瓦版2012.8.14第120号

週刊スローライフ瓦版 (2012.8.14 第120号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
=======
★★★★★
NPOスローライフ・ジャパンが仲間入りした「Facebook」に早くも
応援の声続々・・。ありがとうございます。まずは目前の高岡フォーラムへと
参加いただく「逸品」の募集に懸命です。たくさんの情報をお寄せください。
★★★★★
コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)
~~~ 東京都民の夏、三首
オリンピック観戦、お疲れさまでした。ただでさえ暑い時、更に熱くなった
方も多いと思います。忘れ難い場面も数々あったでしょう。しかし、何より忘
れちゃいけないのは、東京が招致している次々回のオリンピックは、まさに今
ごろの開催だということ。2020年7月24日~8月9日の予定。1964年東京五輪
は10月でした。あと8年。温暖化問題、節電問題がすっかり解決していること
を切に願いますが、この夏の都民としては、首を傾げるのみです。
首をひねったこともありました。家庭菜園産というレタスをもらいました。
都会っ子らしからぬ堂々たる姿、瑞々しくおいしい。ただ、そう思うのは人間
ばかりではなさそうで、葉と葉の間で小さな虫が食事中でした。さて、連中を
どうしたものか。我がマンションで解き放つ訳にもいかず、潰してゴミ箱へと
いうのもあんまりだし。いったい…。近所の木陰へとご一緒しました。
虫も都民も首をすくめあってのお別れでした。
学会コラム<緑と絆の木陰>
~~~~~
坪井ゆづる(朝日新聞仙台総局長・東北復興取材センター長)
あの少女のトランペットは・・
がれきの山を背に、高校生の女の子が海に向かって泣いている。左手で涙を
ぬぐいながら、右手で胸にトランペットを抱えて・・・・。
大震災から1カ月後、こんな写真を朝日新聞が掲載した。記事にはZARD
の「負けないで」を吹いたとあったが、どのように響いたかは書いていない。
それ以来ずっと、彼女はどんな音色を奏でたのだろう、と思ってきた。
8月初旬、その音色が聞こえたような気がした。
仙台市で4日間にわたって開かれた、第55回全日本吹奏楽コンクール宮城県
大会でのことだ。この催しも朝日新聞が主催者なので、挨拶をしに連日、出向
いた。初日は高校生、2、3日目は中学生、4日目は小学生と大学生、一般が
競った。とくに高校生の部は「吹奏楽の甲子園」といわれる普門館(東京・杉
並)への予選で、漂う緊張感たるや尋常ならざるものがあった。
そんな各校の演奏を聴いていて、ふと、あの少女のトランペットの音色もこ
んなではなかったかと思ったのだ。それはもの悲しいなかにも、聴く人を勇気
づける音色だ。吹奏楽には人を元気にする不思議な力がある。そう実感した。
大会のスローガンは「響け、復興のハーモニー」。次代を担う若者たちの熱
演に、拍手を送りながら、涙が止まらなかった。
■街角から畦道から
犬もネズミを捕る? 竹内義昭(東京都杉並区 ジャーナリスト)
今春、我が家にやってきた福島の被災老犬のその後の話。二世帯住宅の二階で
部屋飼いをしているのだが、初夏の一夜、部屋とベランダを出たり入ったり慌
ただしく動きまわっていた。鼻を上に向けてしきりに匂いをかぐしぐさが尋常
でない。1時間ほどあちこちかぎまわった末に居間の食器棚の前でワンワンと
吠え始めた。棚と壁の間のわずかな隙間を懐中電灯で照らすと、ネズミが一匹
うずくまっているではないか。出口になりそうなところに、捕獲用のとりもち
シートを置いて、棒でつついて追い出そうと試みたが、シートを飛び越えて逃
げられてしまった。残念無念、どこに行ったかわからない。しかも、逃げ出す
ネズミに飛びつこうとした老犬はとりもちまみれの悲惨なことに。1時間ほど
たったころ、再び激しい吠え声。今度は隣りの書斎の棚のあたり。色々捜した
が見当たらない。それでも吠え続けるので、あちこちつついていると、やはり
いました。本棚から飛び出して今度は家の外へ。延々4時間に及んだ捕物劇は
あえなく幕を下ろした。ネズミを追い詰めた老犬には申し訳ないことをした。
それにしても、犬もネズミを捕るとは。
■まち・むらニュース
・北海道由仁町 120年記念に1平方㍍120円の宅地を販売
体験農園で人気の空知管内の由仁町で、開町120年記念の宅地(町有地)を
販売する。1平方㍍120円。ほかに「空き家・空き地バンク」や優良田園住宅
用分譲地もある。応募の各種条件を必ずご確認ください、と呼びかけている。
応募締切は8月31日。詳細はhttp://www.town.yuni.lg.jp/takutibunjo.html
由仁町総務まちづくり課まちづくり室 電話(0123)83-2112
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
米粉のまち・胎内市から・・・
「以前の私は、家に米粉があったのに、ずっと棚の奥に眠っていました。
ぶっちゃけ、米粉に関しての知識もなく、興味もなかったんですね」
http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/13800893.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
「日光『食』の研究所」から・・・
「日光夏そば」を食べに行きました。今市地域の岩崎「観世音そば下の家」。
日光『食』の研究所の会員でもある半田さんが経営しています。「そばゼリー」
も黒蜜でつるるんと。 http://nikkokekko.blog121.fc2.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
クオリティライフから・・・
「たまな食堂」に、ベジサンドがデビューしました。肉厚のアボガドと夏野菜
の塩麹マリネをたっぷりとはさんだ、ボリュームと味を追求した、迫力のある
サンドです。 https://qweb.quality.co.jp/mm.cfm?mm=1049&url=5383
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
スローライフ逸品フォーラムin高岡から
高岡市と各地の「スローライフ逸品」を紹介するフェイスブックページです。
↓ ご覧になって、「いいね」ボタンを押してくださいね。
http://www.facebook.com/slowlifej
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コラム<象さんの散歩> 政治家を独断寸描・・菅 直人
~~~
この欄で、去ってほしい政治家として小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏を書いた。
逆にもう少し頑張ってほしい一人に、菅直人氏をあげておきたい。
先週、たまたま、日本記者クラブが菅直人氏の記者会見を催したので出かけ
た。その日、野田・谷垣会談が飛び込んできたが、「消費税」などは正面から
議題にすることなく、菅氏は、民主党政権になってから3年の政治のあり方を
根底に立ち返って見直したいという。一つは、二大政党制はいかにあるべきか。
もう一つは「3・11」を経ての原発・エネルギー政策について。
菅氏は、政治の混迷は二大政党制が成熟していないからで、「小選挙区制の
選挙制度には関係なし」と。これに異議あり。またマニフェストに対する甘さ
も問題だ。それでも他の政治家より、深く広くの立ち位置は感じとれる。
会見は1時間半を超えて熱こもる内容だったが、テレビ、新聞では東京新聞
が報じただけで、関心を見せず。野田・谷垣会談あとの衆院解散をめぐる民主、
自民それぞれの党内事情、いわゆる政局報道はあふれていたが・・。この日、
菅さんが日本記者クラブで揮毫したことばは「原点」だった。∧ 川島正英 ∧
コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 阿寒湖温泉のこれから
~~~
かつて年間97万人の観光客が訪れていた北海道・阿寒湖温泉が、昨年は48万人
になってしまったそうです。大型ホテルが閉まり、その跡地をどう利用するか
という話し合いに出ました。つい、集客ばかりを考えがちですが、清らかな場
所に行って人ごみを体験するのはもう嫌です。大勢が一泊で帰るのではなく、
ほどほどの数の人が連泊する観光地にしましょう。人数より宿泊数ですよね。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=172
■編集室だより
□Facebook、ぜひご覧ください
NPOスローライフ・ジャパンのフェイスブックページでは、10月の富山県
高岡市「スローライフ逸品フォーラム」へ向けて、しばらくは 全国および
高岡の「スローライフ逸品」を紹介していきます。
フェイスブックをご利用の方、ぜひここから開かれて、「いいね」ボタンを
押してください。今後、記事をお送りいたします。

