


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

週刊スローライフ瓦版 (2014.4.29 第206号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★GWがやってきました。ことしは、みなさんも暦に沿ってポツポツか、休みをとって超大型化したり・・。「瓦版」は、まったく暦どおりにお届けします。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 斉藤睦(地域総合研究所所長) ~~~ 自治会・町内会 今月の「さんかさろん」は刺激的でした。テーマは「大都会の自治会・町内会」。この地味そうに見える内容に多くの参加者が詰めかけ、まさに「今でしょ!」のテーマでした。 自治会・町内会は、地域の安全と親睦に貢献している反面、お金の出入りが不透明、若い人が入りたい活動がない、ものごとの取り決めがオープンじゃない…と、批判のしどころいっぱいの組織でもあります。 講師の菊池賢児さんはサラリーマン時代にすでに役員を引き受け、退職後は本格活動。会計も運営もオープンにし、巨大家電量販店の進出に役所と連携を取りながら、地域側の要望を入れた覚え書きを取り交わす経過など、地域の問題解決組織として信頼される自治会・町内会のつくり方ノウハウ満載のお話でした。 中で私がズキっとしたのは、両親から体の洗い方、勉強の仕方、挨拶の仕方すら習っていないネグレクトされた子どもたちが地域には隠れていて、それらをイチから教えるNPOの活動に出会い、自治会・町内会も賛同して関わるなかで、普段見えない地域の実態に触れたと話された時でした。 コミュニティは奥が深い。その中でさまざまに格闘している自治会・町内会に、もっと目を向けなければ…と思わされたひと時でした。学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(野村総合研究所 顧問) 春-青年の心 今年は桜を3度楽しむことができた。京都、東京、さらに仙台で。今頃は桜前線が盛岡から弘前辺りに進んでいる頃だろうか。そして、今、わが家の近所ではハナミズキが満開である。この花は北アメリカ原産で、日本からワシントンのポトマック河畔に送られた桜の答礼としてわが国に入ってきた。淡い桃白色で季節に彩りを添えている。 この季節、私はとにかく外に出たくなる。冬の間、じっと内に留めたエネルギーを一気に外に向かって発散したくなる。 サムエル・ウルマンの「青春」にこんな一節がある。 誰にとっても大切なもの それは感動する心 次は何が起こるのだろうと眼を輝かせる子供のような好奇心 胸をときめかせ 未知の人生に挑戦する喜び 心だけはいつまでも青年のままでありたいと、私をそんな気持ちにさせるのは、いつもこの季節である。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej岡山県総社市「はれのひ」。赤米は昔から“ハレの日に食べていたおめでたいお米、その甘酒は美しいピンク色です。これからの季節は冷やしてどうぞ。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から Jリーグからのいただきもの(2) 社頭文吾(佐賀市在住)ベアスタ(ベストアメニティスタジアム)はJ1サガン鳥栖のホームスタジアム。鳥栖駅改札を出て右手、線路をまたぐ歩道橋「虹の橋」を渡ってすぐ。歩道橋の階段には、各選手の躍動する姿のフラッグがはためき、今日の勝利に向け厭が上にも気分は高揚してきます。そんなスタジアムまでの道を遠来からの対戦相手のサポーターと一緒に歩くことも普通にあること。一発触発かというとそんなことはありません。フェアプレー精神は選手だけではないJリーグ。特に、サガンは、県を挙げてアウェイサポーターをおもてなし。特産のお米やイチゴ、佐賀海苔が配られ、試合が終わって鳥栖駅周辺にたくさんある“アウェイ割の居酒屋さんに行けば、敵味方、勝ち負けに関係なく試合を振り返ってお互いのチーム、そしてサポーターの健闘を称え合い盛り上がる。いいですね、この雰囲気。これはやはり、おらが誇りのチームがあるからこそ。これってとてもすごいことではありませんか?■まち・むらニュース・岩手県平泉町 「春の藤原まつり」開く世界遺産登録の古都・平泉町内で、毎年、春と秋に開催される代表的な祭り。さまざまな催しの中で、圧巻は3日目の「義経公東下り行列」。兄頼朝に追われた義経主従が平泉にたどり着き、藤原秀衡の出迎えを受けた情景を再現する。毎年それぞれの役柄に合った人たちが選ばれ、毛越寺から中尊寺まで総勢100人による時代絵巻行列が繰り広げられる。開催日:5月1日~5日 場所:平泉町(中尊寺、JR東北本線「平泉駅」からバス5分)主催:一般社団法人 平泉観光協会 問合せも協会へ TEL 0191-46-2110http://hiraizumi.or.jp/event/haru_fujiwara/・高知県四万十町 鯉のぼりの川渡し四万十は、鯉のぼりの川渡し発祥の地。