瓦版 2022.9.13 第636号 坪井ゆづるさんのコラム掲載

 

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9月。秋。十五夜お月様が、東京では、美しく見えました。皆さんのところで

はいかがでしたか? また台風が近づきつつありますが、9月20日(火)は久し

ぶりの「さんか・さろん」。秋の実り、黒豆の話。編集室便りをご覧ください。

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コラム<火曜日の鐘>   吉田俊実(東京工科大学名誉教授)

 

障害者就労支援事業所「ダンウェイ」訪問

学生たちを連れて、久しぶりに「ダンウェイ」を訪問した。コロナ禍でボラ

ンティア活動が制限されるなか「ダンウェイ」の話をしたら興味を示し、ぜひ

見学したいと。社長の高橋陽子さんとお会いしたのは十年近く前。重度の知的

障害で自閉症の息子さんがいて、彼女が自分で支援事業を始めるしかないと決

断した背景には、既存の事業所や福祉行政の支援のあり方への不信感と怒りが

ある。障害者の親である人を含めた、本気になってやれる人がやらないと、子

どもの「親なき後の安心した暮らし」は絶望的だという思い、何とかせねばと

いう思いが片輪だとすると、もう一方には、障害者に対する固定観念を外せば

「その人なりの自立」の可能性は切り拓けるという確信がある。2時間半の見

学であったが、学生からさまざまな質問が出たのには驚いた。ずいぶん、刺激

を受けたのね。早速、ボランティアの日程調整をしている彼らの背中が、急に

とても頼もしく見えました。

*障害者就労支援事業所「ダンウェイ」のHP https://www.danway.co.jp/

 

 

 

学会コラム<緑と絆の木陰>   坪井ゆづる(朝日新聞論説委員)

 

夏休み日記

 

夏休みに長野・松代大本営跡と、広島・平和記念資料館を見て歩いた。かね

て、戦争の記録と記憶を胸に刻むために行きたかったところだ。

「大本営跡」には戦争末期、皇居も霞が関の機能も移そうとしていた。碁盤

の目のような総延長13㌔の地下壕は、徴用工を大量動員して掘られた。

行ってみて驚いたのは、天皇の御座所が完成していたことだ。ひのき風呂も

あるという。それが長野市のHPに記載されていない。戦後は地震観測所とし

て使われ、いまも外から見学できた。天皇関連施設の建設には、日本人の青年

だけが従事し、徴用工はあてなかったと聞いた。

戦争の愚かさを、ここまで分かりやすく示す遺構は貴重だ。現在の長野市管

理ではなく、国史跡に指定すべきだと強く思った。

平和記念資料館は高校の修学旅行以来の訪問だった。解説の音声ガイドを聞

き、被爆資料を見て、街がどのように焼き尽くされたかを改めて学んだ。充実

したCG展示に海外からの若者も熱心に見入っていたのも印象的だった。

折しも亡くなったゴルバチョフ氏の言葉が残っていた。「この街に来ると、

政治と道義が分裂することが、いかに恐ろしいことかを意識する」。ウクライ

ナの現状にも重なって胸にしみた。

 

 

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愛媛県上島町「ぽんぽこレモンの天然フローラルウォーター」。天然レモン外

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■街角から畦道から

 

「55歳、初めての丹波黒栽培記」③土寄せ・ロープ張り 大きく育てよ!

竹見聖司(兵庫県丹波篠山市役所 今年から兼業農家)

 

移植した苗は、二週間もすると根付いてすくすく成長します。背丈が大きく

なるにつれ、倒伏しないよう茎の根元に土寄せします。移植する時に畝をV字

に掘り、土を浅めに被せているので残りの土を寄せてきます。さらに二週間ほ

どした7月中旬には、追肥してもう一度土寄せ作業を行いました。

この頃になると、今年は戻り梅雨のタイミングでしたが雑草も元気に育って

います。畝と畝の間に管理機を通し、畝間や畝の端の土を削る作業をしました。

草を取り除きながら寄せ土を捻出して、細かくなった土を鍬で浚えて再び茎の

根元に被せます。さらに、長―い畝の端と端、またその間を10mほどの間隔で

杭を打ち、大きくなってきた枝葉が雨や風で倒伏しないよう、包み込むように

ロープを張って支えます。

 

