瓦版2020.7.21 第525号

「さんか・さろん」をオンライン・ミーテイングで・・の声を受けて事務局で
検討しています。きょう21日の「さんか・さろん」も、それを話し合いたい。
いつもの会場で、コロナしばりで。参加希望の方は「編集室便り」をご参照に。

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コラム<火曜日の鐘>   川島英樹(せたがや文化財団)

下着こそ自己表現できる

ラジオで、あるランジェリー・デザイナーがそう語っているのを耳にした。
人に見せるためでなく、自分のために身につける下着は、外から見えないから
こそ、遠慮なく、自分の好みやこだわりを追求できる。そうすることで、その
人は輝きが増していくはず…と続く。
ラジオなので、輝きの程は目にしてないが、他人に向けてではなく、自分の
ために表現するというのはおもしろい。風呂場で歌っちゃう時など思い出して
みれば、伝えたいこともないのに表現するのは、ただただ好きだから、やりた
いからに違いない。意識してその質を高めようと努めることは、たしかにその
人の「好き」、個性や強みを活かすことにつながりそうだ。
今は人との距離を取らなきゃいけない日々だ。その寂しさを嘆いてばかりい
てもつまらない。この際、じっくり自分自身に目を向けてみるのはよいアイデ
アだと思う。件の下着は、残念ながら、女性用のものだけらしい。気持ちだけ
身につけ、フンドシを締めてかかりたい。

学会コラム<緑と絆の木陰>   神野直彦(日本社会事業大学学長)

当然への驚き

聞いた時には驚くけれども、冷静に考えてみれば、当然だという経験をする
ことがある。100歳を超えている父が、さいたま市浦和区で男性として最高齢
者になったと、昨年の敬老の日に表彰された。ところが、さいたま市役所から
先日、今年も父が浦和区で最高齢だったとの連絡があった。昨年は敬老の日に
区長から表彰されたけれども、二年連続だったので、市長からの表彰にするか
調整するとの連絡に驚いた。
しかし、考えてみれば、当然のことである。他の地域から父の年齢を上回る
者が浦和区に移住しない限り、父は生存している限り、最高齢であり続け、表
彰され続ける運命にあるのだ。
私達夫婦は父を最後まで、自分たちで介護しようと決意していた。ところが、
100歳を超える頃から、徘徊が激しくなったため、施設に入所せざるをえなく
なってしまった。もちろん、新型コロナウイルス感染症のために、2月から父
に会うことができなくなった。
7月に入って10分間の面会が可能となった。面会の間隔を一時間半置くこと
になっているので、一日に面会できる数は限られている。しかも、一回で面会
できる人数は、一人に限定されている。
ようやく面会の機会に恵まれ、父に会うと、父は満面の笑顔で喜んだ。玄関
で衝立越しに、耳が遠くなった父と筆談をするだけである。それでも意思疎通
ができ心が癒された。
人間は誰でも、泣きながら生まれてくる。この世は人間の温かさを失い、ま
すます冷たくなっている。しかし、考えてみれば、それは笑ってあの世に旅立
つ、勇気を与えようとする、神々の配慮ではないかという気がする今日、この
頃である。

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■街角から畦道から

テレワーク継続中  鈴木祐一(東京都武蔵野市)

コロナ禍、4月2日から始まったテレワークも、はや3カ月半が過ぎました。
いい加減にウナダレてきました。電車にも乗車しておりません。乗り方忘れて
しまいました(笑)。一方、昨今の都内発生状況を受けて、警戒レベル4のス
テージに移行されそうな状況下の中、勤務先ではさらに延長の様相です。
「さんか・さろん」是非参加をして皆様の元気なお顔にお目に掛かりたいので
すが、、テレワーク継続中。毎日健康状態の報告も行っており、業後と言えど
も、中々自由の身は難しい状況です。是非「さろん」を、オンラインでの開催
をしていただければ、有り難いと願っております。

長崎・斜面地の古民家暮らし[1] 赤坂伸子(燈家 AKARI-ya)

神奈川県出身の私と熊本県出身の夫が、東京から栃木県の那須高原へ移り住ん
だのは30代前半の頃。その25年後の昨秋、今度は那須から九州長崎市へ再び移
住しました。どちらも、ただそこに住みたいという理由で・・。今、長崎名物
の坂と階段のある斜面地で、築60年の平屋の日本家屋をカフェにして暮らして
います。
15.6年空き家だった家はそれなりに傷んで水回りの改修等が必要でしたが、木
枠の窓など昭和レトロな造作が素敵なことに加え、近くに住む元の持ち主さん
が、飼っていた犬が庭を走り回っていたとか、姉妹が皆ここからお嫁にいった
などというこの家での楽しかった思い出をたくさん話してくださって、すっか
りここが気に入ったのでした。
夫婦して成りゆきの行き当たりばったりで生きていますが、これまで経験した
ことを生かし、全ての出来事は今に通じると信じてこの長崎で暮らしていこう
と思っています。(続く)※写真をご覧ください。

■まち・むらニュース

・兵庫県丹波篠山市 「丹波篠山西京街道古地図散歩」

市内の2つの重伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)の街並みを、スマー
トフォンやタブレットで古地図を見ながら散策する仕組み。地図上のランドマ
ークピン(マーカー)を押すと歴史的資源の写真や解説が表示される。2つの
地図は、江戸時代の篠山城下町地区と、明治時代の宿場町福住地区。
問合せ:丹波篠山市文化財課 TEL079-552-5792

