:0746-62-0910(直)
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/contents/1444893661423/index.html
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> お醤油育て
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醤油発祥地・和歌山県湯浅町で、醤油工場を見学しました。巨大な樽のモロミ
を櫂という道具で混ぜ続ける、手間暇かけて本当の美味しさが育つとのこと。
ここで「マイ醤油」作りに挑戦しました。以来、我が家に持ち帰った材料入り
のペットボトルを、ゆっくり大事に混ぜています。1年がかりの気の長い作業、
一カ月過ぎて、香りが醤油になってきました。最近は揺する作業が、赤ちゃん
をあやすような気分です。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=334
■編集室便り
◇“雲仙フォーラム”が近づいてきました。
<10月31日・11月1日>
★雲仙フォーラムのチラシはこちらから↓
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katsudou/index.php?page=detail&bid=287
NPOスローライフ・ジャパン、スローライフ学会が協力するフォーラム、
「雲仙市市制施行10周年記念事業 雲仙の地方創生を語り合う」です。
【10月31日(土)】
○分科会(15:30?17:30)
第1分科会『自然・暮らし』アドバイザー:早野 透(桜美林大学教授)
雲仙市の恵みを活かした仕事と暮らしのあり方を考えます。
第2分科会『逸品・じげもん』アドバイザー:野口智子(ゆとり研究所所長)
雲仙市の資源や特産品を活かした取組みについて考えます。
第3分科会『ちびっ子・若者』アドバイザー:斉藤 睦(地域総合研究所所長)
地域の子育てと若者への応援策などについて考えます。
第4分科会『交流・連携』アドバイザー:田嶋義介(島根県立大学名誉教授)
全国各地との交流や近隣市との連携のあり方について考えます。
【11月1日(日)】
○全体会(9:30?12:30 会場:雲仙市ハマユリックスホール)
基調講演 増田寛也(野村総合研究所顧問、スローライフ学会会長)
テーマ「雲仙の未来像 ?山と海と若者と?」
パネルディスカッション
コーディネーター:増田寛也
パネリスト:中村桂子(JT生命誌研究館館長、スローライフ学会副会長)
里見 晋(長崎県副知事)
金澤秀三郎(雲仙市長)
当日、指定の時間にご参集いただけましたら、現地の交通は事務局のマイクロ
バスで送迎します。関心のある方はぜひ足をお運びください。
★詳しくはこちらから↓
内容について
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katsudou/index.php?page=detail&bid=285
交通について
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katsudou/index.php?page=detail&bid=284&req_uid=4
◇スローライフ・ジャパンへのメールを送るときのお願い。
このスローライフ瓦版は、メールマガジン専用のアドレスからお送りしてい
ますので、このメールに返信していただいても事務局には届きません。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会、この瓦版への投稿などは
こちらまでお願いします。↓
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クオリティライフから・・・
基本の発酵講座、まずは塩麹づくりに挑戦です。今後は、段階を追って醤油麹
や甘麹づくりも。10月22日(木) または 24日(土)、いずれも11:00 ? 14:00。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
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岩手県遠野市
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和歌山県紀の川市
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奈良県吉野郡十津川村
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日本テレネット 株式会社
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クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
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