瓦版2010.4.27第2号

週刊スローライフ瓦版 (2010.4.27 第2号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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このメールは毎週火曜日に発行するスローライフ・マガジンで、
これまでにNPOスローライフジャパンとご縁のあった方々へ
お送りしております。
初めて受信される方もいらっしゃると思いますが、お気軽にお
付き合いいただければ幸いです。
コラム<火曜日の鐘> 斉藤 睦(地域総合研究所所長)
~~~ よそ者、馬鹿者、いい女
まち起こしのキーパースンを“よそ者、馬鹿者、若者といいますね。この
三者は、しがらみがないから、思い切った挑戦ができるというわけです。私は
“若者に代えて“女性と言ってます。いや、いい女と、ね。
24日、六本木の東京ミッドタウンで開いた「日本の採れたて市」に、福島県
西会津町のキノコ農家の佐藤昭子さんが出店すると聞き、駆けつけました。
東京育ちの昭子さんは横浜の中学校教師時代に同僚の夫と出会い結婚。夫の
故郷西会津町で夫婦でキノコ農家に転身。手のひら大の“ずねぇ(会津弁でで
かいの意)キノコを育てて出品、六本木のヤワなサラリーマンたちに衝撃を
与えています。「買ってった人が職場で見せて噂が広がって次々に・・」。
農業に賭ける情熱とビジネス感覚で昭子さんは、西会津町に仲間を増やし、
農家民泊、産直宅配の交流産業の旋風を起こしています。
キノコハウスのURLはこちら http://www.kinokohouse.jp
■街角から畦道から ————————————————–
周南でローカルマニフェストの検証大会 田嶋義介(ジャーナリスト)
石油コンビナートで有名な山口県周南市で、島津幸男市長の2007年市長選マ
ニフェスト検証大会が23日、周南青年会議所の手で開かれた。新幹線停車駅
ながら衰微するJR徳山駅周辺の商店街再生と大型給食センター建設中止が柱
だった。世界的な経済危機で大型施設誘致を見送り、どう再生していくかが
問われた。給食センターは12に分散化、地産地消が進めやすいと評価された。
地方都市にも改革の風が吹く。
しんゆり芸術祭で大道芸を 嶋崎 靖(チンドン屋 U-Stage) 川崎市の
北部、小田急線・新百合ヶ丘駅周辺は、たくさんのホールもあって“文化・
芸術都市”です。芸術でまちづくりを目指し、「川崎・しんゆり芸術祭」
(4月24日~5月9日)が開催中。映画や演劇、コンサートさまざまな企画
が盛りだくさんですが、大道芸にもご注目を。5月2日はおめでたい七福神
姿の私たちU-Stageの登場です。詳しくはこちらを
http://www.artericca-shinyuri.com/index.html
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学会コラム<緑と絆の木陰>
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増田 寛也(野村総合研究所顧問) スローなキャンパスの中で

また、春が巡ってきました。若葉が陽の光に映え、自然と心も浮き浮きしま
す。何か新しい事を始めたくなる季節です。早野透大先輩は今年の4月から大
学教授として新たな道を歩み始められたとの事。最近は、大学教授の経歴も研
究生活一途ではなく、実に多様となりました。とても素晴らしいことですね。
このような経験豊かな人に教わる学生は本当に幸せだと思います。
かく言う私も昨年4月から東京大学で大学院生を教える立場となりました。
キャンパスは普段より少しスローな時間が流れ、今は木々の新緑を楽しんでい
ます。学生達が新聞を読まないのは覚悟していましたが、「右肩上がり」とい
う言葉を知らないのには少しビックリしました。でも、皆とても素直ないい学
生達ばかりで、逆にこちらが勉強しています。
ところで「今晩、一緒に飯を食おう」と学生達を誘うと喜んでくれますが、
いざ飲み屋で、学生達のために「まず、ビール。それと何かつまむ物」と頼む
のが私(なにしろオジサンですから)。一方、学生たちは「飯を食おう」は文
字通り「御飯を食べる」事。いきなりオムライスを頼みます。このギャップを
どう埋めるか思案しつつ、また、私のキャンパス通いが始まりました。
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「たかおか屋」から・・・
「高岡スローライフ逸品研究会」ってご存知ですか?