古地図を見ながら伝建地区を歩こう「丹波篠山西京街道古地図散歩」

・北海道白老町 ウポポイ(民族共生象徴空間)がオープン

アイヌの歴史、文化を学び、伝え、復興、発展させる拠点としての空間と施設。
アイヌ民族博物館、体験型フィールドミュージアムの民族共生公園など多彩な
施設が、豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりに。愛称のウポポイは、アイ
ヌ語で大勢で歌うこと。日本で8番目の国立博物館だ。
場所:白老郡白老町若草町2-3 TEL0144-82-3914
開園時間:9時~18時(季節・曜日で異なる。月曜日休園)
入場料:大人1,200円、高校生600円、中学生以下無料

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コラム<象さんの散歩>

コロナ危機の 極み

この欄でも、コロナ危機については多く書いてきた。だが、政府が今週から
始める「Go To トラベル」キャンペーンは、その極みといっていい。
この政策は、観光・旅行業界の活気を取り戻す狙いで、国民の国内旅行に補
助金を出す。「危機」だというのは、コロナ事態の感染防止と社会経済活動を
両立させる政策といいつつ、見通すことなく発信させた。夏休みスタートの予
定を前倒しした。急ぐあまり、感染の状況はおかまいなしなのである。
だからの二つ目の危機。東京の感染状況が悪化したことで東京を除外した。
政策の性格が変わった。都民の補助金、都民の気持ちをどう考えるのか。
この「東京はずし」に小池・東京都知事の怒りは当然として、各地の知事や
市長からの異論も多い。朝日新聞の先週末の世論調査でも、この観光支援策を
「評価しない」が74%あった。地方や国民の考えを反映できていない。
それは、業界向け政策なのだ、という危機でもある。二階自民党幹事長は、
観光・旅行業界の代表もつとめる。1兆7千億円を補正予算に組み込むことは
早くから決まっていた。どんな形でもとにかく、の危うさなのだ。
世界を見渡せば、コロナ危機への対応も、それぞれ国の素顔が表れて興味を
ひく。この「Go To トラベル」政策も、全国一斉休校、アベノマスク、SNS
動画、と同様に、安倍政権の性格、いや危機を映しだす・・<川島正英>

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  かんざらし

湧き水で冷やした白玉を甘い蜜で食べる「かんざらし」は長崎県島原市の名物。
暑い日、お店は混んでいて外で待つこと小一時間。子連れの親は大声で携帯電
話、子供は湧き水で水遊び。路地裏は喧噪で水音が聞こえません。一方、店内
では地元のおじいちゃんたちが仲良く甘味をすすります。「甘いのだけじゃな
くて、トコロテンも食べるのがいいよ」と私に説きながら、穏やかに、静かに
ツルリ。暑いうるさいと心がざわついていた私、ひんやり静まりました。

かんざらし

■編集室便り

▽今日は、オンラインで「さんか・さろん」を

コロナ禍の副産物といいましょうか、テレワークやリモート会議で、直接人が
会わなくても意思疎通することが当たり前になりました。
ならば「さんか・さろん」もオンラインでと声が上がっています。
地方の方もリアルに参加できます。

「でも、今まで通りの集まる場は必要」「オンラインだけではスローライフら
しくない」「IT弱者はどうするのか」「会費は」「誰かが上手にリモート操作
をしてくれればいいのだが」
ご意見が、いろいろあるかと思いますので、その意見を出し合う「さろん」を
開きます。皆でルールを決めていきましょう。

「三密」を避けるため、少人数での開催です。(2次会はありません)

●日 時:2020年7月21日(火) 18時~20時
●タイトル:オンラインで「さんか・さろん」を
●会 場:クオリティソフト株式会社東京本部・会議室マーキュリールーム
東京都千代田区麹町3-3-4 「KDX麹町ビル」6階
※麹町4丁目の交差点から見える「成城石井」の並びにあるビル。
有楽町線 麹町駅 1番出口より徒歩1分/半蔵門線
半蔵門駅2番出口より徒歩8分
http://www.qualitysoft.com/corporate/office#tokyo_office
●会 費:会員1,000円、一般2,000円(学生500円)
※どなたでも参加できます。
●申込み:メール slowlifej@nifty.com  TEL 03-5312-4141

▽新年度の会費をお願いします。 新会員も募集中。

スローライフ学会は、NPOスローライフ・ジャパンが運営している学会で、
会員はNPOの賛助会員となります。
スローライフを学び、語り合い、さまざまな交流をしています。
会員は、この「瓦版」に記事を出したり、催しの参加費が割引になります。
年会費は一口5,000円(4月~3月)、下記へお振込みください。

【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会

詳しくはこちらをご覧ください。

入会について

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クオリティソフトから・・・
【たまな商店】コウノトリの郷・兵庫県豊岡から農薬不使用・完熟のシャイン
マスカットをお届けします。名物・出石皿そばのそば殻を再利用して化学肥料
を使わない土づくりをされています。 https://tamana-shop.jp/shinemuscat/
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

奈良県吉野郡十津川村
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/
奈良県
http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社

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シン・エナジー株式会社
https://www.symenergy.co.jp/
クオリティソフト株式会社

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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/

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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
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の変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。
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東京都新宿区四谷坂町9-4 リカビル301
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E-Mail slowlifej@nifty.com
https://www.slowlife-japan.jp/