わがNPO、学会は、来週に開く役員会で、今年の活動について語り合います。
みなさんの提案や意見をお待ちしています。19日(火)・19時からの「さんか・
さろん」は増田寛也学会会長からの第一声です。(詳細は編集室便りで)
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コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)
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千日プロジェクト
穏やかな新春を迎えています。さて、今年はどんな一年になるでしょうか…。
掛川市では3年がかりで取り組む茶文化創造千日プロジェクト『かけがわ茶
エンナ―レ』が始まりました。国内有数の茶生産地としての地域資源と、家庭
で日常的に親しまれている急須や茶器など、市民にとって最も基本的で身近な
文化「茶」をテーマに、芸術の創造性とを結びつける新しい文化芸術祭です。
1年目は実行委員会を発足し事業計画を作り、2年目はその推進、3年目に
『茶エンナ―レ』を開きます。この3年のサイクルで継続していくのが語源で
あるトリエンナーレの特徴です。
私も実行委員として今後関わっていくことになりました。味覚と視覚の結び
つきや、茶畑・里山の風景の面白さと現代アートを合体させたら…と、楽しみ
も拡がります。まずは市民が主体となってこのプロジェクトが発展していける
ような仕掛けを作ることから始めます。
千日、先は長いです。
学会コラム<緑と絆の木陰>
神野直彦(東京大学名誉教授) 暖かい手をつなぐ
人間が移住すると、歴史は変わる。それを「ゲルマン民族の大移動」が雄弁
に物語っている。しかし「ゲルマン民族の大移動」といっても、移動した人口
は四万人にすぎないといわれている。わずか四万人が移動すれば、人類の歴史
は大転換する。
中近東や北アフリカから、ヨーロッパへの押し寄せる難民は、既に数十万人
に達し、自国を出国してヨーロッパを目指している難民は数百万人にものぼる
といわれている。人口密度の相違を考慮しなければならないとしても、「ゲル
マン民族の大移動」を念頭におけば、現在のヨーロッパへの難民が人類の歴史
の大転換をもたらさないわけがない。
しかし、今からおよそ一世紀前には、ヨーロッパからアフリカや中近東など
の植民地へ、大挙して人口が移動したことも忘れてはならない。その結果もた
らされたアフリカや中近東の混乱によって、今度はアフリカや中近東からの難
民の流れが生じたといってもよい。
「暖かい手と手をつなぐこともない、旅立ちへの苦しみ」とは、黒人文化を
高揚して、黒人を解放しようとするネグリチュード運動の指導者であり、詩人
でもあったセネガルの大統領サンゴールの言葉である。この言葉ほど、現在の
難民の悲劇的な姿を見事に描写した言葉はあるまい。しかし、それは現在に生
きる者達の姿を描いた言葉でもあるように思えてならない。
人間は暖かい手をつなぎあって生きる生物である。ところが、いつの日から
か、人間は暖かい手と手をつなぐことをやめ始めた。暖かい手を振りほどいた
時に、人間は移住する。しかし、それは苦しみへの旅立ちであることを忘れて
はならない。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
高知県馬路村「ゆずマーマレード」。柚子の皮スライスがたっぷり。すっきり
した甘味です。柚子関連の様々な商品に定評ある「馬路村農業協同組合」発。
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■街角から畦道から
竹内 義昭 カズコさん(44)
元旦にカズコさんが戻ってきた。朝食が終わるころを見計らって午前9時過ぎ
に迎えに行き、車椅子に乗っての帰宅だ。当日の体調次第と言われていたが、
正常とのことで外出許可が出た。施設に入所してから2か月、初めての外出で
ある。
約10分で自宅に到着。途中、松飾りの家並みを進んだが、「今日は何の日?」
と聞いても首をかしげるだけ。「お正月だよ」と言うと「あら、そう。知らん
かった」。
家の玄関前で「来た事がある」というものの、自宅であるとの認識はない。
姫路からやってきた弟夫婦を交えておせち料理を皆でいただく。日が暮れる前
に再び施設へ。来年の正月も同じように迎えられるかどうか。
■まち・むらニュース
・滋賀県東近江市 申の干支凧と羽子板
今年の干支は「申」。病や厄が「去る」といういわれもあって、縁起がよいと
されている。その申(猿)を描いた凧が各地から集結、色とりどりの羽子板と
ともに展示された。コマ回しや福笑いなど10種類のお正月遊びも体験できる。
開催日時:?1月25日(月)9:00?17:00(水曜日は休館日)
入館料:一般300円、小・中学生150円
会場:世界凧博物館東近江大凧会館(東近江市八日市東本町3-5)
問合せ:大凧会館 TEL0748-23-0081 http://oodako.net/
・岐阜市 大龍寺だるま供養
ドウダンツツジとだるま観音で知られている大龍寺。毎年1月中旬の日曜日に
だるま供養がおこなわれる。奉納されただるまが高く積み上げられ点火。多く
の参詣者が見守り、燃え上がる炎の中に次々とだるまが投げ込まれていく。
日時:1月17日(日)9:00?17:00 点火は午後1時
会場:大龍寺(岐阜市粟野2339、JR岐阜駅からバス)
問合せ:岐阜観光コンベンション協会TEL058-266-5588