http://www.facebook.com/slowlifej
また、まだフェイスブックをされていない方、ぜひ、この機会にご参加を。
このページの管理は、NPOスローライフ・ジャパン理事の川島正英・長谷川
八重・野口智子が担当します。
□「スローライフ逸品」を自薦他薦ともによろしく

この10月13日(土)・14日(日)開催の「スローライフ逸品フォーラムin高岡」
では、会場に全国から集めた「スローライフ逸品」を展示します。あわせて、
開催日までの間、NPOスローライフ・ジャパンのフェイスブックページの中で
ご紹介していきます。「一村一品」から「逸村逸品」の時代へ――。
わが町のスローライフ時代の逸品を、事務局まで教えてください。
担当・野口
□10月の高岡での学会フォーラム
スローライフ逸品の時代へ
・・まちを見る、こころを知る・・
毎年開くスローライフのイベント・・学会フォーラムは、ことしも10月に。
高岡で。ことしは、逸品をテーマに、スローライフの考え方を「まちづくり」
や「ものづくり」に活かす新しい道を探る。歴史と文化のまち・高岡、また
逸品をつくりだし大切に育ててきた高岡でこそ、の期待をかけて。
<開催> 10月13日(土)~14日(日)
<内容>1)市内見学1【13日 13:15~16:00】
2)分科会 【13日 16:30~18:30】
①まちづくり分科会
◆会 場 土蔵造りの町並み資料館
◆テーマ「歴史と暮らしを活かしたまちづくり」
②ものづくり分科会
◆会 場 瑞龍寺大茶堂
◆テーマ「こころと技を伝えるものづくり」
3)夜なべ談義&交流会【13日19:00~21:00】
4)市内見学2 【14日 10:00~12:00】
5)全体会 【14日 13:30~16:00】
◆会 場:ウイングウイング高岡 4階大ホール
◆テーマ:逸品を育てるーまち・技・こころ
◆キイノートスピーチとシンポジウム
◆全国のスローライフ逸品展示(全体会場)
◆宣言 「スローライフ逸品宣言」

<主 催>スローライフ逸品フォーラムin高岡 実行委員会
※高岡市についてはこちら↓http://www.city.takaoka.toyama.jp/.
□8月の「さんか・さろん」は、夏休みです
□今年度の会費をお願いします。新会員も募集中。
スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・
神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。
スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で
スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。

年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」
などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会
※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに
お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。
※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。
新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
【入会フォーム】
http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6
□ボランティア募集
NPOスローライフ・ジャパンの事務作業をお手伝いしていただける方を探
しています。アルバイト料をお支払いできない、とても虫のいいお願いではあ
るのですが‥。データ入力や資料の発送など簡単な仕事ですが、お手伝いして
いただければとても助かります。ぜひご一報ください。
【問い合わせ先】

■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
=======
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへ

このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとの
ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
お気軽にお付き合いください。
今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメール
アドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。

この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。
まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。
http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2
=======
Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会
〒160-0002
東京都新宿区坂町21 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
http://www.slowlife-japan.jp/