


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

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各地からホタルの話題です。皆さんの地域ではいかがですか?この美しい光の
乱舞が終われば、本格的な夏がやってくるのでしょう。けれども、まだまだ5
月に開催した「スローライフ・フォーラムin綾部」の話題も続いています。
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コラム<火曜日の鐘> 斉藤睦(地域総合研究所所長)
問いが残るということ
ひと月たっても、スローライフ・フォーラムin 綾部での話題が心に残っ
ています。それは「人口よりも人財」というキーワードです。
この言葉は、そこに住む人の数だけが問題ではなく、たとえ過疎の市町村で
あっても、地域を楽しく豊かにする活動をする「人財」がいれば、それは“賑
やかな過疎”であり、人の数よりも質で考えようという文脈で語られました。
その意味でフォーラムの舞台となった京都府綾部市は、過疎地域に指定され
ながらも、「移住立国」を掲げ800人以上の移住者を受入れ、もともとの居住
者とともに人財が人財を呼ぶ、まさに「賑やかな過疎」のまちでした。
振り返れば、私は? 財となるほどの生き方をしているか……?。問いかけ
は胸に宿り、くすぶります。
フォーラムが参加者に与える意義のひとつは、こうした「問いの残り方」に
あるのかもしれません。
学会コラム<緑と絆の木陰> 神野直彦(東京大学名誉教授)
時間貧乏人
「年を取る」という生まれて初めての経験をすると、戸惑うことばかりであ
る。筑紫哲也の口真似をすれば、「年を取る」ということは「時間貧乏人」に
なることにほかならない。とにかく、「年を取る」と時間が失われてしまう。
「年を取る」と「時間貧乏人」になってしまうのは、「別離」が時間を盗む
からである。「年を取る」と悲しき「別離」が怒涛の如くに押し寄せてくると
は思いもよらなかった。しかし、「別離」の悲しみを否という程、味わうと、
「生」を「共」にする時間の大切さを思い知らされる。そうした感慨は誰も
が抱くに違いない。
そのためか昔懐かしき人たちから、久しぶりに会わないかという嬉しき誘い
の声がかかってくる。コロナ・パンデミックから解放されたこともあってか、
同窓会などの集いも怒涛の如く押し寄せてくる。文字どおり、悲喜こもごもで
ある。
とはいえ、「時間貧乏人」である私が盗まれまいとしている時間は、母と過
ごす時間である。母は今年の1月に点滴を初め、あらゆる延命措置を外してい
る。本人が口から栄養を採る力を失えば、あの世へと旅立つことになる。とこ
ろが、母は奇跡的に食欲を取戻し、看取り状態になる以前よりも元気になって
いる。母と「共」に生きてきた「時」を、母と「共」に語り合う「追憶」の時
間は、悲しみに抱かれた「至福」の時である。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
京都府綾部市「練り和がらし」。日本在来種「黄がらし菜」の種でつくられた
究極のからし。綾部の自然農に魅せられて移住したご夫妻が誕生させました。
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■街角から畦道から
外国人のお客様
舟越隆裕(栃木県日光市 カフェCoCom)
“May our coffee be a memory of your journey” わがキッチンカーのバナー
には、こんなメッセージを掲げています。まるで、その思いが伝わったかのよ
うに、最近、たくさんの外国人のお客様が訪ねてくださるようになりました。
昔はハラハラだった、つたない英語でのコミュニケーションも、日に日に楽し
くなっていくから不思議。
そして、おいしさに国境はないようで(自画自賛)、帰り際に、たどたどし
い日本語で「おいしかった」「ありがとう」の言葉を残していただくと、この
上ない力になります。”Have a nice trip!”
■まち・むらニュース
・長野県飯山市「ハワイアンイベント」
海がない長野県で「いいやまにハワイ」を合言葉に、会場がハワイ一色に染め
られるイベント。ホール内ではウクレレ演奏やフラダンス。野外のマーケット
では雑貨店や屋台が並び、全国からのハワイアンファンが飯山に集まる。
開催日:7月16日(日)音楽の日、7月17日(海の日)踊りの日
会場:飯山市文化会館なちゅら、なちゅら敷地内
ステージ観覧チケット:2000円
主催・問合せ:飯山ケアロハオケカイ実行委員会
https://www.iiyamakealohaokekai.com/
・京都府綾部市「君尾山の大トチの木」
京都府自然200選のひとつに選ばれ、トチの木では府内一の巨木。樹齢は2000
年ともいわれ、主幹周囲は10.4m、樹高は23m。幹の中は空洞でその生命力は
圧巻だ。国宝「仁王門」からのトレッキングコースにそびえ立つ。
場所:綾部市五津合町台ヒシロ 君尾山
問合せ:綾部市観光協会 TEL0773-42-9550
https://www.uminokyoto.jp/spot/detail.php?sid=185
コラム<象さんの散歩>
ああ タイタニック!
ここ1週間、象さんにとって最大の衝撃ニュースは、「タイタニック探索の
5人乗った潜水艇不明」の新聞記事である。この潜水艇は、1912年に沈没した
タイタニック号をあらためて探索するもので、民間人も3500万円の参加費用を
払えば乗船できる。イギリスの富豪も乗った。もちろん、異論もあった。
そして・・。結果は、悲惨。だが、多くの人の想像に近いものだったので
ないだろうか。確かに無謀きわまりない。だが、タイタニックをめぐっては、
そもそも、夢と悲劇が渦巻く感じをぬぐえない。・・・川島正英
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「奈良県十津川村」から・・
村内あちこちで、ホタルが観賞できます。都会のようにネオンのない、山中だ
からこそのホタルをご覧ください。見ごろは6月末くらいまで。
【お問合せ】十津川村観光協会 電話 0746-63-0200
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 動物家族
ここのところ、身近な友人3人の飼っていた犬、猫が相次いで亡くなりました。
とんでもなく忙しくしている3人は、それぞれに、その動物を看取りました。
ペットというより家族、我が子だったのかもしれません。我が家でも、以前に、
飼っていたシェパードを見送っています。動物はいろいろなことを教えてくれ
ます。私が学んだのは、「あなたも生き物ですよ」ということでしょうか。
https://noguchi-tomoko.com/post-9818/
■編集室便り
▽あの老富に、ヒメボタルが。
京都府綾部市から、ホタルの写真が届きました。場所はフォーラムへ行った
方々には忘れられない、あの「水源の里」老富のシャガの群生地です。
撮影者は、お世話になった綾部市定住交流部の朝子直樹さん。例年、今月末
から1~2週間飛ぶそうです。写真をごらんください。
【お問合せ】上林いきいきセンター 電話 0773-54-0095
▽この「スローライフ瓦版」へご投稿ください。
会員の方は、投稿できます。「街角から畦道から」「逸村逸品」
「まちむらニュース」など、編集部までお寄せください。
文字数はこれまでのものを参考にどうぞ。写真も一枚つけられます。
この瓦版に返信せずに、こちらまでどうぞ。
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▽今年度の会費をお願いいたします。
◆スローライフ学会会員の方は、4月からの会費をお願いします。
・年会費は、5000円。(2023年4月~2024年3月)
・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。(一般は2000円)
ただし、3000円お支払いいただければ、何度でも参加でき、年会費のみの場合
は、その都度お支払いいただくことになります。
なるべく5000円+3000円=8000円を下記口座へお振込みください。
◆まだ会員でない方は、ぜひこの機会にご入会ください。「スローライフ瓦版」
に投稿できるほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会
員になれます。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
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スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ
ずに、下記にお願いします。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
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奈良県
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
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クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
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