山々が新緑に染まる中、色とりどりの鯉のぼり約500匹が四万十川の川幅いっぱいに渡される。40年前「僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼり上げてくれん」。そんな少年の声から始まった。川面の風をうけ、一斉に悠然と泳ぐ鯉のぼり見物に、県外からの観光客も多い。開催日:~5月17日場所:四万十町「こいのぼり公園」(高岡郡四万十町十川21番地周辺) (高知自動車道四万十町中央ICから約50分)問合せ:四万十町役場十和地域振興局地域振興課 TEL0880-28-5111http://www.town.shimanto.lg.jp/outer/kanko/koinobori.phpコラム<象さんの散歩> 映画「夢は牛のお医者さん」・・続 先週、書いた映画「夢は牛のお医者さん」の中に、誤った文があった。作品の舞台の新潟県松代町を「過疎のむら。いまや20家族ほど」と表現したのだが、この数字は、旧松代町の一つの地区の話である。お詫びして訂正したい。 その上で、鑑賞記を続ける。この映画の芯は、小学校長の「入学生がいない。子牛の入学を」という発想と、テレビが少女の夢を26年間ひたすら追った努力とであろう。映画を監督したテレビ新潟の時田美昭氏に電話であれこれ聞く。 かつて「地方の時代映像祭」という催しがあった。神奈川県の長洲一二知事が提唱、全国のテレビ局のドキュメンタリーを一堂に集め、年に一度、優秀作を競う。この時田氏のときどきの「夢」を取材した映像も応募したそうだが、この映像祭には私も審査員として20年近くお付き合いしている。 また時田氏は、日本映画大学の前身の映画学校の卒業生と聞く。学校を創設した今村昌平監督にも学んだというが、私はイマヘイさんの大学づくりの夢の 話相手をつとめたこともあって、いまも大学の評議員になっている。 そして日本記者クラブ会報。映画「1000年の山古志」試写会の時も書いた。新潟県山古志は、2004年の中越大震災での牛の大救出作戦は有名だが、これに主人公がボランティアで参加、カメラも追って迫力をもつ場面である。 この映画には何か絆がつながって、不思議な因縁を思う。∨ 川島正英 ∧================= PR =====「奈良県十津川村」から・・・シャクナゲ花殻摘みボランティア募集。翌年に花を咲かせるために花殻を摘み取る作業です。21世紀の森・紀伊半島森林植物公園。5月16・17日の9時30分~15時。40名ずつ。「温泉入浴券付きストラップ」プレゼント。昼食もあり。http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/contents/1398403603348/index.html=======コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 百年前の日本~~~ 広島のスローライフ学会会員・遠北剛さんから、大正9年(1920年)に出版された『百年後の日本』という本をお借りしていました。約400人の各界名士から集めた100年後の展望です。お返しするにあたって今一度見ると、当時の人たちの素朴な夢や希望が読み取れます。その期待に、私たちは応えていない。原発事故や少子高齢化を抱えてしんどい、なんて言えません。心苦しくなりました。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=258■編集室便り□新しい年度になって、1ヶ月が過ぎていきます。 平成26年度の会費をお願いします。 新しい会員も募集しています。 お誘いあわせてどうぞよろしく。 スローライフ学会は、NPOスローライフ・ジャパンが運営している学会 (学長・神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子) です。スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、 全国でスローライフまちづくりをすすめる同士とのつながりです。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 ※このスローライフ瓦版は、会員以外の方にもお送りしています。 これからもお気軽にお付き合いください。□スローライフ版・IT塾 ——————————————–Q:ビデオや写真などを、あるグループのメンバーで共有したいと思っています。これまでメールでやりとりしていましたが、容量が大きいので、送るのも受け取るのも時間がかかって面倒でした。何かいい方法はありますか? <編集室:篠原伊佐武> ▼A:クラウドというサービスを活用しましょう。インターネット上のプライベートな空間に写真や動画などのデータを保存して、メンバーで共有することができます。好きな時間にアクセスできるのでとても便利です。もちろん、仕事でも使えます。ヤフーやグーグル、ドロップボックスなど、さまざまな企業がサービスを提供しています。公開したくないものと公開していいものを設定することもできるので、上手に活用してください。