http://www.gifucvb.or.jp/sightseeing/detail_kankou.php?eid=00010
コラム<象さんの散歩> 伊豆・河津に桜の季節が近いが・・
ことしのお正月も、伊豆・河津で過ごした。河津バガテル公園の海から望む
初日の出。十数年欠かさずに拝んできたが、雲をうまくデザインして現われる
のは毎年と同じ。ことしもすばらしい光景を演出してくれた。
けれども・・。河津に滞在中、二つの悲報に接したのである。河津ではほぼ
必ず訪ねていくお店の人で、それぞれ笑顔が印象的なお二人だった。
お一人は、河津の隣町・稲取町の「港の朝市」で果物、野菜を販売している
鳥沢ファームのご主人。東京・新宿のタカノフルーツパーラーにびわなど果物
を出荷した実績をもつ。穏やかだが自信に満ちた笑顔。河津では、この朝市に
出かけて鳥沢さんおすすめのみかんや野菜の買い物をするのが常だった。
もう一人は、伊豆急下田駅近くのそば店「いし塚」のおかみさん。この店の
おいしさは群を抜く。いつも長い列。でも待ち時間をかけていい、と思わせる
店。おかみさんは、忙しくて手をとめられないのに、客への笑顔を欠かさない。
なじみ客へは短い会話も。桑田佳祐のフアンで、逆に彼も客である。
二人の笑顔だけではなく河津駅前の商店や食堂がいくつか姿を消した。近く
の野菜商も。もうすぐ河津桜の季節。何とか明るい話を・・∨ 川島正英 ∧
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「奈良県十津川村」から・・
温泉でゆっくりだけでなく、積極的に身体の痛みをとる「講座」に出てはいか
がでしょう。1月18日から始まります。お好きな日に。申し込みが必要です。
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/contents/1452063172089/index.html
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> いただき正月
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2地域居住をしてみると、新しいお正月を体験できます。今回は和歌山県紀の
川市の家で夫と年越しをしました。すると、お餅を搗いたからと届く、滞在中
のミカンが箱で届く、大根抜いたからと届く、年越しそばと和歌山ラーメンが
届く、更にそばつゆが届く、鹿肉・猪肉も届く。我が家に来い!とご招待まで。
そっけない東京とは違う、あたたかな心をいただく年越しでした。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=345
■編集室便り
◇新年最初の「さんか・さろん」は 増田寛也さん。
「2016年 地方創生、いよいよ真髄へ」
1月19日の「さろん」は、
スローライフ学会会長・増田寛也さん(野村総合研究所顧問)の
毎年恒例の年始のお話です。
人口減少問題、地方創生、高齢者移住、世の中に次々とメッセージを送る
増田さんが新年始めに、どのような方向付けや提案をされるのか?
お聞き逃しのないように、早めにお申し込みください。
どなたでも参加できます。お誘い合わせてどうぞ。
●日 時: 2016年1月19日(火)19時?21時
●会 場: クオリティKK・会議室マーキュリールーム
(千代田区麹町3―3KDX麹町ビル6F・地下鉄麹町駅からすぐ)
http://www.quality.co.jp/company/map/map_tokyo.html
●講 師:増田寛也さん(野村総合研究所顧問)
東京都生まれ、東京大学法学部卒業。
岩手県知事(3期)元総務大臣、東京大学公共政策大学院客員教授
スローライフ学会会長、NPOスローライフ・ジャパン理事
●テーマ:「2016年 地方創生、いよいよ真髄へ」
●参加費:会員1000円、一般2000円(学生500円)どなたでも参加できます。
●申込み:1月18日までに下記へ。
メールTEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
◇スローライフ・ジャパンへのメールを送るときのお願い。
このスローライフ瓦版は、メールマガジン専用のアドレスからお送りしてい
ますので、このメールに返信していただいても事務局には届きません。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会、この瓦版への投稿などは
こちらまでお願いします。↓
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岩手県遠野市
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奈良県吉野郡十津川村
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日本テレネット 株式会社
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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
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株式会社サンクス・ツー
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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