テロ事件が全世界へ拡がっていく。確かな心構えが望まれる。東京・池袋で開
かれていた大石芳野さん写真展「戦争は終わっても終わらない」を観た諸兄姉
から「すばらしい」「勇気をもらった」など電話やメールが届いたのは心強い。
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コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)
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交流型ツーリズム
掛川市観光協会では、“観光”を従来型観光資源にとどめず、あらゆる産業
や活動、生活そのものを地域資源と捉え、パンフレットやガイドブックに載っ
ていない情報を当事者が語るガイドツーリズムの確立を目指しています。その
活動は3年目に入っています。私もミーティングメンバーとして、今、先進地
の事例を学んでいるところです。
例えば、京都では自転車観光が年間60万人、レンタルサイクリング事業所は
200軒。その中で、地元住民ガイドの「路地裏さんぽ」や「京都人の暮らし方」
ツアーは大変な人気だそうです。サイクリングツアー事業の代表者の話しでは、
日本の観光文化は未だ低く見物型が主流だが、旅人の心を掴むのは異日常空間
での人とのふれあいだということです。
私も雲仙のフォーラムにお邪魔し、日常使いの食器が美しい絵皿だったこと
と、町のあちこちにある湧水に柄杓と水神が祀ってあることと、小アジの出汁
が美味しいことを羨ましく感じました。
いずれもガイドブックには載っていない、地元の人から教えてもらった生活
習慣です。観光資源は、気づきと伝え方で新たな展開ができそうです。
学会コラム<緑と絆の木陰>
坪井ゆづる (朝日新聞東北復興取材センター長・仙台総局長)
復興と創生
先週、琵琶湖畔で開かれた日本自治学会総会のパネル討論に参加した。論題
は「戦後70年と地方自治」。あまりにも大きな構えのテーマにたじろぎつつ、
元自治事務次官や大学教授らの末席を汚してきた。
その席で、震災復興の現場では分権改革が明らかに後退していると訴えた。
千年に一度といわれる巨大広域複合災害なのに、戦後一貫して変わらない土
建国家型の復興がすすむ。自由に使えると言われた復興交付金は結局、国交省
とか農水省など5省庁の40事業にしか使えない。制度にあてはまらない事業は
できないのだから、財布のひもを握る各省の意向に、自治体は従うしかない。
分権改革で、主従から対等へと転換したはずの国と地方の関係は、被災地での
金銭授受をめぐって、再び強固な上下関係に戻っている。
こんな現実を指摘したうえで、復興現場は「地方消滅」と「地方創生」の最
前線であり、復興と創生に必要な4点は共通していると唱えた。それは?住民
力(結束、行動力)?地域からの内発的なアイデア(省庁やコンサル頼りでは
ない)?自由(省庁の縛りなく)かつ継続(単年度でない)予算?過去の政策
の検証(たとえば累次の過疎対策)だ。
要するに、復興も創生も、国主導の経済成長神話や東京一極集中を根っこか
ら改めなければ展望が開けない。そんな思いが募る。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
長野県飯山市「わら細工」。豪雪の温井地区では蓑などわら細工が冬の手仕事。
地区の女性たちがつくる愛らしい鶴と亀のストラップは、地酒の首掛けです。
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■街角から畦道から
竹内 義昭 カズコさん(38)
11月21日はカズコさん93歳の誕生日だった。生涯で初めて特養という施設で
迎える記念すべき日でもあった。
昼食時を見はからって施設へ面会に出かけた。3日ぶりの訪問だったが、ず
いぶん長い間ご無沙汰したような、どことなく申し訳ない気分で足を運んだ。
いつものテーブル、いつもの席で、運ばれたばかりのカレーライスに手をつけ
たところだった。
「今日は何の日?」と聞くと、目を泳がせながら「おめでたい日」との返事。
わかっているのかいないのか。「今日で93歳」と伝えると、「そんなに?」と
びっくりした表情だ。世間並みにケーキや花束とはいかなかったが、言葉だけ
のお祝いで勘弁してもらった。
■まち・むらニュース
・福岡市 フクオカきのこ大祭
「きのこ」をキーワードに食×アート×学問を融合させたイベント。食材のほ
か、芸術のモチーフとして、科学的な研究題材として世界で愛されるキノコ。
多様なジャンルのキノコ好きが一堂に集まり、キノコの魅力発信に取り組む。
日時:11月28日(土)11:00?18:00 会場:上川端商店街(福岡市博多区)
主催:フクオカきのこ大祭2015実行委員会 http://kinokotaisai.net/
・紀の川市 ぷるぷるフルーツトレイン
猫のたま駅長で知られる和歌山電鐵のユニーク電車「いちご電車」を貸切って
フルーツ講座を開いたり、フルーツ寿司・フルーツ和菓子を食べたり。電車に
乗ってフルーツの世界に出かける催し。人数限定、申込みが必要です。
日時:11月28日(土) 11:30?14:00
場所:和歌山県紀の川市?和歌山市
料金:2000円+1日乗車券720円
