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関東大震災から100年。ここ数日の報道に注意喚起や震災の記録が多く、あら
ためて、災害への備えの重要性を感じました。非常持ち出し品を整えておくと
ともに、地域コミュニティを保つことも日頃からすべき大切な備えです。
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コラム<火曜日の鐘> 斉藤 睦(地域総合研究所)
スーパームーン
1年に12~13回ある満月のうちで、もっとも大きく見える満月はスーパーム
ーンと呼ばれています。今年のスーパームーンは8月30日から昇り始め、翌31
日の10時ころに最大になると知りました。
月の出を待って東の空を見ていると、黄金色に美しく、童謡「月」にあるよ
うにまるでお盆のように大きなお月さまが街影を背に昇ってきました。NASAの
ジェット推進研究所は、「月と地球との距離が近い時に満月になると、もっと
も遠い位置にある満月よりも直径で14%大きく、約30%明るく見える」と指摘
し、大きいのは目の錯覚ではなく、大きく見えて当然なわけです。
私たち日本人は、十五夜の月(陰暦8月15日の満月の夜の月)、十六夜(い
ざよい)の月(満月の後のためらいつつ出てくる月)、立ち待ち月(満月後17
日に立ちながら待っている時に出る月)と、様々な表現で月を愛でて暮らして
きました。とくに9月は旧暦8月で「月見る月はこの月の月」の中秋の名月。
月の活用に各国がしのぎを削る時代ではあるけれど、もう一度、「月がきれ
いですね」の世界に浸ってはいかがでしょうか。
学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長)
昔を思い出しましょうというお言葉に甘えて
最近「生きものとしての土木」などと言って河川に関心を持っているもので
すから、「さんか・さろん」山下茂さんの紀州のお殿様のお話とても興味深く
拝聴いたしました。主題はそこにあると分かりながら、山下さんが懐かしい
「Try to Remember」を引用なさってスローな昔を思い出そうとおっしゃった
のに便乗し、脇道に逸れますことをお許しください。
最初に出された四ツ谷駅周辺の地図が、私にとってまさに思い出なのです。
中に、子どもの頃に暮らした家があります。1945年5月の空襲で全焼し、戻っ
てきたのは1948年の5月、中学一年生でした。番町小学校に間借りしている麹
町中学に通い、紀尾井町も含めあの地図の中のあちこちに暮らしているお友達
と遊んでいました。
山下さんが「この中には入れません」とご紹介された「迎賓館」は当時「国
会図書館」でしたので、よく通いました。赤いカーペットが敷かれた大理石の階
段を上ったところに受付がありました。中学生以上という規制があるのですが、
中には漫画や絵本もあります(国会図書館は日本で発行された図書をすべて収
蔵しますので)。「なぜ子どもは入れないのですか」。ある時、小学生の弟を
連れて行き、聞きました。お姉さんが、「今日だけよ」と言って入れてくれた
のです。
まだ貧しい国の頃です。でも、「slow and mellow」な日々を懐かしく思い、
豊かさって何だろうと考えながらお話を伺っていました。ありがとうございま
した。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
和歌山県かつらぎ町「山椒香味油」。県産の「ぶどう山椒」の香り、おいしさ
を活かしているのは、県産の「こめ油」。あらゆるジャンルの料理に合います。
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■まち・むらニュース
・奈良県上北山村 第19回ヒルクライム大台ケ原since2001
「近畿の屋根」といわれる吉野熊野国立公園にある大台ケ原の峰々を望みなが
ら距離28km、標高差1240mを走るタイムトライアル。村おこしとともに一人
でも多くのサイクリストに楽しんでほしい、との思いから誕生したイベントは、
村内外の多くのボランティアなど、地域と住民が一体となった大会だ。
開催日:9月10日(日)
会場:上北山村河合(清流橋周辺)~大台ケ原山頂
主催・問合せ:ヒルクライム大台ケ原since2001実行委員会 TEL0746-82-9007
・岩手県花巻市 花巻まつり
鳥谷ヶ崎神社の祭礼として400年以上の歴史をもつ。風流山車と呼ばれる生花
を基本に組まれた12基の山車のパレード。もうひとつの神輿のパレードは世界
一の数ともいわれる。ほかに花巻ばやし踊り、神楽権現演舞、群舞かがり火鹿
踊など、「まつり」一色の三日間だ。
開催日:9月8日(金)~10日(日)
会場:上町「おまつり広場」、他
主催・問合せ:花巻まつり実行委員会 TEL0198-41-3541(花巻市観光課内)
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/kanko/oshirase/1018385.html
コラム<象さんの散歩>
「老いを愛づる」中村桂子先生
夏休みの8月が過ぎた。さっそく、読書の一日。土曜日は、中村桂子先生の
新著『老いを愛づる』を読みきった。朝日新聞朝刊の読書欄の広告で見つけて、
さっそく書店へ。文庫本でもあり、一日で読み通すことができた。
フーテンの寅さん、また赤塚不二夫も登場する、さらに、北海道の富良野な
ど、象さんになじみのあれこれが描かれ、とにかく楽しく拝読した。
だが、タイトルからそうだが、どうも、“老い”が強調され過ぎているかも。
そう、中村桂子先生だからの生命誌から出発の「愛づる」。そして「老い」。
・・・象さんも、もちろん、その心境ですが・・・・・ <川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
日本初の“森林アウトドア施設”。「山奥で過ごす大人の遊び場」として知ら
れる、あの「空中の村」が、この夏から泊まれるようになりました。貸し切り
ツリーハウスやバーベキュースペースも。涼しい森の夜を体験下さい。
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 納涼祭
この夏、各地で4年ぶりの納涼祭があったようです。伝統的なお祭りもですが、
地域コミュニティの夏祭り、いろいろな呼び方はあれど、久しぶりに老いも若
きも、子ども達もワクワクした時間でした。私は横浜市東戸塚のマンション、
「東の街」のお祭りを覗かせていただきました。ビールや焼きそば、フリーマ
ーケット、合唱。みんな、こんな繋がりを待っていたんですね。
https://noguchi-tomoko.com/post-9980/
■編集室便り
▽次回の9月の「さんか・さろん」は栗焼酎のお話。
9月は栗の季節、掛川から「栗焼酎づくり」のお話です。15年前から続いて
いる栗焼酎づくり、荒れた栗園を守り、作業に関わる人も繋げるプロジェクト
です。山崎さんは今年の2月7日「スローライフ瓦版」から5週連載で、この
プロジェクトのことを書かれました。
この秋はどんな様子でしょう。栗拾い真っ最中の静岡県掛川市からのお話を
お楽しみに。
日時:9月19日(火)19時から Zoomで
タイトル:「栗焼酎作り奮闘記」(仮)
スピーカー:山崎善久さん(ローカルスタイル研究会・栗焼酎プロジェクトリーダー)
詳しくはこちらから。↓↓
https://www.slowlife-japan.jp/2023/09/05/s-125/
※栗焼酎を入手されたい方は掛川の「これっしか処」のサイトからどうぞ。
https://shop.koresika.jp/?pid=95826141
※写真をごらんください。9月2日の栗園下草刈りの様子です。
▽この瓦版のメールは送信専用です。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ
ずに、下記にお願いします。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
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奈良県
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
中島プレス工業有限会社
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