 

「コロナ・スローライフ」 その⑤ 復活しました

埼玉県越谷市 小松崎いずみ「スローライフ越谷」

 

外出制限が解けた日、体調は良いものの誰かと会うとなると心配。「私コロ

ナになりました」と伝えることにした。そう話すと、相手も「私もコロナにな

ったよ」と教えてくれる。コロナ感染仲間がいると妙に安心してくる。はたま

た「何を準備しておけば良い?」と聞かれることも。会社へ行くと「復活おめ

でとうございます」と言ってくれた。不安が一気になくなり、涙が出そうにな

った。お籠り生活で体力も落ちている。家族内感染で使用した氷嚢・アイス枕

は全部で12個、コロナ生活の残骸ともいえる、また使う日が来るのだろうか?

 

 

 

■まち・むらニュース

 

・奈良県吉野町、天川村、曽爾村 MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

 

奈良県南部・東部に位置する奥大和を舞台に繰り広げられる芸術祭は、最長5

時間かけて歩き、作品を通して雄大な自然を体験するもの。3年目の今年のテ

ーマは「対話」。参加アーティストは全34組。オープニングイベントは15日

に金峯山寺でおこなわれる。

会期:9月17日(土)から11月13日(日)

会場:吉野町、天川村、曽爾村 一帯   入場料:無料

主催:奥大和地域誘客促進事業実行委員会、ほか

問合せ:奈良県奥大和移住・交流推進室 TEL0744-48-3016

https://mindtrail.okuyamato.jp/

 

 

・岩手県花巻市 童話村の森ライトアップ2022

 

宮沢賢治の世界を楽しく学べる童話村の夜のライトアップ。偏光フィルターを

用いたオブジェやミラーボールが映し出す光と村内の自然が融合して、幻想的

な賢治の童話世界が体感できる。

会期:10月30日(日)までの毎週土・日曜日・祝日、9/16から9/25は毎日。

開催時間:日没から21時  会場:宮沢賢治童話村

問合せ:賢治フェスティバル実行委員会事務局 TEL0198-41-3591

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/town_kenji/1007993/1015788/index.html

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

「蛍の宿」へどうですか

 

この夏、猛暑と豪雨に悩まされ続けた。ようやく秋の気配を感じます。ぜひ

お誘いしたいのが「飯山・蛍の宿」旅。黄金の稲むらと友情と交歓と。

長野県飯山。千曲川と高原を背景に、菜の花畑も桜並木も町並みも、元市長・

小山邦武さん渾身のまちづくりが目につく。その小山さんの呼びかけで、同好

の士30人ほどが「蛍の宿の会」に集い、年3回の農作業と歓談が続いた。

象さん、飯山を日本の「ふるさと」と呼んで、スローライフ・フオーラムを

6年前に開いてもらったが、「蛍の宿の会」にも20年、おつきあいしてきた。

だが、ことしで幕を閉じる。10月15日(土)最後の稲刈りにどうぞ、とのお

誘いの便り。稲刈りは、毎年と同じ。温泉も。夜に、ふるさと・飯山を懐かし

み、楽しむ宴となる。もちろん、むらの人も。そして、この日初めての人も。

象さんから、最後をにぎやかに、と願いを込めてお誘い・・・<川島正英>

↓↓↓「稲刈り&20周年記念イベント」申込フォームはこちら

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「奈良県十津川村」から・・

天候不順ではありますが、今年も酒米が良い感じでしっかり実ってくれました。

純米酒谷瀬になる大事なお米、少しずつ収穫に向けての作業が進んでいます。

天気の日には「ゆっくり散歩道」を歩く人が多い、のんびりした秋です。

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  地元民御用達

 