主催:フルーツ・ツーリズム研究会 電話0736?77?0843
http://fruits.oyoyaku.com/app/program/6194936005263360
コラム<象さんの散歩> 瀧栄治郎さん、おめでとう
わがNPOの瀧栄治郎理事は、京都の企業・日本テレネット(株)の経営トップ
である。同社の創立30周年記念式典が19日、京都市の国立京都国際会館で開か
れ、私もお祝いの会に出た。瀧さんが、今月、京都府の産業功労者11人の一人
に選ばれた表彰式も行われたばかり、お祝いムードは大変だった。
何ごとも最高、と望む瀧さん。もてなしの宴は、祇園の舞妓さんのご祝儀舞、
木村英輝画伯が舞台上の大屏風に巨象を描くライブ・ペインティング、さらに
茂山千五郎・茂山七五三の狂言「鬼瓦」が演じられて圧倒される思い。
お客は150人ほど。わが席10人の中に、木村画伯がいて、テーブルの向う側
から「お久しぶり。まだスローライフやってますか」と大声で話かけてくる。
「あいかわらず」と返した。「瀧さんは違うでしょう。スローライフから一番
遠い人・・」「仕事だけでなく、何ごとも忙しい・・」と画伯。私から「30年
の企業の動きも、瀧さんの仕事ぶりもファストだとして、こころもちはスロー
ライフ」「とくに、京にふさわしいやさしさ、みやび、歴史の深さ、ゆたかさ。
京都の経済人にも見かけなくなったものをもつ」といったやりとり。
実は、お祝い文に、スローライフへの期待をこめつつ、論語の「三十而立」
を書き加えた。わがNPOは、その半分の歴史だというのに・・∨ 川島正英 ∧
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「奈良県十津川村」から・・
シンポジウム「林業・木材産業による地方創生を目指して?森林資源を基盤と
した自治体経営を考える?」を開きます。11月28日(土)14:00?17:00
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/contents/1444106199242/index.html
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 「野かふぇ おりや」
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松山さんは、桃農家です。今年、庭先に「野かふぇ おりや」という店を開き
ました。“おりや”とは、昔からの屋号。奥様とお嬢さん中心のお店は、果物、
野菜がふんだんに使われた料理がメインですが、和菓子教室や、着物の着付も。
そして、松山さんご自身は植物アロマ抽出の体験プログラムを。ご家族の多様
な試みに、これからの農家の未来を見ました。和歌山県紀の川市で。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=339
■編集室便り
◇スローライフ・ジャパンへのメールを送るときのお願い。
このスローライフ瓦版は、メールマガジン専用のアドレスからお送りしてい
ますので、このメールに返信していただいても事務局には届きません。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会、この瓦版への投稿などは
こちらまでお願いします。↓
□スローライフ版・IT塾 ——————————————–
Q:ワードで作業しながらインターネットで調べものをしていたら、いきなり
画面がフリーズ、カーソルも消えてしまいました。再起動させようと「Ctrl」
+「Alt」+「Delete」を押したら画面が真っ暗に。適切な対処方法を教えて
ください。 <編集室:篠原伊佐武>
▼
A:たまにありますよね、フリーズ。ハードディスクのアクセスランプが点滅
または点灯したままの状態が続いているときはしばらく待ってみる、カーソル
が動けば画面左下のスタートボタンから再起動・・などの手を尽くして、それで
も改善しない場合は電源ボタンを長押しして強制的にシャットダウンしてくだ
さい。その場合、作業中のデータは失われますので、日頃からこまめな保存に
つとめましょう。
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クオリティライフから・・・
醤油麹作り。11月28日(土)11:00 から。麹菌や醤油の成り立ちなどを座学で
学んだのちに、醤油麹作りを。素材の異なる麹で作った場合の味の違いも試食。
お申込はこちら >>> http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=YM89yp9IrkUZ
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
和歌山県紀の川市
http://www.city.kinokawa.lg.jp/
奈良県吉野郡十津川村
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
日本テレネット 株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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