商店街にアンテナショップも持ってる研究会なんです。
http://www.takaokaya.jp/news/2010/04/22-170137.php
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■まち・むらニュース ————————————————
・岩手県遠野市 日本民俗学の祖柳田国男の『遠野物語』発刊100周年
アメリカNBCテレビ『河童』の取材、市博物館のリニューアルオープン、
「遠野お遍路物語」と銘打った文化遺産史跡巡りなど、新しいふるさと物語
がはじまっています。どうぞお運びを。遠野市・奥寺るり子(遠野市職員)
http://tono100.com/tono100/
・奈良市 「パーク・アンド・ライド」を実施中 奈良公園近くの交通渋滞
緩和のため、自動車利用を抑制している。5月30日までの土曜・日曜・祝日。
大人、子ども用合計150台の自転車を無料で貸し出す。 奈良市交通政策課
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コラム<象さんの散歩> 伊豆・稲取の朝市は賑わう
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稲取は、漁港のまち。温泉街でもある。平成に入って、昔の「吊るし雛」が
見直されて、伊豆の春の観光看板を「河津桜」と競い合う格好である。
だが、「港の朝市」を見落とせない。土曜・日曜と祝日、東伊豆町町役場の
駐車場ビルに20余の店舗が集う。10年を過ぎた。飛騨・高山、能登・輪島、
佐賀・唐津といった朝市と風情は異なるが、活気あふれる。
もちろん魚屋さんが主力。金目鯛あら汁の無料サービスとか、焼き魚の試食
とか。が、野菜、植木、ドーナツなどに魅力ある店も目につく。鳥沢ファーム。
真一郎・仁志親子の笑顔がいい。仁志青年は国立果樹試験場に学んだ。旺盛な
研究心から育つ野菜、果実は、さすがの味である。 ∧ 川島正英 ∧
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「日光『食』の研究所」から・・・
研究所の目的は日光の『食』を磨いていくこと。研究員から毎回何か新しい試
作品が持ち込まれます。いつもは漬物にしている菜っ葉を、なんと!ミキサー
にかけて、クリームや小麦粉に混ぜると→ http://twitpic.com/1hr41t
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 亀の手で乾杯。
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神奈川県湯河原町、昼の宴会です。お花見のはずが大雨で屋内に。お弁当は
持ち寄り。「亀の手よ、食べて~」とタッパが出てきました。ギョッとしたの
ですが、中に入っていたのはフジツボの仲間の塩茹で「亀の手」。海辺のまち
ならではのつまみでしょう。これからの地域観光について話し合いました。
この「湯河原げんき隊」、もうすぐNPOになります。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=48
■スローライフ便り・事務局からのお知らせ —————————–
△5月18日の「さんか・さろん」は“早野透DAY”
「週刊スローライフ瓦版」創刊号で、トップ記事はコラム「火曜日の鐘」が映
えた。その筆者が早野透さんでした。まさに朝日新聞コラムニストから桜美林
大学教授への転進を採りあげていますが、スローライフ学会には早野ファンも
多く、5月の「さんか・さろん」は彼の「がんばれの会」を重ねて開く次第で
す。特別メニューで、先着40人となります。よろしく・・
5月18日(火) 18時~21時 日本記者クラブ大会議室
(東京・日比谷 プレスセンター9階)
スピーチ=早野 透「筑紫哲也研究」 18:30~19:30
桜美林で早野教授が試みる講座。全国の大学で初のテーマ。
いつもの小講演。ビールかワインかソフトドリンク付き。会費1000円
パーティ=アラスカ・メニューでお値打ち会費5000円。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=90
参加ご希望の方は「」へ
※この「さんか・さろん」は、毎月第三火曜日に開く参加と交流のサロン。
ビールとかソフトドリンクを片手に、スローライフにちなんだ二つのスピーチ
から学びます。
△上映会を開催しませんか?「1000年の山古志」
中越大震災で全村崩壊した山古志村、人々は如何にして、故郷を取り戻したの
か、日本人の心の根源に迫る、話題のドキュメンタリー映画です。
「1000年の山古志」オフィシャルサイトはこちら。
http://1000yamakoshi.main.jp/index.html
上映会のお問い合わせは「」へ
△16年目を迎える市民映画祭“KAWASAKIしんゆり映画祭”が5月1日から。
「赤い殺意」「人間蒸発」をはじめとする今村昌平監督作品と「掘るまいか」
「いのちの作法」など武重邦夫のプロデュース作品を一挙に9日間にわたって
上映。トークショーなどプログラムは盛りだくさん。詳しくはこちら。
http://kac-cinema.jp/special/artericca2010/contents01.html
△来週はゴールデンウイークにつき、勝手ながら休刊させていただきます。
次回(第3号)は、5月11日(火)の予定です。ご了承ください。
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■いつも応援していただき、ありがとうございます。
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
KDDI株式会社
http://www.kddi.com/
株式会社ダイイチ
http://www.co-daiichi.co.jp/boring.html
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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