「観光客は来てほしくない、あの店は地元が行くとこだから」なんて言い方で

愛されるお店がありますね。そんな店に、続けて出会いました。一つは群馬県

富岡市、駅前の普通の食堂ですが「あそこはオムライス!」と皆さんが口をそ

ろえます。もう一つは京都のおでん屋さん。タクシーの運転手さんは「人に教

えないで」と言います。ああ、でもつい教えたくなる美味しさでした。

https://noguchi-tomoko.com/post-8987/

 

 

 

■編集室便り

 

▽9月20日(火)の「さんか・さろん」は黒豆のお話です。

 

スローライフ学会自治体会員 兵庫県丹波篠山市の、竹見聖司さん執筆のコ

ラムを読んでいると、もっと大事にお豆を食べなくてはと反省しますね。

 

その竹見さんに、そもそも“丹波篠山黒大豆”とはなにか?栽培の工夫や、

ご苦労、そして丹波篠山市ならではの黒枝豆の解禁日やブランド戦略課の創設、

黒豆サポーター制度などについてうかがいます。

 

これからが黒豆の枝豆の時期、ああ食べたい!ということにきっとなりそう。

 

・日 時:9月20日(火)19時~21時

・タイトル:「黒大豆、55歳の挑戦と丹波篠山の挑戦の先に」

・方 法:zoomで

・参加費:スローライフ学会会員1000円、一般2000円。

・申込み:9月17日(土)までにメールでお申し込みください。

slowlifej@nifty.com

 

詳しくはこちらから

↓↓↓

https://www.slowlife-japan.jp/2022/09/05/s-83/

 

 

▽10月18日(火)は「お出かけさろん」で日光へ。

 

この春、「さんか・さろん」への希望をうかがった際に、“皆でどこかに

出かけたい”という声が多かったのですが、今なおコロナ禍。用心しつつ、

身近なところへとプランしました。

 

かつてスローライフ・フォーラムを開催した栃木県日光市。ここの会員で、

昨年4月「さんか・さろん」でもお話しいただいた舟越隆裕さん(キッチン

カーカフェ「珈琲CoCom」オーナー)を訪ねます。

 

10時頃浅草に集合、昼、舟越さんのキッチンカーで名物「しもつかれパ二

ーニ」などをいただき、歩ける範囲で舟越さんのご案内で日光の穴場巡り。

夕方には解散とします。

 

事務局は残り、19時より通常の「さろん」風にzoomで舟越さんと現地から、

全国の皆さんと日光レポートをおしゃべりという趣向となります。泊りがけ

で事務局と一緒にとご希望の方は、早めにそのことだけご連絡ください。行

楽時期で宿確保が困難です。泊まった翌日19日は自由行動です。

slowlifej@nifty.com

 

 

▽今年度の会費をお願いします。

 

スローライフ学会会員の方は4月からの会費をお願いします。

・年会費は、5000円。(2022年4月~23年3月)

・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。

ただし、3000円お支払いいただければ、年間何度でも参加できます。

 

なるべく5000円+3000円=8000円を下記口座へお振込みください。

年会費のみの場合は、「さろん」参加費をその都度お支払いいただくことにな

ります。

 

・まだ会員でない方は、ぜひご入会ください。「スローライフ瓦版」に投稿で

きるほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでもなれます。

 

・スローライフ学会員以外の方の「さろん」参加は一回2000円です。

同じくこちらの口座へお振込みください。学生さんは無料です。

 

【振込先】

ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会

 

※他金融機関からのお振込みの場合は

店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、

口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。

 

詳しくはこちら

↓↓↓

https://www.slowlife-japan.jp/2022/04/06/%ef%bd%93-106/

 

 

▽この瓦版のメールは送信専用です。

 

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ

ずに、下記にお願いします。

↓↓↓

slowlifej@nifty.com

 

 

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

https://www.vill.totsukawa.lg.jp/

奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

http://www.thanks2.jp/

中島プレス工業有限会社

https://www.nakajimapress.jp/

 

 

 

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